INTERVIEW

首振りDolls マンスリーインタビュー 第10弾 【gremlins×首振りDolls対談】第1回(全4回) ナオ「逹瑯さんって、本当にすごい人だなって直接お話しさせて頂くようになって実感しました。ライヴも本当にすごいし、人柄も本当に大好きです。」

首振りDolls

 

 10月29日に新木場STUDIO COASTで行われたMUCCとミオヤマザキとの対バンで、自身最大規模となるキャパでのライヴを経験した首振りDolls。これまでにない景色の中で、彼らは何を感じ、何を掴み取ったのだろう? 

 更にその後、彼らは11月5日に土屋アンナとの対バンでも多くのファンをロックンロールの世界へと誘い、最高の景色を作り上げた。

 そして! 11月12日、ナイトメアの柩のソロプロジェクトであるgremlins(メンバーはギターボーカルHits、ドラムKNZ。サポートギター美月、サポートベースChiyu)との対バンも決行!(※11月20日にも同会場にて対バン。東京・青山 RizM OPEN 18:00 / START 18:30 青山 RizM:03-6804-5925   出演:gremlins / 首振りDolls)

 マンスリーインタビュー 第10弾は、MUCC逹瑯、ミオヤマザキのmio、takaとの鼎談に続く、Hits(柩/ナイトメア)とKNZ(KENZO/BVCCI HAYNES、彩冷える)との鼎談をお送りします。

Interview:武市尚子

 

逹瑯さんって、本当にすごい人だなって直接お話しさせて頂くようになって実感しました。ライヴも本当にすごいし、人柄も本当に大好きです。(ナオ)

 

――今回はgremlinsHitsKNZをお迎えしております。

ナオ:よろしくお願いします! 緊張しております。

Hits:え? 大丈夫でしょ、もう(笑)。だって、逹瑯さん(MUCCのボーカリスト逹瑯)と対談してたでしょ? もうね、怖いものないから(笑)。

ナオ:逹瑯さんとお話ししていると、完全に逹瑯さんのペースに持って行かれますからね(笑)。

Hits:そそそ! 完全に持って行かれるよね(笑)!

ナオ:はい(笑)! でも、本当に可愛がって頂いていて、感謝しかないです。逹瑯さんって、本当にすごい人だなって直接お話しさせて頂くようになって実感しました。ライヴも本当にすごいし、人柄も本当に大好きです。お話ししていると、いつしかいっぱい引き出して頂いていております(笑)。

Hits:そう! 振り回されたあげく、引き出されちゃうんだよね(笑)。

KNZ:あははは。それはね、もう確信犯だから(笑)。

ナオ:いやいや、本当に、ラジオにも呼んで頂いたんですけど、逹瑯さんの話術は素晴らしいなと、ただただ感動しました!

Hits:絶対に口では勝てないからね(笑)。あれは洗礼だから(笑)。でも、ウチらは全然大丈夫だから緊張しなくていいからね(笑)!

KNZ:遠慮なく。

Hits:共通点ってあるのかな?

 

――どうかな? 聴いてきた音楽とかはどうなんだろ?

Hits:俺の最初はチャゲ&飛鳥だからね。

一同:意外!

KNZ:逆にめちゃくちゃエモいけどね!

Hits:最初、何?

ショーン:え、あ、俺は、ドラマ『愛をください』の中で、菅野美穂さんが自分の役だった蓮井朱夏名義で、辻仁成さんの「ZOO」を「ZOO 〜愛をください〜」という歌として歌っていたんですけど、それがたしか初めて買ったCDでした。

KNZ:めちゃくちゃコアなとこだね!

ショーン:はい。すごくいい曲だなぁって思ったんですよね。

ジョニー:あ、菅野美穂ヴァージョン、俺も持ってた! 親が好きで見てて。たしか8センチシングルだったよね?

ショーン:そうそう!

ナオ:すごい、そこに食いつくとは、ジョニー(笑)! 音楽ってすごい! 普段人見知りであんまり話さないジョニーとショーンがいっぱい喋ってる(笑)!

Hits:あははは。そうなの(笑)? それなら良かった。

KNZ:でも、音楽にハマるキッカケってそんなもんだよね。俺もそういう意味で言ったら、エキセントリック少年ボウイだったもん。『ダウンタウンのごっつええ感じ』から知って。近藤真彦「ミッドナイト・シャッフル」もそう。『銀狼怪奇ファイル〜二つの頭脳を持つ少年〜』のオープニングテーマからだもん。ドラマ見てて。

Hits:ドラマってすごい影響力だよね。(ライターに向かって)てか、世代違うから絶対違うでしょ(笑)? 何だった?

 

――世代違うからは余計だわ(笑)! 

KNZ:主題歌とかない時代でしょ。あれ? テレビあった?

 

――ありました! インタビュー中にライターに絡むとか、後輩に悪影響だからやめてもらえるかな(笑)?

ナオ:勉強になります。

 

――そんなとこ勉強しなくていいから! 

Hits:これも洗礼だから(笑)!

 

――……。藤井フミヤの「TRUE LOVE」とかじゃない? 『あすなろ白書』の主題歌。

Hits:絶対サバよんでる(笑)。

 

――よんでない(笑)。

Hits:まぁ、何歳のときにそれを聴いてるかって違いもあるからね(笑)。また、自分のそのときの状況がその曲聴くと蘇るんだよね〜、鮮明に。そう思うと世代とか関係なく音楽って共通言語みたいなもんだよね。

ナオ:たしかにそうですね。音楽の力ってすごいと思います。私も同年代の人とはなかなか話し合わないですからね、古い音楽が好きだったりするので、音楽の話は歳上の人とする方が盛り上がりますね。

KNZ:あー、そういうのはあるよね〜。でも、時代と音楽っていう意味でいうと、Mr.Childrenとかサザンオールスターズとかもドラマの印象が強かったなぁ。玉置浩二の「田園」とかね。そこらへんは俺たち世代だね。

ショーン:あ! それ『コーチ』ですね! 野球のドラマ!

Hits:あ〜! 懐かしいねぇ〜!

KNZ:MOON CHILDの「ESCAPE」とかも流行ったよね。みんな歌ってた。

ジョニー:『ロングバケーション』の主題歌だった久保田利伸の「La La La Love Song」とかもドラマからのヒットでしたよね! 親がめちゃくちゃ好きでした!

KNZ:「La La La Love Song」ね! うんうん。よくカラオケで歌うよ! 今もセットリストには必ず入ってるからね。

 

――セットリスト!?

KNZ:そう。カラオケの自分セットリスト。アンコールくらいにいつも入れてるね。

ナオ:あははは。絶対盛り上げる系のやつですね。

KNZ:そうそうそう(笑)。

 

――あれ? でもHitshideさんがルーツなんじゃないの?

Hits:そう。ロックという意味ではね。でも、hideさんのロックって、ハードでありながらも、すごくポップなロックだからね。

KNZ:そう。やっぱ激しさの中にもポップさってのは必須なんだと思うよ。hideさんもたしかKISS好きなんだよね。

Hits:そう。だからね、あんまりヘヴィな感じなロックは通ってないんだよね。

KNZ:俺は結構ヘヴィなとこも掘ったけど、基本ポップなロックが好きだから、自分が曲を作るときも自然とそうなるんだよね。gremlinsを体現する音もポップな方がいいなと思ったから。

ナオ:見せ方的なところは、どんな風に考えているんですか?

KNZ:他に無いもの作りたいねって話して。Hitsも俺も映画が好きだから、そこも絡めて特殊メイクとか施しちゃおっかって発想だったり。

Hits:そう。本当に思い付きをどんどん形にしてって今がある感じ。特殊メイクとかしてたのは、最初のアルバムとその次のアルバムの2枚くらいだったけどね。

ナオ:すごーい! 特殊メイクってどれくらい時間かかるんですか!?

Hits:プラス1時間くらいだったかな。角生やしたり、耳をちょっと尖がらせたりするくらいだったからね。

KNZ:そうそう。顔全体が特殊メイクってことではなくね。薄いコンドームみたいな素材のものを足すみたいな。

 

――首振りDollsも時々角生えるけどね、ジョニーの頭に。

Hits:あ、そうなの!?

ジョニー:あ、いえ、はい。キメポーズです。手動で(笑)。

Hits:手動で!?

ジョニー:はい。自分の指を頭に立てるだけです(笑)。

KNZ:あ、そういうこと(笑)!? めちゃめちゃ手動だね(笑)。やっぱね、ライヴはエンタテイメントじゃなくちゃね! KISSみたいにさ。

ジョニー:おぉぉぉ!(前のめり)

ナオ:きたっ! ジョニーの大好物なKISS話!

第1回第2回第3回第4回

 

 

【首振りDollsプロフィール&ニュー情報】

 

■New Release

首振人形症候群〜REVISITED盤〜発売決定!

 

 インディーズ時代、発売から数日で完売し、幻と化していた首振りDolls初のアルバムプレミア音源『首振人形症候群』がREVISITED盤でリリース!

リマスターされたアルバム収録曲はもちろんのこと、未公開音源や新録音源を含む17曲の大ボリューム!!

¥3,000(税込)2019.12.16(月)発売

 

収録曲

01.teenage、02.ニセモノ、03.白糸、04.首輪、05.鏡地獄、06.赤糸、07.籠の鳥、08.ミナミ、09.嫌ダ!!、10.カンチガイ、11.タイムマシーン 【未公開過去音源】12.被害妄想 【新録音源】13.NO! NO! NO!、14.RAD、15.ニセモノpart2、16.リトルサマーベリーオレンジミルク、17.アンジェリーナ

 

 

首振りDolls『アリス』

絶賛発売中!

 

KICS-3800/¥2,700+税/KINGRECORDS

詳細:http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=45515

 

<収録曲>

01.唐紅

02.カラリカラマワリ

03.PSYCHO CLUB

04.黒い太陽

05.産声

06.ティーネイジ~new dolls ver~

07.lazy

08.ホール

09.BROWN SUGAR

10.地獄に堕ちた野郎ども

11.INU

12.シャボン玉

13.星くずのメロディ

14.ティーンネイジャーアンドロックンロール

 

ジャケットのアートワークは、『デスコ』『BAMBi』『SOIL』という数々の人気作品を手掛け、最新作として手塚治虫の名作『どろろ』を大胆にアレンジした『サーチアンドデストロイ』が話題となっている人気漫画家のカネコアツシ氏! 

最新作『サーチアンドデストロイ』待望の第2巻(発売元はマイクロマガジン社)が10月5日に発売! 巨匠・手塚治虫の名作『どろろ』を原作に、鬼才・カネコアツシが大胆に再構築した、怒りと革命の物語!  

 

 

<カネコアツシ>

マンガ家。著作『BAMBi』『SOIL』『Wet Moon』『デスコ』など。

最新作は手塚治虫『どろろ』のトリビュート作品『サーチアンドデストロイ』(マイクロマガジン社『テヅコミ』連載)。

イラストレーターとしてもCDジャケットなど数多くの作品を手掛ける。

オムニバス映画「乱歩地獄」の一編「蟲」(原作/江戸川乱歩 主演/浅野忠信)では脚本、監督も務めた。著作はフランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語等に翻訳され、出版されている。

『Wet Moon』フランスBD批評家協会賞2014アジア部門グランプリ受賞。『SOIL』サンマロ文学祭GRAND PRIX DE L’IMAGINAIREマンガ部門グランプリ受賞。アングレーム国際漫画祭2012、2013、2015ノミネート。『デスコ』文化庁メディア芸術祭2015審査委員推薦作品選出。

 

 

 

●【首振りDollsプロフィール】
Dr/Voナオ、G/Voジョニー・ダイアモンド、Bショーン・ホラーショー。2012年1月結成。爆発的成長を続ける今最も危険な3人組。ドラムボーカルをフロントとしたスリーピースバンドであり、昭和歌謡やガレージロックをルーツとしたナオの個性に、初期パンクやハードロックをルーツとするジョニーの作曲センスとファンキーかつグルーヴィな楽曲をルーツとするショーンの要素が融合し、独自でジャンルレスなサウンドを築き上げている。何処にもない肌触りを武器とする首振りDollsのライブは、楽曲の良さはもちろんのこと、ジョニーとショーンのテクニカルなプレイとアグレッシブなパフォーマンスも見どころとされ、ホラーテイストなメイクとド派手でシアトリカルな表現に乗る捻じ曲がった感情を吐き出すようなナオのドラムと歌唱も、ストーリー性の高い舞台を見ているようだと好評を博している。叩き上げのバンドらしい、太くド派手な、懐かしくも新しいロックンロールは必聴。2018年4月25日にキングレコードより『真夜中の徘徊者〜ミッドナイトランブラー』でメジャーデビューし、同年12月にショーン・ホラーショーを迎え新体制となる。2019年5月22日に新体制初となるニューアルバム『アリス』をリリース。

 

Official Site 

首振りDolls公式キャラクター〝ギロちん〟誕生!

オフィシャルツイッターはこちら https://twitter.com/girochin_

 

最新MV


 

 

●【ライヴ情報】
 

11月20日青山RiZM(gremlins/首振りDolls)

11月24日代々木labo(FREE ONEMAN SOLD OUT)

11月26日ロックンロール以外は全部嘘(ACOUSTIC ONEMAN)

11月29日札幌CrazyMonkey(THE SLUT BANKS/スキッツォイドマン/首振りDolls)

11月30日札幌CrazyMonkey(THE SLUT BANKS/スキッツォイドマン/首振りDolls)

12月16日下北沢GARDEN(首振人形症候群レコ発 ONEMAN)

12月19日小倉Mr.LEFTYS(ACOUSTIC ONEMAN)

12月20日小倉FUSE(ONEMAN)

12月22日大阪 堺FANDANGO(ONEMAN)

1月17日名古屋CLUB ROCK'N'ROLL(ONEMAN)

1月18日大阪大きな輪(ACOUSTIC ONEMAN)

1月19日大阪味園ユニバース(イベント出演:ストロベリーソングオーケストラ主催 怪帰大作戦~闇堕六道巡り)

1月20日大阪Bigtwin Diner SHOVEL(ONEMAN)

1月29日池袋LiveGarage ADM(スキッツォイドマン/赤いくらげ/首振りDolls)