INTERVIEW

HAKUEI(PENICILLIN) ロングインタビュー 第1回(全2回)

HAKUEI

インタビュー:海江敦士
Interview by Atsushi Kaie

 

バンドとしてはまだまだ。PENICILLINの個性はすごく大切だけど、そこからいい意味で新しいことも取り入れたい

――今年でPENICILLINは結成25周年を迎えるそうですね。
HAKUEI う~ん、意外と……。

――実感ないとか?(苦笑)。
HAKUEI いや、5年前の20周年の方がもっと実感がなくて。何かあっという間に20年経ったなっていう印象だったんですよ。でも、その20周年から今回の25周年の5年間って、案外長く感じていて。特に何があったっていうわけじゃないんだけどね(苦笑)。デビューした頃って何もかもが新鮮だったし、いろんなことにチャレンジできる時期だったから、あっという間じゃないですか。何か気がついたらそれが続いてたみたいな。でも、20周年を迎えると……落ち着いたみたいなことは言いたくないけど、地に足がつくっていうのかな。PENICILLINっていう名前も知ってもらえる人達にはしっかり認知してもらえたし、むしろ活動をしっかりしたものにしたかったというか。昔は浮き足だってナンボみたいなところがあったけど、そう言う流れもあったんで、この5年間は、そんなにあっという間じゃなかったですね。

――活動をかみしめる時期だったんでしょうか。
HAKUEI そういうつもりもないんですけどね(苦笑)。ロックバンドとして、変に安定感を求めるのは好きじゃないし。とはいえ、20周年を超えて……そこに成熟を感じるファンがいるかもしれないけど、バンドでもソロでもチャレンジするところを見せたかったっていうか。そういう部分では、すごくアタマを使っていたのかもしれないですね。

――着実に活動した5年間というお話ですが、昨年は7月にソロアルバム『Virgin Vibration』を、PENICILLINとして11月にミニアルバム『Lunatic Lover』をリリースしてますし、かなりアグレッシヴに制作をされてますよね。
HAKUEI ソロに関してはいろんな人に楽曲提供を頼んだ関係で、前倒しで動いてたんですよ。一昨年の年末くらいからいろんな人に声をかけ始めて。まぁ、制作には結局、半年くらいかかったけどね。PENICILLINの制作は、まぁいつも通りかな(笑)。

――先ほど、この5年は地に足を……みたいな発言もありましたが、現時点で“こうしていきたい”みたいな目標設定はありますか?
HAKUEI バンドとしてはまだまだですね。もっともっとできるんじゃないなって思ってます。もちろん、もともとあったPENICILLINのクセみたいなものはすごく大切な個性だと思ってるけどね。そこからいい意味で新しいことも取り入れたい。

――何十年やってきても新鮮さは大事ですね。
HAKUEI 前にカバーアルバム(=『Memories ~Japanese Masterpiece~』(2015年3月18日発売)を作った時があって、これがすごく面白かったんですよ。全然自分達とはかけ離れたジャンルの……例えば演歌とかね、それぐらい意外な曲をやってもPENICILLINでカバーしたら、やっぱり自分達の音になったんですよ。逆に、そういうことをやったら、また王道の曲をやりたくなったりして。だから、ぶっとんだことに挑戦した方が面白いのかなって最近思います。

――それもこれも、バンドの体幹がしっかりしているからでしょうね。とはいえ、そこは25周年! ここは変わってないなとか、逆に変わったと感じることがあったら教えてください。
HAKUEI なかなか言葉にするのは難しいよね……まぁ、声の変化はわかりやすいけど、変わってないと感じるのは、それぞれの楽器の音とかタイミングかな。ソロ活動で、他の人と音を出してみるとわかるんですよ。何かあるんです、メンバーの音が。

――肌でわかるみたいな!
HAKUEI 一昨年くらい前、僕のバースデーライブでKiyoshiさんに参加してもらったんですけど、machineの曲を何曲かやったんですよね。リハーサルでKiyoshiさんがいない時に千聖がひとりで弾いてたのを聴いたら、聴き慣れたmachineのフレーズが、千聖が弾くだけで全然違う。何て言うか“千聖”っていう音になっている(笑)。そのかわり、Kiyoshiさんのギターは“Kiyoshi”っていう音なんですけどね(笑)。もちろんO-JIRO君にもそういうものはあるし。きっとその辺は変わってないんだろうなって気がします。

――もちろんボーカルにも“HAKUEI”という色があるんでしょうね。
HAKUEI でしょうね(笑)。やっぱり25年やってますから。
 

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PENICILLIN 25th ANNIVERSARY TOUR 「25th Penicillin Shock」

2017年5月3日(水・祝) 名古屋 BOTTOM LINE
INFO. ズームエンタープライズ TEL.052-290-0909

2017年5月7日(日) 新宿 ReNY
INFO. サイレン・エンタープライズ TEL.03-3447-8822

2017年5月13日(土) 梅田 AKASO
INFO. 夢番地大阪 TEL.06-6341-3525

各公演 OPEN 17:15 / START 18:00

【チケット】
各公演 スタンディング ¥6,500(税込/D別)
※ご入場には6歳以上からチケットが必要になります。
【プレイガイド】
e+/ローソンチケット/チケットぴあ
【TOTAL INFO. 】
サイレン・エンタープライズ TEL.03-3447-8822(平日12:00〜18:00)



Kiyoshi 20th Anniversary DAY3「HAKUEI Battle with Kiyoshi 2017」

2017年6月4日(日) SHIBUYA club asia
OPEN 17:00 / START 17:30

【チケット】
¥6,000(D別)
発売中
【プレイガイド】
e+ http://eplus.jp
【INFO.】
MADSTAR RECORDS info@mad-star.info

 

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