CANDY GO! GO!インタビュー 第1回(全4回) 毎日を無駄にせず、何時最後の日が訪れてもいいように生きよう。
11月25日にTSUTAYA O-NESTで行われた定期公演を通し、CANDY GO! GO!から嬉しい発表が成された。それが、「10years anniversary Series-GIGS-XTRAILS」と題し、CANDY GO! GO!10周年の記念公演を「8月15日(土)に恵比寿LIQUIDROOMで行う」こと。それに先駆け、10周年ワンマン公演に向けた「<プロローグイベント>と題し、5回に渡り過去にCANDY GO! GO!がワンマンを行った会場で改めて単独公演を行う」ことだった。
現在、椎間板ヘルニア手術後のリハビリのために活動を休んでいるリーダーのなぎさりんが、<プロローグイベント>の第一弾であり、1月5日に渋谷RUIDO K2で行う公演よりステージ復帰を果たすことも決定。本来あるべき姿となって、CANDY GO! GO!は2020年の幕開けを告げることになる。
12月10日には、最新シングル「The last of days」も2-TYPE発売になる。表題曲の「The last of days」には、「毎日を無駄にせずに、何時最後の日が訪れてもいいように生きよう」という想いを記している。収録したどの楽曲もライブで熱い支持を得ているように、新作もチェックしていただきたい。
今回、その二つの題材を元にメンバーにインタビューを行った。
Interview:長澤智典
全員が歌えるユニットというのは、CANDY GO! GO!として強みにしているところ。
──最新シングル「The last of days」が発売になります。まずは、この作品の狙いから教えてください。
なぎさりん 今回は「こういうシングルにしたい」というよりは、初めて全部の楽曲のリードヴォーカルが異なるところが特色になります。なので、一枚の中に違うグループがいるような感覚を味わえるシングルです。
──最近は、メンバーがいろんな楽曲でリードヴォーカルを取るスタイルが、CANDY GO! GO!の中では増えていますからね。
菜月アイル 1曲を全員で歌うスタイルが、最近は無くなりました。
──それだけ、各自の個性や歌声の魅力が際立ってきてるということだ。
磯野未来 そうですね。全員が歌えるユニットというのは、CANDY GO! GO!として強みにしているところです。
──メンバー内で歌の争奪戦が生まれることはないんですか?
磯野未来 そこは、曲に合わせてOKBプロデューサーがヴォーカリストを選んでるので…。
杉本莉愛 メンバーには決定権がないんです(笑)。そこはOKBプロデューサー次第です。
「The last of days」
──「The last of days」の作詞は、りんさんが担当しています。
なぎさりん この曲はOKBプロデューサーが作り、タイトルも最初からThe last of days」と決めていたことから、「そのタイトルを元に歌詞を書いてください」とわたしに歌詞の依頼が来ました。
そこから、The last of days」をわたしなりに解釈。最近って、何が起こるかわからない世の中じゃないですか。何時死ぬかだってわからないので、毎日を無駄にせず「何時最後の日が訪れてもいいように生きよう」というメッセージを、この歌の歌詞には込めています。
──椎間板ヘルニアを治療中のりんさんは、まさに今、何が起こるかわからない体験をしている最中ですもんね。
なぎさりん ホントにそうなんです。今年、そういう経験をいっぱいしています。わたし、何回も芸能人生終わりかけの経験を重ねているので、毎日後悔のないようにという気持ちはもともとあったのですが、その気持ちとThe last of days」というタイトルが重なったことから、先の想いを歌詞に記しました。わたしの書く歌詞は暗い内容が多いと言われてたので、初めてポジティブな歌詞を書いたんですけど。メンバーからは「ちょっと闇が深い」と…。
杉本莉愛 ちょっと闇が垣間見えるかな。
なぎさりん もともとは、ウェディングソングにしたかったんです。だからわたしは、歌詞の中へ「最後の日を一緒に迎えるくらい愛する人に出会えたらいいな」という意味合いも込めて書いたんですけど。メンバーからは、「言葉から闇が見える」と言われちゃって。
──でも、そこがりんさんらしさですもんね。
なぎさりん どういうことですか(笑)。
──でも、最後はしっかり前を…。
磯野未来 向いてないですから。一番最後に、一番闇の中へ落としています。だって、「キミの隣は誰もいないで」ですからね。
杉本莉愛 この歌の闇は深いです。
磯野未来 MVでも、りんさんの目にすごい闇が見えます。
菜月アイル それ、わたしもすごい思った!!
磯野未来 サイコパス顔しています(笑)。
──The last of days」は、ライブでもよく歌っていますよね。
永瀬りか わたしが今回The last of days」の振り付けを担当してるんですけど。この曲は、プロデューサーからのダンスのリクエストがいろいろとあった歌。「このサビは絶対にみんなでパラパラを踊りだしたら、みんな楽しむぞ」って言われたことから、パラパラな振りを入れてます。ダンスはけっこう動きが早いんですけど、みんな頑張ってライブで真似してくれている姿を見ていると、すごく楽しくなります。お客さんも踊るハードルは高めだと思いますけど…。
磯野未来 けっこうなエクササイズになるよね(笑)。
「Let it rain」
――共通C/Wとして収録したのが、磯野さんが作詞を担当した「Let it rain」になります。
磯野未来 プロデューサーのOKBさんから「この歌のテーマは、雨で」と言われたので、「雨かぁ」となって書き始めました。雨って、嫌じゃないですか。そこから嫌なことやつらいことを例えとして書き出せば、「そういうのを乗り越えていかないとちゃんと虹は見えないよ」「いい場所には行けないよ」という想いを込めた歌にしていきました。要は、「自分の力で乗り越えていこう」という歌です。
──そのテーマは、CANDY GO! GO!の生きざまにも繋がる想いですよね。
磯野未来 そうですね。ちょっと「Yes-Yes-Yes」と似たようなところもあって、あれは完全に怒りの曲だったんですけど。「Let it rain」は、そこを自分の力で打ち壊していこうという前向きな歌にしています。
──「Let it rain」も、けっして明るい曲調ではないですよね。
磯野未来 曲調的には暗めですね。
──でも、最後に虹をつかもうとするように、気持ちは前を向いています。
磯野未来 最初は虹さえも貶してるんですけど、最終的にはちゃんと自分の力でつかんだものを見ていこうぜという楽曲ですからね。
──ライブでの手応えはどうですか?
永瀬りか 今回は、物語性を持ったダンスにしています。雨の滴のポーズや、しっとり踊るところもあれば、サビではどしゃぶりの雨の中で踊る激しいイメージも描き出しています。終盤はしっとりしながらも、最後はしっかり上を観てゆくように、希望をつかもうという物語として展開してゆく振りにもなっています。
磯野未来 お客さんからも好評な楽曲で、L'Arc-en-CielやLUNA SEA、GLAY好きな人たちにドはまりしているように、あの辺の世代の人たちのウケがめちゃくちゃ良いです。
──若い世代のメンバーたちは、どうなの?
杉本莉愛 わたしが聞いてて思うのは、未来ぴょんさんの歌い方がCANDY GO! GO!の楽曲の中で一番当てはまってるなということ。一番輝いて聞こえる、パワー系の楽曲です。だから、未来ぴょんさんらしさをめちゃめちゃ存分に味わえる楽曲だと思います。
──影を背負った想いをぶつける姿が似合う人ですからね。
磯野未来 確かに(笑)、そこは強めな性格なので(笑)。
夏井さら 「Let it rain」のときのわたしは、恰好いい顔が出来なくて。この曲の意味も最初あまりわかっていないまま踊っていたせいか、よく「顔が怖い」「怒ってるね」と言われちゃうんですけど、ちょっとずつでも歌詞を理解して、良い表情をしていけたらなと思っています。
宇野みずき わたしも普段は笑顔を褒められるタイプなんですけど。「Let it rain」は本当に強い曲なので、この曲を歌うときだけは笑わないように恰好をつけています。
なぎさりん わたし、歌いだしを担当しているんですけど、めっちゃ浸りきって歌ってるから、歌いだしのときはお客さんの顔も見えてないくらい自分の世界に入り込んでいます。しかも、ちょっとヴィジュアル系を意識した歌い方をしています。
磯野未来 わたしも、完全に浸れるようにと意識しながら歌詞を書きました。
<CANDY GO! GO! インフォメーション>
「The last of days」MV
★LIVE情報★
<プロローグイベント>
1回目:1月5日 渋谷RUIDO K2
2回目:3月15日 aube渋谷
3回目:5月5日 渋谷Glad
4回目:6月12日 渋谷asia
5回目:7月14日 渋谷WOMB
<本公演>
6回目:8月15日 恵比寿リキッドルーム
★リリース情報★
「The last of days」
2019年12月10日発売!!
TYPE A
OTOR-20192
¥909 (税抜価格)+税
「The last of days」
「Let it rain」
「Find it !」
TYPE B
OTOR-20193
¥909 (税抜価格)+税
「The last of days」
「Let it rain」
「Natalie」
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