1998年に急逝したX JAPANのギタリスト、hideさん（享年33） 
hide Birthday Party 2025が、12月13日に神奈川県川崎市のCLUB CITTA'で開催される。

元デランジェで元ストロベリーフィールズのボーカリスト、福井祥史と、元黒夢のギタリスト、鈴木新によるロックユニット「VINYL」の
出演も注目される。

福井は、「1996年千葉マリンスタジアム(当時)での『LEMONed presents hide Indian Summer Special』が、VINYLにとっての初LIVEでした。
29年が経ちVINYL結成30年の節目で、『 hide Birthday Party 2025 』に出演させて頂く事になり、hideちゃんや皆様との特別な縁を感じております。
birthday partyみんなで騒いじゃおうよ！」と述べた。

　鈴木は、「hideさんとの出会いは、僕がまだ黒夢に在籍当時まで遡ります。
ツアーの中日で一旦東京に戻ってフェルナンデス（当時エンドース契約をしていたギターメーカー）のカタログの撮影があり、撮影の打ち上げで六本木のバーで飲んでいた所、偶然にも同じ店にhideさんもいたんです。その時スタッフに「あっちでhideが飲んでるよ、挨拶してきたら？」と言われ、恐る恐る話かけたのが最初でした。
それがきっかけで電話をするようになり、本当にたくさんの話を聞いてもらいました。
今の自分の心境、父を亡くし気持ちが沈んでいること、バンドがなくなってしまいこれからどうしようか等々、自宅のトイレに籠ってロサンゼルスのhideさんにかけていた記憶があります。」と回想した。

「『1人でやってると舐められちゃうから、うちのデスク使いなよ』
という言葉をかけてくれたところから、hideさんの事務所預かりとなり、後にLEMONedに参加へとつながる訳です。
今思い返せば、X-japanやDEEPのライブの打ち上げで、千葉マリンスタジアムの楽屋で、夜の六本木で、いつもとても真剣な表情で僕の話しを聞いてくれました。
『いい人』だとか『優しい』だとかそんな言葉ではなく、とても大きな愛を以て接してくれる、そんな場面しか思い出せないです。
そんな風に接してもらっていたので、優しくいい人の時ばかりでなく、怖くて厳しい時もありましたね。
いい加減なことをしている自分に『てめえなんか音楽やめちまえ！』って叱ってくれたこともありました。

今回、hide Birthday Party 2025への参加のお話しを頂いたとき、過去の自分と真摯に向き合った上で、hideさんに『今まで音楽やってて良かったな』って言ってもらえるよう、魂でギターを弾こうと決意しました。
当日は共演する他の偉大なアーティスト達、集まってくれるオーディエンス達と一緒に、日本一盛大にhideさんのお誕生日を祝福しようと今から思っています。」と語った。