INTERVIEW

スペシャル対談 HAKUEI(PENICILLIN)× 鬼龍院 翔(ゴールデンボンバー) 第1回(全4回)「初めて事務所に行った時、「地下のスタジオにPENICILLINがいるよ」って言われたけど“ウソつけ!”って。(鬼龍院翔)」

HAKUEI PENICILLIN ゴールデンボンバー

3月11日に配信された大好評企画『居酒屋はくえい』では、HAKUEIと同じ個人事務所の後輩、鬼龍院 翔(ゴールデンボンバー)がゲストに登場! 予想通り、爆裂トークで大いに盛り上がったようだ。ここでは配信前の時間を利用して、お二人を招集。出会いからプライベートでの交流まで、秘蔵エピソードを交えながら、お互いについてじっくり語ってもらった。異なる個性の彼らが、どんな持論を展開するのか……。じっくりお楽しみください!

Interview:海江敦士

 

今さらと言えば今さらなんですが……おふたりの出会いはいつぐらいだったんですか?

 

鬼龍院翔(以下鬼龍院):10年以上は経ってますよね。僕らが今の事務所に入ったのと同時に会っているんです。

HAKUEI:あっという間だよね(苦笑)。10年って言うとすごく長く感じるけど、年を取ってくると、時間の感覚が短くなってくるじゃないですか。10歳から20歳くらいまで長く感じるけど、そこからどんどん短く感じるよね。

 

――で、キリショーさん(=鬼龍院)が、事務所に入ったのと同時にHAKUEIさんに会ったというのはどういうことですか?

HAKUEI:彼らが事務所まで面接……っていうのかな、事務所に来てて。

鬼龍院:あ、そうです。事務所に入る前にお話を聞きに行ったんです。

HAKUEI:そう! その日に初めて会ったんですよ。僕らは事務所の地下にあるスタジオでレコーディングしていて。でも、ゴールデンボンバーの噂は聞いてたんだよね。もちろん、当時はまだ有名ではなかったですけど。

鬼龍院:全然無名です(苦笑)。

HAKUEI:たまたま当時のPENICILLINのマネージャーが、ユークリッド(ゴールデンボンバーの所属事務所)に出向してて、machineの活動を手伝ってくれてたんですよ。そのマネージャーがゴールデンボンバーのことがすごく好きで……。「HAKUEIさん、絶対に好きですよ!」ってすすめてくれたのね。「ギターソロで焼肉を焼いて食ったりするんですよ!」とか情報をくれて。「何それ? 見たい!」と思ってた。

鬼龍院:そんな時に、僕らが声をかけてもらって事務所であれこれ話をすることになったんですけど、「地下のスタジオにPENICILLINがいるよ」って言われたんです。でも“ウソつけ!”って思って(苦笑)。そもそも僕ら、事務所のことを疑ってたんですよ(笑)。だって聞いたこともない事務所だし、大丈夫かって。しかも、音楽事務所の悪い話っていっぱい聞くじゃないですか。お金を取られるとか……。まぁ、今でこそ、すっごくお世話になっているんですけど、あの時は疑ってかかってました。だから、そんなすぐ近くにPENICILLINがいるワケないじゃん!って。でも、「挨拶に行く?」って言われて、ホントだったらすげぇなって感じで挨拶に行ったら、限りなく本物のオーラなんですよね、皆さんが……。

HAKUEI:あはははははは!

鬼龍院:なので、メンバー全員すごくビビりました。しかも、皆さんサングラスをかけてて大物感がすごいんです。帰り道でバンド系に詳しい歌広場淳に「あれ……本物かなぁ……」ってきいたら、「本物です……首のタトゥーが一致してます……!」と!

HAKUEI:わははははははは!

鬼龍院:本物なんだ! すげぇ!……じゃあ、あの事務所に入ろう!って事務所に入りました(笑)。HAKUEIさんのおかげです!

HAKUEI:いえいえ(笑)。でも、僕はずっと話を聞いていたから、すごく嬉しくて。

 

――ゴールデンボンバーの皆さんがスタジオに挨拶に来た瞬間って、HAKUEIさんも覚えているんですか?

HAKUEI:覚えてるよ! 何しろ、ずっと気になってたからね、ゴールデンボンバーは。結局ユークリッドに入ったから、その後は事務所でちょいちょい会ったりするじゃないですか。ある時、キリショーくんから自作のDVDをもらったのね。ダイジェスト版みたいなやつ。

鬼龍院:ああ、ライブDVDですね。当時は自作で作って売ってたんです。1,500円で売ってました。

HAKUEI:それをもらって、家で飲みながら見たら“何だこれ?”って思って(笑)。特典映像も細かく作ってあるし――。

鬼龍院:フザけた動画をつなぎ合わせただけの映像なんですけどね(苦笑)。

HAKUEI:川に飛び込んだりしてなかったっけ?

鬼龍院:やってます! 川沿いで喜矢武(豊)とケンカする……まぁ、演技ですけど、そこで矢屋武が僕に怒って火をつけて川に飛び込むっていう――。

 

――なかなか過激な(苦笑)。よい子の皆さんはマネしちゃダメなやつですね……。

鬼龍院:それが特典映像なんですけど、何で特典なのかよくわからないですよね。

HAKUEI:もう面白すぎて(苦笑)。見終わってからもう1回見直したぐらい。

鬼龍院:PENICILLINの当時のマネージャーさんからは、ずっと「HAKUEIくんって絶対にゴールデンボンバーが好きだと思うよ。彼は振り切ったものが好きだから」って言われてたんです。でも、そんなまさか……って思うじゃないですか。とにかく汚いバンドだったんで……あ、今とそんなに変わってないですけどね(苦笑)。でも、確かに僕らって、振り切ってるとは思います。

HAKUEI:そうだね。今では行ける時はゴールデンボンバーのライブを見に行くようにしているんだけど、いつも見るたびに“中途半端にフザけるのはやめよう”って思うもん(苦笑)。そう自分に言い聞かせてますよ。

 

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02. やったことないことやってみようシリーズ 催眠術ってホントにかかんのか!?「ザ・催眠」

オフィシャルサイト:http://pc.goldenbomber.jp