INTERVIEW

yo-ka(DIAURA) ロングインタビュー 第1回(全4回)

DIAURA yo-ka

DIAURAは、6月28日に通算14枚目となるシングル『Noah/シャングリラ』を「初回盤」と「通常盤」2-STYLEで発売する。8月には「TOKYO CONFUSION-4週連続単独公演-」を実施。8月5日(土)代官山UNITを舞台に行う「mode of 【DIAURA】」。8月13日(日)渋谷WWW Xでぶち噛ます「mode of 【Insaniority DARK Under】」。8月19日(土)新宿LOFTでは「mode of 【SECRET】」と題したライブを実施。8月27日(日)渋谷wwwに於いては、「mode of 【SILENCE】」という姿を見せてゆく。すべては愚民の日である9月3日(日)豊洲PITを舞台にした単独公演「Dictatorial Garden Toyosu -unbreakable decision-」へ向けての行動。この一連の流れを、今回はyo-kaが単独で語ってくれた。

撮影:菅沼剛弘 / インタビュー:長澤智典
Photographs by Takehiro Suganuma / Interview by Tomonori Nagasawa

 

『Noah』のサビに書いた「変わり続ける世界で変わらないものを探し続けてる」という生き方。それこそが自分が存在していることの証明です。


――通算14枚目となるシングル『Noah/シャングリラ』を6月28日にリリースします。今回の作品は、中でも『Noah』は外へと視線や視点を向けていません??
yo-ka 作品を発表する以上そこは伝わらなかったらもったいないというか、意味がないからね。楽曲を作っているときって、割と自分本意や独りよがりになりがちなところがあって。もちろん、それも必要なことだし俺は大事にしていること。
ただし、今のDIAURAのモードはそこじゃなくて、もっと広がりを持った楽曲や作品を作ることが大切。それが、今のバンドのスタンスなんですよ。

――その想いは、歌詞へもしっかり投影されていますよね。
yo-ka 何事も、そう。何かを変えるためには、誰かが変わるのを待つのではなく自分が変わることが一番の近道。それは俺らが音楽を創作や届けているときもそうだし、この記事を読んでいる人たちが社会の中で自分を発揮してゆくときもそうだと思います。
会社も学校も、社会全体に於いても「何かの言いなり」になって動くのは簡単だし楽かも知れない。だけど今の社会で生きてく上では、従って生きてく中でさえ心を病んでしまうのは多いに有り得ること。何かに挫折をして心を病んでしまうことは往々にしてある。あえてバンドに捉えるなら、誰かの指示に左右されることでバンドとして活動してゆくことが難しくなるとか…。
それを何かのせいにしていくのが人の常かも知れないけど、俺は誰かや何かのせいにしたくはないんですよ。

――それ、心が強いですね。
yo-ka 「自分のせいだ」「自分のせいで駄目になったんだ」と、常にみずからへ責任を負わせることが自分は大切だなと思ってる。ただし、そう言えるためには自分の行動に遠慮しちゃいけないんですよ。それを強く実感している。だからこそ、自分は『Noah』のような歌詞を書いたんだろうし…。

――自分の想いや意志を貫くのは、言葉で言うほど簡単ではないですよね。
yo-ka 生きるためには想いを貫くしかないんですよ。俺自身が、そういう生き方をしたいということなんですけどね。「歌を歌って生きること」、それを選んだ以上は。
それを貫く中でも変わっていくことだって正直ある。でも同時に、絶対に変わらないものもある。『Noah』のサビに書いた「変わり続ける世界で変わらないものを探し続けてる」という生き方。それこそが自分が存在していることの証明。『Noah』にはそんな想いを詰め込みました。

――人は、生きてく上で変わり続けるのも当たり前だし、変わらないことだって必要な面としてあること。とくにアーティストとして表現していくうえで、そこは大事だと思います。そのバランスをどう取ってゆくのかけっこう大変じゃないですか?!
yo-ka 大変だけど大事なことだと思います。でも、何よりも大切なのが「想いをストレートに伝えてゆく」こと。ライブを演っていても思うことですけど、さり気ない、何気ないMCの一言で、その後のライブの空気が変わることって往々にしてあるんですよ。
昔は、「分かる奴にだけ分かればいい」と思っていた時期もあったけど、それを知ってからは、「もう一歩踏み出したいな」という気持ちになりました。作詞や作曲をしていても心がスッとする感覚は、自分でも以前より増した感じがしています。
 

 

 

今が一番DIAURAしているなという気がしています。


――DIAURAの音楽や姿勢には、「わかる奴にだけ」というよりも「いろんな人たちの心を突き刺してやる」という意識を覚えます。
yo-ka  「世界をこの手に」と歌っているバンドですから、そうですよね。そこは、DIAURAの基本姿勢として持っていること。DIAURAである以上そこは変わらない。それを変えたらDIAURAではなくなる。たとえそれが無茶であり無謀なことだろうと、たとえ笑われようが、「俺たちはその信念を持って戦うよ」という姿勢でずっと活動を続けてきたし、今改めて、その意志こそが大切だなと感じてるんですよ。

――一貫したその姿勢が振れないからこそ、今のDIAURAの存在がこのシーンの中で際立っているんだろうなと思います。
yo-ka ただし、DIAURAはここまで決して順調に進んできたバンドではない。自分でも振り返ると、バンドとして低迷していたり足踏みを繰り返していた時期があったなということを強く感じるんですよね。

――えっ、そうなんですか!?
yo-ka 具体的に言うなら、2014年と2015年頃のDIAURAは、その姿でした。その感覚にへ自分たちで気づき、そこから意識を変えていった。だからこそ、2016年に行ったいろんな活動を通してふたたび4人の意志を一つに揃え、共に同じ意識を持って戦う日々を過ごしながら、「やっぱりDIAURAはこれだよね」という感覚を改めてつかむことが出来たし、改めてDIAURAとしてあるべき姿にも立ち返れた。そのうえでの2017年の活動のように、今が一番DIAURAしているなという気がしています。

――2014年や2015年頃ってそんな低迷していました??。それは、自分たちの求める理想の姿へ現実的に辿り着けないことへのジレンマだったのでしょうか?
yo-ka DIAURAとしてあるべき先の姿をしっかり見据えてたつもりなんですけど、なかなか思った通りに進まずに苛立ちを覚えていたのは事実です。
今思えば、それ以前までのDIAURAが割ととんとん拍子で進んできてたからなんでしょうね。信じていたはずの道から何時しか外れ、迷子になってしまっていたことに自分たちで気付けなかった。

――迷子になってしまった…ですか。。。
yo-ka そう。バンドが上手く進んでいるときだって、それは決して当たり前のことではない。そこには、運や時代の流れなどさまざまな要因が関係してくる。それを引き寄せてゆくのも運の一つ。そこで戦い続けながら、その流れが次第に弱まったとき、本当ならいち早く向き合い方を上手く軌道修正しなきゃいけないんですよ。流れが変わった中、以前と同じやり方を貫いていても決して上手くはいかないし、時にはそれがマイナスにも傾いてしまう。
順調に運んできた流れが弱まった時期が、DIAURAで言うなら2014年や2015年のこと。もちろんその時代の俺たちも以前とは何も変わらない意識で戦い続けていたし、その当時生み出した作品にも強い満足感や手応えだって覚えていた。ただ、バンドがより前へ進んでいくうえでは、そこで何かしら変わっていく必要性があった。それに自分たちでは気付けず、自分たち自身が空回りしてゆく中で何処か心にモヤモヤを覚えながら活動を続けていたなと、今振り返って感じています。

 

 

 

俺は、自分が信じた歌を歌ってるんだ。それ以外に一体何が必要だと言うんだ!

――どのバンドやアーティストも、そう。表現している内容がいくら優れていても、時代の流れによって本人たちの意志とは関係なく支持や活動が左右されることってありますからね。
yo-ka でも、それに気付けなかった自分たちがいた。要は、DIAURA自体が何処か浮足立っていたところがあったんだと思うんですよ。
今年の2月18日に中野サンプラザでの公演を終えて今思っていることは、俺たち4人がDIAURAという存在をしっかり背負い、堂々とステージに立って想いを伝えてゆくことが何よりも大切だということ。
以前の自分たちは、周りを見すぎてはいろんなことをDIAURAに投影しながら考えていた。でも本当に大切なのはそんなことじゃなく、自分たちの気持ちをしっかり信じて立ち向かうこと。ホント、気持ちの問題だったんですよ。だから、今が一番フラットな気持ちでバンドへ向き合っていけてますからね。

――そうは言いながらも、まったく愚民たちの反応を気にしないわけでもないですよね。
yo-ka 愚民たちを観てて思うのが、小手先のギミックを求めている人たちではないということ。どんな小さな箱でも、大きい箱だろうと、俺たちがステージ上で堂々としていなかったらそれをすぐに察知すれば、何よりそういうDIAURAを彼女ら彼らは嫌うことなんです。
逆に言うなら、どんな場所だろうと俺たちがしっかり「DIAURAだ」という姿を出していけば、それを同じくしっかりと受け止めてくれる。

――とても心強いファンたちじゃないですか。
yo-ka そうなんですよ。そうなんですけど、「お前たちに俺のことなど、わかりっこないよ。」みたいに思っていた時期も俺自身の中にはあったんですね。何故なら、その時期は自分でも何が正しいのかが見えていなかった。人の意見や反応に迷い、自分自身にも迷い…自分自身とても苦しみを覚えていたのが、先に言った2014年や2015年の頃の俺自身なんです。
でも、フッと気付いたんですよね。時期的に言うなら2016年の春頃かな!? 「無駄に迷っているこの時間がもったいない」ということに。

――具体的に、当時は何に迷っていたのでしょうか?
yo-ka 「俺はなんでステージに立とうとしたんだろう!?」「なんで歌おうと思ったんだろう!?」「何でDIAURAとして活動しようと思ったんだろう!?」。そういう根本的なところまで意識を辿ってゆく心の作業をしていく中、それが活動に迷う影響を与えてることに気づいたんですよ。
そこで思ったのが、「俺は、自分が信じた歌を歌ってるんだ。それ以外に一体何が必要だと言うんだ」ということ。「良い反応をもらいたくて活動しているんじゃない、自分の音楽が人に響くと思っているからこそ歌っている」。そこに気付いてからは何も気にすることがなくなれば、ヴォーカリストとしても一つ殻を破れたなと思ってる。そこからなんでしょうね、今へと繋がる意識へ変わり出したのは…。

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販売元:ダイキサウンド


Ains PRESENTS DIAURA男性限定LIVE
Third Incident「女子禁領域」

2017年5月5日(祝・金) 目黒鹿鳴館
[OPEN/START] 16:15 / 17:00
[前売/当日] ¥4,200 / ¥4,700(税込・D代別)
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002215956P0030001
※バンド予約なし
企画/制作/主催:Ains
お問い合わせ:目黒鹿鳴館(TEL.03-3494-1801)



Ains PRESENTS DIAURA女性限定LIVE
Fourth Incident「男子禁領域」

2017年5月6日(土) 目黒鹿鳴館
[OPEN/START] 16:15 / 17:00
[前売/当日] ¥4,200 / ¥4,700(税込・D代別)
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002215957P0030001
※バンド予約なし
企画/制作/主催:Ains
お問い合わせ:目黒鹿鳴館(TEL.03-3494-1801)

 

Ains PRESENTS DIAURA単独公演2017
Last Incident「目黒陥落」

2017年5月7日(日) 目黒鹿鳴館 ※SOLD OUT!!
[OPEN/START] 18:30 / 19:00
[前売/当日] ¥4,200 / ¥4,700(税込・D代別)
※バンド予約なし
企画/制作/主催:Ains
お問い合わせ:目黒鹿鳴館(TEL.03-3494-1801)

 

Ains PRESENTS DIAURA単独公演
TOKYO CONFUSION-4週連続単独公演-

mode of 【DIAURA】
2017年8月5日(土) 代官山UNIT

[OPEN/START] 17:00 / 17:30
[前売/当日] ¥4,500 / ¥5,000(税込・D代別・3歳以上有料)
[チケット]一般発売 5/27(土)~

mode of 【Insaniority DARK Under】
2017年8月13日(日) 渋谷WWW X

[OPEN/START] 17:00 / 17:30
[前売/当日] ¥4,500 / ¥5,000(税込・D代別・3歳以上有料)
[チケット]一般発売 5/28(日)~

mode of 【SECRET】
2017年8月19日(土) 新宿LOFT

[OPEN/START] 17:00 / 17:30
[前売/当日] ¥4,500 / ¥5,000(税込・D代別・3歳以上有料)
[チケット]一般発売 6/3(土)~

mode of 【SILENCE】
2017年8月27日(土) 渋谷WWW

[OPEN/START] 17:00 / 17:30
[前売/当日] ¥4,500 / ¥5,000(税込・D代別・3歳以上有料)
[チケット]一般発売 6/4(日)~

企画:Ains
制作:ALIVES
問い合わせ先:HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999 (平日12:00-18:00)

 

Ains PRESENTS DIAURA単独公演
Dictatorial Garden Toyosu -unbreakable decision-

2017年9月3日(日) 豊洲PIT
[OPEN/START] 17:15 / 18:00
[前売/当日] ¥5,000 / ¥5,500(税込・D代別・3歳以上有料)
[チケット]一般発売 6/24(土)~

企画:Ains
制作:ALIVES
問い合わせ先:HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999 (平日12:00-18:00)

 

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