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DIV ONEMAN LIVE 2025「Lost in Paradise」 2025年11月6日(木) Zepp Shinjuku ライヴレポート

DIV

「楽園に迷い込む」——DIVが掲げた最新シングル『Lost in Paradise』のタイトルを冠したワンマンライヴが、2025年11月6日、Zepp Shinjukuにて開催された。

再始動から2年、もはや“再結成”という言葉は似合わない。完全に「現在進行形のバンド」として進化を続けるDIVが見せたのは、華やかでありながらも芯のある「本能のステージ」だった。

ライヴは、CHISA(Vo)が新たに作曲した登場SEから幕を開けた。

テーマは“旅先での非日常”。カジノを思わせる軽快なリズムが響く中、軽やかに登場したちょび(Ba)と将吾(Gt)が笑顔で観客を迎え、続いてsatoshi(Dr)が静かに登場。

クールな登場はいつも通りの光景だが、ファンからの歓声は一段と大きかった。

演奏陣を包む声援の中、CHISAが姿を現すと、Zeppの空気は一気に爆発する。

「行こうか、東京!」の一声から1曲目「SECRET NIGHT」へ突入。

CHISAのシャウトにファンが応え、Zepp Shinjukuは序盤から熱狂に包まれた。

続く「イケナイKISS」ではステージとフロアが完全にシンクロ。DIVのライヴ定番曲が続き、圧倒的な熱気が渦を巻いた。

そして3曲目にはDIVのアンセム「夏の行方」を披露。

この夏に初開催された主催イベント“夏の行方FES”の熱気を再現するように、観客はタオルを振り回し、笑顔でステージに応えた。

駆け抜けた夏の記憶とともに、DIVが確かに積み重ねてきた時間が音となって弾けた瞬間だった。

ライヴ中盤、今回の公演タイトルにもなった「Lost in Paradise」が披露される。

「夕日を感じさせるオレンジ」と「楽曲のテーマカラーであるラベンダーパープル」を基調とした照明が柔らかく揺れ、まるで“楽園”に迷い込んだような幻想的な空間が広がった。

サビではCHISAの歌声に合わせて観客が手を振り、会場全体が温かな一体感に包まれる。

続く「SNAKE SKIN」では一転、将吾のモダンヘヴィネスなリフが炸裂。

デジタルとヘヴィロックの融合を体現するこの楽曲は、緑のサーチライトがCHISAを追う中、極限の緊張感の中でスタート。

将吾のギターリフとsatoshiの重厚なキックパターンが完全なユニゾンを形成し、DIVというバンドの精密なグルーヴを見せつけた。

畳み掛けるように「BUTTERFLY DREAMER」から「JUSTICE」を披露し、「SEASONS」へ。

「SEASONS」では、本公演のためにCHISAが新たに制作した前奏が追加。DIVらしいデジタルサウンドと、メインメロディをなぞる切ないピアノが交錯し、観客の感情を静かに揺らす。

ファンからの大合唱が会場を包み、DIVを代表するバラードでファンとの絆を確かめ合った。

このセクションの途中で披露されたのが、2分20秒に及ぶsatoshiのドラムソロだ。

satoshiが“夢の残骸”と呼ぶ、過去のプロジェクトで自ら作曲した楽曲の一部を引用したバッキングトラックを本公演のために制作。

全てのスポットライトが彼を照らし、光と静寂の中に生まれる強烈なグルーヴを観客は息を飲んで見守った。

演奏後に訪れたのは歓声ではなく大きな拍手。その音には、決別と祝福、両方の意味が込められていたようだった。

続く「漂流彼女」と「ZERO ONE」では、2016年の日比谷野外大音楽堂で披露された特別アレンジを再現。

約10年ぶりの披露でありながら、全く新しいものに感じられたのは、バンドの進化の証といえるだろう。

「野音で披露したバージョンでの『漂流彼女』『ZERO ONE』を続けて演奏しました。

あの頃には悲しい思い出もあったけど、これからの活動で塗り替えていきたい。

やっぱりワンマンライヴ、いいね。」とCHISAが笑顔で語ると、観客からは温かな拍手が送られた。

さらに「東京、熱帯夜につき」では照明が紅蓮に染まり、エモーショナルな熱がステージを包み込む。

「ゴールデンキネマ劇場」から「ハラキリメロンソーダ」へと続く後半戦では、重厚でありながら遊び心に溢れたサウンドで観客を翻弄。

そして本編ラスト、「Never Divided Just Dive」へ。

昨年のZepp Shinjuku公演で初披露されたこの楽曲は、いまや“新しいDIV”を象徴する代表曲となった。

1年を経てさらに進化したバンドサウンドが響き渡り、その成長と信念を証明するパフォーマンスだった。

アンコールでは、CHISAと将吾の2人によるアコースティック編成で「STORY」が披露された。

ピアノとストリングスによる荘厳な前奏が追加され、楽曲の持つストーリー性をさらに拡張。「新たなSTORYの幕開け」を感じさせる美しい瞬間だった。

ちょびとsatoshiがステージに登場し「you」「Point of View」と続いて披露。

会場の一体感は頂点へ。メンバーの表情には“やり切った”という確かな自信と、次の物語への静かな覚悟が見えた。

そして、CHISAがファンに向け言葉を綴る。

「これからも最強にカッコ良いバンドでいさせてください。ラスト行けるか——俺たちの始まりの曲です。ANSWER!」

その一言で始まった「ANSWER」では、メンバーも観客も一体となり、まるで共に演奏しているかのような熱を帯びた空間が生まれた。

曲の終わりと共にCHISAが「これからも愛し合おうぜ!」と叫び、ちょびはファンを背にセルフィーを撮り、将吾は笑顔で「ありがとうございました!」と声を張る。最後にsatoshiが「絶対に、このZeppにも帰ってきましょう」と静かに言葉を残した。

照明がゆっくりと落ち、フロアにはアンコールを求める声がやまない。

Zepp Shinjukuの夜に残ったのは、確かな余韻と、未来へ続く希望の光だった。

そして「夏の行方FES」「Zeppワンマン」と激動の2025年を完走したDIVは、2026年に『CHISA生誕祭2026』の開催を発表。

3月21日に愛知、4月11日に東京でのワンマンライヴが決定している。

現在は日程と開催地域のみの発表だが、チケット詳細は後日公開予定。

DIVが歩む新しい“楽園”への行方を、これからも追い続けてほしい。

 


カメラマンクレジットとして、Ray favian

ライタークレジットとして、一ノ瀬 塔也


DIV ONEMAN LIVE 2025「Lost in Paradise」

2025年11月6日(木) Zepp Shinjuku

SETLIST


M-1 SECRET NIGHT

M-2 イケナイKISS

M-3 夏の行方

M-4 Lost in Paradise

M-5 SNAKE SKIN

M-6 BUTTERFLY DREAMER

M-7 JUSTICE

M-8 SEASONS

-Drum Solo-

M-9 漂流彼女

M-10 ZERO ONE

M-11 東京、熱帯夜につき

M-12 ゴールデンキネマ劇場

M-13 ハラキリメロンソーダ

M-14 Never Divided Just Dive


EN-1 STORY

EN-2 you

EN-3 Point of View

EN-4 ANSWER


≪DIVライヴスケジュール≫

『CHISA生誕祭2026-愛知編-』 2026年3月21日(土)愛知県にて開催

『CHISA生誕祭2026-東京編-』 2026年4月11日(土)東京都にて開催

※チケット詳細/公演詳細は後日発表


≪公式リンク≫

DIV Official HP  http://div-official.net/

DIV Official YouTube  Channel  https://www.youtube.com/@DIVOfficialChannel  

X  @div_official_ 


≪メンバーX≫

CHISA: https://twitter.com/acme_chisa

将吾: https://twitter.com/acme_shogo

ちょび: https://twitter.com/TGZMN_chob i

satoshi: https://twitter.com/satochiroru