INTERVIEW

<対談>【70.(XANVALA・Ba)× ZERO(THE MICRO HEAD 4N'S / Luv PARADE / D'ESPAIRSRAY・Ba)】共に特異な存在であるための極意。「“本当にかっこいいヴィジュアル系を継いでいく”っていうことが、俺の根本には強くあるんですよ」(70.)「一緒に未来を作りたいなっていう気持ちがある」(ZERO)

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今回、70.(XANVALA)が対談相手に迎えたのは、紛れもなく彼が影響を受けたベーシストの1人でもある、ZERO(THE MICRO HEAD 4N'S / Luv PARADE / D'ESPAIRSRAY)だ。

かつて、70.に衝撃を与えたバンド・D’ESPAIRSRAY。2011年に惜しまれつつ解散の道を選ぶこととなったが、2014年に一度復活を果たしてから約11年の時を経た今年、再びメンバーが集結することが発表された。11月15日に幕張メッセ・イベントホールにて開催される「CROSS ROAD Fest <DAY1>」への参戦が決定したことで話題を呼んだことも記憶に新しいが、なんと2026年5月4日にZepp DiverCityにてワンマンライヴが決定したという知らせも届き、さらに歓喜の渦を巻き起こしたばかり。もはや、“かつて”と言うに留まらない影響力を未だに持ち続けているバンドだ。

現在ZEROはTHE MICRO HEAD 4N'SとLuv PARADEにて活動をしており、XANVALAは既に両バンドと共演も果たしているが、2026年3月にはTHE MICRO HEAD 4N'Sとの2マンライヴも決定したという。シーンにおいて伝説を作り上げた者と、そこに感化されて今や同じステージへと到達した者。影響を授受した2人のベーシストが語ったのは、ヴィジュアル系シーンで活動する上で不可欠となる自己表現にかける思いだった。

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――まずは70.さんから、ZEROさんと対談を行うことになった経緯も含めて、お話を始めていければと思います。

70.:俺からすると、ZEROさんは本当に雲の上の存在なんですよ。学生時代から見ていたし、大先輩ですし。そんなZEROさんと、去年の10月に初めてお話をさせていただいて。

――対バンイベントで、XANVALAとLuv PARADEが共演したときですね?

70.:はい。そのときに握手していただいて、D’ESPAIRSRAYのCDを持って行ってサインをいただきました。もう、「いつ言おう、いつ言おう……」って。

――そのときばかりは、キッズの頃に戻っていたんですね。その後、今年の2月にはXANVALAとTHE MICRO HEAD 4N'S、そしてIKUOさんという面々での3マンもありましたね。

70.:もうそのときは、ZEROさんとIKUOさんと尊敬するベーシストが2人もいてニヤニヤが止まらなくて大変だったんです!(笑)

――ZEROさんとしては、XANVALAや70.さんにはどういった印象があったんでしょうか?

ZERO:XANVALAは、立ち上げのときから知っていて。“マイフォ”(THE MICRO HEAD 4N'S)はヴォーカルのメンバーチェンジがあったんですけど、その過程でヴォーカルを探すためにいろいろなバンドのライヴを観に行っていたことがあって、そのときに巽くん(XANVALA / Vo)の前のバンドを観たことがあったんです。俺としては、そのときから動向が気になっていて、XANVALAが結成されたときに「なるほど、こういうことがやりたかったのか」と思ったし、そのときから気になっていた存在でした。

70.:嬉しいですね……!

ZERO:実際、楽曲もハードなだけじゃなくて幅広いじゃないですか。そういうところが、すごく好きです。

――一方70.さんは、ZEROさんを最初に認識したのは、何がきっかけだったんでしょう?

70.:きっかけはD’ESPAIRSRAYで、俺が最初に聴いたのが『「タトエバ」キミ...ガ...シンダ...ラ』だったんです。聴いた瞬間、「なんだこれは!? こんなにかっこいいバンドがいるんだ!」っていうところから始まって。とにかく、アノ曲の衝撃はすごかったですね! そのあと、しばらく経ってから『Garnet』のMVを観たんですけど、そのときZEROさんがブレイズヘアをしていて、それがメチャクチャかっこよくて好きなんですよ。

ZERO:やってましたね。あれは、撮影の前日にセットしたんですよ。だからメンバーも撮影当日に入りをしたときに初めて見たんだけど、「大丈夫?」って言われて(笑)。

70.:大丈夫です! メチャクチャかっこよかったです! D’ESPAIRSRAYって、当時のヴィジュアル系の中でも新鮮でしたし、ZEROさんのヴィジュアルも髪型に始まりベースの位置もすごく低くしていて、初めて見たときの衝撃は今でも覚えていますね。それこそ、当時一緒にバンドをやっていたメンバーも“ディスパ”(D’ESPAIRSRAY)が大好きで、「コレ聴いた!?」ってよく話してました。その中の1枚が、このあいだサインを書いていただいた『MIRROR』(アルバム)で。

ZERO:本当に、年季が入った『MIRROR』でした。「聴きこんでるなぁ」と。

70.:いや~、思い出が蘇ります。

――では、当時の70.さんが憧れを抱いていたD’ESPAIRSRAYの活動中、ZEROさんはどんなことを重要視しながら活動していたのか伺ってみましょうか。

70.:是非、聞きたいです!

ZERO:ちょうど『Garnet』を出したときっていうのが、事務所に所属したタイミングだったんですよ。そこで、ある程度活動の保証がある中で、安全圏に留まりたくなかったっていうのもあって、さっき話に出た“アノ”見た目になったっていうのもあったんです。逆に、より攻めていくというか。そこから遡って、『-TERRORS-』(ミニアルバム)を出したときは、片方だけモヒカンにしたんです。それで、結構いろんなバンドの人から覚えてもらったっていうこともあったんですよね。やっぱり俺、変なことが好きだし、“誰もやっていないことがやりたい”っていう考えから生まれたのが、自分が当時やっていたことだったんです。ヴィジュアルに関してもとにかく普通に収まりたくなくて、ただのヴィジュアル系じゃない、他から飛び抜けたものを模索していたというか。

70.:実際に見ていた俺からしても、飛び抜けてました。

ZERO:最初は「笑われてもいい」ぐらいのつもりだったし、実際にモヒカンのときは笑われたこともあったんですけど、そのときのことが俺の中では確固たるものにもなって。認めてもらえることが自分にとってすごく大きなことだったので、ひたすらそこを求めていたのはありましたね。

70.:当時って“コテオサ”って呼ばれる系統の、キレイめに寄せるバンドが多かったと思うんですよね。その中でもD’ESPAIRSRAYは「黒!」って感じだったし、ヴィジュアルだけじゃなくて、「どうやったらこんなに重たい音が作れるんだろう?」っていうくらい楽曲もメチャクチャ尖っていたと思うんですよ。

ZERO:“ディスパ”はギターとベースのユニゾンが多くて、ギターサウンド自体が重いから、正直俺がいなくても成り立つくらいの低音が出ているんです。サウンドに関しては、そこをうまくクリアしないといけなかったところがあったかな。あとは、“ディスパ”のときに俺は作曲をしていないけど、結構メインコンポーザーから球数はたくさん出てくるので、そこに「こういう曲がほしい」っていうアイディアを出したり、後期の方になってくるとコンポーザーから「変化がほしい」って頼られたときに間奏だけ俺が作ったりしていたんだけど。そういう、自分のパートのアレンジだけじゃなくて曲に変化を与えていく作業は楽しかったですね。

70.:ZEROさんって、サウンド的には結構ドッシリと構えて弾くタイプだと思っていて、「メロディーを大事にされてるな」とも思うんですけど、フレーズはどうやって作っているんですか?

ZERO:自分が曲を聴いて思いついたものだったり、作曲者からのオーダーもあったりするけど、いつの間にか何かを言われなくても好きなようにフレーズが入れられるようにもなって。ユニゾンだけで終わるような曲もあれば、結構動いているような曲もあるから、そのバランスは自分で取りつつ。ただ、どんなフレーズであろうとライヴでのパフォーマンスはどうしても求められるので、「ライヴでは動かなきゃ」っていう暗黙のルールはありますね。

70.:ZEROさんのライヴパフォーマンスも、メチャクチャ好きです。

――サウンド面に関しても、偏にラウド系と言えどD’ESPAIRSRAYは“ゴシック・ロック”を確立したところは大きいと感じているんですけれど、ふとしたときにXANVALAのサウンドにもその片鱗が感じられる部分があるなと思うんです。

70.:まさに。それこそ、『Garnet』のニュアンスや世界観がメチャクチャ好きなんですよ。なんなら、永久にリピートして聴いていたぐらい好きだったんですけど、俺の作る曲には自分が受けてきた影響が出やすいというか。特に『冥冥』っていう曲は、すごく影響受けていると思います。でもそれは、自分が好きなヴィジュアル系から影響を受けたものを自分の手で紡いでいきたいっていう気持ちもあるし、自分なりにそういう世界観が出せる曲を作りたいと思ったからでもあるんですよ。俺はヴィジュアル系が大好きで今もやっていますけど、その中でD’ESPAIRSRAY やZEROさんからは表現の部分ですごく影響を受けましたし、今も受けてますね。

――現状ZEROさんは、THE MICRO HEAD 4N'SとLuv PARADEの活動に加え、11月に開催される「CROSS ROAD Fest <DAY1>」へD’ESPAIRSRAYの出演が発表されたこともあって、並行して3バンドで活動されているわけですけれども……。

70.:実は、さらに衝撃の発表があるんですよ。

――????

ZERO:来年の5月4日に、Zepp DiverCityでD’ESPAIRSRAYのワンマンライヴが決定しました。

70.:俺の誕生日の翌日っすよ!?

――最高の誕生日プレゼントじゃないですか! そして、私もこの場で初めて伺ったもので、ちょっと動揺しています……!(※取材は8月中旬)

70.:ヤバいっすよね!!!!

ZERO:それに、来年の3月にはXANVALAと“マイフォ”の2マンも。

70.:そうなんです! いつかLuv PARADEさんとも2マンをやらせていただきたいんですけど、今回は“マイフォ”と2マンが実現しました。

――これは双方に嬉しい発表ですし、一気に今回の対談の意義が見えてきましたね。するとZEROさんとしては、複数のバンドで並行して活動していくという部分が益々興味深いところでもあります。

ZERO:まず、パワーバランスがどれか一つのバンドに偏ってしまうとそのバンドを応援してくれているファンに対して申し訳ないっていうのがあるので、すべてにおいて全振りではありますね。

70.:俺からしても、ベーシストとしてのリスペクトはもちろんなんですけど、ZEROさんってバンドのブレーン的な存在だったりメンバーの間に立つタイプなんだなと、昔からインタビューを読んだりしている中で感じていたこともあって。それこそバンドをいくつかやるっていうのはすごく大変だと思うんですけど、どのバンドも全力で活動されていて、それってバンドの中心にいる人がしっかりしていないとできないと思うんです。そういうリーダーシップ的な部分も含めて、改めて尊敬できる方だなって思うんですよ。

ZERO:実際に僕はリーダーではないので、進行してくれる人がいる中で落としどころを見つけていくっていうのは、どのバンドにいてもあんまり変わらないですね。たぶんこれは俺の性格だと思うんですけど、「俺はこれがやりたい」っていうことよりも、やりたいことがあるメンバーがいて、それに対する意見やアイディアは割と思い浮かぶ方なんですよ。そこでバランスが取れているというのもあるかもしれないですね。

――70.さんは明確にリーダーというポジションである以上、ZEROさんがバンド内でどんな立ち振る舞いをされているのか興味深いところかもしれませんね。

70.:そうなんです。最近は、“長く続けられるバンド”にしたいなとすごく思っているんですけど、やっぱりZEROさんも音楽活動をする上でメンバーさんとの距離感は意識されますか?

ZERO:自分の中で、オンとオフは持っているつもり。常に仲良くしていなきゃいけないとも思っていないし、自分がマイペースでいることも大事で、それをメンバーも理解してくれるし、自分もメンバーの時間を大事にしているというか。

70.:俺も最近は、自分の時間は大事だなと思っていて。やっぱりメンバーとは長い時間一緒にいるから、お互いに1人の時間は大事にするようにしてますね。理解があるから、距離を保っていられるっていうか。XANVALAは今年で5年なんですけど、やるんだったら10年でも20年でもこのメンバーと一緒にやりたいなと思っているんです。その中でZEROさんを見ていると、今でもLuv PARADEで“ディスパ”の3人は一緒に活動されていて、さらに今回のD’ESPAIRSRAY復活の発表は俺の中ですごく嬉しかったんですよ。一ファンとしての喜びもありますけど、純粋に「そういうバンドになりたいな」っていうのがあるんですよね。

――言うなれば、時を経ても同じメンバーが繋がっている、というか。

70.:はい。結構自分の周りには、すれ違いから空中分解してしまうようなバンドが多かったなと思っていて。なので最近は、「長く続けられるバンドとは?」っていうことを学びたいタイミングでもあるんです。

ZERO:“ディスパ”が活動していた当時って、活動歴10年を超えるバンドってあんまりいなかったんですよ。でも今の時代には結構そういうバンドがいて、それって例えばレコーディングを始めとする環境の違いもあると思うんです。今って、必ずしもメンバーと顔を合わせなくても制作やレコーディングができるから。

70.:確かに、それは大きいかもしれないです。

――そういった部分も、適度な距離感を保つというところに一役買っているところも。

ZERO:あるかもしれないですよね。昔ほど強制的にメンバーと絡まないといけない時間が少なくなった分、うまくいくことも多い。もちろん、その逆もあるかもしれないですけどね。それに、昔に比べて情報もたくさんあるから、当然のように若い子でも上手い子はたくさんいるし。

70.:そうですね。YouTubeを見ればいくらでもインプットできますし。

ZERO:それこそね、IKUOさんみたいな上手い人が動画アップしてくれたら「そりゃあ上手い人増えるよ!」って(笑)。

70.:本当ですよね(笑)。昔はスコアを買って学んでいたものが、今では動画まであるなんて。ただ、こんなにいい時代なのに「どうしてヴィジュアル系アーティストは増えないんだろう?」って、思うんですよ。

ZERO:これほど、ヴィジュアル系にとっていい時代はないと思うんだけどね。

70.:そうですよね! それこそ、いろんなバンドさんのライヴ映像も観られて参考になるものはたくさんあるし、自分たちを表現できる場もたくさんあって、いい時代だと思うんですけどね。

――今もなお、ヴィジュアル系シーンで活動しているお2人が言うからこその説得力のあるお話でもあると思うんですけれど、そもそもお2人がキャリアを積み重ねていく上でヴィジュアル系シーンを大切にしているというのは、どういった思いが根幹にあるからなんでしょうか?

ZERO:俺はその時々によって違うんですけど、特に“ディスパ”が解散してからは割と普通に留まっていたんです。もっと言えば、ヴィジュアル系じゃなくてもよかったんですよね。だけど、やっぱりヴィジュアル系が好きで、そういう自分を今まで応援してきてくれた人もいたからこそ必要でもあったんですよ。好きだから化粧をし続けて、いろんな表現をしていきたかったっていうのがあって、時々思い付きでやることもあるんですけど、根本的には“好きだから”っていうのが一番強いと思います。

70.:俺も、ヴィジュアル系歴としては20年くらいなんですけど、途中7年ぐらいは離れていたんですよ。「もうバンドはやらない」と思っていたんですけど、その期間にさらにヴィジュアル系を聴いて、「自分がやるならどうするかな?」っていうことはずっと考えていたんです。結果、その7年間が自分の中ではすごく大きかったんですよね。やっぱり自分も表現することが大好きなんで、いろんなメイクをしたりして変わっていく自分を見てほしいっていうような根源にある気持ちは一生変わらないと思うんです。強い意思がないと続けていけないような移り変わりの激しい世界ですけど、曲げられないものは強く持っていますね。

――まさしく、唯一無二の自己表現という部分に対する情熱はお2人に共通しているところだと思うんですけれど、それにはアイディアも大切になってくると思うんですよ。

ZERO:撮影をするときは大体リリースがあると思うんで、作品を基に考えることが結構多いですね。“マイフォ”の場合、俺が衣装のスタイリングを全メンバー分やっているんですけど、そういうイメージづくりは大切にしています。

70.:グッズのデザインもされていますよね?

ZERO:そう。俺は作曲ができなかったから、「何かを表現したいな」って思ったときに元々デザインに興味があったっていうのもあって、“ディスパ”が解散してから本格的にデザインを始めたんです。でも、やっと最近になって曲作りも始めたんですよ。そこでもう一つ、自分の思っているものを形にする武器が増えた感じですね。そこで俺から70.くんに聞いてみたいことがあったんだけど、XANVALAは楽器隊がみんな作曲をするっていうことで、どんな風に選曲したりまとめていくのかっていうことが、ちょっと気になっていて。

70.:ウチの場合、選曲会はあまりしないんです。例えば「ミニアルバムを作る」ってなったら、その時々にあがってきた曲を聴きながら「こういう曲がないからほしい」っていう感じで作っていくんですよ。

ZERO:なるほど。結果的に今は“マイフォ”も全員曲が作れるようになったけど、俺は狙って曲を作れないんですよ。でも、XANVALAにはゴリゴリな曲もあれば『鱗粉』みたいな曲もあるから、本当に曲の幅広さがおもしろいなと思っていて。

70.:曲を作るメンバー4人それぞれに得意なジャンルみたいなものがあるんですけど、特に宗馬(XANVALA / Gt)はなかなかの天才肌で、オールマイティーにいろんな曲が作れるんです。そのおかげで、宗馬以外のメンバーは結構好き勝手に自分の作りたい曲を出せるっていうのもあって、その点では感謝しているんですけどね。

――直近では、XANVALAは3rd EP『INDRA - EP』をリリースして、ワンマンツアーも始まっていますけれど。

70.:今回のEPは、今年4月に出した2nd EP『ANCHOR – EP』の後編みたいな感じになっていて。3rd EPを引っ提げた、同じタイトルの『INDRA』というワンマンツアーのファイナルが10月5日に渋谷WWW Xであるので、楽しみにしていてほしいですね。

――今日お話を伺ったような、これまで70.さんが受けてきた影響が今後の活動にどのように活かされていくのかという部分にも益々期待があります。

70.:そうですね。俺自身が好きなバンドを見て育ってきたように、次は自分たちがそういう存在になりたいっていう思いもありますし、それこそD’ESPAIRSRAYを見て学んできたことを自分なりにアウトプットしていきたいと思っているので。“本当にかっこいいヴィジュアル系を継いでいく”っていうことが、俺の根本には強くあるんですよ。「かっこいいものを見てきたからこそ、今の俺があるんだ」っていうことを、こういう記事にも残していきたいですし、俺が観たり聴いたりしてきたかっこいいバンドを知ってほしいっていうのもあるんです。だから、これを読んでいる人たちにはD’ESPAIRSRAYはもちろん、THE MICRO HEAD 4N'SやLuv PARADEも聴いてほしいんですよ。俺は、いつか“ディスパ”と共演をしたいっていう可能性を夢に頑張るんで、今後ともよろしくお願いします!

ZERO:俺も、ずっとヴィジュアル系シーンでやってきた中でいろんな壁も見てきたし、今はシーンが衰退しているっていう風にも言われるけど、好きなことを諦めないでほしいと思うし、なにより自分としてもなくならないでほしい文化ではあるんですよ。実際に、ヴィジュアル系に対する海外の熱も見てきて、これは日本の文化だと思うからこそなくならないでほしいし、そこで頑張っているバンドには諦めないでほしいな、と。むしろ、一緒に未来を作りたいなっていう気持ちがあるので、70.くんのように絡んできてくれるのはすごく嬉しいんですよ。こういうことがもっと繋がっていって、輪を広げていきたいですね。


取材・文:Ayako Hirai

写真:Kiwamu Kai


■THE MICRO HEAD 4N'S

2026年03月15日(日)川崎セルビアンナイト

出演:THE MICRO HEAD 4N'S/XANVALA


■D’ESPAIRSRAY

11月15日(土)CROSS ROAD Fest <DAY1>

幕張イベントホール

2026年5月4日(月祝)LIVE 2026『RAPTURE』

Zepp DiverCity Tokyo

https://despairsray.com