INTERVIEW

Ryuji(The Brow Beat)×HAKUEI ロングインタビュー第2回(全4回)「でも、Ryujiくんの中から「ツインヴォーカルで」というアイデアが出たときに、お互いに声質が違うから、「これは今までにない化学変化が生まれそう」と思い、俺もワクワクしたんですよね。」

HAKUEI The Brow Beat PENICILLIN 佐藤流司

撮影:菅沼剛弘 / インタビュー:長澤智典
Photographs by Takehiro Suganuma / Interview by Tomonori Nagasawa
衣裳協力:バッファローボブズ
Costume Cooperation:BUFFALO BOBS


 

でも、Ryujiくんの中から「ツインヴォーカルで」というアイデアが出たときに、お互いに声質が違うから、「これは今までにない化学変化が生まれそう」と思い、俺もワクワクしたんですよね。

 

――一緒にやることが決まってからは、Ryujiさん自身もいろんなアイデアをHAKUEIさんにぶつけています?

Ryuji どういう曲をやりたいかという話は、割と序盤の頃からしていました。当初から、「ロックがやりたい」「シャウト系の楽曲も欲しい」「ポップじゃないロックバンドをやりたい」など、そういうことは伝えていたと思います。

HAKUEI とにかく「恰好いいロックをやりたい」という、とてもシンプルな意思なんですけど。でも、それってなかなか言えないじゃないですか。そういう音楽に対する姿勢が、僕らの世代意識に近かったというか。僕らが若い時期に感じてきた「ロックが持つ剥き出しなスリリングさ」、そんな時代のロック感をRyujiくんは求めていた。流行りに乗っかって上書きされたロックではなく、剥き出しのロックを彼は求めているんだなという気持ちは、最初に話をしたときから強く感じていましたからね。

Ryuji 嬉しいです。

HAKUEI 実は僕自身、曲単位や作品単位でのプロデュースはこれまでもやってきましたが、ここまでしっかりとしたトータルプロデュースや、自分も一緒にステージに立つのは初めての経験。僕自身も真っ直ぐ向き合える音楽をRyujiくんとなら、The Brow Beatを介してなら出来ると思ったことも大きかったですね。


――HAKUEIさんは楽曲の中でRyujiさんと一緒に歌うのみならず、ステージに上がっていますもんね。

HAKUEI プロデュースをやっても自分がステージに立つことはなかったけど、The Brow Beatではメンバーとしても参加していますからね。曲によってはヴォーカリストとしても参加すれば、ステージ上でも、ライブの流れを作る中、途中で飛び道具的な役割として登場し、Ryujiくんとツインヴォーカルしてゆくのも、僕自身The Brow Beatを通して初めて経験しています。これまでずっと真ん中に立つことしかやってこなかった中、The Brow Beatで真ん中に立つのはRyujiくん。自分は時々出てくるポジションとして、そこは楽しんでいます。


――Ryujiさん自身は、最初からHAKUEIさんと一緒に歌いたかったわけだ。

Ryuji 俺は最初からHAKUEIさんと一緒に歌うつもりだったし、「HAKUEIさんと一緒に歌えるなんてヤバいなぁ」という気持ちでいました。

HAKUEI 制作の途中で、「ツインヴォーカルでやると思ってました」とRyujiくんが言ってきて(笑)。

Ryuji 一人で歌う流れで制作が進んでいっていたので「あれっ?、二人で歌うと思っていたんですけど」と言ったら、逆にHAKUEIさんが「えっ、そうなの??」となって(笑)。そのときにHAKUEIさんが「どっちでもいいよ」と言ってくださったので、「じゃあ二人でやらせてください」と。それでツインヴォーカルの曲も作ってもらいました。

HAKUEI コーラスなどを歌うくらいはあるかなとは思っていたけど、ツインヴォーカルという発想は自分の中には正直なかったこと。でも、Ryujiくんの中から「ツインヴォーカルで」というアイデアが出たときに、お互いに声質が違うから、「これは今までにない化学変化が生まれそう」と思い、俺もワクワクしたんですよね。


――ツインヴォーカル・ナンバーの場合、HAKUEIさんが後ろから煽るように歌いますよね。

Ryuji HAKUEIさんの歌声は刺さります。1stツアーのファイナル公演をEX THEATER ROPPONGIでやらせてもらったとき、俺の親友が観に来てくれて。俺自身は、ファイナルということで慣れてるつもりでいたんですけど、終わったあと友だちが開口一番「HAKUEIさんが出てきた瞬間にRyujiの見せた安心した顔、あれ忘れらんねぇよ」と言ってきて。

HAKUEI えっ、マジで?!

Ryuji 俺も、「えっ、マジか!」と思いながら。その言葉を聞いたときに、自分も「HAKUEIさんの存在感に安心感を覚えているんだな」と改めて思いました。今も、HAKUEIさんには全幅の信頼を置いていますからね。

HAKUEI 普段自分は一人で歌っているけど、僕も二人でヴォーカルをやることで、ステージへ出たときに一人とは違うパワー感が出てくるというか。後ろから、Ryujiくんの歌う姿を観ているのも面白いし、「Ryujiくんがこう行くなら、僕はこう行こう」みたいに、一人のときとは違う動きやパフォーマンスになっていくように、そこへも面白さを感じているからね。


――HAKUEIさんが後ろから煽りつつ、その勢いを背中で感じながらRyujiさんが歌っている。そんな感覚も強いのかなとも、ライブを観ていて感じました。

HAKUEI The Brow BeatはRyujiくんがメインヴォーカルであり、そこへ僕がもう一人のヴォーカルとしてサポートをしながらも、違う角度から攻めてゆく意識を持っているし、そのスタイルこそが新鮮ですからね。

Ryuji HAKUEIさんに支えてもらえているなとは感じています。しかも、HAKUEIさんが歌うことで歌の厚みが全然違ってくるので。


第1回第2回第3回第4回
※第3回は4/17(水)更新予定。club Zy.チャンネルでは4/16(火)公開です。

 

●衣装詳細
・Ryuji衣装…ジャケット【コルヴァス】¥18,500(税抜)ジョニーウルフ / パンツ【フェアモントバースト】¥14,900(税抜)バッファローボブズ/ ブーツ【ジギースムース】¥24,900(税抜)バッファローボブズ
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・メイン写真
HAKUEI衣装…ジャケット【カシオペア】¥55,000(税抜)バッファローボブズ / シャツ【バロン】¥10,900(税抜)バッファローボブズ / パンツ【イーストエンドクマドリ】¥18,500(税抜)ジョニーウルフ / ストール【クリス】¥6,900(税抜)バッファローボブズ
Ryuji衣装…ジャケット【コルヴァス】¥18,500(税抜)ジョニーウルフ / パンツ【フェアモントバースト】¥14,900(税抜バッファローボブズ

バッファローボブズ公式通販サイト
http://www.buffalobobs.co.jp/

 

 

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「The Brow Beat ~KLAXON PARTY 2019 at 野音~」
6月8日(土) 日比谷野外大音楽堂

http://hibiya-kokaido.com/
 

Produce & Guest Vocal:HAKUEI

Support Members
Guitar:鳴風
Bass:CHIROLYN
Drums:O-JIRO(PENICILLIN)

【チケット一般発売日】
4月13日(土) AM10:00~
指定¥6,480(tax in)
立見¥5,400(tax in)

※雨天決行・荒天の場合中止
※営利目的の転売禁止/未就学児童入場不可

・ローソンチケット0570-084-003 [Lコード:74873]
https://l-tike.com/thebrowbeat
・チケットぴあ0570-02-9999 [Pコード:148-771]
http://w.pia.jp/t/thebrowbeat/
・イープラス
https://eplus.jp/thebrowbeat190608/

(問) DISK GARAGE 050-5533-0888

 

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1.Hameln
2.Snow White
3.光のアルペジオ
4.Hide and Seek
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Tmla-5003s

 


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2.Snow White
3.光のアルペジオ
4.Hide and Seek
5.Brilliant Transparency
6.OVER
7.ドミノ
8.睡蓮
9.メビウス 
10.仮面の告白
11. CLOWN
 

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