昨年からアルバム『DOGMA』を掲げたツアーを展開、今年の2月28日に国立代々木競技場第一体育館で行った“LIVE TOUR 15-16 DOGMATIC - FINAL -「漆黒」”をもってひと区切りをつけたthe GazettE。

しかし、彼らはそこで落ち着くこともなく、春からはワールドツアーに乗り出した。
南米～北米、さらにはアジアを経てヨーロッパに至る全15公演を完遂。各地で大熱狂を巻き起こした。

そんな彼らが、今度は国内スタンディング・ツアー【the GazettE STANDING LIVE TOUR 16 DOGMATIC -ANOTHER FATE-】をスタートさせたのだから、めまぐるしい。

ライブのセットリストは『DOGMA』からの曲をベースにしながらも、持ち曲の中から人気のハードチューンを盛り込んだ内容。
自由度の高いライブハウスらしい選曲である。

7月6日、初日の豊洲PITには、帰国後初のライブを体験しようと、熱狂的なファンが詰めかけた。

本編がスタートすると、前半からダークでハードな世界観を持った曲達を連発。
RUKIも「さぁ、アバレようぜ！」とけしかける。
ヘドバンやジャンプで応戦するオーディエンスとともに熱い空間を作り出していく。

後半にさしかかるころには「ここからノンストップでいきますんで……皆さん、どうか生きて帰ってください！ やろうぜ！」と、再びRUKIが煽る。

ライブで鍛えられてきた曲が次々に飛び出し、本編はクライマックスへ。
この日は久々にプレイされた曲もあり、観客も暴れ甲斐のあるライブを楽しんだ。

アンコールは戒の檄からスタートする。

「豊洲！ お前ら、マジかよ！ 今のところ日本がホームとは言えませんな！」と、さらなるノリと声援を要求し、観客を奮い立たせた。
もちろん、ここでプレイされる曲達はファンなら気合いが入るキラーチューンばかり。


盛り上がらないわけがない。
バンドと距離の近い会場ならではの熱量も加わり、アグレッシヴな雰囲気の中、アンコールは完了。


予定ではこれで終演となるはずだったが、観客が帰らず、アンコールを求める声援もなりやまない。

結果、この日はまさかのダブルアンコールが実現することに。
ラストナンバーでは麗、葵、REITAの動きも、さらに激しくなり、初日ながらパワーを出し尽くしたライブとなった。

初日でつかんだこの勢いは、the GazettEにとっていいはずみになったに違いない。
ツアー・ファイナルまで、バンドとオーディエンスが作りだす灼熱空間がどう変化していくのか……さらなる進化も楽しみだ。

TEXT:海江敦士（Atsushi Kaie）
PHOTO:田辺佳子（Keiko Tanabe）



【the GazettE INFORMATION】

■NEW LIVE DVD RELEASE!!
LIVE TOUR 15-16[DOGMATIC] FINAL 漆黒
IN 国立代々木競技場第一体育館
2016年冬発売予定
詳細▶ http://the-gazette.com/shikkoku_dvd/


■STANDING LIVE TOUR 16
DOGMATIC -ANOTHER FATE-
7月6日(水) 豊洲PIT
7月10日(日) 仙台PIT
7月13日(水) Zepp DiverCity TOKYO
7月20日(水) CLUB CITTA'川崎
7月21日(木) CLUB CITTA'川崎
7月25日(月) Zepp Nagoya
7月27日(水) なんばHatch
7月29日(金) 博多DRUM LOGOS
8月1日(日) 新木場STUDIO COAST
8月2日(火) 新木場STUDIO COAST

チケット：前売￥6,800(tax in) ※ドリンク代別、3歳以上有料
詳細▶ http://the-gazette.com/another_fate/



■STANDING LIVE TOUR 16 GRAND FINALE
DOGMA -ANOTHER FATE-
9月27日(火)幕張メッセ国際展示場ホール10
※代々木第一公演でGOLDEN TICKETと引き換えたエントリーカードをお持ちの方で
期間中にエントリーされた方が対象のフリーライブ
詳細▶ http://the-gazette.com/golden_ticket/


【the GazettE OFFICIAL WEBSITE】
http://the-gazette.com/