1月にアルバム『Ray』を発売したばかりのthe Raid.。現在彼らは、「the Raid. 6 都市 ONEMAN TOUR「Ray of Hope」」の真っ最中。ファイナルは、3月21日(土)恵比寿LIQUIDROOMで開催。その後すぐに「stylish wave CIRCUIT'15 春の嵐“今宵、乱れ打ち”」へ参加。さらに、4月19日に開催となる「stylish wave EXTRA'15 “乱一夜”」にもオープニングアクトで登場することが決定している。今回は、最新アルバム『Ray』の話を中心に、the Raid.の魅力をお伝えします。
 

インタビュー：長澤智典
Interview by Tomonori Nagasawa

――現在the Raid.は、最新アルバム『Ray』を手に全国6大都市をまわるツアー「the Raid. 6 都市 ONEMAN TOUR "Ray of Hope"」を実施中。最近、the Raid.の人気や評判がいい感じで伸びているんじゃない??
星七　僕ら年齢も年齢なんで、もっとガーンと行きたいところなんですが…。

――えっ、年齢って…。the Raid.は若手ばかりだと思ってました。
星七　バンド自体もまだ活動4年目だし、ギターのbo_yaと由羽は若いですが、自分や庵、一陽はアラサー世代だから、なるべく早いうちにこのバンドでしっかり成果を出したいなと思い活動しています。

――この日の取材は、星子さんが行っているニコニコ生放送へゲスト参加する前に行っていますが。一陽さん、顔面へかなりコミカルな白塗りメイクを施していますよね。すでにビジュアル系という枠を超えていませんか??
一陽　僕ですか??こんなことをしているけど、メンバーの中では一番温厚な性格じゃないかと。
庵　(一陽の顔を横で見ながら)確かに心は広めやね(笑)。
星七　the Raid.の中、それぞれがキャラクターを確立していることもあって、一陽は一陽なりに自分のビジュアル系をスタイルを今、必死に模索中なんですよ。

――各自のキャラクターも教えてください。
星七　由羽は、派手髪なザ・ビジュアル系担当。bo_yaは、可愛いキャラ担当。庵はクール担当で、僕は正統派担当。そこにかぶらないキャラを一陽は…ということで、彼なりに"お笑いキャラ"担当を確立させようとしているところです。

――一陽さん、普段のビジュアル系メイクと白塗りメイクでは、かなりのギャップがあるんじゃないですか??
一陽　そうっすね。でも普通のメイクのときと違って、白塗りメイクのときは何を言っても、何をやっても許されてしまうかな?!と思うところがあって。そういう部分でも、「自分の中ではキャラ分け出来ている」とは思ってるんですけど…どう思われますか??

――どう思われますか??って、さすがにこのメイクでライブはやらないですよね。
一陽　それが、時々やるんですよ。
星七　「stylish wave」へ出させてもらい始めた頃は、全部このメイクやったよね。
一陽　そう。当初はオープニングアクトで参加してたんで、そこはインパクトが大事かなと思って。そういう印象を与えるときとか、この日のニコ生放送など映像に残るときは、あえてこっち(白塗りメイク)にしていることが多いです。

――お客さんのリアクションはどうなの??
一陽　そこが一番の難題で…。前に、会場オープンして間もない時間に、この白塗りメイク姿をチラッと見られたことがあって。そのときに場内から聞こえてきたのが、「私、今日はわざわざ○○県から観に来たのに、あれはなんなん??」という会話。あのときは、さすがに心折れそうになりました。
星七　the Raid.ファンの中でも、一陽の白塗りメイクに関しては、否定派と肯定派に分かれてるんですよ。
一陽　すごい賛否両論なんですよ。このメイク姿を「すごく楽しい」と言ってくれる子たちもいれば、メッチャ嫌ってる子もいるんで、この顔でのライブのときのリアクションによっての出落ち感は、毎回ハンパないです。とくに、ワンマンでこのメイクをすると、かなりファンの子たちは手厳しいですね。

――えっ、ワンマンでも、この不細工顔でやってるんですか????
一陽　不細工って…。ワンマンでも、何回かこの顔で演奏したことがあって。場内アナウンスが終わり、ワーッ!!と盛り上がってる状態のところへこの顔で出ると、大概「エーッ!!」「それ、あかんやろー!!」と言われてしまう(苦笑)。

――the Raid.って、これまでズッと正統派なバンドだと思っていたら…。
星七　楽曲は正統派なんですけど。メンバーが関西出身なもんで、たまにはおふざけもありかなと。とくにメンバーのバースデーライブなどその場の空気を和ませたいときは、その日の主役メンバーを引き立たせるため、他のメンバーもそういう格好をしたりという経験はしていること。まぁ一陽に関しては、白塗りキャラクターを自分で気に入ってやってることだから。

――さすがにクール担当の庵さんは、白塗りメイクはやらないですよね。
庵　ハロウィンイベントのときに、1回だけやりました。

――ハロウィンイベントなら、納得ですよ。
庵　普段は、ちゃんとしたライブを行いたいと僕は思っているので。
一陽　自分の場合、ステージや楽曲面に出している正統派なスタイルとのギャップを狙っているところがあってのこと。とくに映像として残るときは、こうやって笑いを配信していきたい。それに、いろんな要素がバンド内にあったほうがthe Raid.としても強みになると思うんで。

――若手チームは、ズッと冷静な目で話を聞いてますが…。
bo_ya　僕たちは"チーム正統派"なんで、一緒に居ながら楽しんではいるんですけど、あまり汚れには行きたくないように、そこは一線を置いてる感じです。
由羽　僕ら、"チーム安パイ"なんです(笑)。
 

――1月28日に、the Raid.は最新アルバム『Ray』を発売しました。中には、『レゾン・デートル』『REBELLION』『ピリオド』と3枚のシングルの表題曲も収録しています。
bo_ya　今回のアルバムを製作するに当たり、先に星七さんから「アルバムのタイトルは『Ray』で。アルバムを手にした全国ツアーは「Ray of Hope」と名付けて行いたい」とアイデアを出され、それを受けて僕と由羽が新曲の製作に入ったのが始まりなんですけど。「Ray of Hope」というのは「一筋の希望の光」という意味。そこから最初に、タイトル曲である『Ray』を作りあげ、星七さんが「一筋の光」をテーマにした歌詞を『Ray』の中へ書きました」。

――何故、『Ray』というタイトルにしたんですか??
星七　the Raid.も活動4年目に入り、少しずつですけど未来へ向かって輝く光が見え始めてきた。そこから「バンドに差し込んだ一筋の光を表現したい」気持ちになり、『Ray』という「光」をテーマにした曲を書きたいなと。ツアータイトルの「Ray of Hope」も、bo_yaが言ってたように「一筋の光」という意味を持つ言葉。the Raid.に射し込んだ光も、まだまだ小さな一縷の光みたいなもの。そんな「今はかなり小っちゃな光やけど、でもいつかは…」みたいなニュアンスをそこに込めたいなと思って。

――今のthe Raid.に射し込んだのは、まだまだ小さな一縷の光なんですか??もっと大きい光にも見えますけど。
星七　4年目に突入し、少しずつですけど、やっと光が射してきたなと自分らは受け止めてるんで。
the Raid.の場合、シングルなどの表題曲を書くのを得意としているのがbo_yaくんで。ライブで生きる激しい曲を作るのが由羽くんというように、互いに得意な表現スタイルが違うよう自然と担当分けが成されてるんだけど。今回のアルバム製作に関しては2人ともそういう枠さえ取っ払い、ともにキャッチーな曲を作れば、激しい楽曲も製作。他にも、これまでのthe Raid.にはなかった表情も出てきたように、新しいthe Raid.の姿が垣間見れる作品になったなとは感じてる。

――歌詞の面でも、世界規模の視点で捉えた内容から、恋愛ソング、ネットで自宅警備をしている人たちを揶揄する歌など、いろんな視点で書いていますよね。
星七　言われたよう地球規模というえらいワールドワイドなことを歌詞に書いてれば、とんでもない下ネタ風な歌詞もあったり。殺人事件的な視点やネット社会のことなど、アルバムだからこそいろんな視点で書いてます。

――次週からは、アルバム『Ray』の全曲解説を行います。

第1回｜第2回｜第3回｜第4回
 

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【A-Type】
[CD収録曲]
1.innocent Blue
2.Ray
3.esora.
4.レゾン・デートル
5.www.
6.言い訳DREAMER
7.Devilish Kitty
8.依存の雨
9.Prisoner
10.REBELLION
11.ピリオド

[DVD収録]
1.Ray(MV)＆MV MAKING

品番：RAID-1001 価格：￥3,500+税
発売元：the Raid. 販売元：ダイキサウンド

全タイプ共通封入特典：オフショットトレカ2枚（全10種+シークレット2種）
封入：応募券A

 

【B-Type】
[CD収録曲]
1.innocent Blue
2.Ray
3.esora.
4.レゾン・デートル
5.www.
6.言い訳DREAMER
7.Devilish Kitty
8.依存の雨
9.Prisoner
10.REBELLION
11.ピリオド
12.PRECIOUS
13.M

[DVD収録]
1.Ray(MV)＆MV MAKING

品番：RAID-1002 価格：￥3,000+税
発売元：the Raid. 販売元：ダイキサウンド

全タイプ共通封入特典：オフショットトレカ2枚（全10種+シークレット2種）
封入：応募券B

 

★インストアイベント
2月07日(土)15:00～ R.I.P（新潟）
2月10日(火)16:00～ ZEALLINK高田馬場店
2月13日(金)16:00～ TowerRecords アリオ倉敷店（岡山）
2月14日(土)17:00～ SKULLROSE（福岡）
2月16日(月)18:00～ マジカルスクエア（広島）
2月18日(日)15:00～ littleHEARTS.大阪店
2月18日(水)18:00～ ZEALLINK大阪店
2月19日(木)18:00～ ZEALLINK名古屋店
2月22日(日)16:00～ littleHEARTS.仙台店
2月28日(土)16:00～ ライカエジソン名古屋店
3月02日(月)17:30～ Ash-LD'50（浜松）
3月14日(土)16:00～ littleHEARTS.東京店

※各イベントの参加方法等、イベント内容等、詳細はオフィシャルサイトにてご確認ください

 

 

the Raid. 6 都市 ONEMAN TOUR「Ray of Hope」
1月31日(土)OSAKA MUSE(由羽バースデー)
2月08日(日) 新潟GOLDEN PIGS BLACK STAGE
2月15日(日) 福岡DRUM SON
2月21日(土) 仙台HooK
3月01日(日) ell.FITS ALL(庵バースデー)

【FINAL】
3月21日(土)恵比寿LIQUIDROOM
OPEN 16:30／START 17:30
前売￥3,500／当日￥4,000(ドリンク代別)
※入場者全員に JURY BLACK×the Raid. ツアー限定 T シャツ配布

【チケット】
A: e+プレオーダーチケット(抽選期間 11/1~11/14,当落発表 11/15)
B: e+ 一般販売:11/29　[購入ページ]

 

 

 

stylish wave CIRCUIT'15 春の嵐 "今宵、乱れ打ち"

3月29日(日) 新横浜NEW SIDE BEACH! !
出演：アルルカン / NOCTURNAL BLOODLUST / GIGAMOUS / the Raid. / RoNo☆Cro / the LOTUS / ベル　

4月05日(日) 新潟GOLDEN PIGS RED STAGE
出演：アルルカン / NOCTURNAL BLOODLUST / Black Gene For the Next Scene / GIGAMOUS / the Raid. / RoNo☆Cro

4月11日(土) 大阪MUSE
出演：アルルカン / NOCTURNAL BLOODLUST / Lycaon / Black Gene For the Next Scene / GIGAMOUS / the Raid.


【全公演共通】
OPEN 16:00 / START 17:00
チケット：前売り 3,700円(tax in) 　当日 4,200円(tax in)
※オールスタンディング、入場整理番号有り
※ドリンク代別途(代金は各会場ごとに異なります）

 

 

 

stylish wave EXTRA'15 “乱一夜”
4月19日(日) 新宿ReNY
OPEN 15:30／START 16:30
出演：the Raid.(O.A) / HERO / GOTCHAROCKA / Black Gene For the Next Scene
Lycaon / アルルカン / NOCTURNAL BLOODLUST / GIGAMOUS

【チケット】 前売り￥4,200(税込)／当日￥4,700(税込)
※オールスタンディング / 入場整理番号有 / ドリンク代別

・ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:72477) [チケット購入ページ]
・チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:249-340)[チケット購入ページ]
・イープラス [チケット購入ページ]
・ライカエジソン東京 03-3369-3708
・ZEAL LINK渋谷店 03-5784-9666
・ZEAL LINK高田馬場店 03-6908-9682

 

 

その他ライブ情報や最新情報は OFFICIAL WEBSITE、Twitterをご覧ください。

【 the Raid. OFFICIAL WEBSITE 】
http://the-raid.net/