SCREW ロングインタビュー 第1回(全4回) 「ジン/マナブ/ルイ/和己の捉えた『PSYCHO MONSTERS』な世界観。」
『CAVALCADE』『FUGLY』と2枚のシングル曲も収録。超強烈な個性詰め込んだメジャー第2弾アルバム『PSYCHO MONSTERS』を発売したばかりのSCREW。9月からは、全国ライブハウス・ツアー「TOUR2014 INNER PSYCHOLOGICAL WORLD」がスタート。11月からは、渋谷のライブハウス8会場を舞台にした「TOUR2014 INNER PSYCHOLOGICAL WORLD[METEMPSYCHOSIS]」も実施。12月28日には、ツアーのファイナル公演として渋谷AiiA Theater Tokyoでのワンマンも控えている。ヤバいくらいにギラついたオーラを放っている5人。彼らが口にした発言の数々を、ここに紹介しよう。
撮影:菅沼剛弘 / インタビュー:長澤智典
Photographs by Takehiro Suganuma / Interview by Tomonori Nagasawa
――最新アルバム『PSYCHO MONSTERS』が、8月に発売になりました。制作自体は何時頃から始まったのでしょうか??
ルイ レコーディングは3月頃からなんですけど、楽曲の制作自体はもっと早い時期から進行していましたね。
ジン 最新シングルの『FUGLY』をレコーディングしたのが1月なんですけど、その頃にはアルバム用の楽曲制作にも入っていたので、具体的な制作に入ったのは昨年末頃から??。その時期から、次のアルバムのコンセプトというか、キーワードとなる"PSYCHO MONSTERS"という言葉が鋲の中から出ていたので、けっこう早い時期からその言葉を元にした楽曲制作は始まっていました。
――鋲さんは、どんな狙いを持って"PSYCHO MONSTERS"という言葉を持ってきたのでしょうか??
鋲 これまでも割とそうなんですけど、SCREWというバンドは、一つのコンセプトを打ち立て、そこへ向かってガッチガチに世界観を固めていく…というよりは、テーマ性を掲げながらも、より自由度を持って表現していくバンドなんですね。楽曲も、自分以外のメンバーみんなが作れるのでそこの個性を毎回活かしたほうが良いという意識が強いので今回も、「テーマを決めながらも、きっとみんなの個性が重なりあえば自然と幅広い表情を持ったアルバムになるだろう」というのはわかっていました。
さらに今回のアルバムには、『CAVALCADE』『FUGLY』と異なる表情を持った2曲も収録する事になっていたので、そこも踏まえ「どっちの方向性に寄っても似合うアルバムに」という意識で、そこに相応しい言葉として、『PSYCHO MONSTERS』というタイトルを先に出しました。
――メンバー自身も、"PSYCHO MONSTERS"な方々なのでしょうか??
鋲 もう結成から8年以上ずっと一緒に居過ぎてて、そこの感覚はだいぶ麻痺してるんですけど、でも、一般の方から見たら、 かなり「気の狂った怪物たち」じゃないですか?!
この取材前にも、撮影を終えて移動中、この格好で都内某所のマクドナルドに寄ってきたんですけど、俺ら自身は何時もと変わらない感覚で並び、購入してましたからね。
――それは、"PSYCHO MONSTERS"だ(笑)。
ジン 一応、自分でケータイの録画機能を使い、購入している模様をいい思い出として記録しておきました(笑)。
――店員さん、驚いていませんでした??
和己 そこは、さすがマクドナルドさんと言いますか。いろんな方がきっと足を運んでくるんでしょうね。この格好のうちらを前にしても、店員さんは動じることなく、普通に注文をこなしてましたから。
鋲 まぁ、確かにこの格好でいたら昆虫でも食べてそうに思われがちだけどね(笑)。
――先に、鋲さんが『PSYCHO MONSTERS』というタイトルを出してきたとのことでしたが。みなさんは、その言葉をどのように受け止めました??
ジン 『PSYCHO MONSTERS』という言葉を聞いたことから、善くも悪くも「自分がSCREWに持っている表現を」というよりは、「正統派なSCREWスタイルからちょっと枝分かれした方向性での楽曲を狙っていこう」と思いました。実際にアルバムに収録した曲たちも、そうなったと自分では思っています。
一番念頭に置いていたのが、「『CAVALCADE』と『FUGLY』がエレクトロでヘヴィロックな方向性へ進んでいたからこそ、その流れを変えたいな」と、実際に収録した楽曲はどれも、歌詞も曲調も、ストーリー性のある内容ばかりなので。
――エレクトロでヘヴィロックなというイメージに括って表現していくのは、すでにちょっと違うこと?!
ジン もちろん、新曲たちにもその要素はありますけど、それをメインに据えるのではなく、もっとドラマチックな感じを今回は出していきたかったというか。つねに意識は、そこ(ドラマチックさ)へ向けていましたね。
――マナブさんは、『PSYCHO MONSTERS』という言葉にどんな印象を覚えましたか??
マナブ SCREWが作りあげるアルバムのタイトルとして相応しいものだという印象はありながら、自分に関してのアルバム制作時は何時もそうなんですけど、あまりテーマ性に縛られすぎることはなかったです。
――普段から、枠組みに縛られるのは苦手なタイプ??
マナブ 「絶対に縛られない」とまでは言わないですけど、今回の場合は単に、作りたい曲を持っていくようにしました。このメンバーはそれを受け入れてくれるので。そういった面でも、あまり不自由さを感じることのないところがSCREWの良さなんだと思います。
――ルイさんは、『PSYCHO MONSTERS』という言葉にどんな印象を受けました??
ルイ 自分も、その言葉にあまり縛られないようにというか。"PSYCHO MONSTERS"という言葉を、そこまで強く意識はしていなかったです。「意識して制作した面」としてあえて言うなら、似たような曲を持っていくことだけは避けていたのと、シングルで形にするには難しいけど、でも、「アルバムなら、こういう曲調もありだよね」という表情も積極的に持っていったところくらいですかね。
――じゃあ、テーマに寄せて作るとかは…。
ルイ 意識の中にはありましたけど、無理に寄せた作りはし過ぎないようにしていました。今回持ってきた曲たちに関しては、良い意味で、「アルバムのスパイスになる作品たちになれば」という気持ちでいたとは思います。
――実際、ルイさんの持ってきた楽曲が、このアルバムに幅広い表情を描き出す効果を与えています。
ルイ 一つの色に偏らないよう、あえて幅広い表情を持って曲制作をしていったことが、結果的にアルバムの表情を際立たせてゆく効果を与えたので、そこは良かったのかなとは思っています。
――本作の中核を担っているのが、ジンさんとルイさんの楽曲になります。その辺のバランス関係は、どんな風に考えていたのでしょうか??
ルイ 言ってしまえば、「ジンくんの作る楽曲こそがSCREWの王道スタイル」と言うか、「バンドの核となる音楽性を担っているのがジンくんの制作した曲たち」なので、自分はそこじゃない「アルバムの中で何かしらインパクトを放つ楽曲を」という意識で制作していきました。その結果として、収録した曲たちのような、「他のメンバーらの感覚にひっかかる要素を持った曲たちがいろいろ選ばれた」という感じでしたね。
――和己さんなりに捉えた、『PSYCHO MONSTERS』の印象もお願いします。
和己 先に、鋲から『PSYCHO MONSTERS』というタイトルが出てきた時点で、「これは幅広い表情を持ったアルバムになるな」と思えたし。だからこそ選曲会のときも、前アルバムの『SCREW』のとき以上に、"わかりやすさを持ちながらも幅広く"というか、"軸となる色を据えながら、そのうえで枝分かれしてゆく表情を彩り豊かに選んだ"面が、今回は大きかったと思います。
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INFORMATION

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[CD収録曲]
01.Insane Delusion
02.FUGLY
03.SPIRAL OF MISTRUST
04.Burst Forth
05.CAVALCADE
06.mellow
07.evil passions
08.Helter Skelter
09.deadlock
10.絶望の讃美歌
11.忘れたいつかの日...
[DVD収録内容]
01.“SPIRAL OF MISTRUST”Video Clip
02.“SPIRAL OF MISTRUST”Video Clip -鋲Ver.-
03.“SPIRAL OF MISTRUST”Video Clip -和己Ver.-
04.“SPIRAL OF MISTRUST”Video Clip -マナブVer.-
05.“SPIRAL OF MISTRUST”Video Clip -ルイVer.-
06.“SPIRAL OF MISTRUST”Video Clip -ジンVer.-
07.“SPIRAL OF MISTRUST”Shooting Off Shot
【初回限定盤B】
TKCA-74123 / ¥6,296+税 ※豪華パッケージ仕様!
[CD収録曲]
01.Insane Delusion
02.FUGLY
03.SPIRAL OF MISTRUST
04.Burst Forth
05.CAVALCADE
06.mellow
07.evil passions
08.Helter Skelter
09.deadlock
10.絶望の讃美歌
11.忘れたいつかの日...
[DVD収録内容]
“SCREW 8th Anniversary Live
NEVERENDING BREATH AT AKASAKA BLITZ”
~SE~Insane Delusion
01.FUGLY
02.CAVALCADE
03.マスカレード
04.Get You Back
05.ANCIENT RAIN
06.ZOWIE
07.DEEP SIX
08.Barbed wire
09.delete
10.VEGAS
11.S=r&b
12.七色
2大封入特典
●LIVE PHOTOBOOK“SCREW 8th Anniversary Live NEVERENDING BREATH AT AKASAKA BLITZ”
●SCREWちびキャラ PSYCHO MONSTERS×ロゴ クリアポーチ
【通常盤】
TKCA-74127 / ¥3,000+税
[CD収録曲]
01.Insane Delusion
02.FUGLY
03.SPIRAL OF MISTRUST
04.Burst Forth
05.CAVALCADE
06.mellow
07.オブセッション
08.evil passions
09.Helter Skelter
10.deadlock
11.絶望の讃美歌
12.THE ETERNAL FLAME
13.忘れたいつかの日...
SCREW TOUR 2014 INNER PSYCHOLOGICAL WORLD
09月13日(土) 新横浜NEW SIDE BEACH!!
09月15日(月・祝) HEAVEN'S ROCKさいたま新都心
09月21日(日) 柏ThumbUp
09月25日(木) 広島ナミキジャンクション
09月27日(土) 熊本DRUM Be-9 V2
09月28日(日) 福岡DRUM SON
10月03日(金) 札幌COLONY
10月04日(土) 札幌COLONY
10月08日(水) 仙台MACANA
10月12日(日) 名古屋ell FITS. ALL
10月14日(火) 米子laughs
10月16日(木) 岡山IMAGE
10月17日(金) 松山サロンキティ
10月19日(日) OSAKA MUSE
11月03日(月・祝) 新潟BLACK STAGE
11月05日(水) 金沢AZ
SCREW TOUR 2014 INNER PSYCHOLOGICAL WORLD [METEMPSYCHOSIS]
11月16日(日) 渋谷TSUTAYA O-nest
11月23日(日) 渋谷Eggman
11月24日(月・祝) 渋谷TAKE OFF 7
11月30日(日) 渋谷REX
12月06日(土) 渋谷GARRET udagawa
12月07日(日) 渋谷STAR LOUNGE
12月14日(日) 渋谷TSUTAYA O-Crest
12月20日(土) 渋谷CYCLONE
TOUR2014 INNER PSYCHOLOGICAL WORLD[TOUR FINAL]
12月28日(日) 渋谷AiiA Theater Tokyo
※詳細後日発表!!!
その他ライブ情報や最新情報は OFFICIAL WEBSITE、Twitterをご覧ください。
【 SCREW OFFICIAL WEBSITE 】
http://www.pscompany.co.jp/screw/