INTERVIEW

Royz ロングインタビュー 第1回(全4回) 「「5人のRoyzが好きだったからこそ悲しい」「4人のRoyzを見るのはつらいけど」という空気は実際あったと思います。」

Royz

渋谷公会堂の公演を終えたRoyzが、次に指し示した物語。それが、12月10日に発売する通算10枚目となるシングル『Supernova』。12月よりスタートさせる全国ツアー『Royz WINTER ONEMAN TOUR「N.E.S」』だ。ツアーのファイナルは、3月1日Zepp Diver City Tokyo。4人体制になっての今の心境も含め、いろいろと語っていただいた。
 

撮影:菅沼剛弘 / インタビュー:長澤智典
Photographs by Takehiro Suganuma / Interview by Tomonori Nagasawa
 

今後のRoyzにとってもすごく大事な曲たちを、『CORE』というアルバムを通して手に出来たなぁと思っています。


――『Supernova』は、Royzの未来へ向けて歩んでいくうえでの意志を強く描き出した楽曲になっていませんか?!
 そうっすね。このタイミングですごく良い曲を出せるように、どんな風に聞いてくれる人たちの心に響くのかがとても楽しみです。

――『Supernova』は、4人体制のRoyzとして最初に作りあげた作品にもなります。
 まさに、その言葉通りです。

――新作の話に入る前に、改めてサポートメンバーを含めた5人で各地をサーキットした夏のツアーのことに触れたいなと思います。演奏してみて手応えは、どうでした??
 和稀の脱退によって、それまでバンドの中へ当たり前にあった存在が一つ欠けてしまったわけじゃないですか。そこでまず感じたのが、「欠けたものを補うだけじゃ駄目なんだ」ということ。そしてもう一つが、「前のRoyzが良かったね」と言われては負けと言いますか、「今のRoyzが最高だね」と言われてこそ、4人で新たに船出をした意味が生まれること。そこは全員必死でもがきながら頑張ったので、結果、すごく充実した全国ツアーになりました。

――初日と千秋楽のライブを観させていただきましたが。何に一番圧倒されたって、メンバー4人の「挑んでやる!!」という気迫でした。
 4人とも、和稀の脱退を最後に一度Royzは無くなり、また新たに4人が集まり、1からRoyzを作り始めた意識でバンドに向かってきた。一度死んだ身だと思っているからこそ、みんな全力でぶつかり続けてこれた。それが良かったんでしょうね。
 実際に、夏のライブを観てくれたお客さんたちもすごく楽しんでくれてたし。「今までのツアーの中でも一番楽しかった」という声も返って来てました。自分たちは、もちろん。ファンの子たちの気持ちの中にもいろいろあったと思うけど。結果、そう言ってもらえたことは強い自信にもなりましたね。

――夏に行った全国ツアー『CRISIS CORE』は、自分たちの表現すべき芯を見い出し、そのうえで幅広い表情を描いた最新アルバムの『CORE』を手に行われました。各地のお客さんたちの反応はどうでした??
 これまで足りなかったものを一気に補えたように、アルバム『CORE』の楽曲がメニューに加わったことで、今までのRoyzのライブとは180度違うものになりましたね。
 これまでも、「ライブにこういう要素が足りないから、それを補う楽曲を作ろう」と、毎回のリリースごとに新しい表情を足し続けてきたわけですけど。今回は、そこがホント上手くいったんでしょうね。「これかー!!」みたいな手応えがすごくあった。そう思えていたせいか、アルバム『CORE』の楽曲たちを手にしたことで、今や「これらの楽曲なくしてセットリストを組めるのか?!」という気持ちにもなっているんですよ。ホント、今後のRoyzにとってもすごく大事な曲たちを、『CORE』というアルバムを通して手に出来たなぁと思っています。
 

 

 

「5人のRoyzが好きだったからこそ悲しい」「4人のRoyzを見るのはつらいけど」という空気は実際あったと思います。


――他のメンバーは『CRISIS CORE』ツアーを終え、今、どんな想いを感じています??
公大 ツアー中はあえて口にしなかったし、今だからこと言えるんですけど。メンバーみんな精神的にしんどそうというか、「ちょっとヤバいかも」と思えるときもあったツアーだったというか。正直、余裕を持った気持ちで乗り越えられるツアーではけっしてなかったと、今は感じています。

――4人のRoyzとして、その存在意義を証明しなければいけない。そのプレッシャーも背負っていたからでしょうか??
公大 その意識は強かったです。とくに杙凪は、それまで和稀が弾いてたソロも全部背負っての演奏だった。そのプレッシャーをはね除け、自分のものにしていった姿は、横で観てても「凄いな」と思えるものでしたからね。

――その話を聞いてVサインしている杙凪さんですが。杙凪さん自身は、夏のツアーのことを、どのように受け止めています??
杙凪 それまで当たり前に居たメンバーが居なくなり、Royzの中へ欠けた要素が生まれたことで、精神的に追い込まれる以前に、僕の場合は、ライブを通して表現していくべき課題が一気に増えていった。その課題がいっぱいあり過ぎたぶん、一つ一つを乗り越えていくのに毎回必死でした。もちろん、それまで和稀が弾いてたギター・ソロも担当すれば、ただ和稀の演奏を真似すれば良いではない、自分の個性として昇華してかなきゃ弾く意味がないこと。ただ、今回の和稀の脱退は本当に急に決まった事で、全ての事を1人で消化するには限界があり、サポートメンバーとして以前にやっていたバンドのメンバーのレイにサポートをお願いし、支えてくれたおかげでいろいろ乗り越える事ができました。本当にレイには感謝しています。
 僕、ゲーム好きなんですけど。難関の多い毎回のステージを必死にクリアーしながら次のステージに進んでゆく楽しさと同じと言いますか。課題が多かったからこそ、一つ一つを毎回ゲームを攻略する感覚で乗り越えていってた気がするし。それが、俺自身にとっては楽しい課題でもあったように、振り返ってみたらメッチャ楽しいツアーでした。

――課題が多いほどにやり甲斐を覚えてくタイプだ。
杙凪 課題が多ければ多いほど、自分自身を追い詰め、乗り越えようとしていく性格なんで。

――しかも今回はライブ本数も多かったから、いろんな課題点を見い出しては、それを改良しながら実践していける場も多かったですもんね。
杙凪 そうなんですよ。おかげで今回のツアーを通し、自分でもビックリするくらいギターが上手くなった気がするんですよ。それほど刺激的なツアーでした。

――智也さんは、どうでした??
智也 正直、マイナスな要素もいっぱい背負いながらのツアーでした。でも、「だからこそ成長できた部分もめちゃ多かったツアー」でもあったんです。改めて今回のツアーを通し、「どんなこともプラスに変えてくことは大切だなぁ」とすげぇ思えましたね。

――「4人としてのRoyzの姿を証明しなきゃ」というプレッシャーも、やはり背負っていたのでしょうか??
智也 「どうにかしなきゃ」というプレッシャーよりも、「楽しまなきゃ」という意識のほうが強かった。それこそ、"楽しんだ者勝ち"みたいな…。
公大 和稀のRoyz最後の日のライブのときに、たくさんの泣いてるお客さんたちなど、ファンの人たちの想いぶつけてくるリアルな姿を間近でたくさん見たんですよ。そのうえで、これからのRoyzへ向けての応援メッセージも数多くいただきました。それだけの想いを受け止めながら、4人のRoyzとして内容のひどいライブを演り続けていたら、変わらずにRoyzを応援してくれてるファンたちの期待を裏切ってしまうことになる。だからこそ、みんなにも楽しんで欲しいのはもちろん。自分たちも、そこの意識を強く持とうしていた面はあったと思います。

――ファンたちは、4人のRoyzをどう受け止めていたのでしょうか??
 僕らは、ツアー本数を重ねていくごとに4人のRoyzとしての基盤を着実に固め続けていったわけですけど。どの会場でも、みんな5人から4人になってのRoyzへ初めて会うわけじゃないですか。「和稀が脱退して」という想いも背負いながら、各地の会場へ足を運んでくれる人たちが大勢いた気持ちは、自分らも毎回実感していたこと。実際に自分が同じ立場でいたら、やっぱし以前の姿や想いをたくさん抱えながら、その日のライブに足を運んでいたと思う。
 始まる前の場内にも、「5人のRoyzが好きだったからこそ悲しい」「4人のRoyzを見るのはつらいけど」という空気はあったと思います。実際に、僕らがステージに出たときには、若干悲しそうな顔をしている人たちもいたりと、間近に感じることもありました。それはしょうがないこと。でも、そういう子たちが、楽曲を重ねるごとに楽しそうにはしゃいでいた。僕らも、これまで以上にお客さんたちの表情一つ一つを見ながらライブが出来ていたように、僕らにしてみれば、そうやってみんなが楽しんでくれていたことが素直に嬉しかった。結果的には、今まで以上にファンたちとのコミュニケーションを取れたライブになったように、どこの会場でも演奏していて楽しかったです。

 

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   INFORMATION   

 

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¥1,500(税別)/BPRVD-150
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SPRING ONEMAN TOUR「Red Desire『LILIA』」FINAL
~2014.04.29 新木場STUDIO COAST~ NOW ON SALE!!

 

[収録内容]
01. LILIA
02. Autocracy~ワルツとナイフ~
03. which in the HELL
04. @bnormality
05. Ms.Veronica
06. トカレフ
07. cherry tree
08. Love Me?
09. aqua
10. Starry HEAVEN
11. EGOIST
12. INNOCENCE
13. Depression~ドレスとリング~
14. RISK_144000
15. JOKER
16. eve:r
17. 恋花火
18. Flash Back
19. ACROSS WORLD

品番:BPRVD-137 価格:6,151円(税込)

 


 

Royz WINTER ONEMAN TOUR『N.E.S』
2014年
12月13日(土) 渋谷REX ※WINGS限定
12月19日(金) 北海道cube garden
12月20日(土) 北海道cube garden
12月23日(火) 仙台darwin
12月26日(金) 郡山CLUB#9
12月28日(日) 新潟GOLDEN PIGS RED STAGE
2015年
1月03日(土) 埼玉HEAVEN'S ROCK VJ-3
1月04日(日) 柏PALOOZA
1月07日(水) 水戸ライトハウス
1月09日(金) 宇都宮HEAVEN'S ROCK VJ-2
1月17日(土) 高崎Club FLEEZ
1月24日(土) 名古屋ELL
1月25日(日) 大阪BIG CAT
1月27日(火) 岡山IMAGE
1月29日(木) 広島Cave-be
1月31日(土) 福岡Be-1
2月03日(火) 松山サロンキティ
2月06日(金) 神戸Varit.
2月08日(日) 岐阜CLUB ROOTS
2月11日(水) 浜松Force
2月14日(土) 川崎CLUB CITTA'~昴生誕祭~
[FINAL]
3月1日(日)Zepp DiverCity

 

Bands Shock REVOLUTION ~びじゅある祭2014~
10月11日(土) 服部緑地野外音楽堂
※イベントは2014年10月11日(土)・10月12日(日)の2日間開催されますが、Royzの出演は、11日のみです。
OPEN 11:30 / START 12:30
前売¥4,800/当日¥5,300/2日通し券¥8,000(ドリンク代別途)
出演:仮面女子 / DaizyStripper / ν[NEU] / HERO / FEST VAINQUEUR / Black Gene For the Next Scene /
マイドラゴン / Royz / OA:アルルカン

【プレイガイド】
・ローソンチケット(Lコード:58372)
・イープラス(http://eplus.jp)
・チケットぴあ(Pコード:【1日券】234-433【2日券】781-168)
・CNプレイガイド(http://www.cnplayguide.com)
・ライカエジソン
・ZEAL LINK

特設HP:http://misc.banz.jp/visualmatsuri/
【主催】株式会社ビーフォレスト
【企画制作】株式会社ビーフォレスト/ 夢番地
【協力】ESPエンタテインメント / エイジアハウス株式会社
【お問い合せ】夢番地(大阪) 06-6341-3525 / www.yumebanchi.jp

 

 

B.P.RECORDS PRESENTS COUNT DOWN LIVE 2014-2015
「己龍×Royz×コドモドラゴン」

12月31日(水) 川崎CLUB CITTA'
OPEN 20:00 / START 21:00
ADV ¥4,500- / DAY ¥5,000-(D代別)
出演:己龍 / Royz / コドモドラゴン

【プレイガイド】
一般発売日:2014/11/1~ ・イープラス http://eplus.jp
・ローソンチケット(Lコード:72880)
・チケットぴあ(Pコード:242-430)

【問合せ】ディスクガレージ:050-5533-0888(平日12:00〜19:00)

 

 

その他ライブ情報や最新情報は OFFICIAL WEBSITE、Twitterをご覧ください。

【 Royz OFFICIAL WEBSITE 】
http://royz-web.net