REPORT

stylish wave “Super Visual Night 2016” ~今宵はパーティー!ヴィジュアルスタイルピーポー~ ライブレポート

Purple Stone アンフィル ジン スタア区。



2016年7月30日(土)、31日(日)にかけて渋谷REXを舞台に「stylish wave “Super Visual Night 2016”~今宵はパーティー!ヴィジュアルスタイルピーポー~」が行われた。今回のイベントはいつものstylish waveによるライブとは一味違い、出演アーティストによるスペシャルな仕掛けやライブ終演後にFan Meetingも開催された。そこで、最終日である31日(日)の模様をここにお届けしたいと思う。出演したのは、スタア区。/アンフィル/ Purple Stone/ジン。

TEXT:橋本美波

□スタア区。


トップバッターは、"stylish wave"初登場となるスタア区。が「オカルトコテメイク」姿で出現!「いつものライブとは違う雰囲気で!」をテーマにオカルト要素をふんだんに組み込んでくれたようだ。一曲目はボーカル、レノの煽りと共に『色の無い空の下』で一気にフロアをスタア区。の色に染めていく。力強いサウンドに合わせて観客も手を左右に振りまくっていき一曲目から興奮気味だ。

手拍子が鳴り響き横揺れが始まったのは、『歌舞伎町カーネーション』。どこか哀愁漂うメロディーが歌舞伎町の街並みを想像させるようだった。「思いっきり君たちの声をください!!」とレノが煽り観客の声が「おい!おい!おい!おい!」と叫びまくったのは、『地獄のクリスティーナ』。モッシュの連鎖が巻き起こり、まさに豪快という言葉につきない程の暴れ狂う景色だった。奇妙な空間に変わったのは『愛しき貴女へ贈る詩』。静寂に漂うサウンドかと思いきや、それだけではなく激しさも混じり合い憂いを帯びていた。

「君たち夏休みは好きですか!?僕はあんまり嫌いです。それでもそばにいたいからこの曲を作りました!」とレノが告げると『セーラー服と夏休み』へ。血しぶきがまるで降ってくるかのように、絶望への夏休みへとカウントダウンしていくような一幕であった。

バンギャに宣戦布告を掲げたのは、ラストを飾る「子供ROCK」。バンギャの世界を支配しに来たのはきっと彼らかもしれない…!?と思わせる程、スタア区。は暴走マシーンのように暴れ回ってくれた。

[SET LIST]
1.色の無い空の下
2.歌舞伎町カーネーション
3.地獄のクリスティーナ
4.愛しき貴女へ贈る詩
5.セーラー服と夏休み
6.子供ROCK




□アンフィル


青く光り輝く照明に照らされながら登場したのはアンフィル。
「3,2,1飛べ!!」と翔梧が叫ぶとフロア全体が飛び交い『Red&Black』が響き渡る。甘く漂う翔梧の歌声とは裏腹に、毒っけのあるサウンドが観客を噛みつきにきていた。モッシュが巻き起こり横揺れが凄まじくなったのは『迷い姫』。ただ、激しさで終わらせることがなく聴かせどころがあるのが彼らの魅力だと感じさせるナンバーだった。

MCでは「今日はヴィジュアルスタイルピーポーというタイトルとのことですが、俺たちアンフィルはヴィジュアルスタイルってなんだろうって考えたとき、デニムではないんじゃないかなと思いました。」と会場を笑いに誘いこんでいた。続く3曲目は新曲の『Step bye step』を披露し、メロディアスな楽曲と暖かみのある空気感を描き出していった。

「準備は出来てますか!?踊れ!!」と翔梧の声が聞こえると、アンフィルお馴染みの盛り上がり曲『モノポリー』に突入。ダンスフロアになったオーディエンスは手に付けている煌びやかなリングを照らしながら踊り回っていた。
猛烈さを見せつけるヘドバンが次々に現れたのは『trigger』。間奏のギターソロでは沢山の咲がフロア全体に広がっていた。

アンフィルのラストを飾ったのは『determination』。力のこもった拳が天井目がけてかかげられたり、折り畳みが炸裂。キラキラ輝きを増し続ける景色をアンフィルは畳みかけてくれていた。

[SET LIST]
1.Red&Black
2.迷い姫
3.Step bye step
4.モノポリー
5.trigger
6.determination





□Purple Stone


いつもの衣装ではなく、私服姿で登場したのはPurple Stone。
彼らが私服でライブをするのは今回が初めてらしく、今宵はそんな貴重な姿を目に焼き付けるチャンス!「渋谷ー!上げていこうぜ!さあ行こうぜ!」とkeiyaがフロアを煽ると、『歌舞伎町バタフライ』で彼らのステージが幕を開けた。可憐に手をひらひらと揺らしながら動きまくるフリが沢山で、蝶が飛び回っているような景色が広がる。そして、重みのあるベース音が響くと『Hysteric Lady』へ。この曲は頭を振られずにはいられないくらいの振動がオーディエンスに届いていたことだろう。テクノポップのような音に手拍子が鳴ったのは『パラダイス・ダンス』。ここはディスコか!?と感じさせる程に、体が無意識に踊りたくなってしまうのは間違いなくフロア全体が激しく揺れていた。

「今日僕たち見ての通り私服です。お金がない訳じゃないですよ。(笑) 今日のテーマはロックです。いつもよりも激しくしていきたいと思います。」と私服で挑んだ話を伝えてくれたkeiya。続く、『Scar』では赤い照明に包まれながら手バンとヘドバンが連続に行われ、熱気を増していた。

「手拍子は誰でもできるよな?」とkeiyaが告げると『アドレナリンBANG!』へ。アドレナリンが分泌してしまうぐらいの熱いパフォーマンスは更にオーディエンスをヒートアップさせていった。Purple Stoneのラストは新曲の『パニックパニック!』。サマーパーティーホラーロックチューンのこの楽曲は、黙って見てるだけなんていられない!keiyaの軽快なフリを真似して、踊り狂って騒ぐ観客の姿が見られPurple Stone主催のサマーパーティーへ誘ってくれた。

[SET LIST]
1.歌舞伎町バタフライ
2.Hysteric Lady
3.パラダイス・ダンス
4.Scar
5.アドレナリンBANG!
6.パニックパニック!




□ジン


本日のトリを務めるのは今、勢いを増している和風要素満載のジンが登場!!彼らは前日の30日にも出演しておりなんと2DAYS参加ということだ。加えて、セットリストも両日まったく違うものを用意しており、本日は暴れ狂うセットリストを持ってきてくれたようだ。

一曲目はヘドバンの渦が織り成す「悲哀」でスタート。慶の歌声と和テイストの音使いが妙に哀愁と激烈さを晒しだし、最初から飛ばしまくっていく!! 豪快な拳が振り回りデスボが鳴り響いたのは『紫炎』で、Luyの透き通る声がフロアに拍車をかけていく。続く『自我自損』では、ベース・大蛇が歌い継ぎ更に盛り上がりを見せつけ熱気に包まれた。

そして、怪しさ溢れるメロディーにフロアが飲み込まれたのは『怪ミ隠し』。どんどんジンのステージは熱い空気感を保ちながら、加速していく。

ラストに披露したのは、ジンの定番曲『偽モラトリアム』。逆ダイや髪が乱れるくらいのヘドバンをして暴れ回るオーディエンスの面々。これぞバンギャル魂を引き出せる彼らの力はいつになく強い姿勢を感じられた。
stylish waveに更なる爆風を巻き起こしてくれたジンの姿は圧巻であった。

[SET LIST]
1.悲哀
2.紫炎
3.自我自損
4.怪ミ隠し
5.偽モラトリアム




□第二部
第一部のステージが終わると今宵のスペシャルなイベント「Fan Meeting」開催へ。
イベントの司会ではSick2のドラマーのろっしーこと大志が登場!!軽快なトーク術で場を盛り上げていく。まず初めにラウンドテーブル・ミーティングが始まった。これはフロアに4色のバルーンが置かれており、入場の際に観客に渡されているカラーバンド(4色)の色ごとにテーブルに分かれ、そこにバンドメンバーがローテーションしながら、直接会いにいくというもの。普段、間近で見えない分ファンにとってはとても嬉しい機会になったのではなかろうか!?無邪気な笑顔を見せたり、照れてしまっているファンの姿が沢山おり、微笑ましい瞬間だった。

続いては、「バンド対抗!壮絶?!カラオケバトル!!」へ!
一回戦目は、スタア区。VSアンフィルの勝負!先攻は、スタア区。でギターのサトシがサスケの「青いベンチ」を披露。メンバーたちもサトシのサポートをしようと全力で面白おかしくタンバリンを奏でたり、途中からはボーカル・レノがマイクを奪い、最後まで歌い上げた。
後攻のアンフィルはボーカル・翔梧が、スキマスイッチの「奏」を披露。
さすが、ボーカリストなだけあってやはり上手すぎる!持ち味の甘い歌声が「奏」を引き立てファンも心に響いたのではないか!?一回戦は、アンフィルの勝利だった。

続く二回戦目は、Purple StoneVSジンの戦い。
先行はPurple StoneのボーカルkeiyaでL'Arc〜en〜Cielの「winter fall」を披露。こちらもボーカリストとしてやはり上手いという言葉に尽きるが、メンバーによる盛り上げがヘドバンをしたり、ギターの弾きマネをするなど人一倍フロアの爆笑を誘っていた。後攻は、ジンのギター・Luyがポルノグラフティの「アポロ」を披露。まるで、ギタリストの彼だと感じさせないくらいの歌唱力を持っていた。間奏では、ドラム・沙久がキラキラ光る眼鏡をかけながらお立ち台に立ち、場を多いに盛り上げていた。二回戦の勝利は、ジンが獲得!

そして決勝戦はアンフィルVSジンの戦い。
アンフィルからはギターの未月がつるの剛士の「未来予想図Ⅱ」を披露。
ラブソングの代名詞といわれるこの楽曲を歌いあげる彼の姿に、ハートを射抜かれた人もいたのでは!?それぐらい真剣に歌い紡いでいた。2番では、メンバーがフロアに登場しファンに混ざってしみじみと未月の歌に手を揺らしながら聴いておりその姿に苦笑する人々も。
後攻はジンのドラマー沙久がSEX MACHINEGUNSによる「みかんのうた」を披露。他メンバーも楽器を持って登場し沙久のステージに華を添える。SEX MACHINEGUNSに成りきる沙久は、もう暴走が止まらない!?「みかん!みかん!」と叫ぶ姿を見て、それに応えるかのようにファンも全力で暴れまわっていた。
気になる結果は、なんとジンの勝利!!優勝賞品とトロフィーが贈呈された。

最後にバンドメンバーたちによるお見送りが開かれ、ファンの人々をにこやかに見送ってくれていた。
今宵のイベントは普段見られないアーティストの隠れた一面がふんだんに目撃できたのではないかと思う。またこの次イベントがあることを期待して、ぜひ足を運んでほしいと思う。

TEXT:橋本美波



 

NEXT EVENT



stylish wave EXPERIENCE ”無礼区 #05”
2016年10月29日(土)渋谷REX
出演:ギガマウス(ゲスト) / Sick2 / スタア区。 / Neverland / BLaive / シビレバシル
OPEN 16:00 / START 16:30
前売り¥3,500- / 当日¥4,000- (消費税込み)
※オールスタンディング / 入場整理番号有 / ドリンク代別

チケット好評発売中!
詳細は【こちら】



stylish wave CIRCUIT'16 冬将軍
2016年12月18日(日) 新横浜NEW SIDE BEACH!!
出演:ジン / アンフィル / Sick2 / Neverland / ViV / BLlaive / [後日発表バンドあり]

2016年12月24日(土) 大阪MUSE
出演:the Raid. / ベル / ジン / ギガマウス / Purple Stone / Axkey / [後日発表バンドあり]

2016年12月25日(日) 名古屋E.L.L.
出演:the Raid. / ベル / ジン / ギガマウス / Sick2 / ASTARIA / [後日発表バンドあり]

[各公演]
前売り ¥3,800- /当日¥4,300- (消費税込み)
OPEN 16:00 / START 16:30 オールスタンディング / ドリンク代別途


《- カウントダウン前夜祭 -》
2016年12月30日(金) 渋谷REX
出演:the Raid.(ゲスト) / the LOTUS / THE BLACK SWAN / Neverland / スタア区。 / シビレバシル / バラライカ / ASTARIA / BLaive / シュヴァルツカイン / Axkey / [後日発表バンドあり]
前売り ¥4,000- /当日¥4,500- (消費税込み)
OPEN 14:30 / START 15:00 オールスタンディング / ドリンク代別途


club Zy.会員 先行予約受付中!
詳細は【こちら】
プレミアム会員受付期間:2016年08月15日(月)12:00 ~ 2016年08月22日(月)16:00
一般会員受付期間:2016年08月23日(火)12:00 ~ 2016年08月30日(火)16:00

club Zy.チャンネルでもチケット受付中!
受付期間:2016年08月15日(月)12:00 ~ 2016年08月22日(月)16:00
http://ch.nicovideo.jp/club-Zy
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