8月26日(水)に最新両A面シングル『「僕の作り方」/光る指輪 大明神』を発売したばかりのHERO。現在、彼らは「HERO ONEMAN TOUR 2015「リトライ」」のグランドファイナル公演となる12月23日(水・祝)に品川インターシティホールで行う「JUDGMENT」～Dead or Alive～公演へ向け、精力的に活動中。今の想いを、4人に伺った。
 

撮影：菅沼剛弘 / インタビュー：長澤智典
Photographs by Takehiro Suganuma / Interview by Tomonori Nagasawa

――最新シングル『「僕の作り方」/光る指輪 大明神』が発売になりました。中でも『光る指輪 大明神』は、『タオルの神様』に続く、物販で販売中のリングライトをモチーフにした物販ソング。やはり、この手の歌もHEROにとっては大事ですか!?
JIN　大事っすね。おかげさまで、7月5日に行ったTSUTAYA O-EASTだけで光る指輪が1000個売れましたからね。

――すげぇ!!その事実を知ってしまうと物販ソングは…。
JIN　やっぱり、大切っすね。これからはバンドも物販で食っていく時代だと思うんで、そういう曲をどんどん作っていきたいなと思っています。

――『光る指輪 大明神』は音頭系ナンバー。ノリも、めっちゃ良いです。
JIN　もう、素晴らしい楽曲が出来たなと思いますね。

――ライブでは、お客さんたちもガンガン騒いでますし。
JIN　けっこう盛り上がってますよね。良いことっす!!

――歌詞に出てくる四文字熟語の部分では、ライブ中にファンの人たちも「光源明解～一攫千金」と一緒に叫んでいます。
JIN　そこの部分はお経みたいにしたかったんで、たくさん四文字熟語を並べてます。中には、四文字熟語ではなく当て字もあるんですけど…。

――歌詞の中には、「物販盛況 一攫千金」や「僕の笑顔が輝いてるぜ/光る指輪が売れてるから」と、思いきりストレートに表現している部分も出てきます。その露骨な描写が、むしろJINさんらしいなとも感じました。
JIN　素直に、正直にが自分の売りなんで、そこは大事ですよね。

――欲望をそのまま表現していくのがHEROのスタイルですから。
JIN　やっぱし、欲があっての人間なんでね。欲が無くなったら、それはもう仏ってことだから、仏教の世界へ行けばいいこと。俺らは違うんで…。

――中途半端な含みを持たせた表現をするくらいなら、ガーンと言い切ったほうが潔いと!!
JIN　そっすね。

――さっきも言葉にしましたが、個人的には「僕の笑顔が輝いてるぜ 全ては 光る指輪が売れてるから」という部分の歌詞が、とてもとても欲望を素直に表してて好きなんです。
JIN　ありがとうございます。

――普通のアーティストならオブラートどころか、歌詞にすることのない想いを露骨に書けてしまう姿勢こそがJINさんの強みですから。
JIN　そこが魅力なんですかね!?
Yusuke　こういう歌詞って、やっぱしHEROだからこそ、JINくんだからこそ歌えるように、これぞHEROの武器だなと思います。

――この歌詞を他のアーティストが歌っちゃうと、あまりにも厭味に聞こえてしまいますもんね。
Yusuke　そうなると思います。

――『光る指輪 大明神』を演奏しているときの会場の様子、ドラム台からはどんな風に見えてますか??
Yusuke　歌詞の通り、みんなの笑顔が輝いて見えてます。

――キラキラと輝いてます??
Yusuke　もう、キラキラと輝いてます!!

――楽曲面での手応えも教えてください。
Yusuke　めっちゃ好きですね。始めに「こういう曲をやろうと思うんだけど、どうかな!?」と提示されたときは、「ぶっちゃけ、これヤバくね!?」と、けっこう心配もあったんですよ。だけど、スタジオで楽曲を仕上げていく中、具体的に形が見えてきたら「この曲めっちゃいいな」と思って。さらにレコーディングをし、完成した音源を聴いて、「これは良い曲が出来た」と思いました。

――とても"つかみ"を持った楽曲ですからね。
Yusuke　そうなんです。曲自体にパンチがあれば、サビのメロディもすごく好きです!!

――YU-TAさんは、『光る指輪 大明神』についてどんな手応えを覚えています??
YU-TA　7月5日にTSUTAYA O-EASTで行ったツアーセミファイナルのワンマンのときも演奏したんですけど、『光る指輪 大明神』を演ったときの客席の様子がすっごく気持ち悪かったんですね。

――どの辺が気持ち悪かったんですか??
YU-TA　みんな両手を上げたポーズをしながらピョンピョン飛び跳ねてたんだけど、手の向け方がみんなバラバラ過ぎて、その光景が妙に気持ち悪かったというか(笑)。「そういう楽しみ方をしていく曲なんだな」と思えましたね。

――あのときは、あえて自由に、バラバラなポーズで飛ばせたんじゃなかったでしたっけ??
YU-TA　そう。あの曲って、とくに「掲げ合わせた両手をこっちの方向へ曲げながら飛んで」とか、とくに向きも決めてないんですよ。むしろ、そのバラバラさが面白いなと思ってて。

――YU-TAさんなら、どっち曲がりに立てて飛びます??
YU-TA　うーん、俺はどっちだろう??ピンと立ったときは左ですね。
JIN　俺は右っす!!
Yusuke　俺は、左。
YU-TA　俺のが左曲がりなのは、右利きだからなんですかね!?
JIN　えっ!?、これって利き手の話??
YU-TA　まぁ、みんな合わせた両手を好きな方向に曲げながら飛べば良いんですよ。
Yusuke　だんだん、何の話かわかんなくなってきた(笑)。

――YU-TAさんは、ファンの子たちの飛んでる風景が嬉しい気持ち悪さだと。
YU-TA　そうなんです。気持ち悪いって表現がアレなんですけど、あの光景は、ステージ上から見てて面白かったですね。

――『光る指輪 大明神』のデモ音源を聴いたときから、「これはイケる!!」と思ってました??
YU-TA　俺も、最初に聴いたときから「やばっ!!」「これはマズいぞ!!」と思ってたんですけど。完成した音源を聴いたときには、「これはこれでありだな」と思ってました。

――SARSHIさんの、『光る指輪 大明神』についての想いも聞かせてください。
SARSHI　僕は、こういうパンチの効いた曲が好きなんですよ。だから、聴いた瞬間に「これは絶対に売れる」と思いました。

――売れるのは、CD??それとも、光る指輪??
SARSHI　どっちもですね。これから『光る指輪 大明神』をガンガンに押していったら絶対に売れると思うんですよ。
　結局のところ人の耳にこびりつく歌って、こういうパンチの効いた楽曲なんですよ。普通に良い曲よりも、良い曲のうえでパンチも効いてた方が絶対に話題になる。僕は、けっこう確率論で攻めるタイプなんで、今は、『光る指輪 大明神』押しでいこうという気持ちです。

――『光る指輪 大明神』は、まさにHEROだからこそ歌える楽曲だもんなぁ。
SARSHI　そうなんですよね。こういう歌って、とくにJINくんっぽい人が歌うと、とてもうさん臭くなる。でもJINくんって、普段から歌詞に出てくる人のよう完全に素じゃないですか。「自分を作ってない感じ」が、すごくOKなんですよ。
Yusuke　JINくんが普段から言ってる言葉ばかりだからね。
SARSHI　だから、リアリティがあるんです!!
 

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