先輩後輩対談シリーズ<第4回> 宏崇(R指定)×ジョジョ(ギャロ)爆笑対談 第1回(全4回) ジョジョ「宏崇さんは面倒見がいいというか、気配りができる人です。」
R指定の宏崇がパーソナリティを務めるニコ生ラジオ番組「宏崇 the World」から派生して始まった対談シリーズ。第4回目となる今回は、ギャロのジョジョを迎えて行われた。知り合ってから一気に親しくなったという彼らは、本当にウマが合うらしい。そんな2人の和やかなトークを、4回に渡ってお届けしよう。
Interview:村上孝之
ジョジョ:宏崇さんは面倒見がいいというか、気配りができる人です。
――お二人はいつ頃、どんなふうに知り合ったのでしょう?
宏崇:ここに呼ぶ人は全員そうですけど、ジョジョも飲みで出会った人です(笑)。会ったのは結構最近だよね?
ジョジョ:そう。3ヶ月経ったか、経っていないかというくらいだから。知り合ったのは最近だけど、それから何度か飲みにいったりしていて、一気に親しくなったんです。
宏崇:飲みの席で最初にジョジョと会った時は、雰囲気がライブの時と違いすぎてビックリした。そもそも、もっと小っちゃい人だと思っていたんだ。小っちゃくて、ヒョロヒョロしているというイメージだったけど、いざ会ってみたら上背があるし、がっちりした体格で、“本当に同じ人か?”みたいな(笑)。あと、話しかける切り口になったのが、メガネだったという(笑)。俺はライブの時にメガネをかけているんだけど、ジョジョがしているのが知っているブランドで、“おおっ!”と思ったんだ(笑)。
ジョジョ:本当に、最初に話したのはメガネのことだった(笑)。僕は、宏崇さんは寡黙な方なのかなと思っていたんですよ。そうしたら、よく喋るし、物腰が柔らかくて、好印象でした。僕は結構人の好き嫌いが激しいけど、“あっ、この人、いい人だ”と思って、すぐに打ち解けることができた。あと、僕はジョジョと名乗っていることからもわかると思うけど、『ジョジョの奇妙な冒険』がすごく好きで、その話もしましたよね?
宏崇:したした(笑)。
ジョジョ:宏崇さんが『ジョジョの奇妙な冒険』が好きらしいという噂は聞いていたんですよ。ただ、『ジョジョの奇妙な冒険』は好きだ好きだと言いつつ意外と“俄か”の人が多いから、宏崇さんも本当に好きなのかなと疑っている部分があった。で、本当に好きかどうかを探れるワードがあるから、その言葉で探りを入れてみたら、僕が求めていた答えが返ってきたんです。それで、この人は本当にジョジョが好きなんだなと思って、それも好印象につながりました(笑)。
宏崇:それは気づかなかった。“ジョジョ”のどの話だろう?
ジョジョ:僕は肩に星の刺青が入っているけど、“ジョジョ”に出てくるジョースターの血統の人は星形のアザがあるんですよ。だから、第1部から第8部までの主人公は、みんな肩に星形のアザがある。だけど、敵キャラでアザがあるディオという人がいて、大抵の人は僕の肩の刺青を見ると「ディオですね」と言ってくるんです。でも、宏崇さんは「ジョースターの一族がさ」と言ったんですよね。
宏崇:言った!(笑) 思い出した(笑)。
ジョジョ:それで、この人は間違いないと思ったんです(笑)。
――“ジョジョが取り持つ縁”ですね(笑)。親しくなった中で感じる、それぞれの人柄なども話していただけますか。
ジョジョ:宏崇さんは面倒見がいいというか、気配りができる人です。大勢で飲んだりしている時でも常に周りをよく見ていることがわかる。それに、社交的。ヴィジュアル系界隈では社交的な人は少ないから貴重だから、そこは宏崇さんの魅力ですよね。
宏崇:周りをよく見ているというのは自分ではよくわからないけど、ライブ中は間違いなく見ている。ライブ中の俺はカメレオンかっていうくらい、周りが見えているんだ(笑)。それこそ360度見える…みたいな(笑)。でも、プライベートではどうだろう? 周りを見て、気を遣おうと意識することはないな。
ジョジョ:じゃあ、もう自然とそうなっているんですよ。そういうところが凄い。でも、逆にマイナス・イメージですか? “いい人ですよ”ということを言ったりするのは。
宏崇:そんなことはない(笑)。俺は、特になにもないから(笑)。ジョジョは人柄というか、性格がボーカルっぽくないね。ボーカルってメチャクチャじゃん(笑)。メチャクチャというか、自由人というか。そういう人が多い印象があるけど、ジョジョはそうじゃない。人当たりが柔らかいし、落ち着いているし、真面目で、ボーカルというよりも楽器をやっている人に近い感じがあるんだよな。俺は普段ボーカリストとはあまり仲良くならないけど、ジョジョとは親しくなれて良かったなと思う。
ジョジョ:人当たりがいいのは、大人になったから…みたいなところがある(笑)。あとは、自分に関わってくれている先輩達がみんなライブではアグレッシブだったり、キレキレだったりするけど、普段は真面目というか、優しいというか、なんて言うんだろう……ちゃんとしているんですよ(笑)。ライブでは“えっ、この場で、そんなこと言っちゃうの!?”みたいな人もオフでは違っていて、紳士的だったりする。そういう姿を見てきて変わったというのはありますね。僕は、本来は喜怒哀楽が激しいほうだけど、普段は出さないようにしているんです。
――たしかに、お二人はライブの時と普段でイメージが違っていますね。では、お互いのミュージシャン/プレイヤーとしての印象は?
宏崇:ギャロのPVを見て思ったのが、衣装と楽曲の世界観がこんなにジャストミートな感じは珍しいなということだった。しかも、どのPVも同じような感じというわけじゃなくて、それぞれ違っているのに、どの曲も衣装と楽曲がすごくマッチしている。そこが凄いなと思う。
ジョジョ:ギャロももう10年やっているので、1パターンにならないようにというのがあって。それで、日頃からいろいろ勉強しているんです(笑)。
宏崇:アンテナを張ってキャッチしたものを、上手く活かしていることを感じるな。あと、ジョジョは歌が上手いね。ヴィジュアル系っぽい歌い方じゃなくて自分のスタイルを持っているし、ビブラートすげぇな…みたいな(笑)。それに、かなり個性的な歌詞……凄惨だったり、エロかったりする歌詞を書いていて、それがギャロというバンドのキャラクターの大きな部分を担っているよね。
ジョジョ:歌詞は、自分的には普通というか(笑)。
宏崇:普通!? だって人を食べたり、死体と〇〇するような歌詞とかあるよね?
ジョジョ:うん。でも、そういうことを描くのは“ヴィジュアル系というのは、そういうものだろう”というところがあったりするから。陰惨な世界観に惹かれるというのはあるけど、四六時中そういうことを考えているわけじゃない(笑)。
宏崇:それは会って、話をすればわかる(笑)。ジョジョの歌詞はアメリカのホラー映画とか、ティム・バートンの映画とかからインスピレーションを受けているのかなと思った。
ジョジョ:そういう部分も、あります。言われたとおり、アメリカのホラー映画をイメージして作った曲とかもあるし。でも基本的には、自分の頭の中にある情景ですよね。ギャロの基盤になっている世界観というのがあって、その匂いを活かしつつそれぞれの曲を聴いて浮かんだイメージを書くと、ああいう歌詞になるんです。
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