INTERVIEW

『Zeke Deux インタビュー』Zeke Deuxが、Kakeruの誕生日を祝う7月12日の無料ワンマン公演の場で三部作シングル盤を3枚同時リリース。その内容とは...。

Zeke Deux

2023年3月に、ドラマーとしてEisakuが加入。結成以来、サポートメンバーに依頼をする形を取っていたが、正規メンバーを迎えたことでパワーアップ。3月にZeke Deux は1つの楽曲を発表した。


Zeke Deux「Across The Destiny」MV FULL 
https://www.youtube.com/watch?v=WvOA9BHxP-I


枠に縛られない多様な音楽性を表現してゆくメンバーたちが揃っているZeke Deuxだからこそ、このたび4人は大きな挑戦に出た。それが「長大な一つの物語を描く作品」 の制作だった。しかも彼らは、それを3枚のシングル盤(1枚毎に2曲入り)に分け、全部で三章を成すコンセプト作品として、現在制作を進めている。

3枚のシングル作品は、新衣装/新ヴィジュアルのお披露目も兼ねた、7月12日に池袋BlackHoleで行われるKakeruの無料生誕公演より、会場で3枚同時販売になる。同作品に ついて語った4人の言葉を、ここから紹介したい。

――今年3月に、EisakuさんがZeke Deuxのドラマーとして加入。あれからもう…。

Eisaku (取材時点で)3カ月半と3時間経ちました(笑)。僕を誘ってくれたベースのMayaは、プロジェクトメンバーを経て正式メンバーになりました。そして時間を経て突然正式メンバーへ誘っていただけたこと嬉しかったです。最初にKakeruさんに声をかけられたときは、「えっ、ドラムでですか?」と聞き返してしまいました。

Kakeru ドラム以外に何ができるの?って(笑)笑いのツボが浅いし、変なギャグ言ったりしているけど(笑)

Eisaku いや、ドラム以外はとくに思いつかないですけど(笑)。加入前から何度かZeke Deuxのライブを観ていました。メンバーのことは知っていたので、自然と打ち解けて、 今も楽しく過ごしています。

Kakeru ちょうどドラマーを探さなきゃという時期に、Mayaからの強い推薦や、以前からプレイに惹かれていたことからEisakuを誘ったわけだけど。良い意味で、バンド の音楽面に新しい風を吹かせてくれたのは確かだね。ただ、くだらないジョークをよく飛ばすから、それで、よく俺を怒らせるけど(笑)。

Haruka Eisakuの加入は、Zeke Deuxの中へ新しい風を吹かせているなと俺も強く感じていること。彼の持つ浅い笑いも、バンドの中ではいいムードメイカー的なセンスと して発揮されているなとも、こうやって過ごしてきた中で俺は感じてる。

Kakeru 「えっ、そこで笑う?」というところで笑ってはくだらないギャグを飛ばしてくるから、ついつい俺らもノッてしまうんだよ。Eisakuは、そこにも新しい風を吹か せてくれたからね。っていうか、どんな風だ(笑)。

――Mayaさん、Eisakuさんとの付き合いは…。

Maya もう6年くらい一緒に演ってきた間柄。彼のドラムでバンドの土台を作るのは、自分の中ではもはや当たり前というか、自然なこと。オラオラッとした激しいプレイより、柔らかいリズムが印象的なドラマー、というイメージです。

Eisaku Zeke Deux自体が幅広い音楽性を持っているバンドだから、そこは柔軟に応えていこうというか。バンドの持つ多彩な要素に、僕の味をしっかりと出していければと思いながら叩いています。

Kakeru 性格やプレイ面では控えめにも見えるけど。Eisakuは以外と我が強い、自分の信念をぶらさない男だからね。

Haruka まわりの意見や行動にも、あまり流されない人だからね。

――Eisakuさんを迎えて制作した最初の作品が…。

Eisaku 『Across The Destiny』(https://www.youtube.com/watch?v=WvOA9BHxP-I)になります。そして今回の、7月12日より会場販売になるシングル三部作へと繋がりました。 ――その三部作ですが、3枚並べることによって一つの物語を成す作品だと聞きました。

Kakeru 物語の軸を成すのが『VAMPIRE TALE』というテーマ。それを『Fata morgana』『Maleficia』『Afterimage』と3枚のシングル盤に分ければ、それぞれ2曲入りのよ うに、各々の作品の中でも一つの物語を成しています。わかりやすく伝えるなら、『VAMPIRE TALE』という長大な物語を、三章に分けて届けた形になります。さらに付 け加えるなら、写真集もリリースを考えているのですが、この物語にとって重要な言葉たちを散りばめています。それらを読み進める形で3枚の音源を聴くことで、今回の 物語の内容が見えてくるはず。最新の衣装も、この物語と繋がりを持っている。それらをすべて統合し、この物語で、聴いた人たちの心を揺さぶっていけたらなと思います。

――それぞれの曲は、作品のテーマを伝えたうえで作りあげたのでしょうか?

Kakeru 作曲は、Kakeru/Haruka/Mayaの3人で担当。Mayaの楽曲は、以前から形にしたくてストックしていた曲で今回の制作が始まるときに追加で俺とHaruka君も含め曲を 持ち寄った感じがスタートです。そして俺自身が今回の作品はコンセプティブにしたいという思いがあり、物語の概要を作り、メンバーみんなに物語の概要を伝え、いく つか生まれた曲の中から、物語として繋がりを持てる曲たちを選びだし、そこへ俺が、頭の中で構想していた物語を詩としてあてはめた形でした。今回の作品に関して言 うなら、Harukaくんは、本当に強烈な世界観をもった特殊な曲たちばかりを俺らに突きつけてきたからね(笑)。俺はそういう感性を持っていないので新鮮でした。

Haruka 『Maleficia』は、変拍子を多用し、次々と表情を変えてゆくドラマチックな楽曲。『Afteimage』は、コード進行だけを捉えたらずーっと一定の流れを刻んでいく けど、メロディーは一つとして同じものがないように,ずーっと変化し続ける。言ってしまえば、すべてがサビのような歌。

Kakeru まさに、壮大な物語を描き続けるZeke Deuxらしいと言うべきか、Zeke Deuxの真骨頂を、彼は異なる2つの表情を持って突きつけてきましたからね。 

――取材時点では、完成間近な状態。現状での手応えも聞かせてください。

Maya まだ未完成ながら6曲を通して聴いたときに感じたのが、極彩色。目がチカチカするくらいとてもカラフルな場面が続いたと思ったら、モノクロの世界が広がるな ど、本当にドラマチックな物語を繰り広げてゆく内容に仕上がりそうなこと。まさに大作映画を見ているような作品たちです。

Eisaku その通りだね。1曲1曲だけを捉えると、短編映画のように完結した世界観があります。それを6曲並べて聴いたら、いきなり3Dで飛び出す大作映画になってせまっ てくる、そんな感覚を味わえると思います。そして今回の三部作をリリースする日が、7月12日に池袋BlackHoleで行う、Kakeruさんのバースデーも兼ねた無料ワンマン公演「Kakeru Birthday Special Free ONE MAN~ Relation of the Different Colors~」。Kakeruさんの生まれたことをお祝いする日なんです。さらに新たに生まれた3枚のCD作品もお披露目すると同時に新衣装姿も初お披露 目をする。この日、一気に3つの「生まれた」をみんなでお祝いしていけたらいいですよね。

Maya L ux(Zeke Deuxファン)のみんなの期待を強く感じています。その期待以上のものをお届けします。

Haruka そうか、この日はいろんな事柄の誕生を祝う日になるわけだ。しかも無料公演。以前から興味を持っていた人たちも、今回をきっかけに池袋BlackHoleへと集ま り、その会場で、また新たな出会いを生み出せたら、そんな嬉しいことはないからね。

Kakeru その言葉通り。俺のバースデーという名目もあるけど。いつだってZeke Deuxのライブは、いろんな人たちが出会い、仲間として繋がりあえる場であるし、これか らもそうし続けていきたい。もちろん、会場に足を運んでもらい、俺たちが心を込めた音源も手にしてほしいけど。何より、無料公演にしたのは、みんなが出会える場に したかったから。まだ俺らと出会ってない人たちも含め、ともに仲間になりましょう。

TEXT:長澤智典


【Next Live】

7/12(水) 池袋BlackHole
Kakeru Birthday Special Free ONE MAN 「Relation of the Different Colors」
OPEN 18:00 / START 18:30 
前売 0円 / 当日 0円(D代別)

ライブスケジュールは、こちらから。
https://www.zekedeux.jp/pages/6208182/schedule

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