INTERVIEW

ViViD ロングインタビュー 第1回(全4回)「『Thank you for all』は、みなさんに「ありがとう」という気持ちが伝わればというところが大きかった。」

ViViD


衝撃の発表が飛び交ったのは、シングル『Thank you for all/From the beginning』を発売した頃。ViViDは、間もなく約6年間の活動に幕を閉じる。この記事を目にする頃には、2月に発売したベスト盤『ViViD THE BEST』を受け、最後となる全国ツアー「LIVE TOUR 2015 THE BEGINNING of THE END」の真っ最中。ファイナルは、4月29日のパシフィコ横浜公演。
この取材は、ちょうどシングルを発売した時期に実施。その当時の想いとして受け止めていただけたら幸いだ。
 

撮影:山内洋枝(PROGRESS-M) / インタビュー:長澤智典
Photographs by Hiroe Yamauchi(PROGRESS-M) / Interview by Tomonori Nagasawa

 

『Thank you for all』を歌ってると、ViViDの歴史の歩みを振り返ってゆく感覚になれるように、聞いてくれたファンたちも同じ想いを感じているんじゃないかと思います。


――ViViDから告げられた衝撃的な発表。その発言を示唆した想いは、1月に発売したシングル『Thank you for all/From the beginning』の中にもリアルに反映されています。この楽曲の製作に入ったのはいつ頃なんですか??
RENO 確か、昨年の秋頃だったかな??「最後に想いを伝えてゆく方法として、1曲はバラードにしよう」という話をしながら、結果『Thank you for all』に決まり、製作が始まったのは覚えています。

――最初から、今の状況を想定したうえで製作を行っていたのでしょうか??
RENO そういう意図で、『Thank you for all』も『From the beginning』も作りました。

――ViViD最後のシングルを通して伝えたかったのは、新たな始まりへの想いもそうですが、やはり支えてくれた人たちへの感謝の気持ちだったんですね。
シン そうですね。今でも『Thank you for all』を歌ってるとViViDの歴史の歩みを振り返ってゆく感覚になれるように、きっと聞いてくれたファンたちも同じ想いを感じているんじゃないかと思います。事実、作るときもそういう気持ちで作っていましたから。

――ここまでの約6年間とても濃い日々だったぶん、いろんな想いが甦ってくるのも当然ですよね。
シン まぁ、いろんな経験を重ねながら進んできたので。でも最後は、タイトルへ記したように感謝の気持ちばかりなんですよね。

――日々、いろんな感謝の想いを感じながら進んできてました??
シン 感謝の想いを強く感じるときもあれば、周りへ反発していたこともあったように、いろんな経験を重ねてきたことで、より深く周りの人たちの有り難みがわかってきたのかな??というのはあります。それはファンたちにも、支えてくれたスタッフや関係者にも、もちろんメンバーにも。だからこそ、全員に感謝の気持ちを伝えたくてこのタイトルを付けました。

――その想いは、メンバーみなさんが同じように感じていること??
RENO そうですね。『Thank you for all』は、製作するときから何処か温かみを覚えるバラードにしたかった。「ありがとう」と悲しいさよならの気持ちよりも、聴き終わったあとに何処か暖かい感覚が残るように『Thank you for all』を作ったつもりです。

――ここへ至るまでにも、ホントたくさんの出会いを重ねてきたんだろうなぁと想像します。
RENO たくさんの出会いがあれば、その出会いこそ大事なことでした。出会いを通して得た経験には、ものすごく大きなものがありますからね。
イヴ 僕も、感謝の気持ちはとても強いですね。『Thank you for all』のレコーディングのときもその気持ちを胸に抱きながら、感謝の気持ちを込めて弾いてました。

――『Thank you for all』のデモ音源を聞いたとき、どんな印象を受けました??
イヴ デモ音源をもらったときから、「これを最後のシングルに収録できたらいいなぁ」という気持ちで聞いていました。
RYOGA ViViDとして最後に出すシングルだからこそ、悲しすぎるのもらしくなければ、逆に明るすぎても違う。まさに、「こういう感じを求めてた」という楽曲になったなと僕自身も感じています。

――その当時の自分たちの心境にもフィットしていた曲調や歌詞になっていたと。
RYOGA そうですね。僕の気持ちにはすごくフィットしていました。

――Ko-kiさんは、『Thank you for all』に対して当時どんな想いを抱いてましたか??
Ko-ki シングルの選曲会をやったときに、メンバーそれぞれ楽曲を持ってきたんですけど、メンバーの誰もが「この曲が一番しっくりくる」と言ってましたね。自分でも幾つか楽曲を持っていきましたが、みずから作った楽曲よりも、僕も素直に「聞いてて前向きな気持ちにもさせてくれるこの曲がいいな」と思いました。

 

 

 

『Thank you for all』は、みなさんに「ありがとう」という気持ちが伝わればというところが大きかった。


――昨年秋にレコーディングをということは、けっこう早いペースで製作を進めていたんですね。
RENO 早い時期から動いてはいました。

――今回の答えを導き出したのは、具体的にはいつ頃なんですか??
RENO 当時はまだメンバー内のみでしたけど、昨年の春前には「そういう風にしよう」と決めていました。ただ、その言葉を他の人たちへ伝える機会をなかなか作れなかったので、身近なスタッフの人が知ったのはもっと後ですけど。メンバー自身では、その頃から決めていたことでした。

――だからこそ、『Thank you for all』と『From the beginning』を最後のシングル曲にしようと思っていたし、その想いをどう楽曲に込めるかへ意識を注ぎ込んできたわけだ。
RENO そうです。製作にけっして長い時間を費やしたわけではないけど、どう想いを込めようかというのは、それぞれ難しいことだったとは思います。

――とくに歌詞の面では、想いをどう集約させようか悩むところかな??と想像します。改めて作詞をしていく際に大変だったことを教えてください。捉え方によっては、いろんな含みを持った歌にも聞こえますからね。
シン 解釈によっては違う意味にも捉えられるけど、本当に伝えたかった真意はそこ(解散を踏まえて)にあるわけだし。とにかく、みなさんに「ありがとう」という気持ちが伝わればというところが大きかったです。

 

 

 

刺を持っていた時期もあれば、それを通した失敗によって学んだこともあるように、人はそういう経験を重ね大人に成長していくんでしょうからね。


――6年間ViViDとして活動していく中、RENOさん自身にもいろんな心の変化はありました??
RENO 良くも悪くもいろんなことを知っていけば、その中でいろいろ気づかされた日々だったなと感じます。結成当初は、本当に何も知らないばかりに刺があったりもしましたけど、当時はそこが良かった部分かなとも感じれば、反省すべきこともあった。きっと大人に成長していくって、そういうことなんだというのを実感し続けてきた6年間だったなと思います。

――ViViDを通しての経験が、RENOさん自身を一人の大人として成長させたわけだ。
RENO 大人になりましたね(笑)。さっきも言ったけど、刺を持っていた時期もあれば、その失敗から学んだこともあるように、きっと人は、そういう経験を重ねながら大人に成長していくんでしょうからね。ViViDを通したいろんな経験は、自分の人生の中ですごく大きなことだったなと強く感じています。

――そこは、イヴさんも同じ気持ち??
イヴ ViViDとしての活動は、自分を成長させてゆくうえでのいろんな経験を与えてくれた場であり、そんな6年間の日々でした。

――ViViDとしての歴史の歩みは、楽曲を通すことでより強く感じるものなのでしょうか??
イヴ それはありますね。今回発売したベスト盤『ViViD THE BEST』を聴いたときにもそれは感じたこと。中でも、インディーズ時代に発表した『Take-off』を2014年バージョンとして、『Dear』と『Across The Border』を2015年バージョンとして新たにレコーディングしたんですけど。そうしたのも、その頃はレコーディングの知識も少なかったとはいえ、その当時で出来る最高の作品を形にしていたんですが、今振り返ると、まだまだ改良の余地が見えてきた。それに、いろんな経験を重ねてきたからこそ「今の自分たちのスタイルで録ったらまた違った作品になるだろうなぁ」と思い、あえて新録しました。メンバーとしては、当時昇華しきれなかった部分をあるべき姿に出来た実感がありますからね。もちろん、当時だからこその良さもあるからこそ、他の楽曲はあの頃のまま収録しています。

――音源の中へは、その時ごとのベストな姿をしっかり収録しているわけですもんね。
イヴ 残してきたつもりです。

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1. Thank you for all
2. From the beginning
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Thank you for all (Music Video)

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タイアップ:『Thank you for all』テレビ朝日系全国放送「BREAK OUT」1月度オープニング・トラック
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【初回生産限定盤B】
[CD収録曲]
1. From the beginning
2. Thank you for all
[DVD収録]
From the beginning(Music Video)

封入特典:イベント参加補助券(1枚)、プレゼント応募券(1枚)
タイアップ:『Thank you for all』テレビ朝日系全国放送「BREAK OUT」1月度オープニング・トラック
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【スペシャルボーナストラック盤】
[CD収録曲]
1. From the beginning
2. Thank you for all
3. NEUTRAL
[DVD収録]
From the beginning(Music Video)

初回仕様特典:ピクチャーレーベル5種ランダム仕様
イベント参加補助券(1枚)封入、プレゼント応募券(1枚)封入
タイアップ:『Thank you for all』テレビ朝日系全国放送「BREAK OUT」1月度オープニング・トラック
ESCL-4358 ¥1,200+税

 

 

「ViViD THE BEST」 2015.2.25 RELEASE!!

 

【初回生産限定盤A】
CD:Disc 1[Singles]
01. Take-off 2014 02. Dear 2015 03. Across The Border 2015 04. PRECIOUS
05.「夢」~ムゲンノカナタ~ 06. BLUE 07. FAKE 08. message 09. REAL 10. ANSWER
11. THEATER 12. 光-HIKARI- 13. Thank you for all 14. From the beginning

CD:Disc 2[Coupling tracks]
01. Rem 02. risk 03. CRISIS 04. Re:Load 05. カケラ 06. 夏花 07. ring 08. vanity
09. envision my way 10. OVER THE LIMIT 11. NEUTRAL

DVD:「Dear...ViViD COLORS」2011.5.15 日比谷野外大音楽堂 BEST GIGS
01. Across The Border 02. Take-off 03. PRECIOUS 04. Rem 05. 夢ノミチシルベ
06. 「夢」~ムゲンノカナタ~ 07. BLUE 08. risk 09. CRISIS 10. Dear

《初回A/初回B/スペシャル・ボーナストラック盤 初回仕様封入特典》
・発売記念イベント参加券(1枚)封入
・発売記念イベント当日限定使用「当たり」券ランダム封入
・W購入者プレゼント応募券封入 (応募締切:2015/3/31(火) 消印有効)

ESCL-4375~7 / ¥5,000+税

 

 

【初回生産限定盤B】
CD:Disc 1[Singles]
01. Take-off 2014 02. Dear 2015 03. Across The Border 2015 04. PRECIOUS
05.「夢」~ムゲンノカナタ~ 06. BLUE 07. FAKE 08. message 09. REAL 10. ANSWER
11. THEATER 12. 光-HIKARI- 13. Thank you for all 14. From the beginning

CD:Disc 2[Live recordings]
●ViViD 3rd ONEMAN LIVE『Day of Awaking』
01. butterfly (2010.08.08 SHIBUYA-AX) 02. PRECIOUS (2010.08.08 SHIBUYA-AX)
●ViViD ONEMAN LIVE TOUR 2011 Dear...ViViD COLORS
03. J-guild (2011.05.15 日比谷野外大音楽堂)
04. Trail of Tears (2011.05.15 日比谷野外大音楽堂)
●ViViD LIVE 2012 TAKE OFF ~Birth to the NEW WORLD~
05. 「夢」~ムゲンノカナタ~ (2012.01.07 日本武道館) 06. 夏花 (2012.01.07 日本武道館)
●ViViD TOUR 2012「Welcome to the ROCK★SHOW」
07. memories in white (2012.07.01 東京国際フォーラム・ホールA)
08. EVER (2012.07.01 東京国際フォーラム・ホールA)
●ViViD TOUR 2014「THE PENDULUM~ALIVE~」
09. 天音 (2014.06.11 ZEPP TOKYO) 10. THEATER (2014.06.11 ZEPP TOKYO)

《初回A/初回B/スペシャル・ボーナストラック盤 初回仕様封入特典》
・発売記念イベント参加券(1枚)封入
・発売記念イベント当日限定使用「当たり」券ランダム封入
・W購入者プレゼント応募券封入 (応募締切:2015/3/31(火) 消印有効)

ESCL-4378~9 / ¥3,700+税

 

 

【スペシャルボーナストラック盤】
CD:
01. Take-off 2014 02. Dear 2015 03. キミコイ 04. Across The Border 2015 05. PRECIOUS
06.「夢」~ムゲンノカナタ~ 07. BLUE 08. FAKE 09. message 10. REAL 11. ANSWER
12. THEATER 13. 光-HIKARI- 14. Thank you for all 15. From the beginning

〈スペシャル・ボーナストラック盤 初回仕様特典〉
・ピクチャーレーベル5種ランダム仕様
・ボーナストラック「キミコイ」収録

《初回A/初回B/スペシャル・ボーナストラック盤 初回仕様封入特典》
・発売記念イベント参加券(1枚)封入
・発売記念イベント当日限定使用「当たり」券ランダム封入
・W購入者プレゼント応募券封入 (応募締切:2015/3/31(火) 消印有効)

ESCL-4380 / ¥3,000+税

 

 

LIVE TOUR 2015 THE BEGINNING of THE END
2月22日(日) 渋谷公会堂
2月27日(金) 長野CLUB JUNK BOX
3月03日(火) 札幌KRAPS HALL
3月05日(木) 仙台MACANA
3月06日(金) 高崎club FLEEZ
3月09日(月) 水戸LIGHT HOUSE
3月12日(木) HEAVEN'S ROCKさいたま新都心VJ-3
3月16日(月) 金沢 AZ
3月18日(水) 広島ナミキジャンクション
3月21日(土) 博多DRUM Be-1
    
3月23日(月) 神戸VARIT.
3月26日(木) KYOTO MUSE
3月28日(土) 梅田CLUB QUATTRO
3月29日(日) 名古屋CLUB QUATTRO

■チケット情報
◎チケット発売中!
前売¥4,800- / 当日¥5,300-(税込・D代別)
※全公演スタンディング/3歳以上チケット必要
(渋谷公会堂公演は全席指定)
各公演詳細・プレイガイド情報はオフィシャルサイトにてご確認ください。

 

 

ViViD LIVE TOUR 2015 THE BEGINNING of THE END FINAL
「CROSSING OF THE DREAM」

4月29日(水) パシフィコ横浜 国立大ホール
OPEN 16:45 / START 17:30
前売¥5,800 / 当日¥6,300(tax in)
※全席指定/3歳以上チケット必要
【チケット発売中】
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:254-529) http://t.pia.jp/
ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:79093) http://l-tike.com/
イープラス http://eplus.jp/
問:DISK GARAGE 050-5533-0888

 

 

その他ライブ情報や最新情報は OFFICIAL WEBSITE、Twitterをご覧ください。

【 ViViD OFFICIAL WEBSITE 】
http://www.pscompany.co.jp/vivid/