INTERVIEW

みつ(ν[NEU]) ロングインタビュー 第1回(全4回)  「もちろん、目の前の人たちを楽しませるために毎回最善を尽くすんですけど。それだけのために自分らは音楽を演っているわけじゃない。」

ν[NEU]

7月に発売した「結成5周年記念」シングルの『ひとりじゃない』。同作品が、オリコンのシングル・チャートで初登場5位を記録。さらに、現在実施中の全国ツアー「★5th Anniversary★ONEMAN TOUR 2014」。同ツアーのファイナルが、12月29日(月)の渋谷公会堂に決定。この日は、入場者全員に、ライブではお馴染みとなっている『エンドロール』のCDを無料配布する。
今回はバンドを代表し、ヴォーカルのみつが登場。今、心に秘めている想いをあれこれと語っていただいた。
 

撮影:菅沼剛弘 / インタビュー:長澤智典
Photographs by Takehiro Suganuma / Interview by Tomonori Nagasawa

 

たとえ俺が「これは黒なんだ」と書いたとしても、その人にとって「これは白だ」と思えたのなら「その人にとっての正解は白」ということ。音楽って、そういうものじゃないですか?!


――5周年記念シングルの『ひとりじゃない』が、オリコンのシングル・チャートで初登場5位を記録しました。
みつ ありがとうございます

――"5周年で5位"という洒落た結果は、さすがです!!
みつ いえいえいえ、それって僕らが狙って出来ることではないので。あの結果は本当にありがたいことですし、嬉しかったです。
 
――それだけ、『ひとりじゃない』に込めた想いへ共感してくれた人たちが多かったということですよね。
みつ 多かったと思います。俺たち自身も、『ひとりじゃない』は「これが最高」と自信を持って作った楽曲でした。しかも、「自分らと同じ想いを求めたい人たちだけに聞いてもらえたらそれでいい」という意識もあった中、それだけ多くの人たちが『ひとりじゃない』を「望んで聞いてくれた」。これも、『ひとりじゃない』のような想いを求めてる人たちが多かったからこその反響だったのかな?!という気はしています。

――『ひとりじゃない』は、もともとメンバー自身へ向けた気持ちを書いた歌。でも、中に記された言葉の数々がどんな人にも共通している想いだったことも、多くの人たちがこの歌に共感や共鳴した理由になったんでしょうね。
みつ 確かに『ひとりじゃない』に記した想いは、いろんな人たちに当てはまるものですもんね。「人生は一人で生きてゆくものじゃない」。誰もがきっと、そう思える瞬間ってあるのかなーと思って。自分らだって、一人じゃ生きていけないですからね。

――みつ君の書いた想いと100%同じか??と言ったらそこはわからないし、捉え方は人それぞれだろうけど。でも、自分の想いと非常に重ねやすければ、強く実感や共感を覚えたり。"その想いを自分の糧にしていける力"がその歌にあるからこそ、みんな『ひとりじゃない』を支持したんだろうなぁとは想像します。
みつ よく作品を発表するたびに、「この歌詞ってこういう意味なんですか??」「これって、こういう物語と解釈したんですけど合ってます??」と聞かれるんですけど。もちろん、歌詞を書いてる俺の中には明確な想いがあるとはいえ。「歌を通して感じた想いの正解は、聞いた人の解釈した想い」でいいんですよ。
 たとえ俺が「これは黒なんだ」と書いたとしても、その人にとって「これは白だ」と思えたのなら、「その人にとっての正解は白」ということだし、それでいいんです。音楽って、結局はそういうものじゃないですか。

――言われた通りだと思います。
みつ 音楽って、聞いた人それぞれに感じた答えがあるもの。それで良いんだと自分は思っています。

――音楽を通して何かを感じたということは、少なからず、その歌に興味関心を抱いたってことですもんね。
みつ そう。自分自身も、ガキの頃に好きになったその歌の真意を本人に確かめながら聞いてたわけではなく、自分なりの勝手な解釈を持って捉え、それで好きになって聞いていた。それと一緒のこと。音楽って、人それぞれの解釈という答えがあっていいものだと自分は思ってる。

――むしろ、その答えを聞いてくる時点で深く聞き込んでいたってこと。だからこそ、自分なりの解釈やいろんな思い、疑問が出てきたんだろうからね。
みつ そうなんですよ。ただ、何となく聞いてただけなら、感想を述べるとしても、「良かったー」程度で終わってしまうじゃないですか。でも、いろいろ聞いてくるのは、「それだけ楽曲のことを噛み砕いて聞いていた」「いろんな解釈を考えた」ということ。つまり、それだけ楽曲を…音楽を愛してくれていることだから、そういう言葉をもらえるのは素直に嬉しいことなんです。

――それだけ、その歌に惹かれてたってことだもんなぁ。
みつ そうだし。『ひとりじゃない』に関してはとくに、踏み込んだ感想の声を返してくれる人たちがホント多かった。僕自身も、そういう言葉を多くいただくにつれ、いろいろ悩んで書いた歌だけど。それでも、想いをしっかり書き記せて良かったなと思えましたからね。

――今のν[NEU]のファンは、1曲1曲を自分自身の気持ちと重ね合わせ、じっくり聞いてくれる人たちが多くないですか??
みつ そうかも知れないです。うちは、ノリや勢いで押し切っていくバンドではない。むしろ、どんな風に歌を感じてもらえるか?!どう受け止め、楽しんでくれるかへ真価を問われるバンドだと思っているように、『ひとりじゃない』を通し、いろんな感想の声をもらえるのは、ホント嬉しいことなんです。
 

 

 

もちろん、目の前の人たちを楽しませるために毎回最善を尽くすんですけど。それだけのために自分らは音楽を演っているわけじゃない。


――みつ君は、自分の心の中に渦巻く想いを歌詞へストレートにぶつけていく人。言葉に詰め込んだ感情が胸に深く刺さるからこそ好きになってしまうんだなとも、ν[NEU]の楽曲を聞いたり、ライブを観てて強く感じています。
みつ 俺、ステージが一番好きなんですよ。バンドを演ってる意味も、こうやってリリース出来る喜びも、すべてはライブへ繋がっていくこと。とくに歌詞は、みんなとの一番最適な会話の方法だと俺は思ってて。
 自分にとって歌は、大好きな人に向かって「好きです」と告白するのと同じことなんですよ。もちろん、歌詞を通していろんな物語を想像していくのも大事ですけど。俺にとっての歌詞は、"ステージ上から問いかけたり、伝えてゆく言葉"。だからこそ、ライブ中に「歌詞がしっかり届かないと嫌」なんです。それもあって、どんどん楽曲がシンプルになってきたというか。より伝えやすい…。語りかけるような歌詞を書いてくスタンスになっているのかも知れません。

――以前は、激しい表情を持った楽曲も多かったですよね。
みつ うん。当時は、それが洒落てると思ってやっていたことなんだけど。今振り返ってみると、構成もガチャガチャしていたり。でも昔から、勢いがあった中にも「サビでは絶対にこう伝えるんだ」「こう話しかけるんだ」というのは意識していました。

――その芯となる部分を強く押し出すようになったのも、狙ったというよりは、いろんな人たちとのコミュニケーションを取っていく中での自然な流れだったんでしょうね。
みつ そうだと思います。音楽って何が正解かは正直わかんないけど。人それぞれの解釈や正解がある中、自分の答えはそこなんだと思います。

――それだけ目の前のお客さんにではなく。より大きな視点で物事を捉えるようになってきた。だからこそ伝える、届ける意識にも変化が出てきたのでしょうか??
みつ もちろん今も、ライブを演っていると目の前のお客さんを…。という視点に向くことはありますけど。ただただ、目の前で騒ぎ立てるだけのライブは、自分らが求めているスタイルとは違うなと思ってる。そういう一瞬の楽しさよりも、「自分らは何のために音楽を演っているんだ?!」という意識を持つことのほうが大切なんですよ。もちろん、目の前の人たちを楽しませるため毎回最善を尽くすんですけど。それだけのために自分らは音楽を演っているわけじゃないと思っているんで。

――「心に響かせる」意識が強くなっていくに従い、動員も、支持率も、どんどん大きくなっているのも事実ですからね。
みつ そこは、ホント最近実感していること。本当なら、みんなに対して言いたいんだけど。いろんな職業や立場もあるだろうから、一概に断定した言い方は出来ないけど。少なからずバンドマンたちに対しては、「自分が本当に思ってることを言ったほうがいいよ」とは思います。だって、いろんなことを我慢して、それで結果が見えなかったら、それこそ悲しいことじゃないですか。だったら自分が本当に思っていることを言葉にして、その想いを支持してもらえるほうが嬉しいじゃない。自分は、そう思います。
 

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   INFORMATION   

 

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5th Anniversary 1st DVD SINGLE
「ひとりじゃない~MUSIC VIDEO~」

PVAX-14730  ¥1,000+tax
[収録曲]
01.ひとりじゃない

 

【初回盤 TYPE-A】
POCS-9053
¥1,250+tax
仕様:8Pブックレット
[収録曲]
1. ひとりじゃない
2. 言いたいことも言えずに


【初回盤 TYPE-B】
POCS-9054
¥1,250+tax
仕様:8Pブックレット
[収録曲]
1. ひとりじゃない
2. Glory Days


【初回盤 TYPE-C】
POCS-9055
¥1,250+tax
仕様:8Pブックレット
[収録曲]
1. ひとりじゃない
2. ゴーゴー


【初回盤 TYPE-D】
POCS-9056
¥1,250+tax
仕様:8Pブックレット
[収録曲]
1. ひとりじゃない
2. desire


【初回盤 TYPE-E】
POCS-9057
¥1,250+tax
仕様:8Pブックレット
[収録曲]
1. ひとりじゃない
2. Shuffle


【通常盤 TYPE-A】
POCS-1161
¥1,000+tax
[収録曲]
1. ひとりじゃない
2. 言いたいことも言えずに


【通常盤 TYPE-B】
POCS-1162
¥1,000+tax
[収録曲]
1. ひとりじゃない
2. Glory Days


【通常盤 TYPE-C】
POCS-1163
¥1,000+tax
[収録曲]
1. ひとりじゃない
2. ゴーゴー


【通常盤 TYPE-D】
POCS-1164
¥1,000+tax
[収録曲]
1. ひとりじゃない
2. desire


【通常盤 TYPE-E】
POCS-1165
¥1,000+tax
[収録曲]
1. ひとりじゃない
2. Shuffle

 

★5th Anniversary★ONEMAN TOUR 2014
#22 9月05(金) 札幌KRAPS HALL
OPEN 18:00/START 18:30
#23 9月06(土) 札幌KRAPS HALL
OPEN 17:00/START 17:30
#24 9月28(日) 渋谷AiiA Theater Tokyo ※THANK YOU SOLD OUT!!
OPEN 17:30/START 18:00

★5th Anniversary★ FC ONLY ONEMAN TOUR 2014
#25「ファン感謝祭」11月02(日) 仙台HOOK
OPEN 17:00/START 17:30
#26「ファン感謝祭」11月08(土) 京都MOJO
OPEN 17:00/START 17:30
#27「ファン感謝祭」11月09(日) 大阪RUIDO
OPEN 17:00/START 17:30
#28「ファン感謝祭」(みつB.D)11月11(火) 高田馬場AREA
OPEN 18:00/START 18:30
#29「ファン感謝祭」(ヒィロB.D)12月03(水) SHIBUYA-REX
OPEN 18:00/START 18:30
前売券¥3,800(D別)0
ν[NEU]Officiak Mobile Fanclub「Lily」
http://neu-lilymobile.jp/
※モバイルファンクラブの会員登録が必要となります
※4枚まで購入可能
※一般発売なし

FINAL #30「エンドロール」
12月29(月) 渋谷公会堂

OPEN 17:15/START 18:00
前売券¥5,000(全指定席)
※入場者全員に「エンドロール」シングルCDを無料配布!

 

「V-BAND 祭」
~Thank You!! 柏~ 11月16日(日) 柏PALOOZA
出演:HERO/ν[NEU]/GOTCHAROCKA/Lycaon/サウイフモノ
~Thank You!! 神戸~ 11月22(土) 神戸VARIT.
出演:ν[NEU]/HERO/GOTCHAROCKA/Black Gene For the Next Scene/Lycaon
~Thank You!! 大阪~ 11月23日(日) 大阪MUSE
出演:ν[NEU]/HERO/GOTCHAROCKA/Black Gene For the Next Scene/Lycaon
~Thank You!! 名古屋~ 11月24日(月) 名古屋E.L.L
出演:ν[NEU]/HERO/GOTCHAROCKA/Black Gene For the Next Scene/Lycaon
~Thank You!! 渋谷~ 11月28日(金) TSUTAYA O-WEST
出演:ν[NEU]/HERO/GOTCHAROCKA/Black Gene For the Next Scene/Lycaon

[主催]DISK GARAGE
[企画・制作]V-BAND祭事務局
(問)DISK GARAGE/TEL:050-5533-0888

 

 

stylish wave GENERATION'14 -次代を紡げ!-
11月29日(土) 渋谷TSUTAYA O-EAST
出演:ν[NEU]/アンティック-珈琲店-/BORN/NOCTURNAL BLOODLUST/アルルカン
OPEN:16:00 / START:17:00
前売¥4,320 / 当日¥5,000(tax in/drink別)

★チケット発売中!
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:238-211)
LAWSON TICKET 0570-084-003 (Lコード:76391)
e+
問:HOT STUFF 03-5720-9999

 

 

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【 ν[NEU] OFFICIAL WEBSITE 】
http://n-e-u.jp/