INTERVIEW

NOCTURNAL BLOODLUST ロングインタビュー 第1回(全4回)  「代えの効かない音楽。それこそがNOCTURNAL BLOODLUSTの芯となる個性。」

NOCTURNAL BLOODLUST

メロディック/ラウド/スピーディ/シンフォニック/メタリック/ハードコア/デス…などなど、様々な音楽性を超絶テクニカルな演奏と歌をもって表現。プログレッシブな魅力を持ったヴィジュアル系バンドのNOCTURNAL BLOODLUST。今年に入り、LIVE DVD『GEARS OF OMEGA』の発売。『Strike in fact』『DESPERATE』『Libra』と3ヶ月連続でのシングル・リリースを展開。6月7日には、新宿BLAZEでのワンマンも決定している。
「stylish wave」関連でも、6月22日に渋谷REXで開催になる「Shock Edge Vol.10-stylish waveへの道-」にゲスト出演。7月から始まる「stylish wave CIRCUIT'14 夏の陣"今宵狂乱"」にも13ヶ所の出演が決まっている。今、ヴィジュアル・シーンに刺激的な風を吹かせているNOCTURNAL BLOODLUST。その魅力をお伝えしよう。

インタビュー:長澤智典
Interview by Tomonori Nagasawa

 

テクニカル/エンターテイメント性。その両方を備えたのがNOCTURNAL BLOODLUSTのメンバーたち。


――まずは、結成の経緯から教えてください。
Masa 僕とCazquiは高校時代の先輩後輩で同じ学校に通っていた関係で、あの頃から一緒にバンドを組んでいた仲。
 当時は、NOCTURNAL BLOODLUSTの基盤となる前身バンドとしての活動。でも、そのバンドを通して目指したい方向性や音楽性が互いに明確だったことから、その理想を求めようと。よりパワーアップしたバンドにしようという想いから、NOCTURNAL BLOODLUSTを結成。そこから理想とするべきメンバーを求め続け、ようやく昨年にこのメンバーが出揃った形でした。

――ヘヴィな音楽性は、最初からNOCTURNAL BLOODLUSTの中にはあったスタイル?!
Masa ヘヴィな音が昔から好きだったし、そういうバンドを演りたい気持ちはズッとあったこと。
Cazqui NOCTURNAL BLOODLUSTを結成しようと思った当時から、「こう成りたい」というバンドの理想像は何も変わっていない。むしろ、その理想像を形作るためにNOCTURNAL BLOODLUSTを始めたようなものなので。

――その理想を具現化してゆくべく今のメンバーたちと出会うまでにも、いろんな変遷があったわけだ。
Cazqui そうですね。今のメンバーが出揃うまでにも、じっくりと時間をかけてきたので。
Daichi 自分が入ったのが、昨年1月のこと。
Masa でも、Daichi自身との関わりはけっこう長くって。お互いに10代の頃からの知り合いだったんで。
Cazqui Daichiも、Natsuも、もともと別のバンドで活動している頃から互いに知っている仲。NOCTURNAL BLOODLUSTは最初に、自分とMasaと尋の3人を中心に、もう一人のギターとドラムの5人編成でスタート。その後2人が抜け、まずは、昔から顔馴染みで対バンもしていたNatsuをドラマーに迎え入れ、一時期はズッとこの4人で活動。同時に、もう1人ギターを入れようと探していました。その後、ちょうどDaichiが加入出来るようになったことから彼を招き入れ、ようやく理想とする形になったわけなんです。

――理想という形を求めるまでには、相応の時間が必要だったんですね。
Cazqui NOCTURNAL BLOODLUST自体が、メンバーは誰でもいいような音楽形態のバンドではないというか。NOCTURNAL BLOODLUSTの持つ世界観を表現出来得るだけの演奏レベルを持っている人自体が、なかなか限られてしまうので。。。
Masa NOCTURNAL BLOODLUSTの場合、演奏だけでなく、求める世界観を完璧に表現出来る人としか一緒に演れないというか。自分たちの理想とするレベルに追いつけない人は、自然とバンドから離れていってしまう。

――確かに、NOCTURNAL BLOODLUSTの求める表現クオリティは、かなりのハイレベルですからね。
Cazqui そうなんです。僕らのライブを観ていただければわかると思いますが。ただ、演奏レベル高く表現出来ればいいわけではなく。テクニカルな要素とステージ・パフォーマンス両面を高い次元で実現出来ないことには、このバンドのレベルに付いていくのは難しいこと。さらに、ただただテクニカルな演奏者だからという枠だけでも通用しない。エンターテイナーとしての振る舞いもしっかり出来る人でなければ、NOCTURNAL BLOODLUSTのメンバーにはなれない。その理想をずっと追い求めていく中、ようやくそれを出来る5人が揃ったからこそ、今は自信を持って「仲間だ」と言えるこのメンバーと一緒に活動をしています。

 

 

 

まさに、運命共同体とも言えるNOCTURNAL BLOODLUSTのメンバー


――メンバー5人とも、付き合い自体はもう長いんですか??
Cazqui 長いですね。お互い別のバンドを演っている時期からの。それこそ、10代の頃からの繋がりだった人たちばかりなんで。
Masa その5人が一つに集結するまで、結果的に時間を要してしまったわけですが。今思えば、「集まるべくして集まったメンバーたちなんだな」という感覚は強いです。

――お互いの音楽性もわかっているし。
Masa そうなんです。

――Natsuさんも、メンバーみんなのことは前々から知っていたわけだ。
Natsu もうNOCTURNAL BLOODLUSTの前身バンドの頃から、ライブで一緒に対バンしていたし。当時、Daichiが演っていたバンドとも演っていたんで。
Daichi そう。5人とも、それぞれの存在自体はずっと知っていたんですよ。
Natsu もっと言うなら、Cazquiは僕の高校の先輩。そのCazquiの先輩がMasaなんで。

――みなさん、ヴィジュアル系も昔から通ってるんですか??
Masa それぞれヘヴィやラウド、ハードコアな音楽性を持ったバンドと同時に、ヴィジュアル系も当たり前に通ってきてるというか。自分がかっこいいと思った音楽ならジャンル問わずに何でも聴いてました。みんな、音楽的な生い立ちが一緒だからこそ、それぞれが視野を広く持って音楽を表現していけてるわけだし。幅広くなんでも呑み込んで表現していける音楽がヴィジュアル系だということもわかっていること。
Natsu 僕やDaichiは、もともと音楽を好きになるきっかけがヴィジュアル系だったように、みんなルーツの一画にヴィジュアル系があるんです。
Cazqui 今でこそヴィジュアル系も形式化したスタイルとして語られることも増えてきましたけど。Masaも言ってたように、もともとヴィジュアル系は「こういう音楽でなければいけない」という枠がまったくないジャンル。とくに僕らが10代の頃ヴィジュアル系に接していたときは、完全にその意識で捉えていました。しかもヴィジュアル系は、人の興味関心を惹きつける要素をたくさん備えている魅力的なジャンル。NOCTURNAL BLOODLUSTの場合、そのサウンド的なテイストから、メタル系のバンドと言われることも正直すごく多いんですけど。その括りだけに納まるようなバンドでは決してない。だからヴィジュアル系こそ、それを一番全力で表現できる場なんだとすごく思っています。

――個人的に気になったのが、NOCTURNAL BLOODLUSTにはシンフォニックな色など北欧メタル系の要素も入っていることなんです。
Cazqui 僕らみんな、ヘヴィロックやハードロック、スピードメタルから北欧系のメロディックなメタル音楽まで幅広く通って来ているように、それらの要素をひとまとめに表現していくと、そういう音楽性も自然に出てくるのは当たり前かなとも思っています。
 このメンバー、「この音楽しか認めん」という頑固に固執した人は一人もいない。むしろ、いろんな音楽性を柔軟に取り入れ表現していきたいメンバーばかり。なので、こういう幅広い表現の出来るバンドになったんだと思います。実際に演奏を聞いてもらえれば、一人一人の音楽面でのエッセンスも、それぞれの曲の中から感じてもらえるはずですから。

 

 

 

代えの効かない音楽。それこそがNOCTURNAL BLOODLUSTの芯となる個性。


――様々な音楽性を柔軟に取り込んでゆくNOCTURNAL BLOODLUSTですが。その中にも、「ここだけは讓れない」という芯となる音楽性もあるわけですよね。
Daichi 「NOCTURNAL BLOODLUSTらしさ」という神髄はしっかり持っています。それがあったうえで、新しいエッセンスを加えていくのが、今のNOCTURNAL BLOODLUSTとしての表現スタイルなんで。

――その芯となる部分が、メタリックかつラウドな表情?!
Cazqui そうです。
Masa メタルやハードコア系の音楽を演っている人たちの場合、どうしてもその枠のみに固執してしまう傾向がある。でもNOCTURNAL BLOODLUSTの場合、ヴィジュアル系という精神的な特性もあるように、「いい」と思ったものを全部呑み込んで表現していける柔軟性を当たり前に備えている。それが、結果的に「NOCTURNAL BLOODLUSTの持つ独自性」にも繋がってきている。
 別の捉え方をすれば、真似しようとしてすぐに出来るバンドでもなければ、メンバーが1人や2人変わっても変化のない音楽性でもない。つまり、このメンバーでなければけっして表現の出来ない。「他には代えの効かない音楽」を演っているのがNOCTURNAL BLOODLUSTなんですよ。だからこそ、そこをいろんな人たちが評価してくれているわけだし。そここそが、NOCTURNAL BLOODLUSTとしてのオリジナリティを確立している大きな部分だと思います。
 

第1回|第2回|第3回|第4回
 

   INFORMATION   

 

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2014年6月の特集アーティストとしてロングインタビューを先行配信&ここでしか見れないミニテーマインタビュー・撮り下ろしフォト・動画を随時配信!
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<<3ヶ月連続リリース第三弾!『Libra』ON SALE!!>>

 

2014.05.28 RELEASE / ¥2,000 (Tax in) / NCBL-10
[収録曲]
1. Gravity
2. Libra
3. améthyste
4. Dysphoric Torment

 

取扱店舗:全国タワーレコード/ HMV / 新星堂 / Like an Edison / 自主盤倶楽部
Brand X / ZEAL LINK / little HEARTS / Amazon / ピュアサウンド
Neo Wing / disk union / CROSSCAT / fiveStars 他 全国CDショップにて

 

 

NOCTURNAL BLOODLUSTが遂に、全国・8大都市でのワンマン公演敢行を発表。
ファイナルの東京・リキッドルームでは、より大暴れしたいというファンの期待に応え、なんと客席後方に特設スペースを設けるとのことだ。超エクストリームかつ前代未聞の光景が目の当たりに出来るであろう。

8大都市 ONEMAN TOUR '14 「THE IMPERIAL RULER」
11月08日(土) HooK SENDAI
11月09日(日) 新潟 GOLDEN PIGS BLACK STAGE
11月15日(土) 岡山 CRAZYMAMA 2nd Room
11月16日(日) 福岡 DRUM SON
11月22日(土) 広島ナミキジャンクション
11月24日(月・祝) OSAKA MUSE
12月06日(土) 名古屋 Electric Lady Land
12月19日(金) LIQUDROOM ebisu


◎オフィシャルHP先行予約受付中!
エントリー期間:2014.6.16(月) 12:00 ~ 2014.6.30(月) 18:00
お申し込みの詳細はコチラからご確認ください!

 

 

 

Shock Edge Vol.10 -stylish waveへの道-
6月22日(日) 渋谷REX
開場:16:30 / 開演:17:00
出演:NOCTURNAL BLOODLUST(ゲスト)/ GIGAMOUS / REIGN / レイヴ / Chanty / LOUD GRAPE 前売¥3,200 / 当日¥3,800 DRINK¥600

★一般チケット発売中!
ライカエジソン東京店 TEL:03-3369-3708
ZEAL LINK店頭 TEL:03-5784-9666
ローソンチケット TEL:0570-084-003(Lコード:71437) [チケット購入ページ]
イープラス [チケット購入ページ]
 

 

 

stylish wave CIRCUIT'14 夏の陣 "今宵、狂乱" 出演!!

7月06日(日) 柏PALOOZA
7月12日(土) HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
7月19日(土) 長野CLUB JUNK BOX
7月21日(月・祝) 高崎CLUB FLEEZ
7月23日(水) HEAVEN'S ROCK 宇都宮VJ-2
7月24日(木) 仙台darwin
7月27日(日) 札幌PENNY LANE24
7月30日(水) 新潟GOLDEN PIGS RED STAGE
7月31日(木) 金沢AZ
8月02日(土) 名古屋E.L.L
8月03日(日) 京都MUSE
8月05日(火) 岡山IMAGE
8月07日(木) 福岡 DRUM Be-1
8月10日(日) 大阪BIG CAT
■チケット情報
前売¥3,700- / 当日¥4,200-(税込・D代別)

 

 

stylish wave EXPERIENCE~夜明け前の殺陣~
8月29日(金) 渋谷REX
開場:16:00 / 開演:17:00
出演:NOCTURNAL BLOODLUST(ゲスト)/ アルルカン / Blitz / LUCHe. / AvelCain / レイヴ
前売¥3,500 / 当日¥4,000 DRINK¥600
 

 

 

その他ライブ情報や最新情報は OFFICIAL WEBSITE、Twitterをご覧ください。

【 NOCTURCNAL BLOODLUST OFFICIAL WEBSITE 】
http://www.nocturnalbloodlust.com/