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ダウト,GOTCHAROCKA,SCREW,BORN,Black Gene For the Next Scene,グリーヴァ,ジン,AvelCain,ベル,ギガマウス,えんそく,黒百合と影,RoNo☆Cro,Smileberry,少年記
stylish wave COUNTDOWN '15-'16 ライブレポート!!



毎年恒例。むしろ、これを楽しまずに年は越せない。今年も新宿ReNYを舞台に、12月31日に「stylish wave COUNTDOWN '15-'16」が行われた。出演したのは、ダウト/GOTCHAROCKA/SCREW/BORN/Black Gene For the Next Scene/グリーヴァ/ジン/AvelCain/ベル/ギガマウス/えんそく/黒百合と影/RoNo☆Cro/Smileberry/少年記と豪華な面々。その日の熱狂を、以下にお伝えしよう。
TEXT:長澤智典


□BORN


イベントのトップを飾ったのは、「stylish wave」ではお馴染みのBORN。彼ら、最初からバトルモードで満員の観客たちへ挑みかかってきた。冒頭を飾ったのが、デジタル&ミッドグルーヴな昂揚ナンバーの『坩堝』。誰もが轟音なうねりの中へ嬉しく身を委ね、騒ぎ続けていく。触れた人たちの感情をどれだけ高ぶらせるか?!、それこそが、ライブバトルに於ける一つの答えだ。

『ケミカルロマンス』が炸裂すると同時に、観客たちが左右にモッシュしながら、いきりたった感情を思いきり放熱し始めた。騒いでナンボ、踊り狂ってこそBORNのライブの醍醐味だ。メンバーらも舞台上から凛々しい眼差しを向け、観客たちを煽ってゆく。猟牙に関しては、完全に戦う戦士そのものな姿だった。

「すっげぇ楽しいことしましょう」。凄まじい勢いで轟音が解き放たれた。咆哮する音の渦の中、 『オルタナ』に合わせ、誰もが全力で頭を振り乱してゆく。メロなサビパートでは花咲かせてゆく場面も。1曲の中、次々と荒ぶる表情を変えながら猛り狂った祭りを作りあげていく。これぞ、熱狂炸裂したBORNのライブが生み出す正しい姿だ。

暴動ヘドバンナンバー『黒蟻』が炸裂。会場中の人たちが次々と襲いかかる轟音の波へ挑んでは、騒ぐことで心地好く熱狂のサーフライドを行っていた。

最後にぶつけた『SATISFACTION?』でも、挑発し続ける歌と演奏へ挑みかかる姿を持って観客たちは暴れ続けていた。豪圧な音にまみれてゆくことが、こんなにも理性をぶっ飛ばしHIGHな気分にさせてくれるとは…。だから、BORNのライブを味わうことをやめられない。

[SET LIST]
1.坩堝
2.ケミカルロマンス
3.オルタナ
4.黒蟻
5.SATISFACTION?



                  
□SCREW


重く激しく轟き渡るダンスロックナンバー『FUGLY』を冒頭に掲げ、観客たちを全力で飛び跳ねさせたのがSCREWだ。跳ねずにいれない感覚?! SCREWが会場中の人たちに注入したのは、恍惚したトリップ感与えてゆく音楽のドラッグだ。狂気性を抱きながら身体を直撃してゆく音が、なんて心地好くも衝撃的なんだろう。

その興奮を増幅させるように投下したのが、ヒステリカルでサイコティックなラウドナンバー『ARE YOU READY?』だ。激しく唸る音へ、興奮覚えるまま、ただただ身を委ねていけばいい。気持ちがどんどん熱狂の中で攪拌されてゆく。その感覚が、たまんなく刺激的なんだ。

続く『NAMU AMIDA BUDDHA』でも、重く猛々しいサウンドと妖艶な歌を絡め合い突き付けてゆく姿に触れながら、絶叫へと続く螺旋階段を駆け上がってゆくような不思議な昂揚を覚えていた。歌声やメロはとても艶やかなのに、演奏が身体を鋭利な音で刺激してゆくからだろう、歌に心惹かれながらも、身体は激しく揺れ続けていた。

最後はデジタル轟音ダンスロック曲の『Barbed wire』だ。これまで以上にヒステリックでエッジ鋭い音を突き付け、観客たちの頭をガンガンに揺さぶっていく。痛く挑発するドラッギーな音にまみれ、誰もが恍惚と絶叫を求め騒ぎ続けていた。熱狂に溺れることが、何よりもの楽しい答えだと知っているかのように…。

[SET LIST]
1.FUGLY
2.ARE YOU READY?
3.NAMU AMIDA BUDDHA.
4.Barbed wire



                 
□グリーヴァ


グリーヴァが会場中の人たちを連れ出したのは、滲んだ漆黒の世界。黒い闇へと観客たちをグイグイ引きずり込むかの如く、触れた人たちの感覚を闇色に染め上げるように、彼らは激しく奈落へ堕ちる感覚与える『侵食-shinsyoku-』を叩きつけた。その黒く尖った音は痛みを与えてゆくはずなのに、むしろ、心地好い刺激となって響いていた。

猛々しい音を雨嵐のように降り注いだのが、『Bondage』だ。挑発するように歌う狂鬼。むしろ、その挑発を受け、誰もが全力で身体を折り畳み、狂気という恍惚へ嬉しく身を委ねていた。叫び狂う狂鬼へ熱狂を持ってかしづく観客たち。その様は、闇夜に紛れて行われた妖しい儀式のようだ。

「あなたとは絶交します」。『夕刻絶交センチメンタル』では、疾走してゆく黒く歪んだ音へ刺激された人たちが、大きく手の花を咲かせたり、逆ダイを行っていた。感情と感情を剥き出しに戦いあうグリーヴァのライブには、その様がとてもお似合いだ。

最後の『妄想主義者ノ背徳』でも、凄まじい勢いで猛り狂う演奏と、理性を放棄し暴れまくる観客たちとのバトルが繰り広げられていた。互いに求めあうのではない、互いに感情を剥き出しに、相手の身体(気迫)をどれだけ食い千切れるか。互いに、血塗られた臓物を手にしあった(イキきった)ときこそ、最上のライブになったと言うこと。この日も、そうしたい勢いで舞台上と客席が戦いあっていたのは間違いない。

[SET LIST]
1.侵喰-shinsyoku-
2.Bondage
3.夕刻絶交センチメンタル
4.妄想主義者ノ背徳

                 

□RoNo✩Cro


いきなり舞台上にまばゆい光を投影された感覚?! これまでの会場が絶叫と熱狂に支配されていたせいか、RoNo☆Croがカラフルホップでメガキャッチーな『ABGD~愛のカタチ~』を届けたとたん、その姿や楽曲が、とてもキラキラ輝いて見えてきた。触れた人たちにドキドキとしたトキメキとラブリーなエナジーを注ぎ込んでゆく、素敵じゃないRoNo☆Croの描くハートフルな歌世界って。

一転、観客たちが一斉に拳振り上げ、全力で感情をぶつけだした。RoNo☆Croのメンバーたちもダークモードのもと、挑むように歌い奏でてゆく。『AimAimE』が連れ出した黒い熱狂の風景。でも、そこはRoNo☆Croだもの。激しさの中へ、親しみやすくポップな彩りも覚えてしまう。むしろカラフルなフレイバーを魅力に据え、そのパウダーをいろんな楽曲にまぶしてゆくからこそ、RoNo☆Croの持つ世界観になると言ったほうが正解だ。

流れだした『雷帝ドリーマー』に合わせ、観客たちが一斉に跳ねだした。荒ぶる勢い携えた演奏の上で、挑発するように歌うMinami。でも、サビにはとても明るく晴れな風景も映し出されてゆく。激しさの中にキャッチーな要素も重ね合わせてる?! だから、誰もがまぶしい笑顔ではしゃいでゆくのに違いない。サビ歌のキャッチーさへ自然と耳が惹かれていく感覚も、納得だ。

最後は、メチャクチャにハイテンションなパーティポップチューンの『Give Me A Smile』だ。甘い甘いカラフルなお菓子を口いっぱいに頬張りながら至福の笑顔を浮かべてゆく感覚?! 派手なのに親しみやすいキラキラとした歌が、めちゃくちゃスウィーティでとろけそうなくらいに美味しかった。そのキャンディのようなポップさこそ、RoNo☆Croらしさだなと改めて実感したライブだった。

[SET LIST]
1.ABGD~愛のカタチ~
2.AimAimE
3.雷帝ドリーマー
4.Give Me A Smile


                

□少年記


少年記のライブは、雄大さと激しさをミックスアップした『WEAKNESS MY BLOOD』からスタート。なんてドラマを覚える楽曲なんだ。コウの歌声がとても感情的だからこそ、心をぐっと捉えてゆく魅力を『WEAKNESS MY BLOOD』に覚えずにいれなかった。彩り豊かなドラマを、1曲の中で次々と様変えながら。でも、歌には一貫して昂揚した気持ちを注ぎ込んでゆく。だからこそ、この楽曲が持つ壮大なドラマに心が釘付けになっていたのだろう。

それまでのスケールあふれた世界観から、一変。少年記は『ライカランナ』を突き付け、場内に暴れゆく興奮の風景を描き出した。大勢の観客たちがタオル振りながら、少年記の突き付けた熱を持った演奏へ全力でぶつかっていた。なんて挑戦的な歌なんだ。挑みかかる勢いで歌を突き付けてゆくコウ、その姿が眩しく見えていた。

高ぶった熱気へさらに熱狂を注ぐように叩き付けたのが、とてもエネルギッシュでパワフルなエナジー解き放つ『BANG ME』だ。ステージ最前へ身を寄せ、観客たちを熱く熱く煽ってゆくメンバーたち。場内では頭振り乱し、拳振り上げ騒ぎ続けてゆく人たちが続出。何より、高ぶる気持ちを熱を持ったまま解き放ち歌うコウの歌声に、強く強く心が揺さぶられていた。その歌声が挑発する力は、並大抵のものじゃない。

最後は、哀切な表情から幕を開け、サビ歌へ突入したとたんに気持ちを嬉しく開放してゆく『ココロモンスター』だ。とても凛々しい楽曲だ。何より、気持ちをズッと昂揚させたまま様々なドラマを心に映し出し、身体を揺らしていく曲調なのが魅力的。彼らのステージに触れながら、終始、心に嬉しい高ぶりを感じ続けていた。

[SET LIST]
1.WEAKNESS_MY BLOOD
2.ライカランナ
3.BANG ME
4.ココロモンスター



                 
□Smileberry


2016年の躍進が期待されるSmileberryの登場だ。バンド名通り、彼らの歌はとてもカラフルでキャッチー。触れた人たちを一瞬にして笑顔ではしゃがせてゆく力を備えている。だからこそSmileberryは、このシーンの今後を占う重要バンドとして短期間で一気に頭角を現してきた。

冒頭を飾った『Smiley』か流れだしたとたん、会場中の人たちが大きく手の花を咲かせ、満面の笑顔で騒ぎだした。誰もの心を無邪気な童心に変え、流れる歌に乗せ夢中にさせてゆく。初めて歌に触れた人でもすぐに熱狂の輪の中に混じり、一緒に笑顔で大騒ぎ出来るのも嬉しいじゃない。

続いて演奏したのが、カバーナンバーの『キューティーハニー』。原曲をかなり激しくも挑発的なロックモードへと変え、観客たちを熱く熱く挑発してゆく。Motokiの振りに合わせ、一緒に振り真似していけば、手を繋ぎながらモッシュしてゆく場面も。誰もが耳にしたことのある楽曲という強みもあるのか、大勢の人たちが、暴れゆく渦の中で楽しくはしゃぎ続けていた。

最後は、気持ちをウキウキと弾ませるパーティポップチューンの『Sun!Sun!Smile!!』 をプレゼント。触れてるだけで、むずむずと騒ぎたい衝動を与えてゆく楽曲のように、大勢の人たちが満面の笑顔で手を振り、跳ね続けていた。今、この手のキラキラとしたポップチューンを届けるバンドが少ないだけに、彼らが歌物シーンを牽引してゆく存在になれたなら。ただただ「楽しい」という言葉を導き出してゆく彼らのライブを見ていたら、そんな気持ちが生まれていた。

[SET LIST]
1.Smiley
2.キューティーハニー
3.Sun!Sun!Smile!!




□ギガマウス
                
ギガマウスのステージは、妖しくもミステリアスな装いと激しくもヒステリカルな衝動をミックスした最新ナンバー『頂王』から幕を開けた。雄々しい楽曲に身を預け暴れながら、でも心は、式の魂鼓舞する歌へ寄り添わずにいれなかった。けっしてポップではない。いや、ひねくれたポップさがむしろ耳に心地好い。だからこそグイグイと気持ちが、彼らのステージングや『頂王』という歌へ惹かれてしまうのかも知れない。

雄大なウネリの中、ユッキーのフリーキーなギターの旋律が脳味噌をグチャグチャに掻き乱してゆく。ギガマウス流ダンスロックナンバー『プラトニック』に合わせ、大勢の人たちがタオル振りまわし、昂揚した奇天烈なダンスロックに飛び乗り騒ぎ続けていた。

「このビジュアルシーンを支えるバンドになる」と、式が宣言。その自信を具現化するように、凄まじい勢いで爆走してゆく攻めナンバー『Try High!!!!』をブースト。激しい勢いと、その演奏が生み出すダンサブルなウネリが爆発。誰もが思いきりその場で飛び跳ね、高ぶる熱をガンガン舞台上へ返していた。熱気と熱狂をぶつけあうことで生まれる興奮の一体感。これが、数多くのライブで支持を勝ち得てきたギガマウスの実力だ。

「一つになろうぜ!!」。激しく身体をつんざくヘヴィグルーヴが炸裂。クールに、でも、その中には確かな熱も注入。『SCARY GODS SHOW』の演奏に合わせ、場内には躍り狂う様が描き出されていた。互いに気迫と気迫をぶつけあい、そこで感じる想いをガチンコで交わしてゆくからこそ生まれる興奮と熱狂。その言葉の意味を、ギガマウスは舞台上から示してくれた。

最後は、ギガパーティロックナンバー『監獄ロックメン』だ。かつての同期主体から、今は生演奏を主軸に据えたアレンジに変貌。これまで以上に暴れずにいれない衝動与えるハードコアなスタイルを持った楽曲へ進化したように、大勢の観客たちがモッシュや逆ダイぶち噛まし、夢中で熱狂の宴を作りあげていた。今のギガマウス、まさに激烈なパーティ野郎たちなのは間違いない。

[SET LIST]
1.頂王
2.プラトニック
3.Try High!!!!
4.SCARY GODS SHOW
5.監獄ロックメン

           
                  

□えんそく
 

えんそくのライブは、観客たちが全力で頭振り乱す光景からスタート。身体をつんざくラウドロックな演奏に乗せ、えんそくは『ししゃもパワーX』をぶつけてきた。歌詞の内容がコミカル?! ぶうの煽りもコミカル?! それがどーした、楽曲自体が持つエナジーがやたらと熱々なんだよ。轟き渡る激烈で激熱な音楽に触れたら、騒がずにいれない気持ちになるのも、納得だ。

『夜泣く!噂の赤ん坊少女』では、大勢の観客たちが横(前)の人の肩に両手を預け、左右にキョンシーダンスすれば、忍々ポーズしながら揺れていた場面も。みんなで一緒に参加しながら、メンバーらの動きに合わせ気持ち一つに騒いでゆく。大人になっても無邪気に遊戯遊びが出来るのも、えんそくのライブの嬉しい特色だ。ただし、かなり激しい動きも多いから、むち打ちになっても保証はしないけどね。

『狂い咲く春のはじめ方』では大勢の人たちが扇子振りかざし、ぶうの歌に熱いコールを返していた。激しい昂揚与えてゆく楽曲に身を預け大騒ぎすればいい。もちろん、一緒に歌に合わせた振りを覚え、その祭りに参加すると、きっと、えんそくのライブへ行かずにいれない衝動に駆られてしまうはずだ。今や観客たちも、えんそくを彩るメンバー。むしろ、そのメンバー(観客)たちがいないことには、今やえんそくというバンド自体が成り立たない。それくらい、みんなで共に作りあげる熱狂のライブ劇が眩しかった。

♪ゴリラ×4!!♪と絶叫の掛け声飛び交った『ゴリラの丘』。重量感と昂揚さ抱いた楽曲のように、その歌に触れ、拳振り上げ、叫ばずにいれなかった。実力が高いからこそ、その楽曲には、人の心を熱く揺さぶる説得力が並々と湛えられていた。最後に♪ゴリラの丘で♪とつい口ずさんでしまったのも、バンドの持つ高いポテンシャルに魅了されたからだ。

ラストで叩きつけた『宇宙大天使土曜日』でも、ヘヴィなダンスロックに身を預け、大勢の人たちが踊り狂っていた。誰もが、えんそくの描いたロックオペラ彩るキャストとなり、何時しか本気でその音楽劇に魅了され、熱狂と感動を覚え、胸に涙さえ抱いていたくらいだった。最後に勝手にカウントダウンも実施し、星子編集長に怒られる場面も。えんそく、今の勢いはマジにヤバいよ!!

[SET LIST]
1.ししゃもパワーX
2.夜泣く!噂の赤ん坊少女
3.狂い咲く春のはじめ方
4.ゴリラの丘
5.宇宙大天使土曜日

  

                
□AvelCain

 
幕開けと同時にAvelCainのライブがスタート。暗鬱な音の塊をガンガンに叩きつけながら、その場を暗黒な舞台劇へと彼らは彩りだした。♪あの子が欲しい♪♪あの子じゃわからん♪ 『花一匁』を通した痛い熱狂のやり取り。荒れ狂う黒い轟音が、嬉しいくらいに感情を掻きむしってゆく。業-karma-はこの日和装姿で登場、その様も新鮮に見えていた。

続く『病』では、観客たちをどっぷりとした病んだ闇の世界へとAvelCainは引き込みだした。重苦しい音が漆黒の唸りを上げ続けてゆく。狂気をはらみ今にも壊れそうな歌世界にさえ、観客たちは思いきり花を咲かせ、絶な想いを熱に変え捧げていた。

漆黒の闇の中に響いた荒く身悶える息…。好き嫌いと花占いをしてゆく様に続いて流れたのが、失意の中に絶叫と慟哭を詰め込んだ『片想い』。♪好き嫌い嫌い♪と嘆く心を、業-karma-は荒れ狂う黒い音に乗せて歌い叫んでいた。心の痛み嘆く気持ちを歌や絶叫に変えながら、AvelCainは漆黒でシンフォニックな音を通し、鈍い衝撃を持って突き付けてくる。でも、その病んだ調べが、たまらないくらいに心地好く愛おしいんだ。

ヒステリカルでサイコティックな旋律に乗せ、猛々しい闇の音を背負いながら『いろはにほへと』が駆けだした。身体揺さぶらずにいれない衝動に導かれ、観客たちが身体を折り畳み、扇子振り、モッシュをしながら、病んだカーニバルに嬉しく心姦淫されていた。

最後の『狐狗狸』でも、漆黒な重い音の塊の上で絶叫のドラマが描きだされていた。頭の中を高速で這いずるような闇の音に感覚を麻痺された人たちが、身体折り畳み、逆ダイしながらと無な意識へ導かれるがままに騒ぎ狂っていた。AvelCainがこの空間に作りあげた闇、確かにそこへは怨念渦巻く闇の宴の場が生まれていた。重くうねる音に恍惚を覚え続けながら、その祭りに大勢の人たちが嬉しく身悶えていた。

[SET LIST]
1.花一匁
2.病
3.片想い
4.いろはにほへと
5.狐狗狸
                 



□黒百合と影


おどろおどろしい?! いや、怨念めいた空気を醸しだしてゆく。そう、ヤバいんだよ。その存在自体がすでに狂気ともいえよう、黒百合と影。重く痛く激しく唸りをあげた演奏。冒頭を飾った『「浴槽」』が流れたとたん、観客たちが狂ったように暴れ出した。エスノサイコティックな旋律も耳に痛心地好い『「浴槽」』。烏名鳴は何時ものように舞台上で暴れ狂いながら、絶叫と歌を唱えてゆく。一見、暴れ系に思われそうだが、彼らの歌はとてもドラマチックだ。病んだ心模様をしっかりドラマとして楽曲の中へ描き出している。だからこそ、その音楽が心や身体揺さぶる儀式の調べとして響き、大勢の人たちが彼らへ傾倒してゆく。

拡声器用いながら、重く荒れる演奏の上、舞台中を這いずりながら烏名鳴が歌い唱えてゆく。『ギチギチ』がこの空間に描き出した、重くて痛い音楽の衝動。

続く『チヒロちゃんの眼球舐め』は、放送禁止にもなった楽曲。むしろ、彼らの存在自体が放送禁止と言ってもいいくらいだ。かなり気狂った世界観を描き出しているバンドだ。でも、なぜ大勢の人たちが彼らの音楽に熱狂を持って傾倒してゆくのか。答えは簡単だ、その楽曲や演奏に、感情を痛く熱く掻き立てるドラマがあるからだ。そのドラマ(存在)が、取り憑かれてしまいたくなるくらいにとても魅力的な深みを持っているからだ。

オルタナティブなギターの旋律が、暗黒の舞台劇への導入部として響いてきた。激しく轟きだした『「便所」』。かなりダウナーな楽曲だが、その中にはしっかりと緩急な輪郭が描き出されている。「お××こ」と叫び暴れ、床と戯れる烏名鳴。重く激しい闇のグルーヴは、触れた人たちの視神経を破壊してゆく。だから、この熱狂した絶景が生まれるわけだ。

最後の『「未遂」』まで黒い闇の咆哮を撒き散らしながら、黒百合と影は気狂った闇のカーニバルを描き続け、反吐吐きそうな勢いのもと黒い疾風の如く舞台を去っていった。

[SET LIST]
1.「浴槽」
2.ギチギチ
3.チヒロちゃんの眼球舐め
4.「便所」
5.「未遂」
                   



□ベル


郷愁呼び起こす調べに乗せ、ベルが舞台上に姿を現した。ライブは、身体を心地好く弾ませるスタイリッシュでセンシティブな『涙傘』からスタート。駆ける演奏に身を預けていると、自然と心もウキウキときめいてゆく。胸をズキュンと疼かせるハロの刹那な歌声にも、今夜はとても愛おしさを覚えていた。客席でも大勢の人たちが、心地好く踊っていた。きっとみんなも、この曲に嬉しいときめきを覚えていたからに違いない。

躍動的なのに哀愁味を帯びたギターの調べが、胸にズキズキとした痛みを与えてゆく。その痛みは、切なさを感じ過ぎて嘆いた心の声?? 泣きの表情携えた『バイバイ』だ。でもライブという場では、熱狂という臨場感与えてゆく理由も加味され、大勢の人たちが心では歌に酔いながらも、身体は熱気を抱きながら笑顔で咲き続けていた。

哀愁抱いた旋律が胸に強いインパクトを与えだした。『ビードロ』が心を泣き濡らす悲哀さを伝えてゆく。とはいえ、疾走した演奏に乗せることで、『バイバイ』と同じよう心で想いを受け止めつつも、駆ける演奏に誰もが優しく身体を委ねていた。

一転、極彩な色を持ってフリーキーに、ファンキーに『音見世ディスコ』が流れだした。大勢の人たちがタオルを振りまわし、躍動したディスコロックに飛び乗りはしゃぎ続けていた。この手の、感覚を彼方へ飛ばしてくれる表情も嬉しい刺激だ。

最後に疾走する歌謡ロックナンバー『やってない』を突き付け、場内中の人たちを揺れる宴の中へと連れ出した。ハロの動きに合わせ、会場中の人たちも動きを真似ながら、一つに気持ち溶け合う感覚を味わっていた。とても優しい表情を持って歌いかけるのに、身体は跳ねずにいれない。それだけベルの歌や演奏が、胸を騒がせる熱狂を与えてくれたということ。その独自な世界観は、本当に心地好い刺激だ。

[SET LIST]
1.涙傘
2.バイバイ
3.ビードロ
4.音見世ディスコ
5.やってない



       
□Black Gene For the Next Scene


Black Gene For the Next Sceneは、ド頭から意識をバトルモードへシフト。轟音荒れ狂う『逆卍より、愛をこめて』を思いきり客席へ振り下ろし、騒ぎ狂ってこそという空間を一瞬にして新宿ReNYの中へ描き出した。重い音を軸に据えながらも、サビでは開けた表情も加えていくように、歌もしっかり記憶へ焼き付けてゆくところは流石だ。

激しい唸りを倍加するよう場内に轟かせたのが、『黒煙のうねり 、泥に孵り 、全てを灰に』だ。重厚な音降り注ぐ空間の中、誰もが身体折り畳み、黒い音の爆撃へ熱狂で臨んでゆく。会場には、闇の絶叫カーニバルにも似た空間が生まれていた。

騒ぎ立てる観客たちの絶叫声が響き渡る中、場内中の人たちを激しいダンスの宴の中へ導き入れたのが『涙-kHZ』だ。ラウドなロックサウンドとトランシーなダンスビート重ね合わせた演奏が、触れた人たちの身体を激しく弾ませてゆく。何時しか場内中の人たちが頭上高く両手を結びあわせ、そのままくるくると回り続けていた。

ふたたび轟きを上げ走りだした重厚なダンスロックビート。駆ける『リミットオーバー』へ、限界点を突破するくらいの気迫を持ってBlack Gene For the Next Sceneも観客たちも熱狂の戦いを挑み続けていた。この白熱した空気こそ、今のBlack Gene For the Next Sceneのライブが導きだす一番の魅力だ。

最後は、ラウド&サイコビートな『癲狂のRobEr』を投下。猛り狂った演奏に身を預け、モッシュや想いを捧げてゆく観客たち。荒ぶる音を通し絶叫の闇世界を会場中に描きながら、Black Gene For the Next Sceneは場内に熱気を残し、舞台から去っていった。

[SET LIST]
1.逆卍より、愛をこめて
2.黒煙のうねり 、泥に孵り 、全てを灰に
3.涙-kHZ
4.リミットオーバー
5.癲狂のRobEr
     
                 

□GOTCHAROCKA


凛々しく、優雅さと気品を持って、ドラマチックでメロディアスな『Marry me,'cause I hate U』をGOTCHAROCKAは朗々と歌い奏でだした。なんて高貴なステージングなんだ。楽曲自体に心が魅了されるのはもちろん、メンバーらのステージングにも、いつも以上に勇壮なゴージャスさを覚えていた。いや、もともと気品あふれる上質な音楽性を届けてゆくバンドだけに、これもあるべき姿といえようか。

観客たちの熱い手拍子に乗せ、スタイリッシュなのに激しく感情を掻き乱す歌と演奏を披露。『恐想ロワイヤル』に、VOIVOI熱狂の声張り上げ騒ぎたててゆく観客たち。舞台上のメンバーらは変わらぬ優雅さを匂わせながら、病んだシンデレラたちを、熱狂や絶叫というノリで魅了し続けていた。

スリリングな演奏が炸裂。GOTCHAROCKA流のバトルモードを持って凛々しく突き付けたのが、『撃愛』だ。叫び声上げ観客たちを煽ってゆく樹威。サビでは、お馴染みファンたちと熱い愛情たっぷりに歌を掛け合いしてゆく場面も。このやり取りを味わうたびに、気持ちが嬉しいくらいに武者震いしていく。何度聞いても、胸を熱く掻き立ててゆく楽曲だ。

触れた人たちの心を優しく抱きしめるように、晴れ晴れとした旋律が場内中に響きだした。まるで目の前で告白されてゆく気分?! そんなハートフルな気持ちにしてくれたのが、『Emotion』。こんなにもセンスあふれるラブソングを耳にしたら、絶対にときめかずにはいれない。想い捧げずにいれるわけがない。相変わらず、胸揺さぶる名曲の数々を届けてくれる人たちだね。

「輝いていこうかー!!」。最後に届けたのが、感情を熱く熱く高ぶらせた『Starry eyse』だ。キラキラと輝き放ち疾走してゆく歌に、観客たちがカラフルなサイリウムを振りながら愛しき想いを返し続けていた。この激しいときめき、ズッとズッと抱きしめて離したくない。そんな素敵な熱狂を、GOTCHAROCKAは年内最後にプレゼントしてくれた。

[SET LIST]
1.Marry me,'cause I hate U
2.恐想ロワイヤル
3.撃愛
4.Emotion
5.Starry eyes                                  
                  


□ダウト


今年のカウントダウンの大役を担ったのが、ダウト。メンバーらは、2016年の幕開けを目の前に控えた時間帯に舞台へ登場。その出で立ちは、艶やかで気品に満ちた和装な姿。冒頭に掲げたのが『感電18号』だ。和心抱いたビートに乗せ、会場中の人たちを祭りの中へダウトは導きだした。カウントダウンへ向け、会場中の人たちの気分を心地好く上げてゆく。いや、心地好くどころか、何時しか観客たちの飛び跳ねる足にも思いきり力がみなぎっていたようだ。

『感電18号』を終えた時点で、年明けまで残り2分の状態。1分前には巨大なスクリーンにデジタルカウンターが登場。舞台の上には星子編集長も。10秒前からカウントダウンを実施。メンバーと星子編集長と観客たちと一緒に「HAPPY NEW YEAR!!」と叫びながら、今年も華やかに年を明けていった。

ここからは、ダウトによる2016年最初のステージがスタート。今年最初の楽曲に選んだのが、『シャングリラ』。ギラギラとした妖しい輝きを放つ祭りな演奏に刺激され、会場中の人たちが一斉に踊り、騒ぎだした。その熱気は、会場を大きく揺らすほどの振動を導き出していたほどだ。

「めでたい!!めでたい!!」。まさにお祭り騒ぎするに最適な『太刀風横町』が飛び出した。華やかに揺れる演奏に合わせ、会場中の人たちが左右にモッシュしたり、タオル振りまわしてと、ここで祭り上がらずにどうするという勢いを持って、ダウトのメンバーらと一緒に祭り特有の熱気の中へ「そいやさー!!」と嬉しく溺れていった。この楽しさ、かなりヤバくないか?!

幸樹の絶叫を合図に、暴れてこそという熱気を孕みながら『MUSIC NIPPON』が流れだした。暴れてこそナンボ、気持ち熱く躍動させるダンスナンバーに乗せ、共に「ニッポン!!」と叫びながら騒ぎ狂ってこそ真夜中の喧騒祭りに相応しい風景だ。誰もが手の花咲かせ、楽しく笑顔ではしゃぎ続けてゆく。

最後も、年明けすぐの開運気分にピッタリな『花咲ビューティ』だ。絢爛派手やかな歌と演奏が流れだすや、会場中の人たちが一斉に花咲き騒ぎだした。なんて麗らかで艶やかな気持ちにさせてくれる歌なんだ。心に笑顔の花咲かせながら、ともに騒ぎ祭ってゆくメンバーと観客たち。終盤には、観客たちの大合唱の声が会場中に響き渡ってゆく風景も。今回のイベントの主役を飾ったダウト、新年早々とても華やかな開運の熱狂を届けてくれた。最後に三三七拍子でシメるところも、らしいじゃない。

[SET LIST]
1.感電18号
2.シャングリラ
3.太刀風横丁
4.MUSIC NIPPON
5.花咲ビューティー






□ジン
   

2016年「stylish wave」の幕開けを飾るバンドに抜擢されたのが、ジン。和風をテーマに掲げているように、めでたい年明けの風景に最適な登場じゃないか。

ジンのステージは、雅な香りと激烈な音を重ね合わせた『憐想レイン』から幕を開けた。めでたい年の始め、ライブ会場なら、やはり騒いでこそ相応しい始まり。そんな意識の現れか、メンバーらも凛々しく熱く観客たちを煽れば、会場中の人たちも、大トリであり今年最初のライブ体験となるジンのステージングを全力で楽しみ、祭り上がっていた。

真夜中に生まれた火照った熱気。高ぶった熱をさらに煽ろうと、ジンは『純情恋歌』を通し、会場中にモッシュの空間を作りあげた。荒々しく煽りながらも、艶やかな歌が、気持ちに華やかな紅色も差してくれた。それにしても、今宵の観客たちの暴れっぷりのなんと凄まじいことか。これも、ジンの気迫あふれるステージングに煽られての成果?!

雅な音色の上でスラップベースが炸裂。演奏が重なると同時に、その花(曲)は華激な熱狂を一気に咲かせだした。『サクラノ恋』に合わせ、たくさんの人たちが扇子や手の花を揺らし、高ぶった宴の中へ飛び込んでいった。ジンのメンバーたちも、いつも以上に熱を持った気迫をぶつけ、この空間を自分たちの華やかな色で染め上げようとしていた。

雅さと激烈な表情を合わせた最新シングル『この好きはどういう好きなのかもはやわからないけど好きなのです。』でも、場内に無数の扇子や手の花が咲き誇れば、激しくも雅な香り放つ演奏に身を預け、思いきり身体を揺らし騒ぎ続けていた。終盤にはヘドバンブロックも登場。この歌、ジンのライブで放つ魅力を凝縮したような楽曲だ。

最後も、その場にいる人たちと一緒に全力で暴れようと、ヘドバンの風景似合う激烈挑発ナンバー『偽モラトリアム』をブースト。途中、会場中の人たちを座らせ頭振らしたり、合戦(ウォール・オブ・デス)や逆ダイ祭りを行ったりと、終始、場内に暴れ祭った様を描きながら、ジンは今宵のイベントの大トリを熱狂という言葉でしっかりと締め括ってくれた。

[SET LIST]
1.憐想レイン
2.純情恋歌
3.サクラノ恋
4.この好きはどういう好きなのかもはやわからないけど好きなのです。
5.偽モラトリアム


最後は、ジンのメンバーがお客さんたちに年賀状を配りながらお見送り。最後の最後まで楽しませてくれるところが、「stylish wave」らしさじゃないか。



NEXT EVENT


stylish wave EXPERIENCE 無礼区 #03
2016年2月11日(祝・木)大阪RUIDO
出演:Smileberry / 少年記 / Sick² / Synk;yet / Purple Stone / SHIVA / ASTARIA(OA)

2016年2月13日(土)渋谷REX 
出演:Smileberry / 少年記 / Sick² / Synk;yet / Neverland / CLØWD / 乙女国家(OA)

[各公演共通]
OPEN 16:00 / START 17:00
前売り¥3,500- / 当日¥4,000- (消費税込み)
※オールスタンディング / 入場整理番号有 / ドリンク代別

チケット好評受付中!
詳細は【こちら】





stylish wave CIRCUIT'16 春の嵐 今宵乱れ打ち
3月6日(日):高田馬場AREA
出演:ジン / ベル / AvelCain / えんそく / アンフィル / BLaive(O.A.)/Black Gene For the Next Scene(guest)

3月19日(土):新潟GOLDEN PIGS RED STAGE
出演:ジン / ベル / えんそく / アンフィル / ViV

3月26日(土):HEAVEN'S ROCKさいたま新都心 VJ-3
出演:ジン / ベル / AvelCain / えんそく / Sick2 / Purple Stone(O.A.)/exist†trace(guest)

4月2日(土):仙台darwin
出演:ジン / えんそく / Sick2 / Smileberry / アンフィル / ViV

4月3日(日):HEAVEN'S ROCK 宇都宮VJ-2
出演:ジン / えんそく / Sick2 / Synk;yet / アンフィル / ViV / ソニックデスモンキー(OA)

4月9日(土):大阪MUSE
出演:ジン / AvelCain / えんそく / Smileberry / アンフィル / BLaive(O.A.) / exist†trace(guest)

4月10日(日):名古屋E.L.L
出演:ジン / AvelCain / えんそく / Sick2 / アンフィル / ASTARIA(O.A.) / exist†trace(guest)

[各公演共通]
OPEN 16:00 / START 17:00
前売り¥3,800- / 当日¥4,500- (消費税込み)
※オールスタンディング / 入場整理番号有 / ドリンク代別

チケット好評受付中!
詳細は【こちら】





stylish wave EXTRA'16 "乱一夜"
2016年4月16日(土)新宿ReNY 
出演:the Raid. / ジン / ベル / AvelCain / えんそく / Smileberry / アンフィル / ViV(O.A.)

OPEN 15:30 / START 16:30
前売り ¥4,300- / 当日¥4,800- (消費税込み)
※オールスタンディング / 入場整理番号有 / ドリンク代別

チケット好評受付中!
詳細は【こちら】
stylish wave MAX '17 “一撃乱舞”
stylish wave CIRCUIT '17 夏の陣
stylish wave EXPERIENCE ”無礼区 #07”

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