現在、ワンマンツアー「神様の気まぐれ」を実施中のthe Raid.。ツアーのファイナルは、結成8周年記念公演にも重ね合わせ、7月27日に服部緑地野外音楽堂で実施。さらに、GRAND FINAL公演を、bo_yaのバースデーとも重ね11月4日に豊洲PITで開催する。

今回はthe Raid.の中からドラムの一陽とベースのテンシが登場。2人だけでのインタヴューは今回が初。2人だからこその話も含め、一陽とテンシの言葉に耳を傾けていただきたい。

 

カズちゃんピンになって頑張っている姿は、僕には出来ないことだから本当に尊敬しています。

 

――テンシくん、何時も一陽さんを尊敬の眼差しで観ていません?

テンシ　その通りっすね。尊敬してやまないです。

一陽　それ、なんかの振りっすか??

 

――だってテンシくん、よくtwitterに「俺は一陽のことを尊敬している」というニュアンスのことを書いていますよね。

テンシ　あっ、そんな感じのことを書いていますね。一陽は、the Raid.の広報担当…でもないですけど、つねに先に立って何事も行動する担当というか。街の中に出ていってビラ配りや街の掃除などをしながらいっぱい宣伝をしてくれている人。とくに、カズちゃんピンになって頑張っている姿は、僕には出来ないことだから本当に尊敬しています。

 

――自分は出来ないことをやってくれているのが、一陽さんだ。

テンシ　そういうことですね。

 

――やはり、一陽さんのことはリスペクトしているんですね。　　　　　　　　　　　　　　　　　

テンシ　僕には出来ないことをやっているように、そこはリスペクトと言えばリスペクトになりますね。

 

――一陽さん、テンシくんのその声は嬉しいんじゃないですか?

一陽　嬉しいというか、メンバーらの期待に応えるようにという気持ちはもちろんありますけど。自分がthe Raid.の宣伝をすることで、少しでもthe Raid.のことを知ってもらうきっかけになるのであれば、もっともっと頑張らなきゃと思っていれば、まだまだ安心はしてないです。

 

――テンシくんは、一陽さんのその一生懸命さを尊敬するようになったわけだ。

テンシ　そうなんです。それは、最近になってからかも知れないです。

 

――えっ、最近なんですか?

テンシ　今のthe Raid.は、以前と比べたら忙しさにだいぶ拍車がかかっているんですけど。休みなんてまったくない状態だから、時間が生まれたら少しはゆっくりしようとするじゃないですか。なのに一陽は、いくら体力的にきつかろうと、街中に出て宣伝活動を精力的にやっていく。同じメンバーのように、体力のしんどさをわかっているからこそ、身体に鞭打って頑張っている最近の一陽のことは、本当に尊敬しています。

 

――the Raid.のメンバーは、みなさん本当に日々忙しく動いていますからね。一陽さん自身は、少しでも時間があるならカズちゃんピンとしての宣伝活動も積極的に行っていきたいわけだ。

一陽　そうなんです。実際にやり出して感じていることが、たとえthe Raid.のライブやインストアイベントには参加していなくとも、the Raid.という名前を知っている人たちが本当に多くなってきたなということ。とくにカズちゃんピンの恰好で宣伝をしているとすごく目立つじゃないですか。しかも、それを僕は何年もやり続けてきた。

僕自身は、「継続は力なり」という言葉を信じてやってきたことですけど。その言葉通り、最近になって認知度が一気に上がってきた。音楽自体はもちろんですけど、バンド名だって口コミで広がっていくのが一番の強みだと僕は思っていること。まして、the Raid.は完全自主制作で活動しているように、一般の人らの口コミこそが一番の力になっていく。それを実感しているからこそ、隙あらば行動という気持ちは常に持ち合わせています。

 

――twitter上にも、一陽さんの精力的に活動している様を映したツイートがよく流れてきますからね。

一陽　あっ、観てくれているんですね。

 

――いろんな人たちがリツイートしているから、自然に目に入っちゃいます(笑)。

一陽　でも、ありがたい話ですよね。そうやって、まだthe Raid.のことを知らない人たちの目にも触れているんだと考えたら、良いアピールになっているなと嬉しくなっちゃいます。だからこそ、つねにみなさまの目に映るように行動をしていこうという気持ちにもなりますからね。

 

 

 

普段から2人っきりになるときは意外と多いかも知れないです。ただし、こいつは車の中いるときはほとんど寝ています(笑)。

 

――一陽さんとテンシくんの2人は、一緒に行動することの多い関係??

テンシ　けっこう多いっすね。

一陽　メンバーの中では一番多いかも…。

 

――地方に行くと、一緒に飯呑みもしているんですよね。

一陽　するっちゃ、するね。

テンシ　そうですね。

 

――気がついたら一緒に行動していることが多いわけだ。

一陽　そうっすね。都内で活動をしているときだって、仕事終わりでメンバーを送っていくときも、送る順番や場所的にテンシを送り届けるのが一番最期になることが多いように、普段から2人っきりになるときは意外と多いかも知れないです。ただし、こいつは車の中いるときはほとんど寝ていますけどね(笑)。

テンシ　僕、移動中は寝て体力を保つと決めてるんで。

 

――とくに会話は?

テンシ　それはない。

一陽　一緒の空間にいるというだけで、とくに会話とかないっすね(笑)。

 

――そのぶん、地方で一緒に行動も?

一陽　それも、最近は減りましたね。それは、避けてるとかそういうんじゃなくて、物理的に無理なんですよ。

テンシ　暇も、時間もないからね。

一陽　そう。今は、ライブを終えたらすぐに次の街へ移動し、着いたらすぐに仮眠をして、朝からその日のインストアのためのメイクを始めてという日々の繰り返し。たとえ翌朝時間があっても、移動して着いたらかなり遅い時間になることが多いように、すぐに寝て睡眠を取っているように各地を味わう時間もない状態。ちょっと前までは、その時間があったから、たまに呑めるメンバーだけで呑んだりもしてたんだけど、今は、正直そんな余裕もない状態。むしろ、都内にいるときのほうが時間的な余裕はあるかも知れないですね。

テンシ　確かに、前までは地方のほうが時間の余裕がありましたね。

一陽　でも最近はね、たとえ翌日にインストアやライブがないとしても、ライブ後にアウトストア・イベントを行ったりもしているように、時間に余裕はぜんぜんないです。まぁ、それだけthe Raid.が求められているという証なんで、とてもありがたいことなんですけどね。

 

――でも、精神的にどこかで抜かないと心が参ってしまいません?

一陽　今は、気持ちを抜くタイミングが寝れるときだけなんですよ。多少時間があったとしても、外に出ようかなと思う間もなく、身体が疲れているのか、ホテルへ着いたらすぐに寝ちゃうというか。今は、寝れる時間はすごい貴重なんで。

 

――とくに一陽さんは、ズーッと運転もしているわけですからね。

一陽　そこでの体力配分は考えてかないと。無茶して、逆にファンの人らを心配させたら意味ないんでね。

 

――テンシくんも、時間に余裕があるときは自分の体力キープに費やしている形ですか?

テンシ　そうですね。移動のときは極力寝て体力の回復につとめています。僕は移動しながらパソコン作業をしていると車酔いするんで、大概寝ています。

 

――えっ、他のメンバーは??

テンシ　由羽さんやbo_yaさんは、移動中もよくパソコンで曲制作をやっています。僕もそれをやろうとするんですけど、すぐに車酔いしてしまう。なので、寝て体力を保存しています。

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※第2回は5月15日(水)更新予定。club Zy.チャンネルでは5月10日から先行配信！

 

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