REPORT

stylish wave NEXT #03 -お正月はすぐそこ- 2018.12.30 渋谷REX ライブレポート

 

2018年も終わろうとしている12月30日、東京・渋谷Rexで『stylish wave NEXT #03 -お正月はすぐそこ-』が開催された。若手ヴィジュアル系バンドの登竜門ともいえるこのイベントに集まったのはFIXER/BabyKingdom/グラビティ↗↗楽しさ♪FULLVOLTAAAGE!!!/ヴァージュ/TRNTY D:CODE/ジグソウ/アルファリア/i.Rias/HAKLO/AIOLIN/虹彩☆RaveLにゲストのthe Raid.を加えた総勢12バンド。この12バンドでどのバンドが頭一つ抜けるのか、2019年のネクストブレイクを占う平成最後の年末恒例イベントの模様をレポートする。

TEXT:オザキケイト

 

 

虹彩☆RavaL


会場が暗転するなり一番手らしく元気に飛び出してきたのは虹彩☆RaveL。勢いよく出てきた彼らに黄色い声が飛ぶ中、ライヴは「現状リテラシー」からスタート。斗詩(Vo)の「さぁ全員で飛んで!アゲて行くぞ!!」の声を合図に飛び跳ねるフロア。続く毒々しい世界をポップに表現した「ぼけた兎」ではかわいらしいウサギをモチーフにしたフリで会場を一つにし、フロアの熱を徐々に上げていく。

 

「今年最後の公演ということで、みなさん盛り上げていけますか!」の声で始まったのは1月にリリースされる新曲「妄想ラビット」だ。今年始動したばかりの彼らは新V系アイドルユニットを謳っているだけあり、若さあふれるはつらつとしたステージングで会場を虹彩☆RaveLの世界へと誘う。

 

また、この日最後に演奏された「パラレル」ではこれまでの毒々しさからは一転、ポップでキャッチーなメロディに飛び切りの笑顔とポジティブなメッセージを乗せて聴かせてくれた。短い時間ながらしっかりと観る者の虹彩に虹彩☆RaveLを焼き付け、フロアからは彼らを呼ぶ声が絶え間なく響いていたのが印象的だった。斗詩の頭についていたウサギの耳はそんな彼らを呼ぶ声を余すことなく聞き取るためのものだったのかもしれない。

SET LIST
01. 現状リテラシー
02. ぼけた兎
03. 妄想ラビット
04. パラレル

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AIOLIN


場内にヴァイオリンの美しい音色のSEが流れたということはAIOLINの登場だ。ヒカリト(Vo/Gt/Vn/Pf)がヴァイオリンを構えると「Remember The Name」でライヴの幕は切って落とされる。イントロではヴァイオリンを奏でたヒカリトは歌でもシャウトやクリーントーンで魅せてくれる。間奏ではギターを手に取り速弾きを交えたエモーショナルでテクニカルなギターソロを聴かせてくれた。このラウドなサウンドに流麗なヴァイオリンが絡む唯一無二の音こそが彼らが掲げる“革命的ヴァイオリニズム”なのだ。

「頭振って行こうぜ!」の声で始まった「Bullet」では、ヒカリトの「締めくくろうぜ2018年。思い切り楽しめ!!」の煽りに呼応し、オーディエンスは全てを振り絞るようにヘッドバンギングで応戦し、フロアが熱を帯びていくのがわかった。AIOLINはこの日がstylish wave初登場ということもあり、彼らを初めて見るオーディエンスも少なくなかったように思う。しかし彼らはそんなオーディエンスに向かって「心に何か一つでも残る、そんな音を届けられたらいいなと思っています。」と挨拶をし、メロディーが綺麗な「When I Close My Eyes」を披露した。

さらに<そう僕等は今此処で出会えた この奇跡と絆を愛して生きる>と歌った「Ark Night」でこの日のライヴを締めくくり、ヒカリトは最後ステージの中央でヴァイオリンを高らかに掲げライヴは幕を閉じた。今はまだ小さな波紋かもしれないが、その革命の火種は徐々に大きくなっていくのだろうと確信したステージであった。AIOLINの革命はまだ始まったばかりだ。



SET LIST
01. Remember The Name
02. Bullet
03. When I Close My Eyes
04. Ark Night


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the Raid.(GUEST


幕越しに気合い入れの声が聞こえ、幕が開くとそこにはこの日のゲストであるthe Raid.の姿が。星七(Vo)がしっとりと歌い上げた「メルトスノー」でライヴは幕を開け、続くストレートで疾走感に溢れthe Raid.のメロディセンスが発揮された「未完成レプリカ」ではメンバーがフロアを代わる代わる煽りオーディエンスの箍を次第に外していく。

 

「さぁ渋谷、年内ラスト暴れていきましょう!」という星七の声を合図に和風なイントロが流れる。始まったのは縦ノリアッパーチューン「泡姫」だ。始まるや否やフロアはジャンプにヘッドバンギングにと臨戦態勢。この熱はとどまることを知らず、彼らは「食べてもいいかい!!」と「純潔ピラニア」を投下。彼らの代表曲ともいえるこの曲で会場の盛り上がりは最高潮に達した。

 

ここからはラストスパートと言わんばかりにアグレッシブなナンバーを立て続けに演奏。星七の繊細な歌声が映える「病んでる君に贈る歌」ではネガティブな歌詞を最後<クヨクヨしてる暇あんなら 死ぬ気で生きてやれ>と歌い、ラストを飾った「HEARTLESS」では会場中でタオルが舞い、大合唱が巻き起こり、彼らの2018年ラストライヴは大団円を迎えた。そして、「2018年、おつかレイド!!!」とお馴染みの挨拶で彼らは2018年を締めくくりステージを後にした。

 

SET LIST
01. メルトスノー
02. 未完成レプリカ
03. 泡姫
04. 純潔ピラニア
05. 病んでる君に贈る歌
06. HEARTLESS

 



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HAKLO


 

四番手として登場したのは5月に始動したばかりながら、デモシングルが始動1ヶ月弱で完売と現在勢いのあるHAKLOだ。黒と金の統一感のある出で立ちで登場した彼らは最新シングルであり、HAKLOらしいキャッチーなメロディに功大(Vo)のハイトーンボイスが映える「真紅の糸」からライヴをスタート。続いて「宴を始めようか!!」の声でフロアが一斉にタオルを回した「外れ者の宴」で会場のボルテージを上げていく。

 

MCでは「一年目で夢のstylish waveの舞台に立てたにも皆さんのおかげだと思います」と感謝の言葉を述べつつも、「来年ももっと活発に活動できるように後半戦、ついてきてくれるか!!」と煽り、HAKLOの始まりの歌でもある「ログアウト」を披露。

 

「2019年ももっともっとみんなで物語を紡いでいこう」という言葉とともにラストに演奏されたのは「スーサイドノート」。途中、功大が「もっと夢を見ていこう」とフロアに語りかけたのが印象的で、さらにメンバーがステージを去ったあとも彼らを呼ぶ声が響いており、2019年のHAKLOのさらなる躍進が期待できるシーンであった。

 

SET LIST
01. 真紅の糸
02. 外れ者の宴
03. ログアウト
04. スーサイドノート


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i.Rias


 

「しょっぱなから最強のモッシュ見せつけてやろうぜ!」とのっけから全開で登場したのはi.Rias。先日、4月30日をもって活動終了が発表された彼らだがしんみりした雰囲気など一切なく、むしろ「ディスコーク」の<踊れ最後まで 楽しんだもん勝ち そうだろ>の歌詞の通り全力で楽しむメンバーとオーディエンスの姿がそこには在った。

 

もぐもぐ真維(Vo)の「今日は一段と寒いですね!この会場のぶち上がった熱で真夏に変えてしまいましょうか!!」の言葉で始まった季節はずれなサマーチューン「L.L.サマ―!!!」では真冬の寒さを吹き飛ばしてしまうほどの盛り上がりを見せ、会場を巻き込んでいく。

 

また、この日最後に演奏された和の雰囲気を持つ「オマツリアタマ」でおみくじ付お菓子をフロアに投げ入れるパフォーマンスを見せると、オーディエンスもお祭り騒ぎで一足早くお正月ムードを彩ってくれた。3曲と短い時間ではあったが、i.Riasの全力で楽しみ、楽しませる気持ちが伝わってきたステージだった。そして、活動終了までの残り少ない時間もこのまま走り抜けてくれるのだろうと思わせてくれた20分間は幕を閉じた。

 

SET LIST
01. ディスコーク
02. L.L.サマー!!!
03. オマツリアタマ


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アルファリア

ライヴも中盤に差し掛かり6番手に登場したのはアルファリア。ヘヴィなリフとサイバーサウンドが融合した「Nexus」からスタートし、アグレッシブにライヴを展開する。「20分だけしかねぇんだ!ガンガン行こう!!」とちゃんりか(Vo)がフロアを煽り「Radiance.」を投下し、「(力を)抜いてる暇なんて一秒もないんだよ!!」とこの日のステージにすべてを懸けている様子が見てとることが出来た。

 

「頭の悪い大人たちに宣戦布告を」と演奏された「反逆キッド」ではフロアを左右に、さらに「非常識を常識に!」と中指を立てて始まった「Drop OUT」ではなんとフロアを前後にモッシュするよう煽り、アルファリアらしい反骨精神剥き出しのライヴを見せつけてくれた。

 

「ラスト!最後まで思いっきりウチらしく行こう!!」と最後に演奏された「プラチナ」では<これからもずっと僕の隣にいてください>とオーディエンスにメッセージを送る。短い時間に5曲を詰め込み、全力でアルファリアを表現し、彼らは2018年の活動を締めくくった。

 

SET LIST
01. Nexus
02. Radiance.
03. 反逆キッド
04. Drop OUT
05.プラチナ


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ジグソウ


 

開演のブザーがけたたましく鳴り響き、幕が開くとステージ中に赤い糸が張り巡らされ、独特の緊張感の中ジグソウのステージが始まる。ブキミ(Vo)の両腕は赤い糸に繋がれ、カタカタと操り人形のようなシアトリカルな動きで暗く重々しい「痣」を歌ったかと思えば、おどけたような声とステージングで「「もういーかい?」「まーだだよ」」を披露し、観る者をジグソウの世界に引き込んでいく。

 

おもむろにマル(Gt)がブキミに繋がれた赤い糸をハサミで切り落とすとブキミは不敵な笑みを浮かべ、ステージに張り巡らされた赤い糸を切っていく。晴れて自由の身となったブキミは人間の感情を取り戻したかのように「とびおりくん」を感情たっぷりに歌い、「生きる為に飛び降りることにしました」とつぶやいていたのが印象的だった。

 

そして圧巻だったのは会場の照明をほぼ落とし、オーディエンスのスマートフォンの光を照明代わりに演奏された「ロマン劇場「人体剥離見世物地獄」」だ。暗がりの中行われ、ケタケタ笑いながら気がふれたように叫ぶブキミの姿に圧倒され、オーディエンスはただそれを目に焼き付け、ステージに拍手を送ることしか出来なかった。

 

SET LIST
01. 痣
02. 「もういーかい?」「まーだだよ」
03. とびおりくん
04. ロマン劇場「人体剥離見世物地獄」


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TRNTY D:CODE


 

この日出演したどのバンドよりもオシャレでスポーツミックスかつストリートライクな衣装で登場したのはTRNTY D:CODEだ。メンバーにマニュピレーターがいるのも他のバンドと一線を画した点で、1曲目に演奏された最新シングル曲「[HELL]hound.」から39(Mani)の操るターンテーブルからスクラッチ音が炸裂する。このスクラッチとラウドな楽器陣からなるミクスチャーサウンドと、丐(Vo)の凶暴なシャウトとラップが彼らの最大の魅力である。

 

「渋谷、デカい声聞かせてくれ!!」という丐のシャウトとともに始まった「inside.」でフロアにジャンプを求めるとオーディンエンスは熱を上げ、「No.6」ではフロアを煽る丐に加勢するように39も足元にあるアンプに乗り上げフロアをさらに熱く煽る。すると次第にあがる手の数も増え、TRNTY D:CODEの音楽に体を揺らすオーディエンスも増えてきたのを感じた。

 

この日ラストに演奏された「Enoch」はMST(Ba)とドラムのシンプルでありながら体の芯に響くビートにオートチューンを使った丐の歌声を乗せたツーステップを踏みたくなるようなアッパーチューン。SHiO(Gt)がド派手にギタースピンをかますと丐は何度も胸を叩き、「また一緒にライヴしような!」とステージを後にした。

 

SET LIST
01. [HELL]hound.
02. inside.
03. No.6
04. Enoch


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ヴァージュ


 

暗転するや否や怒号のような声がフロアから飛ぶ中現れたのはヴァージュ。遼(Vo)の「さぁ揺らせ!!」という声でライヴは「毒苺」からスタート。ダークでハード、そしてどこか懐かしさをおぼえるメロディで会場を黒く塗り替えていく。勢いはそのまま「ワイセツcandy」へと続き、フロアはヘッドバンギングで応戦する。

 

そして、3曲目に演奏されたヴァージュでは聴き覚えのない楽曲の正体はヴィドールの「柊ノ葬」。この日のために特別に演奏されたこのカバーはメンバーのヴィドールへのリスペクトを感じられる愛のあるカバーだった。

 

残り2曲、「さぁ渋谷アゲていくぞ!!」と煽って始まった「二枚舌」で会場を狂乱の渦に巻き込むと、この日のライヴは「家族ごっこ」で仕上げとなる。この畳み掛けるようなキラーチューン2連発にフロアから響く声に対し、遼は「聞こえないな、渋谷」と満足する様子はさらさらなく、最後の最後の瞬間まで声を求め続けていたのが印象的だった。

 

SET LIST
01. 毒苺
02. ワイセツcandy
03. 柊ノ葬(カバー)
04. 二枚舌
05. 家族ごっこ


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グラビティ↗↗楽しさ♪FULLVOLTAAAGE!!!


 

暗転した会場にポップなSEが流れると、ステージ袖からではなくフロア後方からプロレス式で入場してフロアを驚かせたのはグラビティ↗↗楽しさ♪FULLVOLTAAAGE!!!(以下、グラビティ)。このバンド、とにかくお客さんを楽しませたい、驚かせたいという気持ちが人一倍強い。そんな気持ちが表れたオープニングだった。ライヴはキャッチーなメロディにストレートなメッセージを乗せ、遊び心を盛り込んだ最新シングル「人生カワタニエン」からスタート。

 

「今年ももう終わっちゃうけど、焦らずに自分のやることは自分のペースで行きましょう!」と六さん(3)(Vo)が語りかけ「テンテコマイ」へ。この曲でも六さん(3)はステージ上でフリを先導し、オーディエンスもそれを真似て次第に会場には一体感が生まれる。

 

彼らのお客さんを楽しませたい精神が顕著に表れていたのは「ここ(ステージ)にいない人でもいいから各自それぞれの推しの名前を叫べ!」と自分たち以外のバンドのファンにも呼びかけ始まった「推し推し!!推し事!!」だろう。こうしてグラビティのファン以外も楽しませることを忘れない彼らは会場を後ろまで巻き込み、「ギラギラ卍系」でライヴを締めくくった。

 

SET LIST
01. 人生カワタニエン
02. テンテコマイ
03. 推し推し!!推し事!!
04. ギラギラ卍系

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BabyKingdom


 

イベントも終盤戦に差し掛かり、11番手に登場したのはBabyKingdom。“MUSIC THEME PARK”をコンセプトに掲げる彼らのライヴは咲吾(Vo)の「大晦日が近づいているということで、悔いないように2018年楽しんでいきましょう!」の挨拶から民族テイストなイントロが特徴的な最新シングル「アンクドファラオ」で開園。さらに軽快なリズムで自然と体が跳ねるような「晴レ歌」では会場中に扇子が舞った。

 

また、MCでは喋る咲吾と随所でツッコミを入れる志記(Gt)という構図が実に関西人らしく、漫才のような掛け合いで笑いを誘う。そして3曲目に演奏されたのが、そんな大阪生まれ大阪育ちの彼らの故郷を歌った「大阪ちんぷんかんぷんROCK」。人情の街・大阪と言われるだけあり、ポップでどこか人の温かみを感じ、会場も笑顔に包まれた。

 

「元気よく行こう!」とラストに披露された「ハイカラ」でオーディエンスにツーステップを求め、さらにはハイカラパラパラと呼ばれるパラパラもオーディエンスと一緒に踊り、飛び切りに明るく、楽しいBabyKingdomというテーマパークは会場中を笑顔にして閉演した。

 

SET LIST
01. アンクドファラオ
02. 晴レ歌
03. 大阪ちんぷんかんぷんROCK
04. ハイカラ


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FIXER


 

長丁場だったこの日のイベントもついにラストを迎えた。トリを飾るのは1月30日で解散することが決まっているFIXERだ。「さぁ始めようか!待たせたな渋谷、かかって来い!!」とJey(Vo)が吼えると「アスタリスク」でライヴをスタートさせる。Jeyの伸びやかなクリーンと鬼気迫るスクリームに煽られオーディエンスは条件反射的にヘッドバンギングを繰り出す。さらに間髪入れずに「sublime dystopia」を投下し、オーディエンスに休む間を与えず攻め続ける。

 

そして、Jeyはこの日が誕生日ということもありメンバー全員がJeyの歴代衣装を着てのステージというレアな演出に歓声が上がり、メンバーを呼ぶ声に対し主役であるJeyは「今日は全員俺の衣装を着てるんです。だから全員Jeyなんです!だからやり直し!!」と笑いを誘った。バンドマンとして最後の誕生日になるであろうこの日に対して「この後の人生で今日を超える日が来ないってくらい最高のライヴにしたいと思う」と意気込みを語り演奏した「ニグレド」ではYuhma(Gt)とAika(Gt)のユニゾンのソロを見せた。

 

70.(Ba)の歪んだベースで始まった「孤慟 –into the vortex-」でラストスパートをかけ、畳み掛けるようにラストに演奏された「Invade」でとどめと言わんばかりに会場をヘドバン地獄へ叩き落とす。終演後、清々しい顔でJeyが「楽しかった?」と問い掛けると全力で答えるオーディエンスとの関係性が眩しく、彼らの最期の瞬間までこのまま駆け抜けていってくれることを願わずにはいられないほどの激しく美しいライヴは幕を閉じた。

 

SET LIST
01. アスタリスク
02. sublime dystopia
03. ニグレド
04. 孤慟 –into the vortex-
05. Invade


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TEXT:オザキケイト

 

 

▶NEXT EVENT

stylish wave NEXT #04 -40分、ガチンコ勝負!-

5月4日(土・祝):渋谷REX
出演:シェルミィ / グラビティ / ヴァージュ / アルファリア / 無能なルシッド

OPEN 16:00 / START 16:30
前売り ¥3,800(tax in) 当日券 ¥4,300(tax in)
オールスタンディング、入場整理番号有り
※ドリンク代別

入場順:Aチケット(club Zy.月額コース会員優先予約→club Zy.チャンネル会員優先予約→club Zy.無料会員優先予約)→Bチケット
 

club Zy.無料会員優先予約(Aチケット)受付中!
https://www.club-zy.com/contents/219517
受付期間:1/29(火)12:00~2/5(火)16:00

2/14(木)一般チケット一斉発売!
[Bチケット]
イープラス http://eplus.jp/