HOWL真宵バースデーライブ「一蓮托生」@渋谷Starloungeライブレポート
HOWLの2月2本目のワンマンはボーカル真宵のバースデーライブ!12日のゆうとに続き、誕生日当日の15日、渋谷Starloungeにて「一蓮托生」と銘打たれたライブが開催された。この日のセットリストは真宵が考えたもので、誕生日ならではとなっている。セットリストを見た時、我が目を疑った当日の模様をお届けしたい。
お馴染みのSEが鳴り、お揃いの真っ赤な戦闘服に身を包んだよっぴ(ギター)、ゆうと(ベース)、yuki(ドラム)、続けて真宵(ボーカル)が登場した。
「MCが大好きな僕ですが、1MC、N Oアンコールで行きたいと思います。そして本日2月15日がみんなにとって今までで1番しんどい日になります。一蓮托生、今日は俺と死んでくれ。極楽浄土」の掛け声で、1曲目「極楽浄土」が始まった。メンバーの高なるテンションと同じように、1曲目と思えない盛り上がりで会場に集まった“はうるんるん”も応える。「まだまだ行くぞ!」と、なんと本日2回目の「極楽浄土」。どうしても真宵は“はうるんるん”の頭が欲しいようだ。「次はこの曲だ〜!」と本日3回目の「極楽浄土」が始まった。“はうるんるん”よりもメンバーの方が疲れ始めているような気がするのは・・・気のせいだろうか。“はうるんるん”は元気いっぱいに真宵からの愛の鞭に応えている。
ここでやっと次の曲へ進む。次も体力の消耗が激しい「honey♡drunker」。モッシュしたり、回ったり、タオルを回したりと忙しいこの曲で、真宵はメンバーと“はうるんるん”の体力を奪う。そして曲中のメンバーコールは、本日のバースデーボーイ・真宵のみ。誕生日恒例になるのか?「俺が!HOWLの!ボーカル真宵だ!」ととっても楽しそうである。計4回、真宵コールが続いた。
疲れたのか、座り込む“はうるんるん”。続けて披露されたのは・・・ 「極楽浄土」。本日4回目である。でも仕方ないのである。この日のライブタイトルは「一蓮托生」。「極楽浄土」の歌詞にも「一蓮托生」が入っているのである。4回目の「極楽浄土」を経て、「ENIGMA」へ。こちらもヘドバンが続く、過酷曲である。人生の中で辛い日は幾度となくやってくるが、今日のライブよりしんどい日は、日常でもそうないというメッセージを込めて、本日のセットリストは組まれている。メンバーにとっても、“はうるんるん”にとっても忘れられない1日になったことだろう。
真宵の大好きなMC。「楽しいセトリにしてみました」と、真宵も大層ご満悦である。「俺が思ったよりも、みんなついてこれている」そうで、集まった皆さんは「エリートはうるんるん」だそうなので、自信を持ってもらいたい。ステージ上でプレゼントを、ゆうとに催促する真宵。ゆうとは今日も「言わなくて良いこと」を発表する。さすがである。続いて、よっぴ。こちらも「言わなくて良いこと」を言いながら、思っていたプレゼントを用意出来なかった理由を発表する。yukiは既にプレゼントは渡していたようで、プレゼントの説明をする。楽屋でのエピソードも飛び出し、いつもハシャいでいる様子が手にとるように分かる。
「昔は誕生日が好きだった。18歳で東京に出てきて、初めての誕生日を一人で過ごしてから苦手で。次の曲は誕生日の曲書きたいなって思って書いていて、誕生日どう過ごしたいんだろうって思って、(曲を)書きだした。理想的な1日は、メンバーとみんなと、こうやってライブで過ごすことで、本当に欲しいプレゼントは一緒にいる時間だなって思って。」と誕生日への真宵の思いを伝えてから、12日のゆうとの誕生日で初披露となった「1/365 day(ワンデイ)」を、届けた。特別な1日だからこそ、大好きな人とかけがえのない時間を過ごしたい、そんな思いが詰まっているのかもしれない。東京での初めてのお誕生日は、友達に「一緒にいて欲しい」と言えず、一人で過ごした寂しい思い出だったかもしれないが、時を経て今は、メンバーや“はうるんるん”と過ごすかけがえのない素敵な1日になっているに違いない。
暖かい気持ちで会場がいっぱいになったところで、ライブは後半戦へと突入した。ライブで定番となっている「PRAYER」、「An inch ahead」「UNVENUS」と続く。「遊ぼうか」と会場を盛り上げる真宵、曲中、リズムに合わせて、真宵の指示で“はうるんるん”が動く箇所があるのだが、拳ヘドバン、ヘドバン、折り畳みとバンギャルちゃん的定番な動きもありつつ「誕生日なんで祝ってもらえませんか」と謎のスクワットを指示。“はうるんるん”のスクワットが真宵にとっての1番のプレゼントになったようだ。そして本編ラストは、もちろん「極楽浄土」!「死ぬ覚悟はあるか!一緒に死んでくれるか!」の真宵の掛け声で始まった。5回も聞くことができたおかげで、夢に出てきそうである。
「東京!出し切ったか?楽しかったか?足んないのか?まだ足んないのか?」の一声で、まさかの6回目の「極楽浄土」が急遽演奏された。途中でよっぴが足を滑らせ転ぶハプニングも!本編12曲のセットリストで、半分の6回が「極楽浄土」である。ぜひどれくらい大変かは、ライブで体感しにきて欲しい。「おい!おい!」と目を見ながら煽っていく真宵に、休憩する暇も与え得られない。
アンコールに応えて、メンバーがステージに戻ってきた。手拍子がなかったら、本当にアンコールはしない予定だったらしい。1番しんどかった曲の話になり、真宵は「ENIGMA」、よっぴはラスト2回前の「極楽浄土」でこけた後の空気、yukiはセットリストにない曲をやられた時、ゆうとは「evergreen」とのことだ。体力よりもメンタルが大変なのかもしれない。この日のメンバー用のセットリストのアンコールの部分、なんと曲名は「気分」と書かれているなんてエピソードも飛び出した。「現場の空気を見て、セットリストは変えていきたい」とのことなので、今後、メンバーもライブの度に準備が大変かもしれない。「俺が歌えなくなった時のために、yukiくんがコーラスを練習してる曲があって、yukiくんに任せて良いかな?エモい曲だから、yukiくんが歌っても泣かないでね」と真宵から説明があり・・・「ENIGMA」が始まった。どこまでも会場を殺しにかかっているようだ。ここで「休憩」と、真宵からの一言。なにせ、次の曲は決まっていないのだ。「ラスト〜!」でよっぴとゆうとは伝えられていない最後の曲「愛情絶対値」が、無事に始まった・・・!?そしてまたまた追加で「#plorogue」が披露された。最後まで“はうるんるん”も元気いっぱいに、真宵の想いに応えている。「忘れない誕生日になりました!また必ずどっかで遊びましょう。俺たちがHOWLだ」と真宵からのメッセージで曲は終わった。思わず倒れ込むゆうと、そして引っ張り上げる真宵。メンバーもクタクタだったのだ。‘楽しくない誕生日もあったから、メンバーとライブが出来て、ファンの人たちのこと、僕、結構好きなんですよ。好きな人たちと過ごせて嬉しいんですよ、一緒にいてくれて、ありがとうございました。」とライブを締め括った。
次は3月1日にギターのよっぴの誕生日ライブが開催される。この日のセットリストがどうなるのか、気になるところである。
Live photo by 千佳 @cka_photo
人生のメリーゴーランド
SE
1.極楽浄土
2.極楽浄土
3.極楽浄土
4.honey♡drunker
先天性君症候群extend
5.極楽浄土
6.ENIGMA
MC
7.1/365 day(新曲)
8.PRAYER
9.An inch ahead
10.UNVENUS
11.極楽浄土
12.極楽浄土
アンコール
1. ENIGMA
2. 愛情絶対値
3. #plorogue
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OFFICIAL WEBSITE
公式 @HOWL_staff
Vo.真宵:@myi_howl
Gt.よっぴ:@yoppy_howl
Ba.ゆうと:@yuto_howl
Dr.yuki:@yuki_howl
【ONE MAN LIVE】
●よっぴBDワンマン「よぴバサウルスTOKYO2022」
2022年3月1日(火) ZircoTokyo
●最大キャパワンマン「メルヘンオーディション『 /150』」
2021年4月8日(金)渋谷club asia
【RELEASE】
●配信限定「ENIGMA」
2021年12月25日(土)より各種配信サービスにて配信中。
●1st single「絶景FLAGS」
2021年11月24日(水) RELEASE
Music Video https://youtu.be/ml3DU9ep_Kg