8月8日(土)にTSUTAYA O-WESTで行われた、ダウトのファンクラブ「ZIPANG」の会員を対象に行われたライブ"FC ZIPANG SPECIALS「洗脳」公演!「ダウトサマーコレクション2015」"。その舞台上で、ダウトの新ドラマー「直人」の加入が発表された。同時に、新体制となったダウトとして、10月にシングルを発売することも告知。
今回は、先に直人以外の4人のインタヴューを実施。その後、直人本人を直撃。本来なら、5人揃っての初インタヴューをclub Zy.で行うことになっていた。でも、なぜ今回セパレートされたのか!?その理由は、回数を重ね、読み進めていくとわかりますので、気になる方は、チェックし続けてください。

インタビュー：長澤智典
Interview by Tomonori Nagasawa

――ダウトに、新ドラマーとして「直人」さんが加入しました。決まったのは、いつ頃なんですか??
幸樹　正式に参加をオファーし、返事をもらったのは6月頃でした。

――直人さんへ決まるまでにも、いろんな方と音を合わせてきたのでしょうか??
幸樹　数人のドラマーさんと一緒にスタジオに入って、音を合わせたりはしていましたね。だから、彼(直人)に関しても、最初から「この人で」というのではなく、いろんなドラマーの方と音を重ね、互いの相性を探っていく中で決めた形です。
　彼に正式にメンバーとしてオファーをかけるまでにも、春以降から行ってきたイベントツアーに別の人格へと変身し、サポート活動をしてもらいながらと、一つ一つ段階を経ながら判断。すぐにポンポンポンと決めたわけではなく、僕らも、そこは慎重に見定めてきたことでした。

――「直人さんをメンバーに」と決めた、その一番の理由は何でした??
幸樹　そこは、個人個人違うと思うんですけど。僕に関して言うなら、彼の持つ「エンターテイメント性」です。

――エンターテイメント性…ですか??
幸樹　そう。もちろん、ドラマーとして人生を賭けてゆく気持ちもわかったうえでのことなんですけど。きっと彼に、「ボーカルをやってよ」と言えば、断るどころか進んでやってくれる。そういう柔軟性を持っているところと、ステージに上がる人間として尊敬出来るエンターテイメント性を持っている面。そこが、僕は決め手になりました。

――同じリズム隊としては、どう直人さんの存在を見ていました??
玲夏　初めてスタジオで音を合わせた時点では、あまりパッとしなかったんですよ。むしろ、「この人は無いな」と思ってて。だけど、何度かリハーサルを重ねていく中、どんどん彼自身の良さが滲み出てきたというか…。
　最初の頃は、ダウトの楽曲が彼自身の身体に馴染みきっていなかったのも理由だと思うんですけど。「なんか違うなぁ」と思っていたのに、突然のタイミングで、「この人だ!!」と実感しました。それ以降は、逆に「直人でなきゃ新生ダウトは無理」という気持ちにまで変わっていましたからね。
　もちろん、まだまだパーフェクトではないです。だけど、今のダウトに一番合っているドラマーなのは間違いないです。

――人間性の面でも、惹かれるところは強かったですか??
玲夏　好きっすよ。そこも良いと思います。

――ひヵるさんの、直人さんに対する印象についても教えてください。
ひヵる　初めてスタジオへ入ったときには、割と「おとなしい」印象を持っていたんですけど。ダウトの楽曲を合わせた後に、遊びでセッション演奏をしたんですね。そのときに直人くんの地のプレイが出てきたというか、そのときのノリがすごく好きだったんです。性格面でもメリハリをしっかり付けられる人と言いますか、「やるべきことはしっかりとやりながら、遊ぶときは思いきり遊ぶ」ように、その性格もすごく好きで、すぐに馴染みましたね。

――威吹さんの、直人さんについての印象はどうでした??
威吹　僕の中にも、いろんな決め手となった要因はあるんですけど。一番の決め手となったのが、「この4人が持ってない個性や魅力を持ってるな」ということなんです。ミュージシャンとしては、もちろんのこと。一人の人間としても、そう。僕に関してはとくに、彼の持つ人間性に強く惹かれたのが一番の要因になりました。

――ミナセさんの卒業以降、ダウトとしての活動を止めていたわけですが。今年の春より、正式なドラマーが決まらない状態の中、イベントライブツアーへの参加という形ながら、ダウトとしてふたたび活動を始めましたよね。
威吹　そうなんです。半年間ほどダウトとしてまったく動いてはいなかったんですけど、ダウトとしての活動を長く止めておくのはちょっと違うかな!?と思ってのことと、ベストなメンバーを選ぶうえでも、実践の場は必要なことでしたから、そういう場を作った形でした。

――ダウトの活動停止中はもちろん、新メンバーとして動き出した今も、幸樹さんは"花見桜幸樹"としての活動も継続しています。ダウトの活動停止期間も、一人積極的に動いていたのは、幸樹さんの性格的に「表現活動を止めたくなかった」意識が大きかったからなのでしょうか??
幸樹　僕自身は、つねに「人前で歌う場所」がないと。「動いてる」というテンション感がないと、精神的に駄目な性格なんですよ。だから、ダウトとはまったく異なる形を取ったうえで、ダウトが休みに入っている間も活動を続けてきたし、今も続けています。

――幸樹さんとひヵるさんは、花鳥風月(KOUKI∞HIKARU)というスタイルでも表現活動をしていましたよね。
ひヵる　僕がDJを担当したユニットですね。僕の場合、DJと言ってもちょっと齧った程度ではあったんですけど。みずからDJを行いながら、そのサウンドの上で誰かに歌ってもらうスタイルも面白そうということから実践してみたことでした。

――DJは、以前から行っていたことなんですか??
ひヵる　昨年の頭頃に、たまたまDJを行う機会があり。その前から興味があったことから、その時期にDJ機材を一式買い揃え、趣味でDJをやり始めたんですけど。遊んでるうちに面白くなり、それが、結果的に花鳥風月(KOUKI∞HIKARU)という形に繋がりました。

――花鳥風月(KOUKI∞HIKARU)も、今後定期的に活動していく予定なんですか??
ひヵる　具体的な予定は何もないですけど、機会をいただけるのであれば、ダウトの活動の延長線上として続けていきたい気持ちはあります。

――威吹さんは、ダウトの休息中は、ほとんど表舞台には出ていませんでしたよね。
威吹　出てないですね。唯一表に顔を出したのが、1月に単独で2回行った「威吹生誕祭Vol.2 gratitude」と題した、僕の誕生日ライブでした。そのとき、初めてピアノを弾いたりもしたんですけど。活動を休止していた期間は、ピアノの練習を行ったりもしていましたけど。むしろその時期は、良い意味で自分のモチベーションを高めたり、改めて音楽へと向き合ういい機会の場になっていました。実際、あれだけゆったりと時間を取れた機会は、ダウトが始まって以降初めてのことだったので、貴重な時間にもなりましたね。

――玲夏さんは活動休止期間中、いろんなミュージシャンとのセッション活動を行っていました。
玲夏　いろんなミュージジャンの知り合いに誘われれば、自分もセッション演奏をやりたかった気持ちもあり、一ヶ月に1回程度のペースとはいえ、ちょこちょこと人前で演奏はしていましたね。
　自分の場合は、そんな詰め詰めでやっていたわけではなかったけど。あのときの経験は、良い刺激になったなと思っています。ただ、イベントツアーとはいえ、ダウトとして動き出すことが決まってからは、ふたたびダウトモードに気持ちは入っていました。

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