INTERVIEW

Strawberry Under World ロングインタビュー 第1回(全4回) 「無色透明なシンガーと一緒に新しい音楽プロジェクトを立ち上げてみたい。」

Strawberry Under World

ついに、Strawberry Under Worldがその姿を現した。神谷玲のソロプロジェクト「Strawberry Under World(ストロベリー・アンダー・ワールド)」。略してSUW。2018年2月14日に結成。
正直、まだまだ未知なるバンドだ。5月6日にTSUTAYA O-WESTで行われる「Crazy Monsters~Vocalist Special Fes 2018~」で、SUWは初めて公の場に姿を現す。
メンバーはVocalの神谷玲を筆頭に、Guitar:千聖(from PENICILLIN & Crack6)/Guitar:KOJI(from ALvino & La’cryma Christi)/Bass:ZERO(from THE MICRO HEAD 4N’S)/Drums:yusuke(from HERO)という豪華な面々。ここでは、神谷玲と千聖がインタヴューに応えてくれた。短い時間の中、それでも2人は熱い想いをぶつけてくれた。その言葉を、しっかり受け止めてくれ。

撮影:菅沼剛弘 / インタビュー:長澤智典
Photographs by Takehiro Suganuma / Interview by Tomonori Nagasawa


 

無色透明なシンガーと一緒に新しい音楽プロジェクトを立ち上げてみたい。
 

――千聖さんは現在、PENICILLINとCrack6を両立させながら。加えて、昨年は千聖ソロとしても活動をしてきました。さらにそこへ、新しいプロジェクトとしてStrawberry Under World(以下、SUW)としての活動が加わりました。SUWは神谷玲さんのソロ・プロジェクトとはいえ、千聖さんがプロデューサー業務はもちろん、SUWという存在を支えるバンドのメンバーとしてもサポートしています。まずは、なぜSUWというプロジェクトを玲さんと一緒に始めたのか、そこから教えてください。

千聖 当初は、ここまで大げさには考えていなかったんですけど。事の発端を語るなら、もう4年前頃からになるのかな。このプロジェクトを一緒に進めているプロデューサーの方と「無色透明なシンガーと一緒に新しい音楽プロジェクトを立ち上げてみたい」「元○○という人ではなく。まして、自分も表に立つのではなくプロデューサーという立場で」「PENICILLINでも、Crack6でも、千聖ソロでもなく、一人のミュージシャンとして、まっさらなシンガーと一緒に音楽を通して面白いことをやりたい」という話をしていました。
 

――みずから表に立つのではなく、プロデューサーの視点で新しいことを始めたかったということでしょうか?

千聖 そうですね。新しい音楽の可能性を探りたいというか、ロックという表現スタイル一つを取っても、いろんなジャンルや手法があれば、たとえ同じ楽曲でも、ヴォーカルが変わるだけで雰囲気までガラッと変わってしまうんでね。

自分自身が、PENICILLINやCrack6として長く活動を行えば、それぞれの形だからこそ追求できる音楽スタイルを描き続けているわけですが。そことは違う刺激を、また求めたくなっていたんでしょうね。

こうやって長く活動を行っているからこそ感じ続けているのが、新しいことを始めることで新しい出会いが生まれ、そこでまた新しい刺激や経験を味わえること。もちろんそれは、PENICILLINやCrack6でも求めていけるかもしれない。だけど、そことはまったく違う新たな経験を求めたい気持ちが僕自身の中へ芽生えていた。だからこそ、まっさらなシンガーと一緒にそれを求めたかったし、そういう人に自分自身がプロデューサーという立場で関わりながら、これまで出会わなかった刺激を一緒に感じたかったんですよね。
 

――そういう話を、一緒に携わっているプロデューサーの方に…。

千聖 よく話をしていましたね。それは、PENICILLINやCrack6などの身近なメンバーたちや、Crazy Monstersを通し親しんでいる同じアーティスト仲間たちに対してもね。

ただ、最初の段階では…わかりやすく例えるなら、織田哲郎さんのように自分が完全にプロデューサーに徹するのか、それこそ小室哲哉さんのような自分も表に参加しながらプロデュースしていくのか、そこは、自分でも明確にはしていなかったですけどね。そこに関しては、出会ったヴォーカリスト次第で、何が一番相応しいスタイルなのかを臨機応変に対応していけば良いなと思っていたことでした。

それよりも、まずは無色透明なヴォーカリストと出会いたかった。ただ、そうそう簡単に出会えるわけでもなく、「お?この人は」と思えるヴォーカリストに出会うまでに、こうやって4年近くかかりましたからね。
 

――そんなにも長い期間、ずっと探し続けていたんですね。

千聖 そうですね。一緒に活動をしているプロデューサーの人も、同じようずっと逸材を探してくれていて。そうしたら、ほんの数ヶ月前に、彗星の如く現れたのが玲くんだったわけ。

 彗星の如くだったんですね(笑)。

千聖 そうだったね(笑)。そのプロデューサーが「この人はというヴォーカリストがいるんだけど、一度会って話をしてみます??」と言ってきたことから、一度会って話をしてみようと思いました。

 

 

 

お互いの関係性の中から、どんなケミストリーが起きるのかが大切なこと。

 

――玲さんは、どんなきっかけで、千聖さんとの出会いに繋がったのでしょうか??

 僕自身、以前からバンド活動を続けていれば、そのバンドでプロの世界へ飛び込もうと精力的に活動をしてきました。だけど、そのバンドは志半ばに解散。そのバンドで活動をしていた頃から、千聖さんと共通するプロデューサーの方とはお会いしていたんですけど。ただ、あの当時活動していたハンドで一緒に仕事をするまでには至れずでした。

実はバンド解散後にも、僕の歌声が気になるからと、そのプロデューサーの方が「最近、どうしてんの??」など、ときどき連絡をくれていたように、途切れることなく繋がりを持ち続けていました。そんな中、今回の話が僕のところへ飛び込み、千聖さんとお会いする機会をいただけたという形でした。
 

――最初に紹介を受けた時点では、千聖さん自身、まだ玲さんの歌声を聴いていなかったんですよね。

千聖 まだ、歌声は聴いていなかったですね。紹介話を受けた時点では、「一度本人と出会い、相手の雰囲気だけでも??」という話だったことから、彼の写真など簡単な資料を目にした程度で、「まずは会ってみようか」となった形でした。

言ってしまえば、お見合いみたいなものですよね(笑)。歌声を聴いたほうが確かなのはもちろんですけど、信頼している人の紹介だからこそ、歌声に関しても絶対の自信があるから自分に紹介してくれたのはわかっていたんで。だからこそ、まずは相手の人柄を知ろうというところから始まったわけなんです。
 

――実際にお会いしての玲さんの印象は、どうでした??

千聖 とても礼儀正しいなぁって思いました。まぁ、だからこそ、彼の人柄に触れてみたいという理由や、自分とのフィーリングはどうなのかも含め、「まずは話してみよう」ということでのお見合いみたいなものだったんですよね。

ただし、歌声に関しては、そこは自分との相性がありますから、実際に歌声を聴いてということになり、玲くんの歌声を聴く機会は設けました。
 

――一緒に活動を行う以上、相性は大切ですからね。

千聖 そう、世の中には、ただ歌が上手いシンガーならたくさんいる。でも、上手い人を集めて活動を行えば良いというものでもないのが音楽じゃないですか。お互いの関係性の中から、どんなケミストリーが起きるのかが大切。PENICILLINだって、最初はそうでしたからね。

 

 

 

一緒に音楽を作るとは、どういうことなのか…。

 

――PENICILLINも、お互いの関係性から刺激的な音楽が生まれたということですか??

千聖 そう。PENICILLINの始まりは同じ大学の友達同士だったことからのように、「みんな気心知れてる仲間だし、一緒にバンドをやろうよ」という形で始まりました。どういう音楽スタイルを求めてゆくかについても、メンバーみんなメタルもパンクもロックンロールもいろんな音楽スタイルが好きだし、精通もしていた。だから、最初は「このメンツでどういう音楽をやろうか」ということから考え始めたんですね。

でも、わかるでしょ。HAKUEI君、GISHO君、O-JIRO君というこのメンツを見たら、やっぱ「ヴィジュアルを押し出した派手なバンドをやると似合うな」と思うじゃないですか。まぁ、ヴィジュアル系って音楽的な枠組みを持つスタイルではないように、なんでも自由に表現していける。
 

――確かに。

千聖 誰かと何かを始めるときって、何事においてもそう。「これじゃなきゃ駄目」という枠組みにはめてしまうのではなく、そこは肩肘張らず、その人と一緒にやりたいと思ったのなら、その中でお互いに似合う音楽を探したり、誰かがやりたいと思った方向へ一緒に合わせていくことが大事なんですよ。そこでやりたいものが一致したなら、それを追求していけば良いし、誰かが強く押し出したいものがあれば、それに対してアプローチしながら可能性を探っていけばいい。誰かと一緒に音楽を作るというのは、自分はそういうことでいいんだなと思っているからね。

 その話、僕も共感していました。

★第2回は5月9日(水)更新予定!club Zy.チャンネルでは5月3日から先行配信。

第1回第2回第3回第4回

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Crazy Monsters~Vocalist Special Fes 2018~

5月6日(日) 渋谷 TSUTAYA O-WEST
OPEN 16:00 / START 16:30
出演:Strawberry Under World / Ricky / S.Q.F / 葵-168- / mitsu / 背徳の薔薇 / 矢田耕平(司会)
前売¥5,500(税込/D別)
[プレイガイド]
・チケットぴあ http://ticket.pia.jp/
TEL.0570-02-9999 Pコード:106-835

・イープラス http://eplus.jp/(PC/携帯共通)

・ローソンチケット http://l-tike.com/
TEL.0570-084-003 Lコード:70665
問:DISK GARAGE TEL.050-5533-0888(平日12:00~19:00)
http://www.diskgarage.com

 



神谷 玲のソロプロジェクト「Strawberry Under World(ストロベリー・アンダー・ワールド)」。略してSUW。

2018年2月14日結成。


Vocal:神谷 玲
10月28日生まれ
血液型:B型
★Vo.神谷玲がレギュラーで出演するテレビ番組「超!アイドル戦線 ~Men’s Side Girl’s Side~」がTOKYO MXにて放送中。

TOKYO MX「超!アイドル戦線 Men’s Side」
毎週木曜日 26:40〜27:10
※放送時間は予告無く変更になる場合もございます。
・Men’s Side 公式Twitterアカウント  @idolTVmensside


Guitar:千聖
10月4日生まれ
血液型:B型
from PENICILLIN & Crack6
Twitter:@chisatochang666


Guitar:KOJI
4月12日生まれ
血液型:A型
from ALvino & La’cryma Christi
Twitter:@ALvinoKOJI


Bass:ZERO
7月31日生まれ
血液型:O型
from THE MICRO HEAD 4N'S
Twitter:@zerotomania
Blog:https://ameblo.jp/deepthink/


Drums:yusuke
5月14日生まれ
血液型:O型
from HERO
Twitter:@hero_yusuke




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