INTERVIEW

GOTCHAROCKA ロングインタビュー 第1回(全4回)

GOTCHAROCKA


5月11日(水)に2ndミニアルバム『Rainfall』を発売。5月21日より、ワンマンツアー「GOTCHAROCKA ONEMAN TOUR 2016~Not a drop of Rain falls~」もスタート。ファイナルは、8月18日にTSUTAYA O-EASTを舞台にGOTCHAROCKA 4th Anniversaryも兼ねて行われるライブとなる。6月26日(日)には新宿ReNYを舞台に、~Not a drop of Rain falls~のスピンオフとして「樹威 Birthday Live"ガチャ組公演"ロミオ&ジュイエット物語」も実施。今回、『Rainfall』に詰め込んだ楽曲の全曲解説をしてもらった。

撮影:菅沼剛弘 / インタビュー:長澤智典
Photographs by Takehiro Suganuma / Interview by Tomonori Nagasawa

 

「その曲の濃度を如何に濃くしてゆくか!?」。その濃さが、1曲1曲の中へいい形で詰め込まれたのを、完成したミニアルバム『Rainfall』を聞いてて感じますからね。


――タイトルに記した『Rainfall』はまさに、これから訪れる季節が似合う楽曲になりました。
樹威 「紫陽花」など季節を彩る言葉を入れた曲ですからね。今回、表題歌を『Rainfall』に決めたことや、この作品を手に新しいツアーを行うことから、この『Rainfall』を基準に他の収録曲たちも選んでいきました。
JUN 楽曲もいろいろストックはあったんですけど。今回のリリースに向けて作った曲たちが中心にはなっています。
樹威 歌詞も楽曲が出揃ってから書いたように、最近思っていることを記した内容ばかりのよう、それらが伝わればいいかな…という感じでしたね。

――コンスタントに作品をリリースし続けているように、「そのときの自分たちのモード」を詰め込むほうが「今の自分たちを伝える」うえでも最適な表現方法になるんでしょうね。
JUN それはあると思います。今までにリリースしてきた作品と、最近の自分たちが活動していく中で感じていることが、自然と新しい作品にも反映されてゆくんだと思いますからね。

――前アルバムの『Royale』もそうでしたが、最近のGOTCHAROCKAは「洗練された上質でスタイリッシュな歌物ロック」を軸に据えた活動をしていません??
JUN 楽曲を作る人みんなそうなんでしょうけど、曲を作っているときは「その曲のことしか考えてない」し、「その曲の濃度を如何に濃くしてゆくか!?」を追求している。その濃さが、1曲1曲の中へいい形で詰め込まれているのは、完成したミニアルバム『Rainfall』を聞いてて感じますからね。
十夜 今回のミニアルバム『Rainfall』を聞いてると、確かにスタイリッシュさというか、とても洗練された音楽を詰め込めた感は、表現したメンバーでありながら、僕自身も聞いてて感じていること。しかもポイントが、アーティストだからこそ投影したくなるマニアックな要素の生かし方なんですよ。

――マニアックな要素の生かし方ですか??
十夜 そう。それを自己満足として提示するのではなく、作品の面白みとしてそれぞれの楽曲の中へ反映させているところが凄く良いなーと思ってる。

――GOTCHAROCKAの場合、活動が進むごと洗練されたスマートでお洒落上手なロックバンドへと磨かれていってません??
樹威 いきなり違ったことを表現しようという意識はないですけど。確かに、結成した頃とはまた表情の異なるタイプの楽曲たちが次々と生まれているのは確かですからね。それも狙ってではなく、自然とやってきた中での変化としてのことなんです。

――以前のGOTCHAROCKAが尖った牙剥き出しに襲いかかる面を魅力にしていたとするなら、今は、良質な音楽性を魅力にした楽曲で牙を剥いている感じですよね。
樹威 そうなってきているんでしょうね。
 

 

 

『Rainfall』


――ここからは、収録した楽曲それぞれの魅力を探りたいなと思います。まずは、タイトル曲にもなった『Rainfall』からお願いします。
樹威 原曲を作ったのは僕なんですけど。僕の好きな曲調が、「ちょっと明るいけど、でも、陰に入っている表情」なんです。その好みを表現した結果、『Rainfall』になりました。より具体的に言うなら、僕はメジャー7thコードの音がずっと鳴っている感じがすごく好きなんです。その音は、郷愁感というか何処か懐かしさを呼び起こしてくれる。
僕も地元を離れ、東京に出てきて10年以上の歳月が経過しました。ときどきは、仙台で暮らしていた頃のことを思い返すんですけど。そのときに感じていた空気感を、今だからこそリアルに歌に出来ると思って書いたのが『Rainfall』でした。

――歳月を経過したからこその想いというのは、歌詞に触れていると実感します。
樹威 これが1年前や2年前の出来事だったら、きっとこういう歌詞にはならなかった。相応に想い出に昇華できる時間が経ったからこそ、「どうしてあのとき…」という形で物語を書けたんだなと思います。

――『Rainfall』には、あのときの別れに対しての後悔も滲み出ています。
樹威 きっとそこには時間の経過によって取り戻せない後悔があるからこそ、ただ懐かしむだけではない想いを記せたというか…。正直、過去の出来事でも鮮明に思い返せることもあれば、記憶が曖昧で思い返せないことだって誰もがあると思うんです。ある程度の年月も過ぎれば、その後悔だってずっと引きずっているわけではなく、それさえも想い出として消化出来ている自分がいる。
『Rainfall』に登場する主人公は、みずから別れを切り出したことをずっと後悔し続けている。別れた彼女は、一学年年上の子、去年の彼女の誕生日は一緒にお祝いしていたのに、もうすぐ彼女と同じ年になる僕は、これまでとは違って一人でいる。
物語は、後悔を背負い続けているように進行形ですけど。その物語を書いてる僕自身は、ある程度の歳月を経過しているからこそ、そのときの自分さえも俯瞰した視点で捉え、一つの切ない物語として描き出せている。

――その感覚、すごくわかります。
樹威 きっとこの歌も、そういう悲しい別れを経験し、ある程度月日が経過した人ほど、懐かしさを持って実感出来る歌として聞こえてくるんじゃないか!?と思う。

――十夜さんは、『Rainfall』に対してどんな想いを抱いてます??
十夜 「樹威さんの楽曲だなぁ」と感じたのが、最初の印象。ポップスな感覚もあるんですけど、そこには絶対に樹威さんらしさでもある「くすんだ色」みたいなものが出ていれば、それがすごく魅力的だなーと思ってて。

――くすんだ色という表現に、「そうだなぁ」と感じました。
十夜 なんか、ちょっと雲がかかるというか、透明過ぎないところが樹威さんらしさなんで。

――JUNさんも、『Rainfall』の感想をお願いします。
JUN 確かに『Rainfall』からは、樹威さん特有の哀愁さを感じることが出来ますよね。歌詞にも、どこか懐かしさを覚えるというか…。
僕は、樹威さんの作るメロディラインに「聞いてて心地好くなる感覚」をすごく覚えるんです。そのエネルギーを強く感じたからこそ表題曲に選んだんだろうし。何より、嘘のない歌ってところにすごく惹かれるんですよ。

――嘘のない歌という表現がいいですね。
JUN 人が出す、嘘のない真っ直ぐな感情ってあるじゃないですか。樹威さんは、それを出せる人。しかも哀愁な色に、雨という題材がすごく似合うんですよね。なんか、すごくいい歌が完成したなぁと、僕は思っています。

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   INFORMATION   

 

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【限定盤】
GOD CHILD RECORDS / GCR-118/ ¥2,900 (税抜)
5songsCD+1songDVD+Off Shot Movie / Special Limited Edition
【CD】
1.レインフォール
2.Assassin
3.V_V GIRL
4.曖昧愛中毒
5.A sparrow with a crow
【DVD】
1.レインフォール
2.レインフォール(Music Video Making)

 

 

【通常盤】
GOD CHILD RECORDS / GCR-119/ ¥2,400 (税抜) / 6songsCD
[CD]
1.レインフォール
2.Assassin
3.V_V GIRL
4.曖昧愛中毒
5.A sparrow with a crow
6.Funny restaurant “THE END”
 

GOTCHAROCKA ONEMAN TOUR 2016 ~Not a drop of Rain falls ~

5月21日(土)西川口Hearts
OPEN 17:30 START 18:00
ローソンチケット:0570-084-003 [Lコード:71457]
e+:http://eplus.jp
(問)サイレン・エンタープライズ 03-3447-8822

5月22日(日)静岡Sunash
OPEN 17:30 START 18:00
チケットぴあ:0570-02-9999[Pコード:287-732]
ローソンチケット:0570-084-004[Lコード:41316]
e+:http://eplus.jp
TANK!theWEB:http://www.sundayfolk.com
(問)サンデーフォーク静岡054-284-9999

5月25日(水)札幌COLONY
OPEN 18:30 START 19:00
チケットぴあ:0570-02-9999[Pコード:285-758]
ローソンチケット:0570-084-001[Lコード:15928]
e+:http://eplus.jp
(問)ウエス011-614-9999

5月26日(木)札幌COLONY
OPEN 18:30 START 19:00
チケットぴあ:0570-02-9999[Pコード:285-758]
ローソンチケット:0570-084-001[Lコード:15928]
e+:http://eplus.jp
(問)ウエス011-614-9999

5月29日(日)仙台HooK
OPEN 17:30 START 18:00
チケットぴあ:0570-02-9999[Pコード:286-161]
ローソンチケット:0570-084-002[Lコード:25919]
e+:http://eplus.jp
little HEARTS.仙台店(店頭販売のみ)
(問)キョードー東北022-217-7788

6月12日(日)神戸VARIT.
OPEN 17:30 START 18:00
チケットぴあ:0570-02-9999[Pコード:285-763]
ローソンチケット:0570-084-005[Lコード:54703]
e+:http://eplus.jp
ライカエジソン大阪店:06-6252-6262
(問)夢番地大阪06-6341-3525

6月15日(水)福岡 DRUM SON
OPEN 18:30 START 19:00
チケットぴあ:0570-02-9999[Pコード:287-984]
ローソンチケット:0570-084-008[Lコード:86507]
e+:http://eplus.jp
(問)GreeN Music 092-714-0230

6月18日(土)松山サロンキティ
OPEN 17:30 START 18:00
チケットぴあ:0570-02-9999[Pコード:287-129]
ローソンチケット:0570-084-008[Lコード:65241]
e+:http://eplus.jp
(問)夢番地広島082-249-3571

6月22日(水)大阪MUSE
OPEN 18:30 START 19:00
チケットぴあ:0570-02-9999[Pコード:285-763]
ローソンチケット:0570-084-005[Lコード:54703]
e+:http://eplus.jp
ライカエジソン大阪店:06-6252-6262
(問)夢番地大阪06-6341-3525

6月23日(木)名古屋ell.FITSALL
OPEN 18:30 START 19:00
チケットぴあ:0570-02-9999[Pコード:288-796]
ローソンチケット:0570-084-004[Lコード:41372]
e+:http://eplus.jp
TANK!theWEB:http://www.sundayfolk.com
(問)サンデーフォーク052-320-9100

6月26日(日)新宿ReNY
~Not a drop of Rain falls ~スピンオフ
樹威 Birthday Live "ガチャ組公演" ロミオ&ジュイエット物語

OPEN 17:15 START 18:00
チケットぴあ:0570-02-9999[Pコード:288-796]
ローソンチケット:0570-084-003[Lコード:287-894]
e+:http://eplus.jp
(問)サイレンエンタープライズ03-3447-8822

<共通事項>
チケット代金:スタンディング¥4,000(税込/D別)
※3歳以上チケット必要

 
GOTCHAROCKA 4周年記念ライブ決定!!!

GRAND FINAL
8月18日(木)TSUTAYA O-EAST
~GOTCHAROCKA 4TH ANNIVERSARY~
OPEN 18:15 START 19:00
チケット代金:スタンディング ¥4,500 (税込/D別)
※ご来場者全員に4周年記念未発表音源を無料配布!

▼GPS会員先行
※2016年4月18日(月)時点で“GOTCHAROCKA official Fan club”「GPS~GR’s Prison school~」に入会されている方対象(当日消印有効)
【受付期間】4月28日(木)12:00~5月8日(日)18:00
【受付URL】http://eplus.jp/gr4th_gps/
【当落確認+入金期間】5月10日(火)13:00~5月16日(月)21:00
【制限枚数】お一人様1申込4枚まで

▼オフィシャル先行
【受付期間】5月10日(火)12:00~5月16日(月)18:00
【受付URL】http://eplus.jp/gr4th_ohp/
【当落確認+入金期間】5月18日(火)13:00~5月22日(日)21:00
【制限枚数】お一人様1申込4枚まで
※e+会員登録[無料]が必要です

▼一般発売日:5月28日(土)
チケットぴあ:0570-02-9999[Pコード:294-432 ]
ローソンチケット:0570-084-003[Lコード:75442]
e+:http://eplus.jp

(問)サイレン・エンタープライズ03-3447-8822

 

 

その他ライブ情報や最新情報は OFFICIAL WEBSITE、Twitterをご覧ください。

【 GOTCHAROCKA OFFICIAL WEBSITE 】
http://www.gotcharocka.com