FEST VAINQUEUR ロングインタビュー 第1回(全4回)「ライブバンドとして活動している以上、「ライブでみんなで大騒ぎ出来る」という意識はつねに持っていますから。」
2ndフルアルバム『シャンバラ』を発売したばかりのFEST VAINQUEUR。6月からは、「FEST VAINQUEUR東日本ツアー2015~東の果てまでイッテQUEUR~」を実施。8月には、「stylish wave CIRCUIT '15 夏の陣"今宵狂乱"」への参加も決定。11月2日には、大阪BIG CATを舞台に、結成5周年を記念したワンマン「FEST VAINQUEUR 5th Anniversary[555]-five-」を555円で開催する。今、着実に全国へ人気を広げているFEST VAINQUEUR。その魅力を4回に渡り、お伝えしよう。
撮影:菅沼剛弘 / インタビュー:長澤智典
Photographs by Takehiro Suganuma / Interview by Tomonori Nagasawa
――2ndフルアルバム『シャンバラ』が発売になりました。先にシングル『ペルソナ傷女』をリリースしたにも関わらず、同曲を収録することなく、全曲新作で埋めつくしているところがFEST VAINQUEURらしさじゃないですか??
HIRO 昨年にリリースした1stフルアルバムの『LIONHEART』も全曲新作で埋めつくしたんですけど。シングルに収録した歌を何曲か入れ、そのうえでアルバムに新曲を入れてというのが割とスタンダードなスタイルとしてある中、全部新曲で埋めつくしたほうが、それだけ多くの新しい表情に触れてもらえるぶん、よりファンの人たちにも喜んでもらえるじゃないですか。FEST VAINQUEURの作り出す楽曲自体がとても幅広さを持っているように、そのほうがいろんな曲を詰め込めるから、自分たちでも表現していくうえでのやり甲斐になりますからね。
――FEST VAINQUEURって、しょっちゅう全国をライブで駆け回ってるじゃない。よく、新曲を作る時間を持てているよね。
HIRO 忙しい日々ですが、そこは頑張りました(笑)。
――地元で過ごす時間ってあまりないでしょ。
KAZI あー、地元に居る時間はないっすね。
HIRO 1カ月のうち4割程度居れるかどうか??
KAZI 月によっては、ほとんど地元以外の土地にいることもあるんで。
――そんな環境の中、これだけコンスタンスに新曲を作れるってすごいよね。
KAZI いつ、作ってんやろな(笑)。
HAL FEST VAINQUEURは、メンバー全員楽曲を作れることが強みだから。
KAZI それがおっきいな。メンバー一人がすべての作曲を…という環境だったら、今のようなペースでは絶対作れてないんで。作詞に関しては一人やから、そこは大変やろうけど。
HAL 大変っちゃ大変なんですけど(笑)、作詞をする作業は嫌いじゃないし。むしろ、いろいろ書きたいこともあれば、各自が持ち寄る楽曲がいろんな発想を呼び起こしてくれるので、そんな困らないと言いますか。それに日々を生きてく中、その視点をどう向けるかによってもいろんな想いが出てくるじゃないですか。そういう想いを優先しながら書いてくことは多いです。
――HALさん自身も含め、メンバーみなさん多彩な曲調を持ってきますからね。
HAL それぞれの持ち寄った曲のメロディーを聞いた瞬間に浮かんでくる言葉も多ければ、そこで生まれた言葉をモチーフに歌詞を書いてくことが多いのも事実です。
――楽曲の幅広さは以前から知ってたとはいえ、今回も嬉しい驚きがいろいろとありました。前にも『NANIWA SAMBA』を通しサンバミュージックをベースにした祭りナンバーを作っていましたが、今回収録した『NANIWAリスペクト~Yah man!俺たちラガマフィン』ではレゲエミュージックを軸に据えてきました。しかも、歌詞に「ヤーマン!」というレゲエ音楽の歌詞によく登場する言葉まで使っていますからね。まさか、ビジュアル系の音楽で「ヤーマン!!」という言葉を耳にするとは…すごい驚きでした。
HAL せっかくビジュアル系をやっているんでね。
――いわゆる、なんでもあり…と。
KAZI そう。最近、ビジュアル系バンドはもちろん、そうじゃないスタイルのバンドのライブも見に行くんですけど。とくに海外のバンドさんほど、「音楽は国境の壁を超える。とくに日本は、音楽のジャンルの壁さえも超えて楽しんでる」と言うんですね。ビジュアル系音楽って、まさにその極みじゃないですか。
――確かに。
KAZI 言ってしまえば、ビジュアル系って音楽のジャンルではないですよね。もう最初からサウンドスタイルがボーダレスなんだから、そこへ、わざわざ壁を作る必要性なんてまったく無いかな、と。それよりもメンバーみんなが作曲出来る強みを活かし、それぞれに自分のルーツを持った音楽をFEST VAINQUEURに投影したりと、そこはフル活用したほうが楽しいと思うんですよ。
――引き出し多彩なほうが、いろんな表情を楽しめますからね。
KAZI そう。もちろん、一つのスタイルに固執するバンドもすごく格好いいなと思うんですよ。僕自身、そういうバンドも好きですし。ただ、FEST VAINQUEURに関して言うなら、わざわざ縛りを設けて表現してゆく必要性はないとメンバー全員が思ってる。しかもその自由度は、他のバンドには表現出来ない強みにもしていることなんでね。
――以前から自由度は高かったんですか??
KAZI いや、以前の自分たちには「こうでなきゃ」という枷があったんですよ。FEST VAINQUEUR活動初期の頃は、基本的にハードロック調やメタルテイストの強い楽曲が多かった。しかも、割とテクニカル趣向でね。だけどそれも、いつしか自然と変わっていったというか、枠を壊し始めたことが、結果的にFEST VAINQUEURの持つ表現の幅を広くしていったからね。
――2ndフルアルバム『シャンバラ』に収録したKAZIさんの楽曲は、激しい系が中心じゃないですか。そこは、ご自身の性格がそうさせているのでしょうか??
KAZI あー、僕が作ってきた曲は確かに激しい系が多いですね。そこは性格というよりは、メンバーそれぞれの作曲に於ける趣向性と言うのかな?!僕の場合は、比較的ラウドな楽曲製作を得意としていれば、そんなオールマイティに曲調を広げてゆくタイプでもないんで。だけどメンバーによっては、幅広く表現していく人もいる。そこを、メンバーそれぞれの個性や持ち味と言うなら、そうなんだとは思います。
――2ndフルアルバム『シャンバラ』を作るに当たっての狙いなどはあったのでしょうか??
HIRO とくに、製作に於ける縛りは設けていなかったです。あえて言うなら、メンバーそれぞれが作りあげた楽曲を一斉に持ち寄り、その中からアルバム全体の流れを考えたり、その表情に相応しい楽曲を選んだ形ということくらい。もうちょっと具体的に言うなら、ライブ映えしそうな激しい楽曲も入れれば、その対極として、しっとりとした表情の歌も加えたり。そこは、1枚の流れを通した起伏を考慮したうえで選び出しています。ただし、収録したのは全12曲とはいえ、その何倍もの楽曲が集まってましたから、それをすべて聴く作業が大変(笑)。まぁ、そこは嬉しい悲鳴なんですけどね。
――HIROさんは、聴かせの表情を持ってきましたよね。
HIRO 今回は、割としっとりとしたポップな楽曲を持ってゆく傾向が強かったですね。
――HALさんは、レゲエ曲からクールな音楽性やバラードまでと多彩な表情で攻めています。
HAL 今回の作品では、FEST VAINQUEURとしてより新しい音楽性へ踏み込んでいけたらいいなーと思ってて。そこから『共鳴』のようなしっとりしたバラード曲を作れば。FEST VAINQUEURと言えば、FEST=お祭という意味もあるように「明るいお祭り騒ぎ出来る曲」も特徴の一つ。それもあって、事前に「"浪花"をテーマにした曲を作ろう」という話をメンバー内でもしていました。それで作りあげたのが『NANIWAリスペクト~Yah man!俺たちラガマフィン』でしたからね。
――やはり、みんなで大騒ぎ出来る祭りナンバーは欠かせませんか?!
HAL ライブバンドとして活動している以上、「ライブでみんなで大騒ぎ出来る」という意識はつねに持っていますからね。
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INFORMATION

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6月1日発行号のV系フリーペーパー「Gab.Vol.75」の表紙巻頭特集に
FEST VAINQUEURが登場!
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(※店舗により到着日が前後します)
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<<FEST VAINQUEUR 2nd Full Album『シャンバラ』5月27日(水)発売!!>>
【初回盤Atype】CD+DVD
¥3,600 PRWC-9
[CD]
1.シャンバラ~Sambara~ 2.Stand By Always 3.ソレイユ 4.GONG!!!
5.NANIWAリスペクト ~Yah man!俺たちラガマフィン~ 6.合掌 7.FANG
8.KNIFE-slander- 9.共鳴 10.THANKS 11.Good By Again 12.レジューム~Resume~
[DVD]
「NANIWAリスペクト ~Yah man!俺たちラガマフィン~」MV+OFF SHOT
【初回盤Btype】CD+DVD
¥3,600 PRWC-10
[CD]
1.シャンバラ~Sambara~ 2.Stand By Always 3.ソレイユ 4.GONG!!!
5.NANIWAリスペクト ~Yah man!俺たちラガマフィン~ 6.合掌 7.FANG
8.KNIFE-slander- 9.共鳴 10.THANKS 11.Good By Again 12.レジューム~Resume~
[DVD]
「The Reason」ツアーファイナル
2014/12/5 梅田CLUB QUATTROライブ映像より8曲
【DVD収録曲】
V-1. 奇跡の翼 / V-2. 熱き銃声のように / V-3. RUSSIAN ROULETTE /
V-4. Tunderella / V-5. BOURGEOIS~ブルジョア~ / V-6. Rosario /
V-7. Angel / V-8. GIFT
【初回盤Ctype】CD+DVD
¥3,600 PRWC-1
[CD]
1.シャンバラ~Sambara~ 2.Stand By Always 3.ソレイユ 4.GONG!!!
5.NANIWAリスペクト ~Yah man!俺たちラガマフィン~ 6.合掌 7.FANG
8.KNIFE-slander- 9.共鳴 10.THANKS 11.Good By Again 12.レジューム~Resume~
[DVD]
「The Reason」ツアーファイナル
2014/12/5 梅田CLUB QUATTROライブ映像より7曲
【DVD収録曲】
V-1. Shelley~名も無い星の詩~ / V-2. Evil Disco ~somnambulism~ /
V-3.ヴァレンシアとヴァージニア / V-4. God knows / V-5. 現代的疑惑都市"DOUBT!" / V-6. BLAZE / V-7. COLORS
【通常盤】
¥3,000 PRWC-12
[CD]
1.シャンバラ~Sambara~ 2.Stand By Always 3.ソレイユ 4.GONG!!!
5.NANIWAリスペクト ~Yah man!俺たちラガマフィン~ 6.合掌 7.FANG
8.KNIFE-slander- 9.共鳴 10.THANKS 11.Good By Again 12.レジューム~Resume~
【なにわ盤】※予約限定販売
¥3,500 PRWCK-12
[CD]
1.シャンバラ~Sambara~ 2.Stand By Always 3.ソレイユ 4.GONG!!!
5.NANIWAリスペクト ~Yah man!俺たちラガマフィン~ 6.合掌 7.FANG
8.KNIFE-slander- 9.共鳴 10.THANKS 11.Good By Again 12.レジューム~Resume~
【NANIWA写真集ブックレット仕様】
取扱店舗:関西地区(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山)のCD販売店
※完全予約販売
■封入特典
★初回盤A/B/C・・・メンバーソロジャケット(10種)ランダム封入
★全Type共通・・・54種類トレカトランプランダム封入
■5セットコンプリート特典
≪応募者全員≫
あなたの名前&メンバーメッセージ付ソロポスタープレゼント(応募券封入・購入店舗不問)
≪抽選≫
・トレカトランプセット 55名にプレゼント
FEST VAINQUEUR東日本ツアー2015~東の果てまでイッテQUEUR~
6月06日(土) 柏Thumb Up
6月07日(日) 横浜Club Lizard
6月13日(土) HEAVEN'S ROCKさいたま新都心VJ-3
6月14日(日) 群馬VAROCK
6月20日(土) 仙台Hook
6月21日(日) 郡山CLUB #9
6月26日(金) 水戸LIGHT HOUSE
6月28日(日) 札幌KRAPS HALL
7月04日(土) 金沢VanVan V4
7月05日(日) 新潟CLUB RIVERST
7月11日(土) 静岡Sunash
7月12日(日) 長野LIVE HOUSE J
7月18日(土) 岐阜CLUB ROOTS
7月19日(日) 名古屋CLUB UPSET
[TOUR FINAL]
7月25日(土) 新宿BLAZE
【チケット】
前売¥4,000 当日¥4,500
(税込・オールスタンディング・D別)
・ローソンチケット http://l-tike.com
・チケットぴあ http://t.pia.jp/
・e+ http://eplus.jp/
『FEST FES 2015』開催決定!
8月29日(土) 大阪STUDIO PARTITA
【出演】 FEST VAINQUEUR / 凛-the end of corruption world- / Purple Stone / 少年記 /
メカクシ / Shellmy / Cocoon(ex-EVE Ryo) / ASTARIA / FoLLoW / JILLED RAY and more...
※大セッション有
※屋台やゲームなどお楽しみ企画予定中!
【開場/開演】13時/13時30分
【前売り/当日】4,000円 / 4,500円(税込・オールスタンディング・D別)
【チケット発売】
1.FEST VAINQUEURオフィシャルスマホ会員先行 5/31(日)23:00まで受付中!
2.出演バンドオフィシャルHP先行(6/12(金)12:00~6/26(金)23:00)
3.一般発売 月26日(日)
チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス
●各詳細はオフィシャルHPでご覧ください
『FEST VAINQUEUR 5th Anniversary [555] -five-』開催決定!
11月2日(月)大阪BIG CAT
★今秋発売予定の5周年記念シングルに、チケットが¥555(税別)で購入できるコードを封入!
一般チケット価格 ¥1,010(税別)
FEST VAINQUEUR [555] -five- 予告movie
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【 FEST VAINQUEUR OFFICIAL WEBSITE 】
http://www.festvainqueur.com/