ミライサガシ・インタビュー!正統派アイドル3期生が初のワンマン!
まだ誰も見たことがない「ミライ」を一緒に「サガシ」ませんか?をコンセプトに掲げる正統派アイドルグループ、ミライサガシ。昨年5月24日にメンバーを一新して3期生がデビュー。良曲を受け継ぎつつ、個性豊かな6人(新規メンバー1名)で活動している。全員がアイドル未経験からのスタート、オリジナルメンバーで1年4ヵ月活動を紡ぎ、初のワンマンライブを9月13日に開催する。6人の素顔やアイドルへの想い、そして、現在地から展望まで語ってもらった。
Text/斉藤貴志
オーディションを受け続けてました
――皆さんはミライサガシに加入する前は、どんな生活をしていたんですか?
花木菜摘 普通の高校生活を送っていて、チアダンス部に入っていました。小さい頃からアイドルが大好きでオーディションを受け続けていて、TikTokでミライサガシのオーディションの広告を見つけて。コンセプトが私の好みに合っているなと思って受けました。
――どういうところが合っていると?
花木 ずっと憧れている乃木坂46さんと衣装が似たところがあって、楽曲も調べたら刺さるものが多かったです。
――今は保育大学の2年生なんですよね。
花木 子どもがすごく好きで、保育士の免許を取りたくて通っています。
――楓夕さんは音大生ということで、小さい頃からピアノを弾いていたり?
三澄楓夕 音大ですけど、専攻は映像なんです。高校からアニメーション系の学校に通っていて、引き続き学びたいと思って。音楽は中学3年間、吹奏楽部でユーフォニアムをやっていました。高校2年からミライサガシの2期生さんのファンになって、3年生の冬に3期生の募集があったんです。一度きりの人生、やりたいことは全部やろうと、応募してみました。
引きこもっていて気づいたらここに
――結羽さんはどうでした?
花衣結羽 私は当時、週6で通う高校で忙しかったんですけど、2年生から前の事務所に所属させてもらって、いろいろ練習を積んでいました。もともとAKB48のともちん(板野友美)さんに憧れて、母に初めてアイドルになりたいと話したら、「こういうのがあるよ」と教えてもらったのが、ミライサガシのオーディションだったんです。今は大学生で、セーブしながら通える形にしているので、両立はできていると思います。
――ミ夏さんは最年少の現役高校生ですね。
羽原ミ夏 でも、当時はほぼ引きこもっていて、たまに気が向いたら学校に行って、友だちと遊ぶ感じでした。女子高生っぽいことは何もしていません。SNSでミライサガシのオーディションを見つけて、何となく面白そうだなと思って、気づいたら今こうなっています(笑)。
――引きこもりから人前に出るアイドルになったわけですか。
羽原 最初はアイドル活動より、ほとんど乗ったことがなかった電車で毎日来るほうが大変でした。今は電車は大丈夫……でもないですけど(笑)、前よりは慣れました。
仕事を辞めて自分は何がしたいのかと
――ゆゆさんは島根出身とか。
姫乃ゆゆ 当時は広島で美容師のアシスタントをしていたのを辞めて、島根の実家に帰って、自分は何をしたいのか考えていました。一番やりたかったのはアイドルで、美容師は次の次くらい。その頃20歳で最後の挑戦として、ミライサガシを受けました。
――受かって上京したんですね。
姫乃 1人で上京して、めっちゃ不安でした。電車に乗ったこともなかったし、都会で乗り換えも場所もわからない。こっちに友だちもいないので。でも、1年ちょっと経つと、東京は何でもあって楽しいです。地元ではコンビニまで歩いて30分、電車もなくて汽車だったんです。無人駅も多くて、東京で憧れのSuicaを買いました(笑)。もう一生、東京にいます。
――あおさんは今年5月に新メンバーとして加入しました。
小泉あお 大学2年まではただの学生でした。アイドルに憧れが強かったからこそ、自分がなるのは違うと思っていて。けど、アイドルをやっている方に出会って、「興味ない?」とグループに誘われて、やってみようかなと。1年ほど準備期間があったんですけど、結局その話がなくなってしまい、ミライサガシを紹介していただきました。みんな未経験だったと聞いて安心感もありました。
――大学ではどんな勉強をしているんですか?
小泉 専攻は地理で気候のゼミに入っています。山の樹木と雪の関係を調べたりしています。
誰かの笑顔の理由になりたくて
――今のお話の中にも出てきましたが、それぞれアイドルを夢見るルーツはどの辺だったんですか?
花木 乃木坂46さんと出会ったのは小学3年生です。妹と父とごはんを食べていて、テレビをつけたら歌番組で乃木坂さんの1秒前。「今、話したい誰かがいる」でキラキラしていて素敵だなと、1期生の星野みなみさんが人生で一番の憧れになりました。6年生のときに初めてライブを観て、ステージでメンバーさんが輝いてましたし、周りを見たら、ファンの方が心の底から幸せそうな笑顔をしていて。私も誰かの笑顔の理由になれたらと、アイドルを目指すようになりました。
花衣 私は幼稚園の頃にともちんさんを好きになったんですけど、小・中学校では将来の夢は看護師とか言って、ごまかし続けていました。高2でまたアイドルを見て、高嶺のなでしこさんの松本ももなさんがかわいくて。私もあんなふうになりたいと、もう一度アイドルが夢になりました。
4歳からK-POPで踊ってました
――あおさんもアイドルへの憧れが強かったとのことですが。
小泉 保育園の頃、8歳上の姉がAKB48さんにハマって、私も聴いていました。中学にハロプロ研修生の友だちがいたのがきっかけで、私もハロプロを好きになって。SNSを見あさっているうち、いろいろなアイドルさんが流れてくるようになってハマりました。
姫乃 私は小学3年生の頃にAKB48さんとの乃木坂46さんを見て、途中から欅坂46(現・櫻坂46)を推しました。曲の世界観に圧倒されて、一番好きだったのは長濱ねるさんです。
――ミ夏さんは韓国アイドルが好きだとか。
羽原 4歳からダンスを習って、よくK-POPの曲で練習して、揃っていてすごいなと思っていました。そのときはStray Kidsさんとか男性の曲で踊っていて。日本のアイドルさんは今もよく知らないので、生誕祭でカバーするときも曲を覚えるのに苦労しました。
三澄 私ももともとアイドルさんより、アニメや声優さんが小学4年ごろから好きでした。『ラブライブ!』のような声優さんが歌って踊るアニメも観ていて、高校で声優アイドルグループのi☆Risさんを好きになって、自分もやってみたいと思いました。
ポンコツリーダーと名乗ってます
――オーディションで選ばれてミライサガシ3期生となって、メンバー同士、最初から馴染めましたか?
花木 最初は壁がありました。
三澄 人見知りが多いので。
花木 レッスンを重ねていくうちに、帰り道とかで話すことが増えて、徐々に仲が深まっていった感じです。
――その中で菜摘さんがリーダーに。学級委員とかもやるタイプでした?
花木 学級委員はやっていませんけど、中・高とチアダンス部の部長と副部長はやっていました。
――Xのプロフィールで「ポンコツリーダー」となっています。
花木 リーダーと言っても、抜けているところが多くて。メンバーとライブ会場に向かうとき、私がみんなを連れていこうと、マップを開いて先頭を歩くんですけど、反対方向に行ってしまったり(笑)。いつからか結羽ちゃんにポンコツリーダーと名付けられて、ファンの方にも知れ渡りました。
花衣 しっかりしているところもあるんです。でも、たまに隣を歩いていたら、何もないところで躓いたり(笑)、抜けている面を1年間見てきました。
三澄 率先して引っ張ってくれながら、そこが逆に親しみやすいです。
花木 リーダーにもいろいろな形があるので、ポンコツもいいかなと、自分で名乗っています(笑)。
ストレートにものを言うイメージが
――最年少のミ夏さんには妹っぽさがありますか?
小泉 甘え上手です。普段はツンツンしてたりするんですけど、急に見つめてきたりして、ついかわいがりたくなります(笑)。
羽原 自分ではしっかりしていると思ってました。家では長女なので。でも、ミライサガシではちょっと変なことを言っても、許してもらえます(笑)。
小泉 ストレートにものを言うイメージがあります。お客さんにも「うるさい!」とか(笑)。
羽原 それはちゃんと空気を見て言ってます! 私からしたら、あおちゃんとは考え方が似ていて。それこそストレートで論理的で、感情的にならずにバーッと言ってくれます。
小泉 私もミ夏ちゃんとは考えが近いと思っていて、逆に花花姉妹(花木と花衣)は感情型。グループでバランスが取れています。
――あおさんが5月に入ってきたときは、どんな印象がありました?
三澄 すごく愛嬌があって、かわいいなと。
花木 最初のあいさつからハキハキしていて、しっかりした子なんだろうなと思いました。よく相談に乗ってもらっていて、的確な言葉を返してくれます。
――リーダーが新メンバーに相談していましたか(笑)。
花木 アイドルをしていくうえで、どうしたらいいかわかないことを話すと、「何でもいいから、やるしかないよ」と言われて、ハッと心を動かされたり。頼りにしています。
ゲームをやり過ぎてスマホが動きません
――ゆゆさんは大食い担当なんですよね?
姫乃 そうです。中華街でオフ会をやったときもずっと食べ続けて、終わって着替えて戻ってから、またごはんを食べました(笑)。すき家のキング牛丼も食べられます。
花木 メンバーでごはんに行くと、ゆゆちゃんはパスタとハンバーグとか、当たり前のように2人前を頼んでいます(笑)。メンバーが残したものも全部食べてくれます。
――あと、ゆゆさんはXで「スマホの容量がほとんどない」と嘆いていますね。
姫乃 ゲームをよくやるから、その容量がデカすぎてスマホが動かないんです。LINEも開けなくて困っています。毎日、頑張って何かを消して連絡していて(笑)。もうどうにもならないので、高いけど新しいのを買おうか迷っています。
――結羽さんの言動では、他のメンバーさんが覚えていることはありますか?
三澄 最初、私と菜摘ちゃんでレッスンを受けていて、そこに結羽ちゃんが入ってきて、「かわいい子がいる!」と思いました。かわいすぎて近寄れなかったんですけど、話していくうちにUFOキャッチャー好きなのが似てたりして、仲良くなりました。
花衣 UFOキャッチャーではこの前も、しずくちゃんとみるみるちゃんをいっぺんに獲りました。運もあり、実力もあり(笑)。私も楓夕ちゃんは最初お姉さんかと思って、話し辛くて。でも、レッスンを見ていたら体がすごく堅くて、「私と同じ人がいる!」と思いました(笑)。私も後ろから押してもらわないと前屈もできません。ダンス経験があまりないのも同じで、ちょっとずつ話すようになりました。
本当にここまで来られたんだと
――これまでのライブやアイドル活動で、特に印象深いことはありますか?
花木 私はデビューライブです。ずっと憧れていたステージに立てて、一歩踏み出した瞬間、本当にここまで来られたんだ……という気持ちになりました。アイドルになりたくて、12歳からオーディションを10回以上受けて、やっと叶って。応援してもらった家族、友だち、中学の担任の先生も観に来てくださって、アイドルになった私の姿に涙を流してくれる方もいたのが、嬉しかったです。
花衣 最近の船上ライブは頑張りました。思った以上に揺れて、高いヒールを履いていて、跳ぶ振りが多いから海に落ちないように踏ん張りました(笑)。
三澄 素敵な思い出ではないですけど、デビューの次の日のライブが記憶に残っています。デビューライブのためにバミリとかいろいろ準備してきて、会場が変わった途端、フォーメーションもダンスもヤバかったんです。出来が悪かったと反省して、次はこうしようとちゃんと考えるようになりました。
――特に振り入れが難しかった曲もありますか?
花木 「コイノヤマイ」は体に入れるのが大変でした。かわいさを全開にする振りで、どう首を付けたらいいとか、すごく考えました。
羽原 私はもともと激しいダンスをやっていたので、「ミライサガシ」や「ミライビジョン」のような落ち着いた曲のほうが難しくて。昔のダンスだと、同時に首を動かしたり、腕を振ったり、腰を回したりしていたんです。だから、シンプルに腕を回すだけとか、そういう振りが慣れてなくて、勝手に体のいろいろなところを動かして、よく怒られました(笑)。
かわいくなりたくて見た目が変わって
――お披露目ライブのメイキング映像などを観ると、皆さん1年ちょっとで、ビジュアルを含めてすごく成長されましたよね。どんな努力をしてきたんですか?
花木 減量しました。ごはんを少し抜いて、いっぱい踊って汗をかいて。いろいろなアイドルさんのメイクレシピも研究しています。
花衣 もともとヘアメイクは好きでしたけど、学校ではだいたいポニーテールか、ちょっとハーフアップ。今もポニーテールが定番ですけど、TikTokとか見て、いろいろな髪型を研究中です。メンバーのヘアメイクをやってあげたりもします。
姫乃 ビジュアルに磨きをかけました。メイクも変えて、見た目は一番変わったかなと思っていて。かわいくなりたくて美容院を選んだり、ファッションを勉強したり。
三澄 私は高校3年まで、メイクをしたことがなかったんです。コスプレをするために始めたんですけど、普段のメイクは違って、線を描いたりしないので(笑)。最初のアー写はどこをどうメイクしたんだろうと思ったくらい。今はSNSでアイドルさんの写真を見て、メイク道具も毎日変えて頑張っています。
――ちなみに、コスプレではどんなキャラクターを?
三澄 いろいろでしたけど、『葬送のフリーレン』のフェルンは楽しかったです。
――あおさんはXで絵日記を頑張っていますね。
小泉 学校の宿題で描くのは苦手でしたけど、お仕事で関わった方がやっていたと聞いて、面白そうだなと始めました。1日で印象に残った出来事を描いて、ネタには困りません。文章量は日によって差がすごくありますけど、絵はわりとすぐ描けます。
全員違うからこそ成り立っています
――ミライサガシのライブの良さはどんなところだと、自分たちでは思っていますか?
花木 楽曲がすごく良くて、特典会で初めましての方に褒めていただくことが多いです。正統派の曲、みんなで盛り上がれる曲、ギャップを見せるカッコいい曲といろいろなジャンルが詰まっているので、とても楽しめると思います。
小泉 私が加入前に観たときから、見た目も踊り方も表情もみんなバラバラでした。たぶんアイドルに対する想いが違うのが出ていて、均一でないところが楽しさかなと。
花衣 全員本当に性格も全然違っていて、だからこそ成り立っているグループでもあって。言いたいことを言えるメンバーもいれば、話し合ってわかることもある。補い合っているのが、ステージにも出る気がします。
羽原 みんな未経験だったので、実力はもっと成長しないといけない部分はあります。でも一生懸命やっていて、それが伝わって応援したくなるようなステージにできたらいいいなと話し合って、練習しています。
感謝を届けてすべてを出し切ります
――9月13日の初のワンマンはどんなライブにしますか?
花木 ワンマンはアイドルにとって特別で、来てくださった皆さんに今までの感謝を伝えたいし、ここで初めて出会う方もいらっしゃると思います。今のミライサガシができるものをすべて出し切って、もっともっと好きになってもらえるように頑張ります。
姫乃 ビジュアルをさらに磨いて、もっとかわいくなって、たくさんの方に私たちを知ってもらえるようにしたいです。
三澄 歌をもっと頑張って、曲の解釈も深めて、スキルを上げていきます。
――会場の日暮里ネコシアターには、対バンで出たことはあるんですよね?
花木 ファンの方にライブ中の写真を撮っていただくとき、バックがきれいで写りが良いです。特典会の会場もすごく盛れます。
花衣 特典会では「かわいい」と言ってもらえると嬉しいです(笑)。あまり言われたことがなかったので。
――本当ですか?
花衣 小さい頃は言われましたけど、大きくなったら身近で言われなくなりました。特典会で「今日もかわいいね」と言ってもらえると、もっと頑張ろうと勇気になります。何回でも言ってください(笑)。
花木 私は特典会で「なっちゃんのおかげで、こんなに素敵なグループに出会えた」と言っていただいたことがあって。嬉しくて泣きそうになりました。
いつか海外でも知られるように
――このワンマンの先の2周年だったり、さらなるミライに見据えているものはありますか?
花木 私は乃木坂46さんの大きい会場でのライブを観ていたので、自分たちも日本武道館や東京ドームに立つのが最終的な夢ではあります。まずはO-EASTに立つのが目標です。
小泉 Zeppツアーをできるようになりたいです。Zepp Shinjukuは何度か観に行ったことがあって、ギリギリお客さんの顔をみんな見られるくらいの大きさで素敵だなと思って。そんな会場を回れたらいいですね。
羽原 グループ全体で大きくなりたいのはもちろん、グループ内で一番目を引くパフォーマンスを目指しています。それがミライサガシのためになると思うので。
花木 ミ夏は練習中も、ここはこうしたらいいと、積極的に意見を出してくれます。
三澄 私は生バンドの演奏でライブをしてみたくて。好きなアイドルさんのバンドライブの映像を観ると、いつも流してくれる音より臨場感があるので。
姫乃 個人的には、サンリオピューロランドでライブをしたいと思っています。サンリオのキャラクターが好きで、推しはマイメロとクロミちゃん。ぬいぐるみとかいっぱい持っています。
花衣 いつか海外でもライブをするのが夢です。韓国や中国、台湾とか。いろいろなところに行くのは普通に好きで、日本だけでなく、もっとたくさんの人に知ってもらいたいです。
花木菜摘(はなき・なつみ) 12月25日生まれ
花衣結羽(はない・ゆう) 1月2日生まれ
羽原ミ夏(はばら・みなつ) 8月7日生まれ
姫乃ゆゆ(ひめの・ゆゆ) 8月25日生まれ
小泉あお(こいずみ・あお) 3月24日生まれ
三澄楓夕(みすみ・ふゆ) 9月12日生まれ
ミライサガシ1stワンマンライブ
「STARLIGHT -The First Story-」
9月13日(日) 開場16:20 開演17:00
会場/日暮里ネコシアター
