INTERVIEW

AKIRA(Z CLEAR)×滅多刺しひろくん(鮮血A子ちゃん)対談 『Z CLEAR×鮮血A子ちゃん、「ぶちバトル」での対マンが決定!「お互い、ぶっ噛ましていきましょう!!」 』

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 Z CLEARが定期的に開催している、強烈な個性という武器を放つバンドと2MANという形でバトルする"シリーズGIG"の「ぶちバトル」。年内最後になる11月19日に池袋BlackHoleで行う同シリーズの相手に選んだのが、Z CLEARとは両極を成す個性を持った鮮血A子ちゃん。意外な接点に思えるが、両バンドともに、互いを強くリスペクトしている。その背景を伝えようと、Z CLEARのAKIRAと、鮮血A子ちゃんの滅多刺しひろくんが対談を行った。

──お互いのバンドの出会いや接点が、とても気になります。

AKIRA ひろくん (滅多刺しひろくん)と初めて会ったのが、一緒に銭湯に行ったとき?

滅多刺しひろくん(以下、ひろくん)そう。まみれたの伐さんに、「今、どこそこにいるんですけど」と電話をしたら、伐さんが「今からみんなで銭湯へいくとこやけん、ひろくんも来なよ」と誘われたので行ったら、「なんかオーラのある人たちがいるぞ」と。その姿を見て、こっちも負けじと、いつも自分がトレードマークにしている自分の本物の血を付けて二つに割ったマスクを付けて、「初めまして、鮮血A子ちゃんの滅多刺しひろくんです」と挨拶したら、みんなシーンとなって…。

 でも、銭湯ってすごいですよね。裸の付き合いをしていく中、Z CLEARのメンバーみんなが「ひろくん、ひろくん」と話しかけてくるし、気にもかけてくれるから、「Z CLEARのメンバーって、みんないい奴じゃん、すげぇな」と思った。

AKIRA 最初は、二つに裂けたマスクをしている人、初めて見たから「すげぇな」と思って。ひろくんのことは、前からSNSに流れてくる過激なポストを見て知っていたけど。一緒に銭湯に入って、いろいろと話をしていたら、「ひろくんって、熱い人やな」と思った。

ひろくん  不快ではなかった?

AKIRA ぜんぜん、不快なんてことはまったくないよ(笑)。

ひろくん あのSNS上の書き込み、俺が別の人だったらブロックするわ(笑)。

AKIRA それまでの鮮血A子ちゃんって、いい意味で「ぶっ飛んでんな、このバンドは」って印象やったけど。でも、ひろくんと直接会って話をしたら、めっちゃ芯が通っているし、愛のある、しかもロックな人やと思った。それが第一印象。しかも、話せば話すほど、「ひろくんって、やっぱいい奴だなぁ」と思って。あの日、ひろくんとバイバイした後にも、メンバーみんなで「ひろくんっていい奴やな」って話をずっとしていたけんね。

ひろくん そういう話を聞くと、俺、泣くんだよね。Z CLEARのメンバーって、みんな優しいよね。

──てっきり、イベント「バトルキマイラ」での共演がきっかけだと思っていました。

ひろくん じつは銭湯でした。伐さんって面倒みがいいし、友達も多い。それに、先輩後輩関係なく、みんなで楽しもうよという人だから、伐さんと一緒にいることで、俺もいろんなバンドの人と仲良くなれたからね。

AKIRA 俺も、伐さんに紹介してもらって仲良くなった人たちはけっこういる。

ひろくん 「伐さん、この人とも仲良いんだ」というのがけっこうあるからね。あの人は、そういうのをひけらかさないから、会って「あっ、そうだったんだ」と知ることも多い。

AKIRA 確かに、それはあるね。

ひろくん 俺、銭湯で会った日、Z CLEARのことが気になって、帰り道で『ミサンガ』を聴いたんだよ。この曲を聴いた瞬間、「これ、俺の曲にできないかな」と思った(笑)。『ミサンガ』はまさに、「これぞヴィジュアル系」って曲。最近、そういう曲を聴いていなかったから、余計に衝撃だった。

AKIRA 『ミサンガ』はいい曲やからね。

ひろくん あの出だしのリフからやられた。俺、どんな曲も数秒聴いて「あっ、合わないな」と思ったら再生するのをやめるんだけど。『ミサンガ』は初めて聴いたときから強烈だったね。

AKIRA この間、「全曲総選挙」という企画をやって、40曲くらいあるZ CLEARの曲を人気ランキング化したんやけど、『ミサンガ』は3位と、かなり順位は高かった。

ひろくん  『広島』と『デュクシっ!!』もいいよね。

AKIRA  あっ、『デュクシっ!!』好きなんだ。

ひろくん だってさ、「デュクシっ」っていうじゃん。あの言葉は、広島も千葉も関係ないからね。

AKIRA あの言葉は、全国共通なんやね。

■お互い、本当に波長が合う関係ですよね。

AKIRA 俺、リスペクトする人とは積極的に話すけど、普段は、挨拶はしても、あまり人とは話さないタイプなんです。だけどひろくんには、リスペクト心がめちゃめちゃあるっすね。

ひろくん 上辺でも嬉しい。

AKIRA 上辺じゃないよ、そんなことぜんぜん思ったことない。

──Z CLEARと鮮血A子ちゃんって音楽性は異なるけど、メンバー同士が気持ちと気持ちで繋がりあっている。だから、波長が合うんでしょうね。

AKIRA そこなんですよ。

ひろくん 自分とAKIRAちゃんって、何事にも等身大なんっすよ。すべての行動に嘘をついてない。歌詞にも、曲にも、歌い方にも、MCの発言も、全部真っ直ぐなんだよね。僕は、ひねくれているところばかりだけど。

AKIRA  でも、何事にも嘘をついてないところが共通しているのは、わかる!

ひろくん そこの筋が一本繋がっている。AKIRAちゃんと俺とではそのやり方が違うだけで、本質は一緒だなと思ってる。

 これ、最近気づいたんですけど。一概には言えないけど、ヴィジュアル系のバンドって、やたら「つらいよ」アピールしてくるというか。もちろん、本物の人もいますけど。それを、あえて売りにもしているじゃない。でも、本当に痛みを知って、それを乗り越えた人の作った曲って、自分に嘘をついてないことが多いなと感じていて。だから俺、Z CLEARが好きだし、『広島』が好きなんだよ。

AKIRA 嬉しいなぁ。

ひろくん 県を代表するって、俺にはできんこと。

AKIRA 勝手に言っているだけだけどね。

ひろくん 勝手に代表することも、俺は無理。

AKIRA 俺らの本質であり、バックボーンが広島にあるけんさ、俺らは自分の人生をコンセプトにして活動をしているから、歩んできた道をそうやって主張するのも、俺らの生き方なんだと思う。

──Z CLEARは、広島というプライドを背負い、東京に殴り込んできたバンドですもんね。

AKIRA そうですね。

ひろくん それ、一本筋が通ってる、最強だよ。

AKIRA 広島でずーっと4年間活動しとったときは、「なんだ東京のバンド、どれも糞ったれだな」と思いよったんよ。俺らは東京遠征に行くたびに片道12時間かけて移動して、25分のステージに全部の魂をぶつけて、また12時間かけて広島まで戻ることをやってきた。バンドにとって、たとえ25分でも演奏時間って大事じゃん。だけど、当時対バンしていたバンドマンは、楽屋で「最近女がさ」とかしゃべっていれば、ライブを終えても、「今日、何処へ飲みに行く?」とか話をしとるわけよ。こっちは25分に命をかけて片道12時間かけてきてんのにさ。そういう会話が耳に入ってくるたびに、俺らは「こいつら殺してやりてぇ」くらい思ってた。きっとそのときは、本物と出会っていなかったんよ。その後、XANVALAと出会い、ちゃんと筋を通した格好いいバンドもいると知ったし、その後に、まみれたや鮮血A子ちゃんに会ったときも、そう。そういう人らと出会ってから、考え方が変わってきたよね。

ひろくん  毎回嫌な思いをしてでも、「東京をぶち殺してやる」と殴り込みをかけてきたっていう、そこにも気合を感じる。

──お互い、気持ちが熱く、その気持ちに真っ直ぐな人たちですよね。

AKIRA それこそ、銭湯で初めて会ったときから「いつか、2MANしようね」と言った記憶があったけん、その言葉に俺らは嘘をつきたくないんで。それで今回、ひろくんに「Z CLEARと鮮血A子ちゃんで2MANしよう」と声をかけ、今回の「ぶちバトル」での共演も決定したんですよ。

──お互い、2MAN公演も多くやっていますよね。

ひろくん  やっぱ、2MAN公演がいいっすね。テンション上がるっていうか、自分は動員とかあんま気にしてなくて。それよりも、本気でやっている奴らとやりたい。とにかく、音楽で勝負しようぜと。それに、2MAN公演だと、「このバンドだったら、こういうセトリで」「このバンドだったら、こういう感じで」と、いろいろ考えて勝負していけるから、やってて楽しいんですよ。

AKIRA  今回、鮮血A子ちゃんを誘った「ぶちバトル」って、ひろくんが言っていたのとまったく一緒で、本気でバンドをやっとる奴らと戦いたくて、俺たちからオファーしてる。いくらこっちが武器を持っていっても、相手が武器を持っていなかったら戦う意味ってないじゃない。でも本気でバンドをやっとる奴らって、何かしら武器を持っている。その武器が刃物であろうと拳だろうと、そういう本気の連中と俺らは戦いたい。鮮血A子ちゃんは、まさにそう。

ひろくん ありがとう!

AKIRA 俺、疑問があってさ。ひろくんは、包丁と枝切り鋏を使っとるけど。他にも、チェーンソーとかいろんな武器があるじゃん。なんで、そこだったのかなと思って。

ひろくん チェーンソーは職質されたときに誤魔化しが利かない。

AKIRA なるほどー。

ひろくん 一度、地元の駅で職質されたことがあって。その日はちょうどライブの帰りで、メイクした格好で枝切り鋏を背負って駅を出たら、不審者扱いされたのか「バッグの中を見せてください」と声をかけられて。それで「これなんですか?」と聞かれるたびに、「これはライブのパフォーマンスで使ってて」と、その姿を写した写真を見せて説明をすれば、枝切り鋏や包丁の歯も、全部切れないようにしているからと、それも説明していたからね。

──11月19日に池袋BlackHoleで行う、鮮血A子ちゃんとの「ぶちバトル」。どんなバトルを繰り広げるのかが楽しみです。

ひろくん  俺らも楽しみです。Z CLEARと2MANする場合、どういうセトリを組めばいいんだろうと、マジに考えるからさ。

AKIRA  これは、お互いに言えることだけど。俺らは、自分らを思いきり出せる武器を持って挑もうと思ってる。これまでも、いろんなバンドと2MANはしてきたけど。強ぇ武器を持っているバンドがおったら、俺らも、しっかりと自分らを出せる武器を持って挑んできたし、今回も挑もうと思ってる。

ひろくん  Z CLEARは、対バンのお客さんを自分らの中へ飲み込んでいくのがすごく上手いバンドだなと思っていて。俺たちは逆に、相手のお客さんにどん引きされたいんですよ。でも、なんか離れたくねぇぞというところに持っていきたいなと思ってる。

AKIRA 鮮血A子ちゃんや、ひろくんを好きなお客さんが、俺らのライブを見てどう思うんだろうね。とにかく俺らは、鮮血A子ちゃんのファンをブン殴ってやるくらいの勢いで挑むつもりでいる。絶対にぶっ刺さるものはあるなと思って、俺らは挑むので。

ひろくん  俺らも、正直どうなるかわかんないけど。とにかく、Z CLEARと2MANをやることが楽しみすぎるからこそ、そのときの全力を出しきるだけ。それしかないです。

AKIRA  俺らもそうっすよ。やる以上は、真っ向勝負しかないんで。

──もしや、この日が年内最後の「ぶちバトル」になるのでしょうか?

AKIRA あっ、年内で考えたら、この日が最後になるね。

ひろくん 年内最後の「ぶちバトル」の相手が鮮血A子ちゃんでいいの?

AKIRA 最高じゃん!

ひろくん ありがとう。

AKIRA ぶっ噛ますしかないよ。お互い、ぶっ噛ましあいましょうね。

ひろくん 俺、Z CLEARって絶対に日本武道館に立てるバンドだと思ってる。俺、そう感じた予言は外したことないからね。

AKIRA 嬉しいっす。でも、俺らが目指しているのは日本武道館よりも東京ドームじゃけん。絶対に、東京にぶちあげる。でも、ひろくんからいただいた言葉は嬉しいよ。予言を外したことがないのなら、俺ら、日本武道館に行きますから。

ひろくん Z CLEARには、そういう臭いを感じるからね。

AKIRA それより一緒に上がろうぜ。

──最後に、シメの言葉をいただけますか。

AKIRA Z CLEAR×鮮血A子ちゃんって、そんな連発できる2MANじゃないし、今後も見る機会ってけっして多くはないと思うからこそ、ようやく実現した今回の2MAN公演を、ぜひ見に来てほしいです。 

ひろくん 言葉ではなんとでも言えるからこそ、この日、それを行動で見せるから、ぜひ見届けてほしいです。

AKIRA お互い、ぶっ噛ましていきましょう!!


PHOTO:KIWAMU KAI

TEXT:長澤智典


Z CLEAR PRESENTS「ぶちバトル」Z CLEAR vs 鮮血A子ちゃん


2026年11月19日(木) 開場17:30/開演18:00

池袋BlackHole


スタンディング 4,500円(税込/ドリンク代別)

※未就学児入場不可

※営利目的での転売行為一切禁止/転売チケット入場不可

※公演中止・延期以外の払い戻しは原則行いません。

※チケット記載の番号は管理番号となります。入場順とは異なります。

※入場順は公演当日会場にてご確認ください。


【プレオーダー先行(抽選)】

受付期間:8月1日(土)12:00~8月12日(水)23:59

入金期間:8月14日(金)13:00~8月17日(月)21:00

受付URL:https://eplus.jp/buchibattle/


【一般発売(先着)】

8月29日(土)10:00~

受付URL:https://eplus.jp/buchibattle/

※予定枚数に達し次第、受付終了となります。

※詳細は受付ページにてご確認ください。


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