11月29日(土)にTSUTAYA O-EASTで行われる「stylish wave GENERATION'14 次代を紡げ!」に出演するアンティック-珈琲店-。シングル『モウソウモモモウソロソロ』も好調な彼らに、「stylish wave GENERATION'14 次代を紡げ!」へ出演するうえでの意気込みや、近況関係を、あれこれと伺いました。
 

撮影：菅沼剛弘 / インタビュー：長澤智典
Photographs by Takehiro Suganuma / Interview by Tomonori Nagasawa

――アンティック-珈琲店-って、「stylish wave」関連のイベントには…。
みく　以前はよくお世話になっていたんですけど。最近は出てないんです。なので、11月29日に出る「stylish wave GENERATION'14 次代を紡げ!」が久しぶりの登場になります。
輝喜　アンティック-珈琲店-自体、今年はイベントに積極的に出てるけど。活動休止期間を挟んだ前後の時期は、基本的にワンマン展開ばかりだったからね。「stylish wave」にアンティック-珈琲店-が出てた時期って、takuyaとゆうきが加入する前の頃??
カノン　そうだと思う。
takuya　僕は、今回の「stylish wave GENERATION'14 次代を紡げ!」が初めての「stylish wave」への出場になるので。
ゆうき　僕も!!

――以前に出演した「stylish wave」には、どんな印象を抱いてました??
輝喜　アンティック-珈琲店-として活動を始めて2年目くらいの頃かなぁ。あの頃はよく、「stylish wave」の中、シドさんらとまわってたのを覚えてる。
みく　Shullaさんとかね。
輝喜　アンティック-珈琲店-は、最初にメンバーで4人でスタート。結成して数ヶ月後にはLOOPASH RECORDSへ所属するようになり。その頃から、「stylish wave」さんからも声をかけていただけるようになって、それで出始めたんだよね。
カノン　よく川崎クラブチッタに出てたイメージも強い。
輝喜　あー、よく出てたよね。「stylish wave」を通して川崎クラブチッタに出たときに撮った写真を、会場限定で発売した『逃避回路』のジャケットに使ったよね。あの頃って、よくDさんも一緒にイベントへ出ていなかった??
みく　出てたと思う。僕にとっての「stylish wave」というのは、「ビジュアル系バンドを始めた以上、誰もが出たいと憧れるイベント」という印象なんです。
輝喜　当時のビジュアル系雑誌を見るたびに、「えっ、このバンドとこのバンドが「stylish wave」のイベントで一緒に回るの??」という驚きを毎回覚えていたように、僕も、そういう印象を「stylish wave」には強く持ってる。

――「stylish wave」というイベント自体が、若手バンドが大きくステップアップしてゆくための登竜門的な場にもなっています。
輝喜　そうなんですよね。イベント自体に名前も、箔もあるから、「stylish wave」に出るといろんな人たちにライブを見てもらえる。実際僕らも、「「stylish wave」を通して初めてアンティック-珈琲店-のライブを見た」「そこでファンになった」という人たちが多かったからね。
みく　そう。「stylish wave」に出ることで、バンド自体に一個箔が付くようなね。

――今でも「stylish wave」が軸に据えているテーマは変わっていませんが。アンティック-珈琲店-として、最近の「stylish wave」のことをどんな風に見ています??
輝喜　やっぱし、今でも「バンドの登竜門となるイベント」という意識では見ています。同時に、PENICILLINさんや己龍さんが一緒に出演した「stylish wave GENERATION」のイベントを見たときに、「世代を混ぜる」というアプローチにも新鮮さを覚えました。

――今回の「stylish wave GENERATION'14 次代を紡げ!」も、「世代間の壁を失くす」「若手がベテランへ挑み、ベテランが若手に対する良い意味での壁としての存在感を示す場」ですからね。
みく　あっ、「stylish wave GENERATION」ってそういうイベントなんだ。

――今回、若手に立ちふさがる壁として登場するのが、アンティック-珈琲店-さんなんですよ。
みく　えっ?!ということは…俺たち、じじぃ扱い??
輝喜　そうなんだよ。
みく　うっそ!!それ、マジで超ショックなんだけどぉ。。。今更ですが、GENERATIONのタイトルを取ってください!!
輝喜　もう無理でしょ(笑)。
みく　ちょっと、改めて対バンの人たち教えてよ。
カノン　BORN/ν［NEU］/アルルカン/NOCTURNAL BLOODLUST。
みく　あー、なるほどね。でもさ、確かにバンド歴だけを見たら、うちらが一番長いけど。年齢的には、みんなとぜんぜん変わんないどころか、バンドさんによってはうちらよりも年上の人たちが居るじゃない。
輝喜　あー、それを言っちゃうか(笑)。確かに、同世代の人もけっこういるよね。
みく　そう、みんな同世代!!「GENERATIONは同じ」というイベントにしてください(笑)。
 

――「自分らの壁を乗り越えてみろ!!」という意識を、アンティック-珈琲店-自体持ってたりはしないんですか??
みく　そんなことまったく思ってないし、思ったこともないです。
輝喜　僕らもまた、この日の「stylish wave GENERATION'14 次代を紡げ!」を「登竜門となるイベントに出る」という意識で向かわせていただきますから。
みく　そうだよね。僕らはつねに「初心」というか、いつのライブも「つねにスタートラインに立った」意識で向かっているように、そんな「壁になる…」とか考えられないよね。

――でも今回のイベントでは、その役割を担っているのも事実ですから。
輝喜　そういう使命感を僕らに与えてくれたのであるなら、それはとても「光栄なこと」ではありますが。でも、繰り返しちゃいますけど、僕ら自身は、この「stylish wave GENERATION'14 次代を紡げ!」を、僕らがステップアップしてゆくための登竜門の場として受け止めていますし、そういう気持ちで臨んでくつもりです。それこそ、「他のバンドさんに負けないように闘いを挑む」という意識でね。
みく　「GENERATIONってどういう意味だろう??」と思ってたら、そういう意味だったんですね。。。ちょっとショックです。だってν[NEU]のヒィロさんは、俺より年上でしょ?!
輝喜　ヒィロさんは、アンティック-珈琲店-を結成したばかりの頃、対バンしていたバンドさんの方でしたからね。
みく　他の方もそうなんですけど。今とは異なるバンドだったとはいえ、同じ時期にビジュアル系バンドを始め、同じ時期に対バン相手として活動していた人たちが多いから、僕ら自身はGENERATIONって感じはしてないんです。
カノン　BORNのヴォーカルの猟牙くんとは、昔、メンバー募集していたときに会ったこともある人なんで。
輝喜　あっ、それ、本人の口から聞いたことあるよ。たまたま猟牙さんと知り合う機会が生まれ、そのときに話をしたら、「カノンさんは覚えてないかも知れないけど。僕は昔、カノンさんがメンバー募集しているのを見て、連絡を取り、会ったことがあったんですよ」と言ってたからね。
カノン　かなり印象的な人だったんで、ぜんぜん覚えてるよ(笑)。

――それくらい同世代の人たちが多いイベントにも関わらず、バンド単位では世代間に分けられていたわけだ(笑)。
みく　そう。なので、世代は僕らも同じです。むしろ、年齢的には下のほうだと思います。
輝喜　俺だけは、ちょっと上のほうにいるけどね(笑)。
カノン　でも、どのバンドさんも「次代を担う」という面では刺激的な対バン相手だとは思ってること。
輝喜　アンティック-珈琲店-も含め、ここに出るバンドさんたちみんなが「次の世代を担うNEXT VISUAL系 GENERATIONたち」ですからね。
 

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