INTERVIEW

Vijuttoke20年6月号「ベル」インタビュー

Vijuttoke
ベル

ベル HP

L→R Bass.明弥 / Guitar.タイゾ / Vocal .ハロ / Guitar.ルミナ / Drums.正人

 

真体制5人でのベルの革新の1枚「乙女劣等行進曲」堂々完成
STAY HOMEの今だからこそ聴き込み必須!!!


■ベルにとってこの1年はまさに激動だったのではないでしょうか?

正人:去年の春からと考えると激しすぎるくらいの一年でした。

明弥:その中で新しい出会いや発見もあったのでバンドとして一皮向けた気がします。

ハロ:ルミナとタイゾを正式メンバーとして口説くのに時間は掛かりましたが狙った通りの1年だったと思います。コロナ以外は。

 

■昨年ルミナさん加入の時の反応や反響をどのように感じていましたか?

ルミナ:僕自身、活動中のバンドに入るのは初めてで、すんなり受け入れてくれない事は覚悟していました、でも自分の予想以上に凄く暖かく迎えてくれました。

明弥: 関係者からもファンの子からもナイス人選って多くの声を頂きました。

ルミナ:むしろありがとうございますって言ってもらえる事も多くて、期待を裏切りたくないって気持ちが凄く強かったです。前のバンドから僕の事を応援してくれる子達は僕と同じように最初は不安な気持ちもあったと思います。でも、ベルのファンとメンバーのウェルカムな雰囲気のおかげで、すんなり馴染めた子も多いと思います。
 
ハロ:とてもウェルカムな雰囲気で嬉しかったですね。

 

■そんなルミナさん加入後にリリースになった「解体新書」では新しい4人でのベルをどのように表現できたと感じていましたか?

ルミナ:加入以前に聞いていたベルのイメージを崩さず、プラスで新しい要素をたくさん取り入れられたと思います。

ハロ:「解体新書」は攻めの姿勢で、より深くベルや個人を掘り下げられたと思ってます。全員作曲など新しい挑戦もできたし、新作の「乙女劣等行進曲」にもそれが活きていると思います。

明弥:よりマニアックなアレンジも入れましたし。

正人:ライブが強いバンド、ライブに行きたくなるバンドを目指しているのでそれが上手く表現出来たと感じています。

 

■その後すぐにタイゾさんの加入が発表されるわけですが加入の経緯を教えてください。

ハロ:タイちゃんは去年の周年ワンマンツアーで全公演サポートGt.として全国を一緒に周ってくれたんですけど、とにかくベルの楽曲とタイちゃんの相性がいいなって思っていました。それでツアー中ずっと一緒に過ごしていく中で人柄を知って、食の趣味が合うことも知って、ですね。でも最終的にはルミナの「タイゾさん誘いましょうよ!」って言葉が誘うにあたっての決定打だったかな。
 
ルミナ:僕が加入発表をしたキネマ倶楽部でのLIVEで初めてタイゾさんのギターを間近で聞いて、一目惚れしました。その日の打ち上げでその事を伝えて朝の10時頃まで帰さなかったのが良い思い出です。笑

 

■タイゾさん的にはベル加入の決定打はどのような部分なのでしょうか?

タイゾ:  細かい理由はいっぱいあるんですけど、大きな理由としてはベルの音楽や表現が好きという事とメンバー全員が俺とやりたいと言ってくれた事ですね。1人でも反対意見があったら加入してなかったです。

 

■「愛と免罪符」のMVでもう仕掛けがしてあったという事はその時点でタイゾさんが加入するのは決まっていたと?

ハロ:決まっていませんでした。誘ってはいたけど正式な返事はまだもらえてなかったので、タイちゃんが入ったらこういう仕掛けを作りたいんだっていうのを元々話していて、MV公開直前に一緒にやることが決まったので急いでMVにMARTHの素材を入れました。
 

■5人で音を出してみた時の感覚を教えてください。

明弥:びびっーときました。あと高校生の頃みたいに理屈とか関係なしに音を出している時間が楽しかった。

タイゾ:人生初のツインギターだったので音が霜降り肉の様にジューシーでした。

 

■そして5人体制初の音源「乙女劣等行進曲」がリリースになりました。ツインギター体制での音源作り。まずは2人のギタリストにそれぞれのこだわりを教えて欲しいのですが。

ルミナ:解体新書の時は弾くギターを考えたのですが、今回ツインギターになった事で、自分本来が目指す部分である、ライブパフォーマンスを考えてのギターを入れました。タイゾさんが入ってくれた事によって、ベルでやりたい事が思いっきり表現できるので、これから凄く楽しみです。

タイゾ:ギターアレンジする上での役割分担としては自分が結構細かいフレーズ担当でルーミーがシンプルなフレーズ担当という形で今回は進めました。自分個人のこだわりとしては昔からなのですが演歌でいう拳が効いてるというか、感情の起伏が見えるギターをプレイしてます。

 

■出来上がった音源を聴いて5人体制での1枚はどんな1枚になったと感じましたか?

正人:過去のベルと未来のベルが混ざりあった現在のベルを表現できていると思います

ハロ:攻めと哀愁のバランスが最強、これはうちにしか出せない世界観。

ルミナ:バランスが良いけど普通じゃない、ベルだからできる曲達だと思います。余談ですが今まで以上に難しい曲達に仕上がったので、そこも凄く刺激的です。

 

■真体制のベルはすでに完成したと?

明弥:いえいえ!今作はある意味デビュー作品ですから、大事なとこは残しつつももっとかっこいいこともしたいです。

 

■今作には早速タイゾさん作曲の楽曲も収録されていますよね?タイゾさん的には「ベル」というシーンの中でも楽曲のジャンルをイメージされやすいバンドで自分らしさを表現しながら作曲するのは大変でしたか?

タイゾ:元々ベルが持っている「歌謡曲」だったり「レトロ感」的な所は自分の音楽ルーツで重なる部分が多かったのでアイデアが溢れまくってきて逆に大変でした。
 

■ベルの皆さんはタイゾさんの楽曲を聴いたり、プレイしたりする中で芽生えてくる感情はあったりしましたか?

ハロ:去年のワンマンツアーの時から思っていたことだけど、ギタープレイの繊細さとステージの大胆さがめちゃくちゃ好きなんですよ。

ルミナ:デモ段階の時からめちゃくちゃ痺れました。今回収録される曲意外にもいくつか候補があったのですが、どれを入れるか迷うほど他の曲も魅力的な曲ばかりでした。

明弥:昔から自分の曲より人の曲でプレイする方が気合が入るって癖があるので。笑 まぁ単純にベースのことだけ考えられるから集中できるというのもあるんだけど、特に気合をいれました。

正人:曲も良いし、なによりプレイがカッコ良いです。流石の一言ですね。

 

■ハロさん的にタイゾさんの楽曲に歌詞を載せるときはいつもと違う感覚でしたか?

ハロ:すんなり載せられたんですよ。2曲ともベルで描いてこなかったテーマの歌詞だったのですが、デモを聴いた時点でコップから水が溢れるようにイメージが湧いてきました。

 

■タイゾさん加入後コロナ禍の中であまりLIVEができていませんよね?延期になってしまっているワンマンツアーが開始されたらどんな風にオーディエンスと一体感を作っていけると感じていますか?

ハロ:コロナのお陰で自粛期間に色々とスキルアップもできたと思うし、培ってきた5年間があるのでそれについては何の心配もしてないですね。

ルミナ:僕たちも予想外の出来事で凄く悔しい思いなのですが、楽しみにしてくれていたファンの子達も凄くショックだと思います。今後どうなるかまだわからない状態ですが、一刻も早く気持ちよくステージに立ちたいです。そして新体制のベルのLIVEを直接体感してほしい。延期になってしまった分、新体制ベルのLIVEをめちゃくちゃ期待して待っててください。

タイゾ:今までLIVEを我慢してたフラストレーションをファンの皆と一緒に爆発させて盛り上げていきたいですね。

明弥:必ずいいライブをするし、この期間があったからこそよりお互いを必要とすることに気づけたと思うんですよね。だからこれまで以上に一人一人のファンの子の気持ちに寄り添って音を奏でていきたいです。

正人:仮に完璧にコロナが収まったとしたら、3蜜のノーソーシャルディスタンスの精神で一体感を作ろうと思います。
 

■ズバリ5人体制のベルの魅力とは?

ハロ:ライブですね。5人になってステージの華やかさも増したし音圧もぐっと上がりました。

ルミナ:LIVE感です。この5人は間違いないと確信できるほど凄くバランスが良いです。一人一人の得意分野を最大限に生かせると思っています。

タイゾ:音的にも視覚的にも役割分担がしっかりされている所ですかね。これに関してはLIVEをやっていく内により濃くなってくると思います。

明弥:いいライブをしていい酒を飲む。そんなグルーブが作れるバンド。

正人:みんな違ってみんな良い。但し向いている方向はみんな一緒。それが魅力です。

 

■ありがとうございます。最後にコロナ禍でLIVE参戦できずにいるVijuttoke読者にメッセージをお願いいたします。

ハロ:いつの日か歴史の教科書にコロナのことが載ると思うんです、そんだけ大きな災害でした。沢山悲しい思いや悔しい思いをした分、これが終わったらまたライブハウスで沢山会えたらいいなと思います。

ルミナ:今、一度も経験した事のない程世界が大変な状況ですが、いつか終息する日の為に僕達はしっかりと準備しています。他のバンドさんもそうだと思います。LIVEができるという事が当たり前ではなく、凄く幸せな事なんだと、今回のコロナ禍でより強く思います。必ずまた、今までみたいに活動できる日が来るのを信じて、今はまず、自分と周りの人の命を大切にして過ごしていきましょう。

タイゾ:タイゾこの度ベルに加入しましたギターのタイゾです。ベルにしかできない表現をメンバーとファンの皆で作っていきたいと思ってるのでヨロシクお願いします。

明弥:まだまだ大変な時期だけどみんなで乗り越えた先には必ず良い未来が待っていると信じて頑張っていきましょう。

正人:インタビューを読んでいただきありがとうございました!この機会にぜひCDを今までにないほどたっっぶり聴き込んで、コロナが明けたらライブで一緒に演奏しましょう!ありがとうございました!

 

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≪6月のLINE UP≫

●表紙:ベル(6/18 18:00~)
●特集1:DARRELL(6/19 18:00~) 
●特集2:CHOKE(6/22 18:00~)
●特集3:Lavitte(6/23 18:00~)

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6月3日(水)リリース「乙女劣等行進曲」

 

Atype CD+DVD(S.D.R-361-A)

価格 ¥1,800(税抜き) 
CD
1.乙女劣等行進曲
2.天
DVD
乙女劣等行進曲+MVメイキング

 


Btype CDのみ(S.D.R-361-B)

価格 ¥1,500(税抜き) 
CD
1.乙女劣等行進曲
2.天
3.優しい世界の終わり方

 


Ctype CDのみ(S.D.R-361-C)

価格 ¥1,500(税抜き) / 
CD
1.乙女劣等行進曲
2.天
3.微熱

 

ワンマンツアー「MARTH」

 

7/11(土)心斎橋DROP
7/12(日)名古屋CLUB ZION
7/18(土)高田馬場AREA

 

ベル FVツーマンツアー「宴が始まる鐘が鳴る」

 

6/20(土)大阪MUSE
6/21(日)名古屋HOLIDAY NEXT
6/27(土)池袋EDGE
6/28(日)池袋EDGE