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花少年バディーズ 10年ぶりのワンマンに向け10年ぶりの“おもしろ”オフィシャルインタビュー。そして先行チケット受付開始!

2014年6月1日、高田馬場AREAにて無期限活動休憩に入った花少年バディーズ。彼らが、10年後となる6月2日、赤羽ReNY alphaでワンマンライヴを行う。10年という歳月は決して短くはなく、ファン一人ひとりもそれぞれの人生を歩んでいることだろう。毎日は楽しいことばかりではないかもしれないけれど、6月2日、彼らのライヴに足を運べば、キラキラ輝いていた瞬間を、2024年の今取り戻せるはず。



●10年ぶりにワンマンをやることになったきっかけは?
ミネムラアキノリ(以下、ミネムラ)「10年前に活動休止に入るときに、カップリングベスト盤(『Binder』)を出したんですけど、そのブックレットに、ファンの子たちの10年後の夢を掲載させてもらったんですね。そのとき、10年後にできたらいいなっていうのは何となく思ってました。2014年6月1日に活動休止したので、今年の6月2日にライヴをします」
ヤギ“貘”ユウキ(以下、貘)「僕は活動休止するときに、10年後とかに声がかかってもいいように歌い続けようと言ってましたから。どんなタイミングでもまたやれたらいいなっていうのが漠然とありました。10年っていう節目で、みんな体も壊さずライヴができるのは一番だなと思いました」


●ワンマンの話が具体的に出たのは、いつ頃だったんですか。
貘「2年ぐらい前だね」
ミネムラ「所属レーベル(BadeggBox)の10周年記念のイベントに出演したんです。そのとき8年ぶりにメンバーが集まったんですね。そのときに、2024年で10年だから、そこでやろうねっていう話はしました。そのときは、広志も一緒にうなずいてましたけど(笑)」


●ドラムの広志さんは海外にいらっしゃるとかで、ライヴには出演されないんですよね。
貘「去年夏から、海外に行っちゃってるんです」
ミネムラ「中国にいるからLINEができないんですよ。旅立つ前日が誕生日だったから、おめでとうっていうLINEをみんなで送ったんですね。なぜか、琢磨だけに明日から中国だよ、っていう返事が来て」
ウスイタクマ(以下、タクマ)「俺は、そのことはみんなが知ってると思ったから、気をつけて行ってきなよって返したきりで」
ミネムラ「それを俺が聞いて、ちょっと待ってって。すぐに連絡したんですけど、もうつながらなかったんです。こうやって笑って話してますけど、広志がいない状態でライヴをどうするかは真剣に考えましたよ。もうちょっと待つという選択もあるけど、やるかやらないか2択にしたときに、やるという選択に4人が集中できたから。広志が帰ってきたら、またそのとき考えればいいし。今回は、YAMATO(UCHUSENTAI:NOIZ)にサポートを頼んだけど、当日もし広志が日本にいるんだったら顔出せよっていう感じですよね」


●なるほど。CDのジャケットに掲載されている10年後の夢は、メンバーの皆さんも書いてますよね。貘さんが、<疑問符の無い幸せを歌えるアーティストになる>。ミネムラさんの、<誰もがハッピーになれる名曲を作る事でおなじみのミネムラにたくさんの女子大生のお友達が!>っていうのが、いまひとつよくわからないんですけど。
一同(笑)
ミネムラ「俺のはわかるでしょ。タクマのほうがよっぽどわかんない」


●タクマさんは、<まだ見ぬ未来のお嫁さんと結婚し、子供を作ってその子供にお父ちゃんのステージに立つ姿を見せたい!!>ですね。
タクマ「お父ちゃんのステージに立つ姿を子どもに見せないといけないなって思ってたんですよ」
ミネムラ「10年間、その夢の実現に向けて具体的なタクマの行動を感じたことはないよ。俺はさ、名曲を常に作ろうとしてるし、たくさんの女子大生のお友達をつくろうと努力してきてるもん(笑)」


●女子大生って、もう親子ぐらいの年齢じゃないですか。
ミネムラ「恥ずかしい(大照)」
貘「これ、面白いっすね」


●覚えてないんですか
貘「忘れてます、忘れてます」
タクマ 「自分のしか覚えてなかったな。もうこれは余計なこと書いちゃったなって」
一同(爆笑)
ミネムラ「みんなそう思ってるんだよ、きっとこれを書いたファンの方たちもみんな思ってるよ」
ツブクマサトシ(以下、ツブク)「小学生のときのタイムカプセルと一緒だよね」


●ツブクさんは、<家族、友達、仲間と相変わらず楽しい事を探して笑っていたい! その笑顔に僕も力になれてたら尚良し>だから、恥ずかしくはないでしょ。
タクマ「こんなにリアルに書く必要はなかったよね」
【小見出し】花少年バディーズの曲をもう一度演奏できることが嬉しい


●楽器陣の3人は、活動休止後もThe Benjaminで一緒にステージに立ち続けてきたわけですが、花少年バディーズのライヴとなると、また違うところがあるんでしょうか。
ミネムラ「全然違うよね」
ツブク 「スイッチを入れなきゃいけないですよね。ライヴもライフスタイルもThe Benjaminのスタイルになっちゃってるから、10年ぶりにやるとなると結構ガツンとスイッチを入れないといけない感じです」


●それは、スイッチを切るのではなく、感覚的に”入れる“ものなんですね。
ツブク「僕は入れるほうですね」
タクマ「僕もそうですね」
ミネムラ「キャラとしては、OFFるほうかも」
貘「僕はね、切り替えがある。バディーズはバカになんなきゃいけないんです、無邪気な少年でいなきゃいけない。バカなスイッチ入れて、何をしでかすんだ、こいつは?っていう空気を出さないと、リーダーもね、タクマもツブクもノってこないと思うから、変に気どりすないよう気をつけなきゃなと思ってます」


●ミネムラさんは、The Benjaminではヴォーカルを務めてますから、それは大きな違いですよね。
ミネムラ「大きいね。鍵盤もやらなきゃだし、テンション違いますよね」
タクマ「でも、一昨年にイベントでやってみて、心地よかったから」
ミネムラ「自然にね、見てくれた仲間もみんな、8年ぶりと思えないって言ってたからね」


●自然にスイッチが入っちゃうんですね。
タクマ「心構えだよね、たぶんその場になったら自然にパッと変わると思う。バディーズっぽくしようみたいなことは考えてるけど、切り替わると思います」
ツブク「楽屋で、当時もこれぐらい喋ってたなっていうぐらい喋るから」
ミネムラ「だって今も、2時間前にThe Benjaminのインタビューしたときと全然違う」


●話してる雰囲気が全然違いますよね。先ほどのThe Benjaminのインタビューとは雰囲気が違うんで驚きました。
ミネムラ「バディーズの自分とThe Benjaminの自分は全然違うんです。」
貘「たぶん揃ってるメンツによって変わるんだよね」


●楽器隊の3人は一緒で、貘さんが加わってるだけなのに面白いですね。そんなにノスタルジックな感じはなく。
タクマ「ライヴをやってみたら、さらにそうなるのかもしれない」
ツブク「バディーズでかなり思い入れあった曲とか節目でやった曲とかをやったらわからないですけど、懐かしいなっていう感じよりは、また曲が演奏できるということが大きいですよね。あの頃はあの頃で楽しかったけど、今またやれて嬉しいし、もっと楽しいんだろうなっていう期待のほうが大きい。だからみんな、あんまり思い出にふけるみたいな感じではないんだと思います」
ミネムラ「きっとそうね。曲をまた演奏できるのが一番嬉しい。もちろんファンの方に会えるのも嬉しいけど。所属レーベルのイベントで、五、六曲やって、いっぱいいい曲があるんだよねって思ったから」


●それをまた聞かせられることが純粋に嬉しいわけですね。
ツブク「あと、演奏に集中できるのが嬉しいですね」


●集中できるとは?
ツブク「バディーズって、演奏とか楽曲の良さを届けるロックバンドであって、それに付帯して楽しいみたいなイメージが僕の中にあったんです。だから、ベースを楽しむ場になるし、ベースに集中するのが楽しみなんです」


●貘さんは、今またバディーズの曲を歌うにあたってはいかがですか。
貘「バディーズの活動を止めてから、自分で作詞作曲することも多くなったし、仕事とかではなく定期的にブルースの現場でやらせてもらったり、独唱をやったり、提供してもらった曲を歌ったり、いろんなことをやらせてもらったんですけど、この数年、自分に合ってるのはバディーズかなと再確認しましたね。お恥ずかしいですけど、リリースした作品でも自分のスキルが足りなかったかもしれないと後から気づいたりもしたんです。でも、歌の表現力とか引き出しは明らかに増えた自信があるし、イメージでしか歌えなかった歌詞を経験したうえで歌えるとも思うし、そういうワクワク感があります」


●自分の成長みたいなのが出せるだろうという感覚は、皆さんありますか。
ミネムラ「逆に俺はセンターをやるようになっちゃったから、センターの気持ちを考えるようになってますよね。今までは、(ヴォーカルに)こうやってよって頼むだけだったけど、今はその立場になって考えられるし。だから10年前よりもっと楽しませられる自信があります、エンターテイメント的なところとか、お客さんと一体感をつくるところとか。今思えばだけど、ファンの子に対する感謝というかサービス心が、今の俺よりは希薄だったような気もするから」


●そういうことがもっとわかるようになった?
ミネムラ「センターに立ってみて、お客さんが求めているものがわかるようになったかな」
ツブク「バディーズのときは、立ち位置が後ろで引っ込んでたから、よりそう感じるのかもしれないですね。一般的にはベースの立ち位置にいるから」
峯村「UNICORNで言うと、阿部Bさんの位置」


●なるほど。となると、The Benjaminとはずいぶん違いますね。
貘「システムを操作して、キーボードとギターを弾いて、MCでウケて。これは大変ですよね」
ミネムラ「MCでスベってね(笑)。ウケるのとスベるのと、両方やんなきゃいけないから」


●MCはともかく(笑)、演奏については、活動休止期間の間にパワーアップした状態を期待してます
タクマ「技術的なものはもちろん、当時よりちゃんとよくなってるんだろうという自信がありますよね」

《楽しむのにもエネルギーがいるからこそ、たまには欲張ってほしい》


●セットリストなど、具体的なことはこれから考えるんですか。
ミネムラ「こういう方向性でいこうかみたいな話はしてます。ベスト版で行こうかなとは思ってますけど、それが曲としてのベスト版なのか、エンターテイメントとしてのベスト版なのかがちょっと違うので、そこをどうするか考えないと」


●そこは違うんですか。
タクマ「全然違う」
ミネムラ「バディーズはその二刀流だったんです。ヴィジュアル界の大谷って言われてたから」


●当時、まだ大谷選手はいないと思いますが(笑)。
ミネムラ「宮本武蔵って言われた(笑)。ともかく、曲の面でもエンターテインメントの面でも両立したいけど、どうかな。当時は、ライヴ会場にプロレスのリングを作ったりとか、ねぶたを組んだり、サンバダンサーとかチアガールみたいのがいたり、いろんなことをやったし、そういうのもエンターテイメントとしてみんな楽しんでくれてたんです。でも、曲のよさを評価して、しっかり聴いて感動してくれる方もいたから、両方を叶えたいなと思ってるんです。そう、これこれって懐かしく思ってほしいんですよね」


●ファンの方は懐かしく思う人は多いでしょうね。
ツブク「来てくれた方に大満足で帰っていただきたいです。一生にあと何回できるかもうわかんないじゃないですか。だから、大満足しましたっていう気持ちになってもらいたいです」
ミネムラ「ライヴから足が遠のいてる人もいっぱいいると思うんです。10年も経って、結婚した人もいるし、子どもがいる人もいるだろうから、我慢しなくちゃいけないこともたくさんあるかもしれないけど、やっぱりこれも楽しいよねっていっぱい欲張ってほしいんですよ。たまには大人も、こんなに欲張ってもいいよねって思ってもらいたい。当時ライヴに来れなかった方にも初めて足を運んでもらって、想像してた以上に楽しいわって思わせたいというのもある」


●せっかくの機会なのでたくさんの人に足を運んでもらいたいですね。
ミネムラ「さらにその先10年も愛してもらえるようなライヴにしたいし、知ってほしいし。バディーズというバンドを知らなかった人たちに知ってほしい。ライヴをすることで、より広がればいいなっていうことすら考えてるんで」
ツブク「The Benjaminとか、貘のソロで出会ってくれた方々は、バディーズを知らない方もいると思うので、その人たちにいいバンドだったんだって思わせたいですよね」


●そう聞くと、復活してこれから活動し続けるのかなとも期待してしまいます。
タクマ「やれるんだったらやりたいですよね」
ミネムラ「実際やるとなると、僕たちの生活もあるわけだし、難しい面もあるけど。やりすぎちゃって、」
ツブク「やらなきゃよかった、にはしたくないからね」
ミネムラ「大事大事な宝物だから、傷つけたくないんです。これは正直な話だよね」
貘「俺個人としては、10年後にこうやってまた活動休止の日に集まれるんだったら、その先にもまだ結成日とか記念日とか、何かそういう意味があるときにバディーズを動かせたらいいなと思いますね。3人にはちゃんとThe Benjaminという軸があるから、その中でやっていけたらいいなとは思います」
ミネムラ「今回やってみて、俺たちがまたやりたいねって思うかどうか、お客さんがまた行きたいねって思うかどうかだよね。そうしたら、またやるぞってなると思う」


●できるだけたくさんの人が楽しめるような仕掛けは考えていますもんね。地方の方や家族連れでも楽しめそうですし。
ミネムラ「ヴィジュアル系とかライヴハウスに来る人たちの年齢層が広がってると思うんですよ。だから、そういうニーズに寄り添い合うサービスをシーン全体で考えてもいい頃なのかなと思うんです。それで、試みとして、一部は座席を用意して、ファミリーチケットを販売することにしました。パートナーやお子さん、ご両親や兄弟と一緒に楽しんでほしいですね。それに地方の方が来られてもできるだけその日のうちに帰ることができるように開場開演、終演時間を早めに設定してあります。仕事や家庭の都合で自由な時間がなかなか取れないという方も増えたと思うので。俺たちだって、おじいちゃんになってもライヴをやりたいわけだから、おばあちゃんになってもライヴハウスに気軽に行けるような環境作りをしたいですよね」


●自分たちとしても、10年という歳月が過ぎて、人生の違うフェーズに入ってるような感覚があったりするんですか。
ミネムラ「俺はもう当時からおじさんだったからな(笑)」
ツブク「20代全部、ずっとバディーズだったんですね。それと比べたらだいぶ変わったと思います。いろんなことにチャレンジする気持ちとかもたぶん20代と30代じゃ違うと思う。今、20代に楽しかったことを、30代でもう1回できるみたいな気持ちでいますね」
ミネムラ「歳をとってから楽しむのは、エネルギーがいるんですよ」


●それはファンの方もそうかも。
ミネムラ「だから、バディーズがそのエネルギーを駆り立てるような存在でいたいですよね。俺はもうエネルギーがわいてきてるから、それを伝染させるだけでいいんだよね」
貘「十七、八からずっと音楽をやってきて、今は趣味もいろいろできたけど、歌はやっぱりそれとは違って、歌うことが好きだし、自分の夢だったんですよね。音楽がライフワークだと思う。ファンの人も同じようにバディーズが命だったけど、今は家庭や仕事が命になってたりする人もいると思うんで、俺らはその子たちの感覚をやっぱりバディーズって楽しいよねって戻してあげる瞬間が、今度の公演だったりするんじゃないかなと思ってます」

文:村山幸


■動画

花少年バディーズが2022年に8年ぶりに再結成/イベント出演したライブをまるっとバデッグボックス公式YouTubeチャンネルにて公開。
8年ぶりにメンバーが再会した日、スタジオリハの模様などの未公開映像も!

2022年11月07日
SHIBUYA Spotify O-EAST
LIVE & DOCUMENT
https://youtu.be/PiviTdfhXaM


■公演詳細
タイトル:単独公演「Bonjour-10年後の夢-」

出演:
花少年バディーズ
Support Drum:YAMATO

公演日:2024年6月2日(日)
会場:赤羽ReNY alpha
〒115-0045 東京都北区赤羽1丁目7-9

開場 14:30/開演 15:00
終演予定 17:00
※開演開場時間の変更に関するチケットの払い戻しはございませんので予めご了承ください。


座席形態:
スタンディング
一部座席(自由)予定
※会場内レイアウトは後日お知らせいたします。
※券売状況により「一部座席(自由)」はなくなる可能性もございます。その場合は後日お知らせいたします。
※「一部座席(自由)」の場所取りはご遠慮ください。
※「一部座席(自由)」はなるべくスタンディングライブに不慣れな方にお譲りいただけるようご協力いただけると幸いです。


チケット種類/料金
●最優先チケット(S/先行) 5,000円:特製ピクチャーチケット、最優先入場、メンバーとの5ショット撮影券付き
●ファミリー優待チケット(F/先行) 3,000円:特製ピクチャーチケット、次点優先入場、メンバーとお連れ様全員での撮影券付き
●一般前売チケット(A/一般) 4,000円
●ファミリー一般チケット(B/一般) 2,500円
●当日券 4,500円
※F及びBチケットは最低2枚以上のご購入が必須となります。
※F及びBチケットのご購入はお連れ様が親子/兄弟/夫婦等、ご家族である事が条件となります。
※F及びBチケットご購入の方はご家族である事が証明できる書類(保険証、住民票 等)をご持参ください。
※未就学児は入場不可となります。
※S及びFチケット特典の撮影会は公演終了後会場内となります。
※入場時に別途ドリンク代(600円)をいただきます。 


<先行チケット(S及びFチケット/BadeggBox Club先行>
[受付期間]2024年4月5日(金)正午12:00~4月14日(日) 23:59
[抽選期間]4月15日(月)~4月16日(火)
[当落発表、入金期間]4月17日(水)12:00~4月22日(月)23:59
スマートフォンサイト「BadeggBox Club」
http://badeggbox-members.jp/apply/detail/id/125
専用ページより申し込み。
※会員登録が必要です。
※クレジット決済可能。
※郵便書留での発送。
※2024年5月中旬に発送予定。
※1申し込みにつき発送手数料が別途¥600かかります。


<一般チケット(A及びBチケット/TICKET PAY>
一般発売日:2024年4月27日(土) 10:00-
入場券:TICKET PAY
購入ページ:
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=49972

入場順:番号順/S→F→A→B→当日券
主催/企画/制作:BadeggBox
問い合わせ:会場


■花少年バディーズ オフィシャルサイト
https://blossom.fan