READY TO KISSが13周年公演に描いた、その先の未来の姿とは…。

結成から13周年を迎えたREADY TO KISS。メンバーの加入と卒業を繰り返しながら、けっして止まることなくグループは13年間歩み続けてきた。最も在籍期間の長いメンバーでも、5年。最も短いメンバーはまだ10カ月。つねに新しい風を取り込みながら、今もREADY TO KISSは変化と進化を繰り返している。
10月27日、池袋harevutaiで彼女たちは『READY TO KISS 13th Anniversary gig』を行った。この日は、13年間の歩みの中で、READY TO KISSのライブに欠かせない定番曲、CD・デジタルシングルとしてリリースした曲。グループが岐路に立ったときに発表した歌など、長くREADY TO KISSを応援してきた人ほど、身体に染みついたさまざまな思い出がよみがえるような楽曲を並べていた。もちろん、リリースしたばかりの、熱波のようにメンバーの熱い煽り声が降り注ぐデジタルシングル『熱波テルマー~READY TO SAUNA~』も披露してくれた。さっそくワンマン公演の模様を、ここにお届けしたい。
お馴染み、メンバーの名前をコールするSEに乗せて、一人ひとりステージに姿を現した。場内から上がる熱い声。それを耳にしないことには、READY TO KISSのライブじゃない。そう断言できるほど、今やセットで身体に馴染んでいる光景だ。
READY TO KISS始まりの楽曲の一つ、『ChuChu』を歌ってライブの幕を開けたところに、周年公演らしさを感じさせられた。始まりのときから13年が経過した現在までの時間の流れが、ライブという空間の中で、一瞬で重なりあう。目の前にいる7人の中に、13年前の景色を彩っていたメンバーは一人もいない。でも、彼女たちが「ChuChu好きだよ」と告白するように歌う声を耳にするたび、自然と「俺もー」と叫んでしまう。それこそが、長く続けてきたグループと、長く親しまれてきた楽曲が持つ色褪せないパワーだ。最後に見せた、「ChuChu大好き」「俺もー」のやり取りも新鮮だった。
続く『トップシークレット~切ない極秘事項~』でも、胸をキュンと鳴らすイントロのギターの音色に触れたとたんに、胸のスイッチが切ないモードを呼び起こした。彼女たちが「ねぇ切ないよ」と歌う声を聴くたびに、確かに胸が切なくなる。でも、声を張り上げて騒ぐ人たちと、笑顔を浮かべて歌う彼女たちの姿に触れていたら、切ない胸の内が、すっかり熱情に満ちた気持ちに変わっていた。
READY TO KISSは、毎年かならず海外遠征を行っている。アジア圏を中心にとはいえ、今やREADY TO KISSファンも世界中にいる。そんな彼女たちが、海を飛び越えて大好きな人たちへ会いにいきたくて募る思いを歌ったのが、『LONG DISTANCE~長距離エアプレイン~』だ。7人とも、遠く離れていても繋がり合えることを肌で感じてきた。12月にはタイ遠征も控えている。そんな彼女たちが、胸を弾ませて「会いたくて 会いたくて たまらないよ」と歌う姿が、眩しく見えていた。
READY TO KISSらしい駄洒落ソングと言われる"言葉遊び曲"シリーズの一つが、『成増になります』だ。メンバーどうしで声を掛け合いながら歌うこの曲も、無条件に気持ちを弾ませ、無邪気な少年や少女に戻していく楽曲だ。メンバーと一緒に振りを真似ながら、ともに声を掛け合ってはしゃげば、それでいい。なりたい自分になることを誓う『成増になります』のように、駄洒落ソングのどの曲にも、歌詞には心の内側を揺さぶる深いテーマが綴られている。ライブで触れるときも、そうしたテーマも含めて楽しんでもらいたい。
『NONSTOP~Restart Dash~』が生まれたとき、READY TO KISSは不動と信じたこのメンバーで、改めて頂点を目指すと誓っていたことを思いだす。そんなメンバーたちの感情を鼓舞する曲として、この歌が生まれた背景がある。不動だと信じていたメンバーも、今や誰も残っておらず、現在もグループは、卒業と加入を繰り返しながら歩み続けている。でも、その都度のメンバーたちの根底には、いつだってこの精神が宿っていた。この日の彼女たちも、自信に満ちた力強い声で、歌詞に込めた勇気と決意、揺るがぬ意志を、気持ちを奮い立たせながら歌っていた。彼女たちの歌声に触れていると、同じように気持ちが奮い立つ。だから、最高の未来を一緒にたぐりよせようと投げかける、その言葉を信じたくなる。
こちらも、READY TO KISSではお馴染みの、スイーツ曲だ。甘酸っぱい乙女の恋心を、7人は『ブルーベリー・ヨーグルト・スムージー』に乗せて甘酸っぱく…いや、糖分満載の甘々なパワーにして届けていた。切なさよりも、笑顔と元気が似合う今の彼女たちには、取り過ぎを気にしちゃうくらいの甘い刺激のほうがお似合いだ。だからこそ、その甘さを熱狂に変えて飲み干してしまうのだろう。
『タイに行きタイ』に触れるたびに、卒業した牧野広実のことを思い出す。彼女と亡くなった母親との想い出を綴ったこの曲の背景を知っていると、歌詞に綴った思いに胸がキュッと鳴る。でも、曲調自体は、一緒に弾けてこそと言いたくなる、爆裂した明るいダンスロックチューン。ライブ中は、彼女たちと一緒に全力で弾けないともったいない。フロアから途切れずに上がるその声が、この日の熱狂ぶりを物語っていた。
MCでは、テルマー湯とコラボレートして作り上げた新曲『熱波テルマー~READY TO SAUNA~』について話していた。メンバーのうち4人が、テルマー湯で熱波師を期間限定で務めている。その話題も口にしていた。
READY TO KISSにとって新しいタオル曲の『熱波テルマー~READY TO SAUNA~』は、メンバーが「Ah 熱波、熱波」と叫びながら、このフロアをサウナ室のような猛烈な熱さに変えていく熱狂チューン。ライブでの嬉しいポイントが、熱波師を務めてきた4人(もりしょうこ・水島さくら・白浜さや・朝七ゆい)が、間奏で、手にしたタオルを使って熱波を送ってくれることだ。彼女たちと一緒に「熱波熱波」と叫びながら、汗を流しきり、しっかりととのってほしい。まさに、歌詞の通りに「もっともっと熱くなれ もっともっと汗をかけ!!」と叫びたくなる楽曲だ。
この流れから、同じくタオル曲の『猛暑モーション』へと続く展開が最強だ。全力で騒ぐファンたちはきっと、高温のサウナ室の中で、滝汗を流して熱狂しているような気分だったのではないかと想像してしまう。まさかREADY TO KISSの中に、昨年、今年と、こんなにも猛暑で猛熱な爆熱チューンが2年連続で誕生するとは…。ライブでこの流れに触れたときは、思いきり暴れて、ととのってほしい。
そこから、超攻撃的なデジロックナンバー『ブラブラブラ』へと繋がる展開に、大勢の人たちが、サウナに長時間入って滝汗を流し続けているような気分で騒いでいた。だから、全身からあふれだす汗など気にせずに熱狂し続ければいいし、この流れを止めたくない!
そこからの『その先の未来へ』という繋がりに触れたことで、このブロックで繰り広げたスタイルが、これからのREADY TO KISSの進む方向性なのか?と、突っ込みたくなっていた。新たな道へと進む旅立ちの思いを記したこの曲に触れていると、淡い、ビターな刺激に、胸がキュッと鳴る。READY TO KISS流の卒業ソングでもあるこの曲は、さまざまな岐路に立つたびに、メンバーたちがその先へ向かうための心の道標になってきた。この日もこの歌が、14年目の夢の続きを示す道標になっていくのだろうか。
MCでは、「グループを守るだけではなく、もっともっと大きなグループにしていきたい」と、もりしょうこは語っていた。
ライブの後半は、『YOURSELF~君が君であるために~』から始まった。ここから続く数曲は、いつの時代の中でも夢を追いかけ続ける彼女たちの心を照らす歌の光や道標になってきた。「君が君であるために」と歌うこの曲を、彼女たちは"君"を自分自身にも置き換えて、力いっぱい、声を弾ませて歌っていた。誰かとなんて比べなくていい、READY TO KISSは、どんな時代の中でもREADY TO KISSらしく進んできたし、これからもその姿勢で進み続けていくのだから。
土砂降りのような日々を超えるたびに、彼女たちは、何度も目の前に架かった虹の架け橋を渡り,新しいステージに進み続けてきた。これからもREADY TO KISSは困難が降り注ぐ豪雨の中を駆け抜けては、何度だって虹の架け橋を渡り、いろんな新しい景色を見せてくれるはずだ。そんな思いを、『Rainbow Arch』に触れながら、ずっと感じていた。さぁ、今夜も熱狂という虹の橋を一緒に渡ろうか。だってその先には…。
こうやって、今宵も大好きな仲間たちと一緒に、笑顔ではしゃげるのが嬉しい。『愛A.S.A.P.』に乗せて、気持ちのエンジンを奮い立て、大好きな君と愛おしい人に向けて元気いっぱいに、笑顔で歌う彼女たちにずっと触れていたい。だから7人に、「大好き」の気持ちを伝えずにはいられなかった。
「世界中に向けてこの思いを映し出せ」「STAR LIGHT」と熱い声のやり取りを合図に、『STAR LIGHT~星色のこの気持ち、空に映れ~』へ。場内から響く「お前が一番」コール。欲しいのはまさに、この気持ちだ。一緒に「大好き」の思いを重ね合う、情熱的なその声だ。互いに熱狂と熱情の手を繋ぎながら、一緒になって無邪気にはしゃぎ合える。たとえ何年、何百回、このやりとりを続けようと、この曲に触れるたびに、いつだって初恋をしたときと同じように、とても新鮮な、純粋な思いで触れ合える。グループが重ねてきた年輪も、メンバーの経験値の差も、気にすることではない。彼女たちが本気で「大好き」の思いを伝えてさえいれば、その思いは、この日のように、見ている人たちの気持ちを熱く揺さぶり、夢中にさせていくのだから。
最後にREADY TO KISSは、スイーツ曲の『エメラルド・クリームソーダ』を通して、シュワシュワッとした、炭酸の刺激以上に強烈で甘い熱狂の世界で一つに溶け合おうと誘いかけていた。だから、甘い、とにかく甘い陶酔の世界に飲み込まれるままとろけ合っていたい。フロアから飛び交う「お前が一番」コールや、メンバーと一緒に振りを真似てはしゃぐ姿が、この日のライブがどんなふうに、みんなの心の中に煌めいた世界を描いていたのかを証明していた。とっても甘いのに、甘さだけには溺れさせない、隠したその苦みにも、今宵もやっぱり惹かれていた。
アンコールの前には、13周年についての思いを語るメンバーの姿が、スクリーンに映し出されていた。
アンコールは、駄洒落曲の『伊達だって』からスタートした。夢を追いかけて、安心できる環境から飛び出してきた彼女たち。胸の内でずっと燃え盛っている決意と意志を改めて噛みしめるように、彼女たちはこの曲を歌っていた。転調し、三拍子になったパートでは、歌い躍る彼女たちに向けて、フロアから温かいクラップが鳴り響いていた。気持ちを奮い立てて「忘れない 忘れないよ」「だって伊達だって」と歌うその声を、今宵は勇気を振り絞る力にしていたい。
「お前ら声出していけんのか」と煽る声を合図に、ポップでパンキッシュなビートが炸裂した『恋愛狂想曲』が飛び出した。甘く愛らしい声で歌い踊る彼女たちの姿を通して、READY TO KISSの根底にある、強気に攻める破天荒な姿勢を改めて感じていた。かわいらしい表情の裏には、反逆精神がある。そんなREADY TO KISSの核となる姿を、甘い甘いこの曲を通して、改めて感じさせられた。
13周年公演の最後を飾ったのが、READY TO KISSの精神性ともいうべき姿勢を示した『ムテキモード』だ。メンバーも観客たちも。いや、ここにいる誰もが心を無敵に染めあげ、力の限り声を上げていた。READY TO KISSが『ムテキモード』を通してかける熱狂の魔法。その解けない魔法に触れるたびに、熱狂する気持ちが上書きされていく。いつだって世界を変えるのは、自分の信じた道を、心をぶらすことなく突き進む無敵な勇者だ。きっと彼女たちの中にも、そんな強気で無敵モードな姿があるからこそ、この日のような熱狂を生み出していた。そう信じたいし、その気持ちがもっともっと大きく膨らんでいくことに期待したい。
READY TO KISSは、2027年に初のアルバムをリリースすることを発表した。その詳細が、とても気になって仕方がない。
PHOTO: 本間裕介
TEXT:長澤智典
『熱波テルマー~READY TO SAUNA~』MV
https://www.youtube.com/watch?v=idfblkBdUYc&list=RDidfblkBdUYc&start_radio=1
INFORMATION
READY TO KISS 配信シングル
『熱波テルマー 〜READY TO SAUNA〜』
配信中。
URL: https://linkco.re/Bq4HsUtf
I-GET MUSIC
M1.熱波テルマー 〜READY TO SAUNA〜
M2.熱波テルマー 〜READY TO SAUNA〜(instrumental)
東名阪ツアー(with SAY-LA)
11月9日(月)東京 渋谷WOMBLIVE
11月21日(土)22日(日)大阪
11月28日(土)29日(日)名古屋
12月4日(金)5日(土)6日(日)タイ 「シラチャ祭」
11月3日(火・祝)18:00〜
テルマー湯 新宿店にて、
READY TO SAUNA 熱波師、最終公演を開催します❤️🔥
🎀 予約不要
🎀 男女参加OK
🎀 岩盤浴をご利用のお客様限定
🎀 入館料+岩盤浴料金 900円
📍 テルマー湯 新宿店 4F
岩盤浴エリア「ロウリュヒーリング」
最後の熱波公演、ぜひ一緒に盛り上がりましょう💋
皆さまのお越しをお待ちしております♨️
2027年
レディキス初のアルバム発売決定❕❕
お楽しみに💋♡♡
セットリスト
SE
『ChuChu』
『トップシークレット ~切ない極秘事項~』
『LONG DISTANCE ~長距離エアプレイン~』
『成増になります』
MC
『NONSTOP~Restart Dash~』
『ブルーベリー・ヨーグルト・スムージー』
『タイに行きタイ』
MC
『熱波テルマー~READY TO SAUNA~』
『猛暑モーション』
『ブラブラブラ』
『その先の未来へ』
MC
『YOURSELF ~君が君であるために~』
『Rainbow Arch』
『愛A.S.A.P.』
『STAR LIGHT~星色のこの気持ち、空に映れ~』
『エメラルド・クリームソーダ』
MC(BGM)
-ENCORE-
映像
『伊達だって』
『恋愛狂想曲』
『ムテキモード』
SNS
