INTERVIEW

HAKUEI ロングインタビュー 第1回(全4回)

HAKUEI PENICILLIN


ソロデビュー20周年を記念したアルバム『Virgin Vibration』も好調なPENICILLINのHAKUEI。秋からはPENICILLINとしての活動もいろいろとスタート。改めてHAKUEIに、ソロとして、PENICILLINとしての自分を語っていただいた。
 

撮影:菅沼剛弘 / インタビュー:長澤智典
Photographs by Takehiro Suganuma / Interview by Tomonori Nagasawa

 

毎年正月が訪れるのと一緒で、「とのさま GIG」をやるのも、PENICILLINの中では当たり前な感覚になっていますからね。




――先にPENICILLINの近況話から始めたいなと思います。9月17日と18日に新宿ReNYを舞台にO-JIRO BIRTHDAY LIVE「とのさま GIG 2016」が開催になります。これはPENICILLINの中でも、毎年恒例の行事になっていますよね。
HAKUEI たぶん、今年で20年目になるんじゃないかな??

――なぜ「とのさま GIG」という名前で始めたのですか??
HAKUEI 当時、O-JIROくんのあだ名が「とのさま」で。名付け親はGISHOくんなんですけど、確か名前の由来は「殿様っぽいから」だったような気がするけど、よく覚えてないです(笑)。

――ノリで名付けたところもあったのでしょうか??
HAKUEI 意外とマイペースなところが、何処かちょっと殿様っぽかったのもあったんじゃないですかね(笑)。

――そんなO-JIROさんのためのバースデーイベントも、すっかりPENICILLINファンの中には定着しています。
HAKUEI 毎年正月が訪れるのと一緒で、「とのさま GIG」をやるのも、PENICILLINでは当たり前な感覚になっていますからね。

――今は、メンバー全員のバースデーを毎年祝ってますよね。それも、PENICILLINの中ではいつしか恒例行事となった形なのでしょうか??
HAKUEI 結果的に、そうなりましたね。最初はO-JIROくんのバースデーだけを祝ってたんですけど。ファンのみなさんの要望に応え、他のメンバーのバースデーもやり出すと、毎年のよう「今年もやってください」とお願いされちゃうんで。そうなると、ファンの子たちの期待に応える意味や、がっかりさせさせたくないためにも辞められないじゃないですか。

――でも、毎年恒例で行っていた元旦ライブはいつしかなくなりましたよね。
HAKUEI 元旦ワンマンに関しては、演り続けていく中で2つの意見が出てきたんですよ。「毎年楽しみにしている」という声と、「行きたいけど家の用事があって行けない」という声と。それが、年を重ねるごと半々に近付きだして。それもあって、「一度休んでみようか」と休んだところ、意外とすんなり受け入れられたという。

――メンバー自身の気持ちとしては、どうだったんですか??
HAKUEI 淋しい気持ちがある反面、大晦日からお正月にかけてゆっくり出来るなという気持ちもありました。僕の場合は喉のケアもあるから、昔からライブの前の日はお酒は呑まないようにしているんですけど。普通、大晦日ってみんなご馳走を食べながら呑んだりするものじゃないですか。でも元旦ライブをやっている頃は、毎年大晦日にそういうことは一切出来なかったんで。今も、お正月にライブをやってないだけで、大晦日から元旦にかけて特別なことをやってるわけでもなければ、呑んでも軽く程度ですけどね。

――毎年「とのさま GIG」では、どんなことをやっているのでしょうか??
HAKUEI 以前はパートチェンジをして、O-JIROくんに歌ってもらったりもしていましたけど。あまり誕生日だからということに捉われすぎてもなということから、いつも通り全力のライブを毎回行っています。もちろん、ケーキを出してファンのみんなとお祝いをするなど、誕生日ならではなことはやりますけど。他のメンバーの誕生日ライブも含め、基本はどのライブも、「その時の最高」を詰め込んだライブを行うのが、何よりも前提になっていることです。

――そこが大切なわけですからね。
HAKUEI そうなんです。以前は、いろんな企画的なこともやっていましたけど、そっちばかりに集中していくのは違うなと次第に思い始めて。ファンクラブの人たちを対象にしたライブの場合、そこはまた別なんですけど。基本は、しっかりと魅せて楽しめるライブを演ることを心がけています。と言いながら、急に変なことをやるかも知れないですけど(笑)。
ライブというのは生き物なんで、あまり頭でっかちに決めつけて臨みたくはない。むしろ、その場の雰囲気に合わせ臨機応変に変えていきたい。それこそが、生きているライブだと思う。なので「とのさま GIG」も、その後に控えた各自のバースデーライブやPENICILLINとしてのワンマンツアーも、「今、こういうことをやりたい」「今、これをやったら面白そう」ということを極力やっていく形になると思います。

 

 

記念日に期待してくれてるファンの人たちもいることから、今回「久し振りにソロ作品を作り、ソロとして活動しようかな!?」という気持ちにもなりましたからね。


――来年PENICILLINは結成25周年を迎えます。HAKUEI氏自身は、今年デビュー20周年を迎えますよね。
HAKUEI 気がついたら、それだけの時間が経過していましたからね。ただし、何周年を目指してという活動をしてきたわけではないように、PENICILLINやソロ活動を続けることに関しては、とくに無理してやってきたわけではないです。

――純粋なソロ名義って、そんな多くはやっていませんよね。
HAKUEI そうなんです。僕の場合PENICILLIN以外の活動に関しては、ソロヴォーカリストHAKUEIとして20年前の9月に始めたのが最初ですけど。その後に始めたmachineをすでに17年やってますし、ライチ☆光クラブだって、machineとも平行しながらもう5年は活動をしているように、純粋にソロ名義で活動をしていたのは最初の3-4年くらいかな!? まぁ、だいぶ経ってからソロとしても作品を出してるとはいえ、そう捉えても良いんじゃないかな!?

――HAKUEIさんの場合…と言うか、PENICILLINのメンバーに関しては、PENICILLINと平行していろんな活動を行うのは当たり前のことですからね。
HAKUEI そう。だから今年でソロ活動を始めてから20年経つという事実も、僕の頭の中にはとくに無かったことだったけど。ファンの方々やスタッフさんらに言われ、そうなんだと気づけば。その記念日に期待をしてくれているファンの人たちもいることから、今回「久し振りにソロ作品を作り、ソロとして活動しようかな!?」という気持ちにもなりましたからね。
 

 

 

最初にオファーを考えお願いをした人たち全員から一発で「OK」の返事をいただけたので、そこは、本当に感謝ですよね。


――昔から応援してくれているファンたちの場合、ソロアルバム『Virgin Vibration』を通し『ZEUS』『NUDE』『ダブルラブショック』と、初期ソロシングルの表題歌たちを聴けたのは、とても嬉しいことだったんじゃないですか??
HAKUEI そこはもう、いろんな反響がありましたからね。自分としては、つねに「今」を表現していきたいことから、昔の曲をセルフカバーするとか正直興味はなかったんですけど。せっかく20周年という節目の時期でもあることから、自分の歩んできた道のりを改めてしっかりと噛みしめ、その上で先を見据えてゆく機会を自分に与えていくのも大切だなと思ったし。何より今回は、ファンのみなさんへの感謝の気持ちを伝えたいなというのがあったんでセルフカバーをしてみました。

――今回は様々なミュージシャンが楽曲提供をしています。そこは、普段からの付き合いの中で培ってきた人脈が生かされた形でした??
HAKUEI そうですね。第一線で活動している人たちと触れ合うたびに、僕自身もその相手にリスペクトを感じることから、「この人と一緒に制作出来たら面白いものを作れるんじゃないか」と思うんですけど。実際にそれを形に落とし込もうとすると、なかなか機会を作るのって難しいんですね。
今回のアルバムへ楽曲提供をお願いした中、過去に共演をしたことがあるのはRUKA(NIGHTMARE)くんくらいかな!? あとの人たちとは、これまで一度も音楽制作面での具体的な絡みはなかったんで。むしろ、こういう機会でもないと楽曲提供を頼むなんて出来ないじゃないですか。まして、みんな忙しい人たちなんで、楽曲を依頼する良い機会と思いながらも正直悩んだんですよ。

――そこは、妙に気を回してしまってたんですね。
HAKUEI そう。それでもソロ作品を作るという名義があるからこそ頼みましたけど、そういうのがなかったら、まず頼める機会はないですから。とくに年下のミュージシャンの場合、先輩から頼まれた案件ということから断るのだけでもけっこう気を使ってしまう。それをわかっていたし、自分自身がそういうところも気にしてしまう性格だから、お願いをするときも、あえて断りやすいようにお願いをしたんだけど。結果、最初にオファーを考えお願いをした人たち全員から一発で「OK」の返事をいただけたので、結果的に断られてたときの次の候補者など一切考えることなく、予定した人たちから楽曲提供をしていただくことが出来ました。そこは、本当に感謝ですよね。

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HAKUEI Solo Works 20th Anniversary Album
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【初回限定盤A】
[CD+DVD] TMLA-0031 ¥3,600+税
-収録曲-
1.世界の果て ~paranoia of youth~ [栄喜(from SIAM SHADE)]
2.ハムレット [鬼龍院 翔(from ゴールデンボンバー)]
3.メルヘン☆ジャック / ライチ☆光クラブ
4.DIS / machine
5.9th Dimension [RUKA(from NIGHTMARE)]
6.The Elephant Man [GISHO(ex.PENICILLIN)]
7.ダブルラブショック
8.Teenage Bullet [広石武彦(ex.up-beat / T4R)]
9.Eternal My Dear
10.Virgin Groove [Aiji(from LM.C)]
※[ ]内は楽曲提供アーティスト
<DVD>
・Eternal My Dear(ミュージックビデオ)
・メイキング映像(Eternal My Dear ミュージックビデオ)
 


【初回限定盤B】
[CD+DVD] TMLA-0032 ¥3,600+税
-収録曲-
1.世界の果て ~paranoia of youth~ [栄喜(from SIAM SHADE)]
2.ハムレット [鬼龍院 翔(from ゴールデンボンバー)]
3.メルヘン☆ジャック / ライチ☆光クラブ
4.DIS / machine
5.9th Dimension [RUKA(from NIGHTMARE)]
6.The Elephant Man [GISHO(ex.PENICILLIN)]
7.ダブルラブショック
8.Teenage Bullet [広石武彦(ex.up-beat / T4R)]
9.Eternal My Dear
10.Virgin Groove [Aiji(from LM.C)]
※[ ]内は楽曲提供アーティスト
<DVD>
・ハムレット(ミュージックビデオ)
・メイキング映像(ハムレット ミュージックビデオ)
 


【初回限定盤C】
[CD+豪華フォトブック] TMLA-0033 ¥3,600+税
-収録曲-
1.世界の果て ~paranoia of youth~ [栄喜(from SIAM SHADE)]
2.ハムレット [鬼龍院 翔(from ゴールデンボンバー)]
3.メルヘン☆ジャック / ライチ☆光クラブ
4.DIS / machine
5.9th Dimension [RUKA(from NIGHTMARE)]
6.The Elephant Man [GISHO(ex.PENICILLIN)]
7.ダブルラブショック
8.Teenage Bullet [広石武彦(ex.up-beat / T4R)]
9.Eternal My Dear
10.Virgin Groove [Aiji(from LM.C)]
11.ZEUS(ボーナストラック)
12.NUDE(ボーナストラック)
※[ ]内は楽曲提供アーティスト




O-JIRO BIRTHDAY LIVE 「とのさまGIG 2016」

2016年9月17日(土) 新宿 ReNY
OPEN 17:15 / START 18:00

2016年9月18日(日) 新宿 ReNY
OPEN 16:15 / START 17:00

【チケット発売中】
スタンディング ¥6,500(税込/D別)
※ご入場には6歳以上からチケットが必要になります。

プレイガイド:
・e+ http://eplus.jp
・ローソンチケット http://l-tike.com / 0570-084-003 / Lコード:77403
・チケットぴあ http://t.pia.jp / 0570-02-9999 / Pコード:302-439

問い合わせ:
サイレン・エンタープライズ
TEL.03-3447-8822(平日12:00〜18:00)
http://www.siren-enterprise.com


 

千聖 BIRTHDAY LIVE
「ROCK×ROCK 4×5=20 ということでハタチになりました!」

2016年10月1日(土) 恵比寿 LIQUIDROOM
OPEN 17:15 / START 18:00

2016年10月2日(日) 恵比寿 LIQUIDROOM
OPEN 16:15 / START 17:00

【チケット発売中】
スタンディング ¥6,500(税込/D別)
※ご入場には6歳以上からチケットが必要になります。

プレイガイド:
・e+ http://eplus.jp
・ローソンチケット http://l-tike.com / 0570-084-003 / Lコード:77403
・チケットぴあ http://t.pia.jp / 0570-02-9999 / Pコード:302-439

問い合わせ:
サイレン・エンタープライズ
TEL.03-3447-8822(平日12:00〜18:00)
http://www.siren-enterprise.com

 

 

WINTER TOUR 2016

11月20日(日) 仙台 MACANA
OPEN 17:30 / START 18:00
INFO. キョードー東北
TEL. 022-217-7788

11月23日(水・祝) 岡山 IMAGE
OPEN 17:30 / START 18:00
INFO. 夢番地 岡山
TEL. 086-231-3531

11月26日(土) 福岡 DRUM Be-1
OPEN 17:30 / START 18:00
INFO. GreeN Music
TEL. 092-714-0230

12月3日(土) 柏 PALOOZA
OPEN 17:30 / START 18:00
INFO. サイレン・エンタープライズ
TEL. 03-3447-8822

12月10日(土) 大阪 Shangri-La
OPEN 17:30 / START 18:00
INFO. 夢番地 大阪
TEL. 06-6341-3525

12月11日(日) 名古屋 ell. FITS ALL
OPEN 17:30 / START 18:00
INFO. ズームエンタープライズ
TEL. 052-290-0909

【チケット】
スタンディング ¥6,500(税込/D別)
16.10/1(土) 10:00発売
※ご入場には6歳以上からチケットが必要になります。

【プレイガイド】
・e+ http://eplus.jp
・ローソンチケット http://l-tike.com / TEL.0570-084-003
・チケットぴあ http://t.pia.jp / TEL.0570-02-9999

【TOTAL INFO.】
サイレン・エンタープライズ
TEL.03-3447-8822(平日12:00〜18:00)
http://www.siren-enterprise.com

 

 

WINTER TOUR 2016 FINAL & HAKUEI BIRTHDAY LIVE
「SUPER HEART CORE ’16」

12月17日(土) 渋谷 TSUTAYA O-EAST
OPEN 17:15 / START 18:00

【チケット】
スタンディング ¥6,500(税込/D別)
16.10/15(土) 10:00発売
※ご入場には6歳以上からチケットが必要になります。

【プレイガイド】
・e+ http://eplus.jp
・ローソンチケット http://l-tike.com / 0570-084-003
・チケットぴあ http://t.pia.jp / 0570-02-9999

【TOTAL INFO.】
サイレン・エンタープライズ
TEL.03-3447-8822(平日12:00~18:00)
http://www.siren-enterprise.com

 

 

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【 PENICILLIN OFFICIAL WEBSITE 】
http://www.penicillin.jp/