stylish wave CIRCUIT'17 夏の陣~今宵狂乱~ 高田馬場AREA ライブレポート
今年の夏も、「stylish wave CIRCUIT 夏の陣 "今宵狂乱"」シリーズがスタート。8月20日に新宿ReNYで行われる「stylish wave MAX'17"一撃乱舞"」まで、全国各地で熱いイベントを展開。
ここでは、イベントツアー初日となった、7月9日(日)高田馬場AREA公演の模様をお届けしよう。この日出演したのは、グリーヴァ/游彩/0.1gの誤算/甘い暴力/Neverland/Vexent/シェルミィ(O.A.)と、「stylish wave」ではお馴染みの面々。開演に先立っての諸注意を0.1gの誤算の緑川裕宇が担当していたのも、バンドマン参加型の「stylish wave」らしさ。では、そろそろ開演しますか。
TEXT:長澤智典
□シェルミィ
この日、シェルミィはオープニングアクトとして登場。持ち時間が少なかろうと、お客さんがシェルミィに興味を示していなかろうが、そんなの演奏する側にはどーでも良いこと。俺らは本気でぶつかっていく。それに対して本気でぶつかってきた奴らとは最高の空間を作ってやる。その意気込みを持ってシェルミィは『絶交』をぶつけてきた。煽り要素を抱いた激しく疾走してゆく演奏を軸に備えながらも、歌は意外とキャッチーな印象だ。彼らは持ち時間が少ないからこそ、最初から観客たちを煽りだした。「ぬるま湯じゃねぇぞ、熱湯ですけどシェルミィは」の言葉通り、彼らは観客たちを熱く熱く煽り続けていた。いつしか前柵辺りではモッシュする風景も生まれていた。
不条理な世界だからこそ押し殺した感情をぶつけるのではなく、それを吐き出すことで自身を必死で鼓舞してゆく。『優しい世界』を通しシェルミィは、シリアスでシニカルなメッセージを、突き刺す激しい音とつかみを持った歌に乗せぶつけてきた。最前線では、扇子を振りながら騒ぐ観客たちの姿も。ライブという空間故の激しさもステージングに投影しているが、軸にあるのは、心の内側を、つかみを持った歌に乗せ吐き出してゆくスタイル。痛い辛辣なメッセージとキャッチーな歌こそがシェルミィの魅力だ。
「あー、死んでくれ。どいつもこいつも面倒くせぇからさ、死んでくれ」。重く猛々しく唸る演奏の上でシニカルに、今の世の中を正当な理由を持ってディスるようシェルミィは『ファッションマイスリー』を突き付けた。「死ねばいいのに」、その言葉は、きっと大勢の人たちが胸にしまい込んだ本音の感情。それを彼らが、熱を持った演奏を通し代弁するように歌い叫んでいた。
[SET LIST]
1.絶交
2.優しい世界
3.ファッションマイスリー
□Vexent
Vexentのライブは、轟音とデジタルなダンスビートがミックスアップした『WELCOME TO THE DARKNESS』から幕を開けた。「さぁ踊りましょう」と呼びかける彼らの誘いは、魔性の香りを備えていた。ソリッドな音が身体へ刺激を与えるたびに、その身が踊り出す。痛い刺激へ反応するように、身体は弾け続けていた。どす黒い魔性めいた漆黒の旋律は、誘いの媚薬のように思えていた。
「手は頭の上だよ、おらっ!!」、真虎の煽りに続き、身体を激震させるよう轟音煽りナンバー『Stupid pain』が雪崩れのように襲いかかった。 身体を突き刺す痛い音を通し、Vexentは観客たちの暴れたい感情をチクチク刺激していった。その刺激が、どんどんフロアー中へ蓄積し続けていた。
重量感を持った音が次々と砲丸のように場内へ投げつけられてゆく。重厚でヘヴィグルーヴな『オメガ』を叩きつけ、Vexentは「理性なんてものはとっとと捨てちまっていいんだよ」とけしかけるように観客たちを騒ぎ立てていた。
「イケるよな!!」、演奏は一気に加速を上げ暴走し始めた。Vexentは、『Dystopia』を武器に頭振り乱せとけしかけた。真虎の煽りに刺激を受け、フロアー前方では折り畳みや飛び跳ねる様が描き出されてゆく。Vexentの煽りチューンは、心地好くも刺激的じゃないか。
「全員両手を上げろ!!」、キャッチーな歌が、真虎のスクリームを介して一変、荒れ狂う轟音の嵐を描き出した。猛り狂う演奏へ全力でぶつかる観客たち。その様を呆然と立ち尽くし見ている人たち。いや、いつしかフロアー後方で棒立ちしていた人たちも、キャッチーな歌に合わせ小さく手バンをしていた。『哀なんて青春。』は、初めて触れる人たちでもすぐにVexentの世界へ連れ出してゆく魅力的なキラーチューン。
その勢いに魅了されたなら、またVexentのライブに足を運び、もう少しだけ彼らの世界へのめり込めばいい。そのまま、ズブズブと彼らの魅力にハマッてしまえばいい。
[SET LIST]
1.WELCOME TO THE DARKNESS
2.Stupid pain
3.オメガ
4.Dystopia
5.哀なんて青春。
□甘い暴力
ド頭から甘い暴力は、観客たちと一緒に騒ごうぜと、いろんなノリ煽りで呼びかけてきた。咲の動きに合わせ、胸をくすぐる刹那メロウな『溺愛シット』に身を任せ、観客たちが熱に浮かれ騒ぎだした。参加型の一体化した風景を求めてゆく甘い暴力らしいライブの幕開けだ。
派手なデジタルビートに合わせ、観客たちが一斉に飛び跳ねた。『本能』が、観客たちの理性のスイッチを本能へ切り換えた。舞台上では「本能」と記したフラッグが舞い続けてゆく。メンバーの動きに合わせ、場内の観客たちも楽しくはしゃぎだした。さすが祭りバンド。いや、無理矢理観客たちを巻き込んでゆく甘い暴力らしいステージングだ。
演奏を止め、咲がいきなり「ちゅーしたい」と言い出した。「チューしてお願い」「いいよ」と熱いコール&レスポンスが飛び交う場内。甘い暴力は『ちゅーしたい』を通し、会場を理性と羞恥心を消し去る無法地帯に変えてゆく。無理矢理自分たちのペースへ巻き込む強引な展開へ、観客たちは拒否するどころか喜んで参加。そうか、みんな強引な男の誘いに弱いということか。
会場を熱狂のダンスフロアーに変えたのが『君、依存、タトゥー』。妖しく身体をシェイクさせる演奏に刺激を受け、観客たちはその身を火照らせていた。間奏では、メンバーらが客席へ。「依存」の判子を、観客たちの手の甲へ刻印してゆく風景も。この常識を超越した無法者ぶりを味わえるのが、甘い暴力のライブの特徴だ。
「聞いてもないし求めてもないのに」「すっぴんでごめんね」「ラーメンばっかり食べている」などのやり取りから、こちらもお馴染み「ファッションメンヘラ」の熱いやり取りへ。『ファッションメンヘラ』を通し、甘い暴力はいつしかフロアー中の人たちを自身のノリの中へ巻き込んでいった。つねに参加型のステージングを心がけてゆく理由もあるのだろう、最初は興味本位で眺めていた人たちも、いつしかしっかり参加型なライブへ楽しく巻き込まれていた。
M心もS心も刺激するように、甘い暴力は最後に轟音爆裂/暴動パーティナンバー『調教してください』を叩きつけた。強引すぎる楽しいノリに刺激され、会場中の人たちが右手を高く掲げ飛び跳ねれば、手バンし続けていた。間奏では、フロアーをドMとドSの2グループに分けウォール・オブ・デスしてゆく様も。「無理矢理参加させてく強引わがままバンド」らしいはちゃめちゃなライブを、今夜も甘い暴力は繰り広げていった。
[SET LIST]
1.溺愛シット
2.本能
3.ちゅーしたい
4.君、依存、タトゥー
5.ファッションメンヘラ
6.調教してください
□游彩
その空間は最初から熱狂が支配していた。游彩は『アイラク偽心』を突き付け、理性や意識なんてもんは必要ないだろと言わんばかりの姿勢で観客たちへ挑みかかってきた。サビでは、たくさんの扇子が舞い踊っていた。類の煽りに刺激を受け、空高く突き上がる拳。瞬時に熱狂へ夢中になれる。これぞ、游彩のライブらしい光景だ。
熱を抱いたまま演奏は『無情なる輪廻』へ。游彩は、会場中の人たちを右へ左へ走らせてゆく。荒れ狂うノイジックな音を突き付け、そこへ突っ立っているなんて考えられないと言わんばかりの勢いで、会場を極彩色な宴の様へ塗りかえていった。猛る演奏と類の煽りに刺激を受けた観客たちも、終始身体を揺らし、その熱狂へ身を溺れることを快楽と受け止めていた。
ズーンと響く重厚な音、その背景では和心抱いた旋律が猛々しく鳴り響いてゆく。ミッドメロウな『雨』が、それまで熱狂していた人たちを、重く沈む奈落の世界へ引き込みだした。内側の痛い感情を嘆くように吐き出す歌へ、どんどん地の底へ引きずり込む演奏に導かれ、いつしか感覚も、鉛のような雨に刺激を受けることへ痛い心地好さを覚えていた。
「さぁ激しい夜を!!」、類の煽りを合図に、会場は絶叫をぶつけ合う熱い空間へふたたび塗り変えられた。昂る感情を刺激するように、游彩は『渇望』を突き付けた。絶叫と絶頂を望む観客たちに痛い刺激を与えるように、何より絶叫と絶頂を自身の糧にと渇望するメンバー自身の気持ちを満たすためにもと、游彩は互いに感情を剥きだした戦いをこの空間に描き出していった。
最後に奏でた『色暮』でも、游彩は場内へ無数の扇子舞い狂う風景を描き出していた。これまでの挑発的なステージングから一変、雅で艶やかな音色と歌を通し、触れた人たちの意識へ鮮やかな桃源郷を映し出していった。ライブ特有の激しさを魅力にしながらも、しっかり雅な色で観客たちを酔い踊らせてゆく様は、さすが游彩らしさと言えようか。
[SET LIST]
1.アイラク偽心
2.無情なる輪廻
3.雨
4.渇望
5.色暮
□0.1gの誤算
らしいライブだよな、冒頭に『必殺!カラクリ七変化』を突き付けた時点で、場内は髪の毛が乱れ狂うヘドバンの風景に満たされていた。ヴォーカルの裕宇はいきなり客席へ降り、観客たちと一緒にまみれながら騒ぎ狂っていた。途中、音頭のリズムが鳴りだしたときには、フロアー中が祭の風景に染まれば、しゃがんだり飛び跳ねたりと、1曲の中で次々表情を変えてゆく楽曲とシンクロするように、観客たちも様々なノリ方で0.1gの誤算のライブを味わい尽くそうとしていた。
キャッチーな歌メロナンバー『神と下克上』でも観客たちが裕宇の動きに合わせ騒げば、高揚する楽曲に身を預け、夢中で無邪気にはしゃぎ続けていた。右へ左へ飛び跳ねモッシュすれば、胸くすぐる歌に笑顔を浮かべ、大きく右手を振り、この瞬間を全力で楽しんでゆく。0.1gの誤算のライブは一緒に楽しくはしゃいでこそだ。
Vexentをディスる裕宇。相変わらず一人無法地帯しているじゃないか。 その高揚と勢いを持って演奏はぶっ飛びバーストパーティナンバー『【L】1126【悲劇】 』へ。徹底して楽しく明るく煽るステージングに刺激され、会場中の人たちも激しく無邪気に騒ぎ続けていた。暴投…いや、冒頭から勢いを持ったまま、彼らはノンストップで暴走した熱を楽しい暴動へ変えてゆく。理屈抜きに気持ちが楽しくなる。そこが0.1gの誤算の魅力?!
突き刺すように荒ぶる演奏を0.1gの誤算はぶつけだした。『プラチナ』を突き付け、彼らは場内を暴れ騒ぐはちゃめちゃな喧騒空間に塗り上げていった。裕宇の感情がそのまま演奏とシンクロするように、0.1gの誤算の演奏がそのまま観客たちの感情と繋がりあうよう、いつしか会場中も無法地帯と化していた。
「俺からの強烈な愛情を受け取れ!!」、超ポップな『溺愛ヤンデレボーイ』が飛び出した、キャッチーな歌から一変、轟音が観客たちを呑み込んでゆく。0.1gの誤算のライブはカオスでポップだ。オモチャ箱を引っくり返したら、飛び散ったオモチャたちが勝手に暴走し、そこいら中を走りだしたよう。そのオモチャたちをあっちへこっちへと追いかけていくうちに、いつしか夢中で騒いでた。そんな気分だ。
「俺は失うものなんて何もねぇ、だから叫ぶんだよ。だから1本1本のライブに俺は21gの魂を賭けているんだよ」。最後は重厚さと激烈な要素を重ねあわせた感情ブチギレナンバー『21gの感傷』だ。感じたまま、思ったままに気持ちをぶつけていけば、それが正解だ。舞台上の正解をそのまま受け止めるように、フロアー中の人たちもまわりなど関係なく、みずからの感情の動くままに騒ぎ祭っていた。でも、それでいいんじゃない?! それこそが、0.1gの誤算のライブらしい光景だもの。
[SET LIST]
1.必殺!カラクリ七変化
2.神と下克上
3.プラチナ
4.【L】1126【悲劇】
5.溺愛ヤンデレボーイ
6.21gの感傷
□Neverland
響くサイレンの音。この日はヴォーカルの涼太が喉を壊したことから欠席。そのハンデさえ忘れさせるように、ベースのてらが『SORROW GHOST』を歌いながら、観客たちを煽りだした。大きなハンデ?! むしろそのトラブルを彼らは昂るエナジーへ変え、荒ぶる感情に変換しながらぶつけていった。そのときにバンドがどんな状況へ陥ろうと、今持てるパワーを武器に観客たちへ全力で挑みかかる。その気迫さえ伝われば、観客たちはその気持ちをしっかり熱狂に変えぶつけてゆく。その関係をこの空間に作りあげていたことが嬉しかった。
続く『アグリマン』では、ギターの一輝がヴォーカルを取り観客たちを煽り立てていた。ダークでサイコティックな楽曲の中へ怪しさと妖しさを描きつつ、足りないピースは気迫で埋めつくすとばかりに、Neverlandは一音一音に魂を詰め込み客席へぶつけていた。
これまでの攻めの姿勢から一変、彼らはメロウな『ノンフィクション』を通し観客たちの心を優しく揺らしだした。てらはハートフルな楽曲を、どこか気合いと気迫交じりに歌いかけてきた。それもわかる気がする。気持ちが攻めてる以上、そこへは漲る想いが加わってゆく。それでも、少しでも想いを届けようと、Neverlandは必死にハートフルに奏でていた。
最後も3人は、剥き出しな感情のままに演奏をぶつけだした。荒れ狂う風景を描くに相応しい『憂鬱チェリー』の登場だ。荒ぶる演奏へシンクロするように、てらが沸き上がる感情のまま歌をがなりたててゆく。何より嬉しかったのが、観客たちが凄まじい熱を放出する演奏に刺激を受け、しっかりヘドバンや折り畳みなど熱狂で想いを返していたことだ。演奏後半部には、お馴染み煽るバトルの光景も登場。てらが、一輝が、煽りなら任せろとばかりに、熱狂する観客たちへさらに刺激を重ねようと戦いを挑んでいた。
この日はけっしてベストなライブとは言えなかったNeverlandだが、アクシデントを通し、逆に彼らの気合いや気迫を感じられたのも事実。次はぜひ完全体のNeverlandを味わいたい。
[SET LIST]
1.SORROW GHOST
2.アグリマン
3.ノンフィクション
4.憂鬱チェリー
□グリーヴァ(Guest)
トリを飾ったのはグリーヴァだ。彼らが姿を現したということは、最初から場内に暴れ狂う熱狂の様が描き出されるということだ。冒頭を飾った黒く攻撃的で、どこか刹那な香りも漂わせた『退廃的狂葬』が流れたとたん、場内にはヘドバンと大きな手の花が咲き乱れていた。観客たちを煽り続ける狂鬼。激しく高揚した演奏を背に、彼は雄々しく、攻めるように歌をぶつけていた。その声に刺激を受けた観客たちが全力で頭を振り乱していた。
「拳を上げろ!」、凄まじい轟音を叩きつけるように『Bondage』が飛び出した。重低音を響かせ、グリーヴァは観客たちを黒い熱狂の宴へ導いてゆく。理性のストッパーが壊れるなんて当たり前、壊れた感覚のまま、どれだけ互いに最狂へ到達出来るかがグリーヴァのライブ。これはバトルどころではない、互いに限界まで感情を剥き出しに暴れ倒す狂気の儀式だ。雄々しくメロウな狂鬼の歌が、気持ちを熱く掻き立てたのも嬉しかった。
会場中にこだました「殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ」の声。『自己精神殺害推進會』の演奏が炸裂したとたん、誰もがハードコアでラウドな演奏の上で、頭を振り乱し「殺せ」コールをぶつけていた。剥き出しな感情をぶつけてゆく狂鬼。凄まじいエナジーを放つ演奏へ、全身全霊で魂をぶつけ返してゆく観客たち。終盤は、何度も何度もメンバーと観客たちによる「殺せ×5」が飛び交っていた。この一体化した熱狂が、熱く胸を揺さぶり続けていた。
「まだまだ吐き出せるか!!」。これまで以上にスピーディでラウドな演奏が炸裂した。グリーヴァは『操リ人間』を通し、観客たちを暴れ地獄の中へ引き込んでいった。全力で頭を振り乱し、大きく手の花を咲かせ、耳心地好いサビ歌に酔いしれながらも、どれだけ無我夢中で舞台上の彼らと戦いに興じていけるか。正直、冷静でなんかいれなかった。ただただこの狂ったノイズの中で暴れ続け、イキ続けていたかった。
凄まじい熱気の中へ、もっともっと狂えとばかりにグリーヴァは『潔癖症ノ僕。』を突き付けた。カオスな演奏が炸裂。その表情は激しいだけではない、そこには重くうねるヘヴィなグルーヴも生きていた。演奏に刺激され右へ左へ騒ぎ狂いながらも、身体の奥底まで震わせる重厚な演奏に嬉しい興奮も覚えていた。終盤には狂鬼のスクリームと観客たちとのヘドバンのバトルも登場。互いに剥き出しの感情で魂を燃やし尽くす。その関係性が最高だ!!
最後にグリーヴァは、毒々しく荒れ狂う『毒-ドク-』を突き付けた。1曲1曲表情を変えながらも、一度暴走したテンションを一切下げることなく、どんどん激しく加速させながら、グリーヴァはこの空間を狂乱の宴に染め上げていった。30分程度の短い時間だろう。でも、そこには2時間のライブに相当するテンション高い熱が詰め込まれていた。その濃密な一体感をとことん味わい尽くせたことが、最高の快楽だった。満面の笑顔で逆ダイしはしゃぐ観客たちの表情が。その満足度を物語っていた。
[SET LIST]
1.退廃的狂葬
2.Bondage
3.自己精神殺害推進會
4.操リ人間
5.潔癖症ノ僕。
6.毒-ドク-
この熱狂の続きは、これから地方で味わってくれ。
TEXT:長澤智典
▶NEXT EVENT
stylish wave CIRCUIT'17 夏の陣
7月9日(日) 高田馬場AREA
出演:グリーヴァ / 游彩 / 0.1gの誤算 / 甘い暴力 / Neverland / Vexent / シェルミィ(O.A.)
7月16日(日) HEAVEN'S ROCKさいたま新都心VJ-3
出演:グリーヴァ / 游彩 / 甘い暴力 / THE BLACK SWAN / シビレバシル / Vexent / FIXER(O.A.)
7月23日(日) 仙台MACANA
出演:ベル / 游彩 / 甘い暴力 / 0.1gの誤算 / Neverland / THE BLACK SWAN
7月30日(日) 新横浜NEW SIDE BEACH!!
出演:グリーヴァ / 游彩 / 甘い暴力 / THE BLACK SWAN / シビレバシル / Vexent / シェルミィ(O.A.)
8月5日(土) 大阪MUSE
出演:ベル / 游彩 / Purple Stone / 甘い暴力 / アヴァンチック / THE BLACK SWAN / ラッコ / -真天地開闢集団-ジグザグ(O.A.)
8月6日(日) 名古屋ell.FITSALL
出演:ベル / 游彩 / Purple Stone / 甘い暴力 / アヴァンチック / THE BLACK SWAN / ラミエル(O.A.
[各公演]
OPEN 16:00 / START 16:30
前売り ¥3,700 / 当日 ¥4,200(tax in)
オールスタンディング、入場整理番号有り
※ドリンク代は各会場ごとに異なります。
★一般チケット発売中!
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・チケットぴあ ▶購入ページ
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ライカエジソン、ZEAL LINK、little HEARTS.、fiveStarsでも店頭販売中!
(※お取り扱い店舗は下記の各公演の詳細をご覧ください)
入場順:A→B→C
[Aチケット]
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・WEB『club Zy.』一般会員優先
[Bチケット]アーティストHP先行予約
[Cチケット]各プレイガイド発売中!
stylish wave MAX '17 ”一撃乱舞”
2017年8月20日(日)新宿ReNY
OPEN 15:30 / START 16:30
前売り ¥4,000 / 当日 ¥4,500(tax in)
*オールスタンディング / 入場整理番号有り / ドリンク代別
【出演】ベル / 游彩 / Purple Stone / 0.1gの誤算 / 甘い暴力 / Sick2 / アヴァンチック / THE BLACK SWAN
<チケット情報>
入場順:A→B→C
[Aチケット]
・WEB『club Zy.』プレミアム会員/モバイル&スマホ日刊ブロマガ!『club Zy.チャンネル』会員最優先
・WEB『club Zy.』一般会員優先
[Bチケット]アーティストHP先行予約
[Cチケット]各プレイガイド発売中!
・ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:77374) <ご購入はこちら>
・チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:325-748) <ご購入はこちら>
・イープラス http://eplus.jp <ご購入はこちら>
・ライカエジソン東京 03-3369-3708
・ZEAL LINK渋谷 03-5784-9666
・ZEAL LINK高田馬場 03-6908-9682