8月24日(水)に最新シングル『LOVE LETTER』を全5-TYPE発売するHERO。9月から、同シングルを手にした全国ワンマンツアーもスタート。いつだって独自の道を走り続けるHERO。今の声を、ここにお届けしよう。

インタビュー：長澤智典
Interview by Tomonori Nagasawa

――この取材を行っている時期は、最新シングル『LOVE LETTER』の制作も終えて間もない頃。ようやくホッとひと息という感じですか??
JIN　ようやくシングルの制作も終わり、目の前の作業もひと段落したんで、割と今はゆったりとしていますね。時間のあるうちに引っ越しをと思っていた作業も無事に終えられたんで、ほっとしています。

――HEROの場合、仕事をガンガン詰め込むよりも、集中する期間をがっつり作ったら、その後は気持ちを緩める時間を作ったりと、上手くメリハリをつけていますよね。
JIN　そうっすね、そこは大事なんで。
SARSHI　動くときはがっつり動くけど、そのぶん休むときはしっかり休むみたいな。
JIN　物事を上手く進めていくうえでストレスは敵なんでね。ストレスが溜まりすぎると逆に疲れちゃいますから、そこはメリハリをつけてやっています。

――楽曲制作においても、そこは大切なこと??
JIN　そうっすね。でも、歌詞や楽曲が浮かんだら休みでも書きますけどね。基本、あんま浮かばないけど(笑)。

――最近は、春と秋にワンマンツアーを行う流れを軸にしながら。その間は、いろんなイベントに登場もしていません??
JIN　ライブは大事なんで。今年に関しては、昨年ほどは入れてないかな?? というのも、来年HEROは結成10周年を迎えるんですけど、そこへ向けての準備も始めているように、9年目のHEROの活動自体はそこまでバタバタさせてはいない感じです。と言っても、ライブはけっこうやってますけど(笑)。

――昨年は今以上、ガンガンにライブを詰め込んでいましたよね。
JIN　それもあって、かなり追い詰められてました(笑)。隙間なくやっていると息が詰まりだす経験もあったんで、今年は上手く感覚を開けたりもしています。やっぱ、みんなへ楽しいライブを届けたいんでね。
SARSHI　いろいろやっていく中でわかってきますよね、HEROにとってベストなペースの作り方は何かっていうのが。

――活動9年目でもまだまだ前向きに模索していけてるって、逆に良くないですか??
SARSHI　それだけ進化や成長し続けてるってことですからね。HEROに関しては「長くバンド活動を続ける」ことを第一に掲げてやっているんで。中でも10周年は、HEROにとっても大きめ節目になる時期。実際、活動8年目の頃から、朧気でしたけど10周年のことを見据えていたし、今も、そこへ向けての活動も少しずつだけど始めているので。
さすがに10周年以降のことまではまだ考えていません…というか、まずは「HERO活動10周年」をどれだけ綺麗に描いていけるのかが大事なんで。まずは、そこを迎えてから、次のことも考えていくんじゃないですかね??

――YU-TAさんは、ちょうど隙間となっている今の時期、どんな風に過ごしています??
YU-TA　エッチな動画ばかり見てます。

――えっ??
YU-TA　動画配信サイトに加入しているので、映画やアニメを観たりと、時間があるときは完全に部屋に引き籠もり、ニートみたいなことをやっています。

――その合間にエッチな動画を観たりも??
YU-TA　普通に検索して観てますよ。

――ちなみに検索ワードは??
YU-TA　「素人」です。

――聞いたのに言うのもなんですが、それ、堂々と言っちゃって大丈夫なんですか??
YU-TA　でにライブ中のMCでネタにされてますからね。なので平気っていうか、もうどーにでもなれって感じなんで(笑)。

――HEROの中でのYU-TAさんって、いろんなネタを提供してナンボの人でもありますからね。
JIN　そうなんです。彼はいろんなネタをズーッと提供してくれる永久機関なんで。基本的にYU-TAさんが何かをやらかすことで、HEROのライブでのMCが生まれてゆく。まさにネタ製造機です。

――やることはしっかりやっているぶん、そういうキャラの立ち方もありなんでしょうね。
YU-TA　もちろん、音楽をしっかりとやるのは当たり前のこと。さっき話も出てたけど、確かに昨年は大変な面もあったぶん、今年のほうがゆったりとしたペースは作ってるかな!? おかげで、ぶっ壊れた洗濯機もその日のうちに買い換えることも出来たように、暇があるからこそ出来ることを今はやるようにも心がけています。

――最近のYusukeさんは、どんな毎日を過ごしています??
Yusuke　最近は週末にライブを行うことが多いように、意外と平日は時間を作れたりもしているんですね。なので、時間があるときはけっこう家でダラダラと過ごすことが多いです。むしろダラダラし過ぎてると身体の筋肉が落ちていくので、秋から始まるツアーに向けてモードを変えてかなきゃとも思っているように、徐々に筋トレや個人練習モードに変えようかなとしているのが、ちょうど今の時期ですね。

 

――8月24日には最新シングル『LOVE LETTER』が発売になります。シングルとして捉えたら、約1年ぶりになるんですね。もうライブでも歌ってるんですか??
JIN　今はまだ、2月に出したアルバム『ALIVE』に収録した曲たちを中心にしている形でライブは進めているように、『LOVE LETTER』に収録した曲たちはまだライブでは歌ってないです。9月から始まるワンマンツアーからは、もちろん歌います。ただね、この曲、これまでのHEROの楽曲の中でも一番高いキーなんで、そこはライブでの挑戦曲にもなっていくんですけど…。

――『LOVE LETTER』では歌声に抑揚というか、感情の揺れも歌の中へ強く描き出しています。そこに、揺れ動く心の様を感じてしまうんですよね。
JIN　そう聞こえたのなら嬉しいですね。ただ、歌入れに関しては早かったです。それだけ感情を込めてすっと歌えたからなんでしょうね。

――さっきキーが高いとは言ってましたが、『LOVE LETTER』は、まさにHEROらしい楽曲という印象も感じています。
JIN　そうですね。ザ・HEROと言っても相応しい楽曲ですからね、『LOVE LETTER』もC/Wに収録した『Shall We Sing』も。

――ファンの人たちの「好き」というツボにもしっかりハマりそうですよね。
Yusuke　楽曲全体の流れへ、まさにHEROらしさが出ていますからね。僕、『LOVE LETTER』の歌詞が好きなんですよ。JINくんの書く歌詞はいつも好きなんですけど、『LOVE LETTER』も気に入ってます。

――『LOVE LETTER』の歌詞がまた切ないですからね。昔は泣かせたこともあったけど、今でも別れた人の幸せを祈ってる。その心情、わかると感じる人も多いのかな!?とも思います。
Yusuke　そうだと思います。

――Yusukeさんも、過去には女性を泣かせたことも??
Yusuke　えっ、僕がですか!?

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