INTERVIEW

the GazettE ロングインタビュー 第1回(全4回)「あまりにもライブでやってなかった曲とかは逆に新しかったですけどね(RUKI)」

the GazettE

インタビュー:海江 敦士
Interview by Atsushi Kaie

 

あまりにもライブでやってなかった曲とかは逆に新しかったですけどね(RUKI)


――まずは3月10日の〈十五周年記念公演 大日本異端芸者「暴動区 愚鈍の桜」〉(@国立代々木競技場第一体育館)を終えられての感想からきかせてください。
麗: やり切ったというか、いろんな感情が入り交じりながらライブをやってたなと。今思えば。

――いろんな感情とはどのような?
麗: 何だろう、どこかでお祭り的な部分もあるじゃないですか。でも、かなり本気になってやっている自分達もいて……。結局、15周年とはいえ、15年間を凝縮したセットリストでもないし、あくまでバンド結成当初の一端を再現したライブであって。決して、これまでを総括した内容ではないんですよね。でも、本気度で言ったら、最近のthe GazettEのモードだったし。いざ、やってみたら複雑な思いが交錯してましたね。本番で戸惑った瞬間もありましたけど。どこか想像と違っていたというか。

――さすがに当時に比べると、圧倒的にバンドが進化したことによる違和感とか?
麗: きっと自分達なら昔の曲も、今のカッコよさで消化できると思ってたんですけど、やっぱり“漆黒”(=2016年2月28日に国立代々木第一体育館で開催された『the GazettE LIVE TOUR 15-16 DOGMATIC FINAL -漆黒-)でやったようなものとは全然違っていて。最近の曲って、大きいステージをたくさん経験してきて洗練されてきたものだと思うんですよ。それもあって、ああいう大きい会場での見せ方が成立していたというか。でも、それ以前の曲達っていうのは、向かっている方向の根本が違うものなんですよね。

――あ、実は同じようなことを感じてました。
麗: そこが難しかったんですかね。何とかなると思ってたんですけど、過去の思い出に頼らざるを得ない部分もあったかなって。そこは、これからの追加公演をやっていく上での課題なんじゃないかな。

――正直、初期の曲はライブハウスを想定して作ったものが多いはずですもんね。
麗: そうなんですよ。だから、曲の持っていき方っていうのかな、そこが分かりにくかったなと。

――RUKIさんはどうですか?
RUKI: ライブをやっている時のことは、そんなに覚えてないんですよ。でも、リハとかも含めて、楽しもうっていう思いで準備はしてきましたね。あと、いつもは照明とかもうちょっと細かい部分に気をつかったりするんですけど、そういう部分をはぶいてリラックスして楽しもうっていう部分はありましたね。

――で、実際も楽しめました?
RUKI: 楽しかったですよ。でも、楽しいっていうよりも感慨深いものがあったかな。まぁ、あまりにもライブでやってなかった曲とかは逆に新しかったですけどね(苦笑)。昔よくライブでやっていた曲では、改めて会場がデカくなったんだなっていう実感がわきましたし……。緊張もありましだけど、俺的には純粋にライブができたと思います。アドレナリンがバーッと出るというよりは、記憶を巡らせながらやっている感じでした。

――REITAさんは最後、珍しく感極まっていた様子でしたね。
REITA: 何がですか?(苦笑)。覚えてないですね~(笑)。

――いやいや(苦笑)。
REITA: ま、年を取るとね、ちょっと……(苦笑)。

――涙もろくなると?(笑)。
REITA: まぁ、別に達成感があったわけでもないし、何の感情かはわからなかったんですけどね。何か15年経ってもステージに5人で立っている状況を見て、言葉がつまっちゃったというかね。

――いきなりその感情がこみあげましたか?
REITA: 後半ぐらいのRUKIのMCあたりから、思い返したりしちゃいますよね、勝手に(苦笑)。いつもだったら、そういう風にはならないんですけど。さんざん15周年って言ってハードルを上げてたから、やっぱり心の中ではああいうモードになってきたんでしょうね。ただ、ライブ前日、メンバーにLINEしたら淡泊な反応でしたけど(苦笑)。

――え? ひどいじゃないですか(笑)。
RUKI: いや、何かちょっと(苦笑)。
麗: から回ってんですよ(笑)。“ヘイ! ブラザー!”みたいな普段言わないような言葉を使ってきたし。
RUKI: 前日だから、みんないつも以上に緊張してたんですよ。だから、そのLINEがすごく脳天気に思えて(苦笑)。

――たぶんREITAさんとしては、メンバーのテンションを上げようとされたのでは?
RUKI: そうそう!
REITA: ただ、俺が一番緊張していたんだと思いますね(苦笑)。

――逆に(苦笑)。
REITA: 逆にね(苦笑)。しかも、本番ではトラブルもあったりして。まぁ、それもよしとしますか……っていう。そういうのは忘れて楽しもうとは思ってました。

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HERESY LIMITED TOUR17
十五周年記念公演 大日本異端芸者『暴動区 愚鈍の桜』追加公演

4.12 (Wed) Zepp Tokyo OPEN17:30 / START18:30
4.14 (Fri) 仙台PIT OPEN17:45 / START18:30
4.20 (Thu) Zepp DiverCity(TOKYO) OPEN17:30 / START18:30
4.24 (Mon) Zepp Nagoya OPEN17:30 / START18:30
4.26 (Wed) Zepp Osaka Bayside OPEN17:30 / START18:30

全公演 前売¥6,800(tax in)
※ドリンク代別、3歳以上有料
※サービス手数料¥600/枚が別途かかります。
※OFFICIAL FAN CLUB [HERESY]会員限定

 

LIVE IN SUMMER 17 BURST INTO A BLAZE 3

8月19日(土) 富士急ハイランド・コニファーフォレスト
[開場 / 開演] 16:00 / 17:00
[チケット料金] 全席指定¥8,000-(税込) ※3歳以上有料
[チケット一般発売日] 2017年7月19日(水)10:00
特設サイト▶http://the-gazette.com/15/0819/

 

 

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全12曲収録 / デジパック仕様
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Price:¥3,611(+tax)
[収録曲]
01. 枯詩
02. Cassis
03. D.L.N
04. CALM ENVY
05. reila
06. UNTITLED
07. WITHOUT A TRACE
08. 紅蓮
09. 白き優鬱
10. PLEDGE
11. 絲
12. 体温
 

【通常盤】
全10曲収録
SRCL-9337
Price:¥3,056(+tax)
[収録曲]
01. 枯詩
02. Cassis
03. D.L.N
04. CALM ENVY
05. reila
06. UNTITLED
07. WITHOUT A TRACE
08. 紅蓮
09. 白き優鬱
10. PLEDGE

 

 

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