INTERVIEW

Fixer スペシャルインタビュー(前編)

FIXER


ビジュアル系と言ったらFixerとなるくらいの勢いでこのシーンをかき回していくんで、
目を離さないでいただきたいなと思います。

2月23日よりStarwave Recordsへの所属を発表したFixer。彼らは、6月15日に1stフルアルバム『Fixer』を発売。しかもリリースに先駆け、5月12日(木)に恵比寿club aimで行なう「無料ワンマンライブ」の会場で、アルバム『Fixer』の先行発売も実施する。
さらにFixerは、5月17日の公演を皮切りに、仙台/東京/名古屋/大阪を舞台に「1stアルバム『Fixer』先行リリース4大都市ツアー」を敢行。それぞれの会場でも、アルバム『Fixer』を先行発売することが決定している。
Fixerは、3月29日(火)に新宿ReNYで行なわれる「Starwave Fest Vol.13」にも参加。4月4日にはTokamiとのツーマンライブも決まっている。まだまだ先にもいろんな展開が控えているFixer。彼らのインタヴューを、2回に渡りお届けしよう。まずは、前編を読んでください。


TEXT:長澤智典

 

Starwave Recordsの代表といろんな話をしていく中、互いの思惑が一致したことから、今回の所属という道を選びました。


――Fixerとして活動をスタートさせて、間もなく…。
Korey 今年の4月で丸2年を迎えます。

――これまでは自分たちの手で活動を担い続けてきたFixerですが、2月23日のライブでStarwave Recordsへの所属を発表。どういう経緯でStarwave Recordsの仲間入りをすることになったのかが気になります。
Korey バンドとしての活動の幅を広げたくなったのが一番の理由です。セルフ活動時代にも、3枚のシングル盤に会場限定盤を発売してきました。ただし、自分たちでもペースは遅いほうだなという認識だし、意外と苦労だらけでここまで進んできているんで…。
Jey 自分たちだけの力で進めていくのは正直なかなか大変なこと。だからこそ、そこへ勢いをつけたり活動の幅を広げるためにもと思っていたところ、Starwave Recordsの代表といろんな話をしていく中、互いの思惑が一致したことから今回の所属という道を選んだわけなんです。

――Fixerといえばラウド/メタル/エクストリームなど重厚で疾走性満載な音の上で、太い声のもとメロディアスな歌を響かせていくところに魅力や持ち味を感じています。
Aika そこがFixerの芯となる部分。そのスタンスはずっと変わらずに持ち続けているところです。うちは歌えるヴォーカルがいるんで、ヘヴィな音をガンガンに出してもけっして負けることはない。そこを強みとして表現しているバンドなんで。

――いくらバックが激しかろうが、負けやしないと。
Jey そうっすね。
Aika Fixerはサウンドがヘヴィなんで、ヴォーカルが引っ込んじゃうと駄目じゃないですか。その点うちはしっかり前へ出ているように、そこが武器だなと思っています。

――歌えるからこそ、逆にガシガシとヘヴィな音をぶつけていけるわけだ。
Jey その通りです。
Korey 楽器隊自体がヴォーカルが前に出てナンボだと思ってるんでね。

 

 

レーベルに溶け込むつもりはないですよ。仲良くはしてますけど、演るからには一番を取りたいので、同じレーベル内でもライバル視はしています。


――今回Starwave Recordsへ所属ということで、またもラウドな音をガシガシにぶつけてゆくバンドがレーベルに加わった形になりましたね。
Korey じつは所属前に一度Starwave Records主催のツアーへ参加して、レーベルのバンドさんやレーベル自体の雰囲気を感じあってきたんですけど。所属バンドさんとも仲良くなれて…。
Jey でもな…。
Korey 僕ら、正直レーベルに溶け込むつもりはないと言いますか。仲良くはしてますけど、演るからには一番を取りたいので、同じレーベル内でもライバル視はしています。
Jey 仲間であり…Fixer自体がベジータみたいな存在だな。

――確かに、仲よしこよしをするために所属するわけではないからね。
Korey Starwave Recordsにはたくさんのバンドさんが所属している。そこに埋もれたくはないですからね。
優真 ただ、ここのレーベルは思ってた以上に居心地が良いです。何より、所属することでセルフの活動のとき以上に幅を広げながら自由に羽ばたかせてくれる。その環境に接しながら、今はすごく希望に満ちた気持ちでやれているんで。
Aika ここのレーベルは何でも自由にやらせてくれるよう、僕らにとって都合の良いことばかりなんで。
Jey 今のところ、プラスしかないからな。
 

 

 

『Fixer』というアルバムはベスト盤みたいなもの。これまでFixerのことを知らない人たちにとって入り口となる機会を作るために制作した作品になると思ってる。


――5月12日にFixerは、恵比寿club aimで「1stフルアルバム『Fixer』の会場先行リリース無料ワンマンを行ないます。いきなり、アルバム制作からスタートっていいですね。
Aika 『Fixer』というアルバムはベスト盤みたいなもの。これまでに流通や会場限定を通して発売してきた曲たちを、録り直しも含め一度集約した作品。なので、これまでFixerのことを知らない人たちにとって入り口となる機会を作るために制作したアルバムになると思ってる。
Korey そうだね。新作アルバムというよりは、過去の作品たちをまとめながら、Fixerとしてのこれまでの2年間の歩みを集約させた作品になります。
優真 嬉しかったのが、Fixe初となるMV『孤働-into the vortex-』の制作が出来たこと。今は、映像を通してバンドの存在を知らしめられれば、インパクトを与え興味を持ってもらえる機会へも繋げていける。今回のMVを公開することで、今までFixerのことを知らなかった人たちにも。名前は聴いたことがあっても楽曲に触れたことがなかった人たちにも触れてもらえる機会へと繋げれば、アルバムの魅力を伝えるきっかけにしようとも思ってる。まずは、Fixerのいろんな表情にも触れるきっかけになって欲しいですからね。


――アルバム『Fixer』は、これまでの活動を集約したもの。芯となる部分はぶれてないとはいえ、その中にもいろんなバリエーションを描いている形になりそうですか??
Jey アルバムを通しての一貫性は伝わるはずですですが、一本筋を通したうえでの楽曲の幅を描いているのも事実。けっして間逆なことはやってないように、軸が見えるうえでの幅の豊かさを出した作品にはなったよね。
Aika それは間違いない。
Jey 激しい、格好いい表情が軸にあったうえで少し幅も見えるかなという作品なんで。むしろ、結成から4月までのFixerの2年間の活動の歩みをアルバム『Fixer』を通して感じて欲しい。そうやってFixerに親しんでもらう、あくまでも入り口の作品なんで。

TEXT:長澤智典
(◆後編(2月末公開予定)へ続く)


【Fixer OFFICIAL WEBSITE】 http://www.fixer-net.com/
【Starwave Records OFFICIAL WEBSITE】 http://www.starwaverecords.jp

★LIVE情報★
02/18 今池Club 3Star
02/19 心斎橋Paradigm
02/23 池袋CYBER
02/27 池袋RUIDO K3
02/28 高田馬場Club Phase
03/01 池袋CYBER
03/29 新宿ReNY (Starwave Fest Vol.13)
04/02 池袋Black Hole
04/04 神楽坂TRUSH UP! (ツーマン)
04/09 高田馬場AREA
04/26 HOLIDAY SHINJUKU
04/29 目黒The Live Station
05/12 恵比寿club aim (無料ワンマン)
05/17 仙台Space Zero (レコ発4都市ツアー)
05/27 HOLIDAY SHINJUKU (レコ発4都市ツアー)
05/30 HOLIDAY NAGOYA NEXT (レコ発4都市ツアー)
05/31 HOLIDAY OSAKA(レコ発4都市ツアー)