HAKUEI(PENICILLIN)× 景夕・結良(Kra) 対談インタビュー! 第1回(全4回) 「PENICILLINのサポートベースって、確かChiyu(ex.SuG)がやってますよね? いつか僕も弾いてみたいな……。」
去る11月16日に配信された『居酒屋はくえい』には、ゲストにKraの景夕(Vo)と結良(B)のふたりが駆けつけてくれました。今年で19周年という活動歴を誇るKraですが、意外にもこれまでHAKUEIとの接点がほぼなかったとか……。それでも、PENICILLINのメジャーデビューから密かにHAKUEIに憧れていた景夕と結良が、今回満を持してご本人との対面にのぞみます! 配信前に行われた対談では、貴重なエピソードに加え、PENICILLIN愛が炸裂! テンション高めのトークをお楽しみください!(対談は4回にわたって掲載します)。
Interview:海江敦士
「Blue Moon / 天使よ目覚めて」のジャケットを見てジャケ買い! しかもHAKUEIさんが女性だと思いました(景夕)
――意外だったんですが、お互いにほぼ初対面……とか?
HAKUEI:そうなんですよね。
――それぞれ活動歴が長いというのに、遭遇する機会がなかったなんて不思議です。
景夕:そうなんですよ! 結構長くバンドをやっているんですけど……。
HAKUEI:Kraは今、何年目なの?
景夕:今年で19年目になります。
HAKUEI:19年!? ながっ! なのに接点がなかったんだ。そういうこともあるんだね。
結良:たぶん、幕張(メッセ)でやったイベント(V-ROCK FESTIVAL 2011年10月開催)に出た時に……。
HAKUEI:ああ~、マリリン・マンソンが出たやつね!
景夕:あ、出ましたね! あとは西川(貴教)さん(abingdon boys schoolとして出演)がいらっしゃったりとか。
HAKUEI:はいはいはい!
結良:その時ぐらいですね。ご一緒したのは。
HAKUEI:ただ、それも一緒にやった……という感じでもなかったけど(苦笑)。
景夕:同じ会場にいただけという(苦笑)。あのイベント、出演者がかなり多かったですからね。
結良:で、PENICILLINさんが出演している時に、ウチらが隣のステージで準備してたんですよ。
HAKUEI:あ、そうなんだ。ニアミスだったんだね。
――ニアミスですが、あれだけ出演者が多かったら、出会えないのもムリはないです(苦笑)。
HAKUEI:確かに、ほとんどの人とは挨拶できるような感じじゃなかったね。フードコートみたいなスペースがあって、かろうじてそこで知り合いに会えば挨拶できたくらいで。
景夕:お会いする機会はなかったんですけど、PENICILLINさんを知っているという方からは、お話を聞くことがたまにあったんです。HAKUEIさん、アレンジャーのマスブチさん……とお仕事したことはないですか?
HAKUEI:マスブチさん……いた! いたね!
結良:たぶん、初台のスタジオでお仕事した時だと思うんですけど。
HAKUEI:あ~……そうだ、初台ね! 思い出してきた(苦笑)。
景夕:そのアレンジャーさんには、Kraとしてお世話になったことがあって、その時にHAKUEIさんのお話を聞いたことがあります。
――面白いエピソードは聞けましたか?
景夕:いや……単純に「一緒だったよ」くらいです(苦笑)。個人的なエピソードとしては、高校生の頃からPENICILLINを聴いてました!
HAKUEI:あ、そうだったんだ。ありがとうございます!
景夕:俺、静岡の沼津っていう田舎町に住んでいたんですね。情報もそんなに入ってこないから、メインはテレビぐらいだったんですよ。で、ある日、クラシックしか知らなかった自分がJ-POPにハマり始めまして。特にTRFが好きだったんですけど――。
HAKUEI:時代だね(笑)。
景夕:その時はいろんなアーティストのCDをジャケ買いしてたんですね。そんな時、たまたまCD屋で「Blue Moon / 天使よ目覚めて」のジャケットを見て……。
HAKUEI:あ、それ、PENICILLINのメジャーデビューシングルです。
景夕:はい! で、そのCDが気になるから買ってみようと。
HAKUEI:ホントに? 嬉しい(笑)。
景夕:しかも、ジャケットを見て、最初はHAKUEIさんが女性だと思ってたんですよ。
HAKUEI:わははははは! まぁ、そう思うよね(笑)。
景夕:それに、聴いたこともないジャンルだから、敢えて“聴いてみよう!”と思って。で、実際に聴いてみたら“あれ? 歌ってるの男の人だったの?”っていう(笑)。
――まさかのジャケ買い(笑)。
HAKUEI:レアだね(笑)。
景夕:実は女性ボーカルが結構好きだったんですよ。でも、PENICILLINさんを知ったあと、ビジュアル系がブームになっているのを知って、そこからはドはまりしました。
――それでも、沼津だとライブに通ったりするのも難しかったのでは?
景夕:そうなんです。だからライブに行けるようになったのって、上京してからなんですよ。ただ、上京とは言っても実際には埼玉に住んでたんで、都内じゃなかったんですけどね(苦笑)。それでも、“こんなに簡単に都内に行けるんだ!”って感動してました! まぁ……近かったのは池袋ですけど(苦笑)。それでも、自分としてはすごい進歩なわけですよ。
――結良さんは逆に、もともと都会で育ってるわけですが、PENICILLINを知ったキッカケは何だったんでしょうか?
結良:僕がPENICILLINさんを知ったキッカケとしては、たぶん世の中の人にとっていちばん多い理由だと思うんですけど、「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」(TBS系アニメ)だったんです。
HAKUEI:ああ、「ロマンス」がオープニングテーマだったからね。
結良:僕、当時はバンドに全然興味がなかったんですけど、あのインパクトですよ! アニメとのギャップというか……そもそもどうしてあんな……っていうと何ですけど……。
HAKUEI:何でギャグマンガにあの曲だったのかって(笑)。
結良:はい(苦笑)。ああいうアニメでしたけど、曲がすごくカッコよくて、すごく衝撃的でした。
――多くの人がPENICILLINを知ることになった王道パターンですね。
結良:まさに王道です!
HAKUEI:でも、自分たちとしては、当時よくわかってなかったんだよね。何がいいタイアップなのか、あまり興味がなくて。ただ、レーベルに移籍しての第1弾だったから、スタッフが頑張ってくれたんだと思う。その「ロマンス」がリリースされた時なんだけど、僕はロンドンにいたんですよ。「ロックオペラ ハムレット」っていう舞台の宣伝用の映像撮影に行っていて。で、日本から“すごく売れてる”っていう情報が入ってくるわけ。でも、今みたいにSNSとかがない時代だから、全く実感がなかったんだよね。帰国して“ウソ!”って感じでした。もう“浦島”状態だったよ(苦笑)。
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